●El sueno de la razon produce monstruos そのエリューションは、自分が何故そうなったのかを既に忘れてしまっていた。 ノーフェイス、と呼ばれる自身が果たして何を思ってそうなったのか、それすらも知りえない。 だが、本能だけはそこにある。歪んでしまった本能だけれど。 「生きたい」が「殺したい」になってしまって、もう何処にやってもおかしくないほどに「世界の敵」になってしまった彼女は、もう本来の名前で呼ばれることはない。 だから神様。夢見る少女でいられる間に、彼女に終わりを与えてはくれませんか、と。 神ならぬ人が、神を模した未来の先で願うのは、果たして傲慢だろうか? ●夢が終わりというのなら 「精神学に於いて、厳密な定義では『人間は常に欲動を防衛している』そうです。これは、簡単に言ってしまえば『人間は常に生理的欲求を絶やさない』ということにもなるでしょうね。ノーフェイスや革醒直後の革醒者などが本能や悪意のままに行動するのは、この欲動を非理性的な行為で消化しようとするが故の行為であると考えられます。或いは、生理的欲求で必要としなくなった部分を他者への攻撃という形で発現させているか、ですね」 「お前はジークムント・フロイトに恨みでもあるのか?」 「個人的に娘さんの著書でここ数日寝てないんですけどね、僕」 冷たい視線を投げかけるリベリスタに、『無貌の予見士』月ヶ瀬 夜倉(nBNE000201)は力なく笑いを返した。目の下にできている隈は、その言葉の真偽がどうあれ、ここ数日寝ていないことだけを明らかに告げている。 「『自己防衛の写本』――絵本型アーティファクトであり、強度の精神的ストレスを持つ少年少女がこれを所有し、一定期間を経た場合その革醒を促すと共に『防衛機制』に沿ったエリューション形態へと対象を変質させ、自身もそれに沿った童話を記載した状態になる。そんな、冗談のようなアーティファクトが起こした事件は少なくなく、アークでも、というよりは僕個人で何とか情報を掴めないかを多方面にアプローチし、それに伴う情報収集を繰り返し……一人のノーフェイスを捕捉しました。フェーズ3、『キャッスリンガー・フライト』……かつて二度、アークのリベリスタを退け、消息不明になっていた『とある少女』の成れの果てです」 噛んで含めるように言葉を紡ぐ夜倉に対し、聞き覚えのあるリベリスタが驚いたように立ち上がり、聞き覚えの無い者は、その表情から概ねの危機感を読み取った。……要は、十分な危険性と覚悟を要し、次を仮定することが愚であることを思わせるだけの威圧感。 「以前の戦闘で詳細不明だった能力ですが、どうやら『全体の編成上最も危険な位置への強制変更』――後衛が強制的に前へ、接近戦しか出来ない前衛が後ろへ追いやられる能力、と理解していただければ話が早い。ダメージ自体が消失している代わりに、これを使いこなすことで頻繁にその行動を制限されると考えて差し支えありません。後ろに居続けても近接攻撃に巻き込まれる可能性、庇っていた相手が何故か庇えて居ない状況にある可能性。あらゆる編成上の盲点を潰し、やっと五分というところでしょう。基礎能力も何かと変わっていますし、脅威度としては若干でも上がっている。……こういう物言いは個人的には好きではないのですけれど」 『下手すれば命も保証しない』、そして『最大を以って最大を』、と。信じることを是とし、危険過ぎることを非とするこのフォーチュナは、静かに首をふる。 引き返せる場所では、無いと。 「……ところで」 そこまで語ったところで、夜倉は一葉の写真、その裏面を見せる。そこに記された文章は、どう穿って見ても招待状だった。少女への導、知る者が居ることが可笑しい事実。 「こんなものをノーフェイスに託すことが出来るのは、果たして何者だったのでしょうね?」 |
■シナリオの詳細■ | ||||
■ストーリーテラー:風見鶏 | ||||
■難易度:HARD | ■ ノーマルシナリオ 通常タイプ | |||
■参加人数制限: 8人 | ■サポーター参加人数制限: 2人 |
■シナリオ終了日時 2012年06月09日(土)23:48 |
||
|
||||
|
■メイン参加者 8人■ | |||||
|
|
||||
|
|
||||
|
|
||||
|
|
■サポート参加者 2人■ | |||||
|
|
●悪意万里に亘る 夜に堕ちた廃墟の姿は、それがひとつの亡霊であるかのような不気味さを醸しだす。 濃密な死の気配、昏い闇で尚昏い悪意が建物の外から感じ取れる様は、リベリスタ達に緊張を与えるにふさわしい惨状だった。 それが廃墟の中に陣取る少女の感情なのか、何処からか高みの見物を決め込む悪意のものなのかは、わかりはしないが……。 「……和服にブーツって意外に合うんじゃねェか?」 浮ついた声に下婢た笑み。傍目に見れば尋常ではないのかもしれないが、『華娑原組』華娑原 甚之助(BNE003734)にとってその態度は決して甘えや慢心の類が生んだものではないことは容易に察しが付く。彼なりの正気のあり方は、その態度を変えないことだ。誰であっても。何であっても。 「ふうむ、写本の使用者は着実に増えているんですのう」 『怪人Q』百舌鳥 九十九(BNE001407)にとって、子供は決して悪いものではないという認識がある。寧ろ、彼は子供を割と好むタイプだ。彼らが幸せでこそあれ、不幸である状況など見たくないというのが本音だろう。だが、不幸であること不遇であることが世界の敵を討たない理由足り得ないことは彼が一番良く知り、一番留意している事実である。故に、彼は今日も違えないのだ。 「過去の経緯や彼女の境遇は全く存じ上げませんし、知る必要も興味も全くありません」 一言、断りを入れて語り出した『デストロイド・メイド』モニカ・アウステルハム・大御堂(BNE001150)の言葉は辛辣だった。元より誰かの不幸物語に足を突っ込む程彼女はお人好しではない。誰かの末路、その顎に銃口を突っ込む程度が関の山。末路を導くなら形など惨めでいいというのが彼女の信条である。其れくらい割り切れれば、或いは幸せなのだろう。 他方。『人間失格』紅涙・りりす(BNE001018)は目に見えて顔色がすぐれない。肉体の奥底に残るダメージは決して軽くはなく、血が足りないが、血が抜けていく感覚。強大な敵を前にして、それは不利と呼ぶに余りある。 「つまり。絶好調だ」 それでも彼は嘯く。絶好調だ。少なくとも、この状況を楽しんでやるぐらいには彼の調子は悪くない。楽しみ尽くし命を賭して戦ってやろうと笑う程度には絶好調だ。 「雨樹 優姫……貴女はもう捨てた名前かもしれないけど、私は忘れはしないわ」 三度の邂逅を果たした少女は、果たして何処へ行こうとしているのか。『嗜虐の殺戮天使』ティアリア・フォン・シュッツヒェン(BNE003064)は、少女に三度邂逅することになったのは一種の運命なのだろう。だとすれば、彼女はその名を忘れてはならないと感じるのは必然だ。 少女が獲得した特性を身に受けたが故に。少女の想いを受け止めんが為に。そして、その背景にある悪夢を終わらせんがために、である。 「まだ世界だ嫌いだと益体のないことを言ってるのかしら」 『BlessOfFireArms』エナーシア・ガトリング(BNE000422)にとって、世界を好こうが嫌おうが絶望しようが同じ事なのである。生きている以上は、少なくとも。故に、そんな情動どうでもいいと断言する程度には常識的に生きている。 中途半端では終われない。その末路を、その手で与える以外の決意は無いのだ。 「行こうぜ、少女の悪夢を終わらせに」 低く、『ディフェンシブハーフ』エルヴィン・ガーネット(BNE002792)の声が響く。悪夢は、終わるものだ。少なくとも、終わらせるためにここへ来たのだから。 ●何もかもを嫌いたくて 「優姫ちゃ~ん、また会えたねぇ☆ とらのこと覚えてるゥ?」 『白詰草の花冠』月杜・とら(BNE002285)の言葉への返答は無かった。否、神経質な響きを持った悪魔のような歌声、或いは悲鳴がリベリスタ達の耳朶を打つ。突入に際し警戒していなければ、その一手が不意打ちにすらなり得たタイミングだった。 ぼろぼろな衣服に、骨だけが再生した歪な片腕。目は既に虚しか移さず、口から漏れる気は瘴気の類にも似ておぞましい。目から頬へ流れる文様と化した其れは――涙の跡、なのだろうか。 「――、――――!」 叫び声なのだろうか、語りかけなのだろうか、虚ろな目をいっぱいに広げ、身体を思い切り開き、或いは大演説のように彼らへ傾けるキャッスリンガーの姿は、悲壮感にすら溢れ。 その一撃が即ち開戦の合図ではなく。それは戯れだったのだろうと思わせもする。 「……また変わったのね。どんどん人間から遠ざかって行くつもりなの?」 やはり、返答はない。ぼんやりとした瞳に人間としての正気は感じられず、構えた腕に常識を持った存在の理性は感じられない。 戦うしかないのだと、戦う以外の選択肢はないのだと、その瞳は語っている気がした。その是非を語るまでもなく。その意思を汲むまでもなく。 包囲の体勢に移行したリベリスタ達が、各々の構えを取る。 少女が、喉の奥で笑いを漏らした気がした。 「自分は、他とは違うと思ってるのかもしれないが。君は狂おしい程に『人間』さ。優姫君」 少女の間合いに踏み込んで、りりすは彼女を人として肯定する。強くあれるわけではない人間が、自らを「そう」変質させてしまう。それのどこが人間ではないというのか。 弱さに折れてしまう様まで人間らしく。りりすと挟みこむように陣形をとった甚之助、二人を纏めてひと薙ぎで打ち払おうと腕を振るった。 まっとうな実力であれば、当たっていた。吹き飛ばされていた。だが、敢えて前に出た二人がいいようにやられるためにそこに居るわけではないのは明らかだ。 紙一重でこそあれ、両者は確実にその一撃を凌ぎ切った。 (数回しか出せねえ大技だが、出す前に倒れちまったらだせーからなァ) 挑発的であれ享楽的であれ、甚之助はどこまでも冷静でマイペースだった。数度の大技を出せぬまま敗北なぞ、抱えボムより惨めだというのだ。こと、命がけの戦場であれば。 (逃げていても、退けても……死にたいとは言わなかったんだよな) 少女の心境は複雑だ。救いが一片もないのか、と疑問を差し挟む『むしろぴよこが本体?』アウラール・オーバル(BNE001406)の放った一撃は、しかし少女が僅かに上体を傾けるのみでカスるにとどまり、奥の瓦礫を破砕する。その感情をコントロールすれば、或いはより危険な可能性を引き出すこともありえるだろうが、今は手を止めないことが重要だった。 アルフォンソ・フェルナンテ(ID:BNE003792)の指揮が飛び、リベリスタたちの布陣に攻撃的なそれが加わる。元より速攻など期待していない彼らにとって、前のめりであることが必ずしも効果的ではないだろう。しかし、長期戦であることと消極的であることは必ずしも一致しない。 「まだ大丈夫だろう、皆!」 エルヴィンの声が強く響き、癒しを運ぶ。先手を取られたのは厳しいが、決して強力すぎるわけではなかったことを幸運と思うべきか。 消耗がきつすぎるわけでもなければ、不利を被ったわけでもない。彼一人でまかなえるダメージ量だったこともあり、それだけならば問題ないと断言するに足る状況だった。そう、「それだけならば」。 静かにショットガンを向け、九十九は足元、そして周囲を最確認する。各々のライトが照らしている範囲だけでも、瓦礫が散乱している様は決していい足場ではないだろう。こんな所に、写本の被害者が居る非現実。 少女の一挙一動をコマ送りで眺めながら、彼は仮面の奥で顔をしかめた、かもしれない。 「客に下手な歌を聴かせて許されるのは学芸会までですよ」 「古傷の具合はどうかしら?」 「……ッ!」 正面からはモニカが、背後からはエナーシアが。口と骨だけの腕を狙って銃弾を打ち込んでいく。尤も、両者の狙いを逆にすべきではないかと思うほど、それぞれの一撃の外見的インパクトには差が見られはしたが。 古傷は、形質を変えただけあって殆ど残っていなかった。しかし、痛覚は別だ。記憶は別だ。その銃弾の味を忘れるほど、キャッスリンガーは怠惰な生を続けては居ない。 咆哮を銃弾で塗り潰され、ただ藻掻く。 「もう、この中でも貴女の人間状態を知っているのはわたくしだけだものね」 最初の邂逅で彼女を救う幸運を掴み続けたのはティアリア一人。人としての彼女を、その名前を見続けてきたのは、彼女だけ。 他の誰もが知識で知っていたとしても、その名を語ることを真に意味として捉えているのは、指導者にまでなったこの女性だけなのだろう。 満ちる魔力を感じ取るように、静かに胸に手を当てる。想いを刻むように、静かに見据える。 「鬼ごっこの続きに来たよ~☆ 秘密基地みたいでワクワクする建物だねぇ、ずっとここにいたの?」 とらは、無視されても尚語りかけることをやめようとはしなかった。語りかけること自体、彼女の自由であるのなら。それは、正しく少女らしいものだったのだろうと思える。 * 心の虚で少女が呻いた、ような気がした。 視線の先に映る戦いは、前回のそれとは毛色が違って見えるのは当然なのだろうか、と思う。 ああまで追い詰められても尚、以前の少女は凌ぎ切った。あの状況を見たいがために自分はこうして機を伺っているのかもしれない。そう考えると笑いがこみ上げる。 逃げて逃げて、追い縋る者を責め立てて、最期に辿り着いたのが何も得られず奪えなかったという現実ならば。 嗚呼、彼女は悲しいものだと青年は思う。笑うように、涙を流す。 * 少女が天井を見上げ、腕を下ろす。だらりと垂らされた指先はぴくりとも動かず、だが結果は数秒後に訪れた。 一手を放とうとした甚之助が、その距離に舌打ちしつつ肉薄しようと試みる。 間合いに入っていたとらは、笑みを漏らしながらバックステップを交え、一撃を受けて退く。 同じく間合いにあったモニカはしかし、正面から薙ぎ払われても身動ぎもせず受け止め、吹き飛んで尚返すように砲弾をブチ込みながら、緩く、笑う。 『入れ替え(キャッスリング)』はチェスの初手に。少女のそれは卑怯臭くも常にいつか。それでも、彼女に見えない相手は入れ替えられはしないのだ。リベリスタ達をして、その一手は鬼手たりえない。 だがそれでも、モニカが被った一撃が軽いわけでは決してない。彼女やとらの守りが優れていたがゆえに消耗は想定内で済んだものの、看過できるものではない。 「誰も彼もが。強くなれるわけでも。強くあれるわけでもない。けど『逃亡者』で『敗者』じゃない、なんて。ソソラレるよね」 二度目の薙ぎ払いを掠め、軽くはない一撃に笑いながらりりすは踏み込む。斬撃を叩きこみ、踏みとどまる。 逃げて逃げても負けないだなんて、と。こみ上げる何かは血か情か。 「戦場では常に動けとは聞きますが、忙しない話ですよなー」 銃口を向けつつ、九十九は他人事のように口にしてみせる。だが、その一挙動の遅れが決して楽ではないことも知っている。何と面倒な敵なのだろうと。 撃ちこむ一撃が鋭く少女を貫くが、それですらも痛痒には成り得ない。何と頑強な、と舌打ちするのも惜しいくらいに、少女は視界を巡らせる。 回復が連続して響く。痛撃ですらも癒し切るが如くに、その布陣は厚く強く、続けられる。 なんて不幸、なんて状況。少女に許されるほどの幸福はそこにはないというのだろうか。 絶叫、そして絶叫。 歌と呼ぶには余りにも苛烈、曲と呼ぶには余りにも悪意。 そんな響きが世界に亘る。そんな響きはリベリスタ達を連続して苛む。 楽ではない。難敵であるかと問われれば是であり、しかし勝利を問われても是である。寧ろ、勝利してみせると言い切れる。 「ぐ……っ!」 再び、陣形が乱れる。ブロッカー二人を吹き飛ばした隙を埋めるようにエルヴィンが少女の一撃を受け止め、後方へ飛ぶ。一発分の時間は稼いだ。 消耗は濃くなっていくのがわかる。状況が芳しくないのもわかる。だが、それでも戦意は削がれない。 りりすが、そしてとらが膝をつきそうになりながらも踏みとどまる。その運命を摩滅させ、立ちはだかる。 「何処にも行けず。何にも為れず。それでも、生きていかざるをえないなら。どうしようもなく「何か」が必要なのさ」 「とらはお姉さんだからぁ」 受け止めてやれるのだと。受け止めてみせるのだと。ここにいる者の何名かが願う言葉を代弁し、耐え忍ぶ。 そのあり方は、その覚悟は、キャッスリンガーをしてたじろがせるに十分だった。 たじろいだその隙は、甚之助が付け入るには十分すぎた。 耳を疑う罵声を以って、甚之助のナイフが閃く。キャッスリングをして、この激戦をして、手を出さなかった、出せなかったのはただこの一瞬のためだけに。 どんなに悪辣でも悪びれずとも、その役割を全うするためならば悪罵を受けても構うまい。一撃目で少女の心を奪い、返す二撃目はその抵抗を奪う。 す、と波が引くようにその身を翻したその位置めがけ、サジタリー達の銃弾が、或いは砲弾が集中する。叩き込まれる。 何十秒、経ったのだろう。意思を囚われた少女が、骨だけの腕をその身に埋め、うつろな目のまま、踊る様にその身をぐらつかせる。只では倒れるまいとする矜持は、しかし傍目には滑稽だった。 「……もう、戻ってきなさい、優姫」 その身体がくずおれる前に受け止めたのは、ティアリア。背で組まれた腕が音を立てて少女を抱きしめ、膝を突く。 「こんな本が無くても貴方は生きていけたはずよ。わたくしは貴女を受け入れるわ」 「おやすみ。今度こそ、良い夢をな」 そんな声が、届いたのだろうか。 真に光を喪うその直前。少女の瞳に光が灯ったように、九十九には見えた。 ●終わりを告げる幻想の音 * 結末としては三流だったな、と青年はひとりごちた。 幻想としては喜劇だった、とも思う。 しかし、招待状をしっかりと受け取ってくれたことに感謝はしようと思うし、招待を受けたということはあの少年を打ち倒したということだろうと、思うわけで。 * 「出てきなさい、編纂者。これ以上の犠牲は許さないわ……!」 その慟哭に似た凄絶な宣戦布告の声は、青年には届かないだろうけれど。 確かにその怒りを受け止めてぞくりと駆け上がる感傷が、近いであろう死の匂いを嗅ぎ取った彼に決意を抱かせるには十分な表情だったといえるだろう。 絶望、あらんと。 |
■シナリオ結果■ | |||
|
|||
■あとがき■ | |||
|