● 全てを失っても、私は未だ私であった。 それが幸福なことか、それとも不幸なことだったかは解らない。世界の全ては順次私の目の前から朧々と姿を消し、縋るものすら無い世界で尚私は寸分も其の存在を損ねない。 その内、世界の消失に慣れ親しんだ。慣れ親しんでしまった。 在るモノを壊さなければ自己を保てず、在る者を殺さなければ自己を保てぬ。狂気に満ちた破壊願望。正気を失した殺戮願望。 それを愚かと嘆く自分が居た。破壊と殺戮に比例して喪失していく私の善心は、自己の喪失すらも厭わず世界の破滅を止めてくれと声高に訴える。 ――同情? 止めてくれ。それでも私は破壊を続けているんだ。世界より自分を、選択したんだ。 始めよう、破壊を。 始めよう、殺戮を。 相対するなら覚悟を決めろ。世界より自己を選んだ者に向かうのは、自己より世界を選んだ者だけだ。 私は消失の果てで暫し待とう。君たちが来るその時まで。 君たちを殺し、終ぞ世界の消失に頭を上げて面と向かうために。 そして、彼の『神』に馳せ参じ、自らの全てを彼に捧げる、その覚悟のために。 ● 「……殺して欲しい。彼のフィクサードを」 ブリーフィングルームにて。平静を装う『リンク・カレイド』真白イヴ(nBNE000001)の言葉が、しんとした室内に奇妙に響いた。 「識別名、ドワーフ・マーダー……矮小な殺人鬼。かつて『ナイトメア・ダウン』の悲劇にあって傍らにいた者を全て失い、その果てに狂気に囚われた男」 「……コイツは、他の奴らとはちょっと毛色が違うな」 「違うね。快楽と愉悦のために人殺しをする人間では、彼はない。彼は『ナイトメア・ダウン』の光景に心を囚われ、自らが見る景色はアレに近しいものでなくてはならないという強迫観念に追われている」 若干の――本当に、微細の微細ではあるが――戸惑いを表情に表すリベリスタらとは違い、イヴの気配は暗く、それと同じくらい、怒りを矮躯から滲ませている。 それが望まざる意識であろうとも、この世界にはそれだけで済まない罪が、確かに存在するのだと。そう言わんばかりに。 「……先日、ジャック・ザ・リッパーが見せた惨劇。ドワーフ・マーダーはそれを見て、自らが望む世界をもたらす神を、其処に見た。 今までは小規模な殺人しか行わなかった彼だけど、最早その行動に歯止めがかかることはない。規模の大小を問わないなら、僅か一週間で十名以上の死者が出ている」 最も、そうした行動のお陰で、今回彼の尻尾を掴むことが出来たんだけど――とまで言って、イヴは改めて、リベリスタらに視線を向ける。 きり、と拳を握るリベリスタ達。 何故と聞くまでもない。イヴの言葉は逆を言えば、漸く足取りを掴めた相手を取り逃がすようなことが在れば、今後の被害は一層拡大するばかりという最悪の結果になる、と言う意味を暗示してもいるのだ。 敗北すれば、真なる意味で、彼の覚醒は――否、革醒は、避けられない。 「……彼のジョブはナイトクリーク。一応ね。『如何にして破壊された世界を彩る死とするか』を永遠の課題とした彼の殺し方は、単純に殺すこと――必殺に特化させたナイトクリークの殺し方とは本質的に異なるもの。それが融合したという以上……相手の脅威は、推して知るべし」 「……」 「更に、彼は一つのアーティファクトを手にしている。『擬式付与/ダーインスレイブ』。元となった魔剣に魅入られたあるフィクサードが生み出した、上辺だけの伝承を象った剣。ともすれば戦いの最中、主にすら牙を剥く出来損ないではあるけれども、それを御せるだけの力量が、彼にはあった」 沈黙が、場を制した。 伝う汗も乱れる呼吸も聞こえない。それを超えるだけの脅威を目の当たりにする事を考えれば、それが生まれる暇もなく、恐怖するのはある種、当然。 けれど、けれども。 「敵は、強い……それでも、私は信じてる。 どれほど恐ろしい相手でも、どれほど強大な力を持ってても、みんななら必ず、勝つことが出来るって」 彼等が他と違うのは、其処で歩みを止めぬ事。 恐怖に竦まず、脅威に怯えず、自らの持てる力と覚悟を持って立ち向かうことが出来るからこそ、彼等は真にリベリスタたり得るのだ。 頷き、彼等は立ち上がる。予言の少女に背を見せるその姿の気高さが、彼等の誇りを表していた。 |
■シナリオの詳細■ | ||||
■ストーリーテラー:田辺正彦 | ||||
■難易度:NORMAL | ■ ノーマルシナリオ 通常タイプ | |||
■参加人数制限: 8人 | ■サポーター参加人数制限: 0人 |
■シナリオ終了日時 2011年10月03日(月)22:14 |
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■メイン参加者 8人■ | |||||
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● 夕刻。件の市立体育館の灯りは既に点いていた。 煌々と照らす電灯は、競技スペースの中央に立つ、スーツ姿の男をはっきりと映し出している。 「……ああ、やっと来たか」 にこりともせずに、来訪者を見やる男。 視線の先に居たのは、八人のリベリスタ達。そのどれもが既に装備を調え、男に対して何時でも仕掛けられるように構えを取っている。 「余り遅くなると更に人が来てしまうからね。流石にこれ以上を無くす手間を掛けたくはなかったから、来てくれて安心したよ」 「……よくも好き放題してくれたものです」 苦々しく言葉を返すのは、『ガンランナー』リーゼロット・グランシール(BNE001266)。 「狂っている目標に何を言ったところで無駄でしょうし、周りの事もあります、可及的速やかに排除したいところですね」 「結構。それが出来るのなら、今すぐにでも」 少なからぬ侮蔑を含んだ言葉に対しても、男は唯笑うのみ。 労さず倒しきれるという自信でもなく、かと言って投げやりになって居るという体でもない。 ――ナイトメア・ダウンによってその生き方を変えられた男。 今、リベリスタという強敵を目の前にし、それでも尚為さなければ成らぬ、歪んだ強迫観念の元に動く男の姿は、見る者にとっては滑稽であり、或いは哀れみを誘うものでもあった。 「何故そうなったか、などに興味はない。結果が全てだ。 捧げるつもりなら、その場で自らを解体してろ。イサクのように神が止めに出てくるかも知れないぞ?」 その在り方に、淡々とした口調で述べる『普通の少女』ユーヌ・プロメース(BNE001086)。 男は一瞬きょとんとした顔を見せるが、直ぐにくつくつと笑いを浮かべる。 「ああ……何だったかな。それは。創世記の話か。 まあ、自らの身を捧げることは吝かではないが、その前に私にその価値があるのかを試すのが先だ」 君はどう思う? などと聞いた男に対して、彼女が返した答えは嘲笑の一つのみ。 恐らくは、他の者達に聞いても同様であっただろう。 相手の度量がいかなものかと言う部分に対し、この場に於ける全員の心証は、大まかなところで一致していたから。 「どれだけ大層な大義名分を掲げたとしても、所詮は一人の扇動者に煽られただけの小者に過ぎぬ」 賢しらぶった男の口調に目を眇める『煉獄夜叉』神狩・陣兵衛(BNE002153)の言葉が、そうであったように。 「……ええ、私もでありますよ。祖父を、父を、奪ったナイトメアダウンが、憎い。 同じであります。一緒であります。だからこそ、私はそれと一緒の物にはなれない。なりたくない」 『イージスの盾』ラインハルト・フォン・クリストフ(BNE001635)の言葉は、複雑だ。 怒りと悲しみが綯い交ぜになったような感情は、そのまま彼女の喉からこぼれ落ちて――自身の『あり得ざる未来』に対して投げつけられる。 「……馬鹿を言うモノじゃない」 それに対して、苛立たしげに頭を振ったのは、当の殺人鬼本人。 「どれほど微かでも、失う覚悟を得ていた君と何も知らなかった私を一緒にするな。 つい一瞬前に眼前で会話していた友人が無惨に死んでいく姿を見たのか? 慌てて家に帰ったら家ごと家族がワケの解らない残骸になっていたものは? 周囲を見れば怒号と苦悶と破壊の音だけが響く惨状を何時間も見続けた只の一般人の気持ちは、君には永遠に解らない」 少女が持つには些か古めかしい装備が何を示すか。読み取った男が剣を抜く。 見た目には何の変哲もない剣。アークで支給されている長剣に少々の意匠が凝らされた程度のもの。 但し、それが見た目とは裏腹に、凶暴な神秘を秘めていることは、この中の誰もが知っていた。 「……上辺だけの魔剣か。俺に相応しいかもしれないな」 ぽつり、独白のように言った『リ(※不具合)』結城 竜一(BNE000210)。 (あるいは、この、ドワーフ・マーダーもまた、人殺しの姿は、上辺だけ、なのかもしれない) 仮定、というよりは、僅かな救いだけでも見いだそうとするかのような思いを。しかし、証明するモノは、何もない。 そして、狂気に陥ったものに、それを問いかける言葉もまた、無い。 故に。 「俺は俺のエゴで、こいつの怒りを、あるいは悲しみを、止めて見せよう、この手で」 言って、彼もまた武器を構える。 幅広剣と、彼の男同様、偽型である雷神断ちの刀。 男がそれを理解したかを解らなかったが――その姿を見てくすりと微笑んだことは、確かである。 「……そろそろ始めようか。下手に時間が経つのは、お互いにとって余り良いこととは言えないだろう?」 それと同時に、双方の間から殺気が放たれる。 実戦を初とする『半人前』飛鳥 零児(BNE003014)が、それを見て僅かに、震える。 命と命を削り合う。故に戦場。 神秘の場に立ち会い、命さえ失いかけた彼は、今此処に立つという自らの行動を笑ったこともある。 だが、それでも彼は此処にいた。自らの助かった理由を、理不尽な不幸を止めるという自身の役目を見いだしたが為に。 「……初めまして、小さな殺人鬼」 開幕は、『薄明』東雲 未明(BNE000340)が言った、最初で最後の、挨拶。 ● 「あのような光景が望みであるならば、儂はお主を食い止めるのみじゃ」 真っ先に男に向けて突出した陣兵衛の向ける隻眼は、既に殺気の色を孕んでいる。 見慣れた赤い色は炎の如き猛りを映し、振り下ろす斬馬刀――羅生丸に描かれた模様を更に熱く熱く彩るかのよう。 成熟した女性と言えど、その細腕で振るえるはずもない巨剣はその理屈をあざ笑うかのように疾閃を放つ。 「参戦させてもらう」 『鬼雉子』雉子川 夜見(BNE002957)も同様だ。 構えた小太刀が纏う無色の気は、如何なるものを容易に切り裂く神秘の証明。 決意に過分な言葉は不要だ。向ける力こそが意志を持ち、その果てにこそ意味がある。 比類無き剣に感想は無い。全てを失った殺人鬼に感想は無い。赤く彩られたそこの世界に感想は無い。 (俺はただそこにいるだけの存在。ただ回るだけの歯車となろう) ――後の嘆きは、剣に聞け。 戦列は既に構築されていた。 陣兵衛、夜見、零児の三人による前衛、その彼等が消耗した場合の控えとして、中衛で構える竜一、未明、ラインハルトが射撃攻撃と、いざというときのガード役を担当。残るユーヌ、リーゼロットが最後方からのサポート、射撃を行う。 回復役が乏しいが故に取った行動は消耗を可能な限り抑え、その備えも整えておくという、何の奇を衒いもしない、だからこそ手堅い戦術と言える。 ラインハルトのマントがはためき、魔力で編んだ気弾を撃ち放つ。同様に、リーゼロットの散弾銃も壮烈な炸裂音を響かせ、前方の男を違い無く狙う。 銃弾が男の為す影人形を撃ち抜き、爆ぜた神秘の爆裂が、剣の面で受ける男に幾らかの衝撃を与える。 だが、 「! ちぃ……っ!」 向かう男の攻撃も、何処までも的確だ。 ダンシングリッパー。死の舞踏とでも呼ぶべきナイトクリークの範囲攻撃は、前線に立つ三人を次々に切り裂き、激しい出血を伴わせる。 「無いよりはマシ」と言ったユーヌの守護結界が功を奏したこともあり、彼等のダメージは致命傷とは言わないが、決して楽観できるほど浅くもない。 「時間はかけられないね」 未明の言葉に、他のリベリスタ達も頷く。元より一般人が来ることも考えれば、速攻で終わらせる必要がある戦闘なのは明らかなのだ。 気力の消耗を惜しまず放つ多角攻撃は、次々に矮小な殺人鬼の身体を朱に染めていく。 それに気勢を得たのか、次いで零児が打ち込む剣が、竜一が放つ双刀の飯綱が男を切り裂き、その身を砕く。 「自らで引き剥がせぬほどの上辺を被ったならば、俺が引き剥がしてやろう」 「あんたをここで倒して、正真正銘「自己より世界を選んだ者」になってみせるさ。俺は――!」 血を飛沫かせ、骨を幾本か砕かれようと、しかし男は止まらない。 「……決意の脆さは承知の上だ」 それだけを言い、疾駆。 再度放つ舞剣。 元より攻撃力に重きを置かれた彼の特性とも言うべき存在は、僅か二撃で前線に立つ者の半数の膝を屈させる。 「脳内麻薬でラリった奴は始末に終えないな」 心底呆れた声で言うユーヌが即座に回復を飛ばせば、出でた光は最もダメージの大きい零児の傷口を真っ新な肌色に塗り替えていく。 一先ずの体勢は再構築できたものの、受けるダメージは彼等が予想していたそれより些か大きいのが僅かな不安を抱かせる。 耐えることこそが肝要。それをいち早く理解したラインハルトは、前線の状態異常を治療しつつ、男に向けて声をかける。 「自己を含めてこその世界。周囲が壊れていくなら何故、それを護る為に戦わないのでありますか」 「守れど壊れることを知ったからさ。仮にこの手が一を守れば、その度に他の九が壊れる。それを繰り返し繰り返せば、やがて君たちも、私になる」 「……!」 親しみすら篭もったその言葉に、酷い嫌悪感を味わわされたラインハルトが立ち直るより早く、男の発したオーラが球の形を取り、矮躯に触れ――爆発した。 他ならぬ、自身の生きた肉が焦げる匂いにラインハルトはよろめきもしたが、それを辛うじで堪える。 この男にだけは負けられない。その一身が萎えた心身を奮い立たせた。 「……強いね」 「当然じゃ」 即答したのは陣兵衛である。 前線に於いて攻撃を凌ぐ彼女も、決して余裕があるとは言い難い筈であろうに、不敵な笑みは決して消えはしない。 「――貴方を倒す。その任務を、為すまでは」 言葉を継ぐのはリーゼロット。 蒼玉の双眸が、今再び照準を合わせた。 ● 戦闘は、そう時が経たぬうちに佳境へ達した。 メンバーの構成がほぼ攻撃前のめりのリベリスタと、元来の余力が少ない男。持てるリソースを一気に注ぎ込んだ短時間の戦闘は、それ故に他の戦いとは比類にならぬ激しさを発していた。 「……未だだっ……!」 血を吐き、噴き出しながらも叫ぶ夜見然り、パーティ達は、実に良く耐えていた。 或いは互いの戦列を変える事で受けるダメージ量を調整し、或いは仲間を庇い、微力なれども回復し、立ち続ける。それでも倒れそうならば、運命の消耗さえ厭わない。 それでも、全てを耐えきることは難しい。 眼前の殺人鬼の負傷も既に相当なところにまで達している。全身から流れる血は素人目にも危険な量だと解るほどに床を広く汚し、その体勢も徐々に覚束ない。 が、それでも総体の戦況としてどちらに分があると言えば、無難に言えば拮抗、悪く言ってしまえば男の側にあると言える。 最前列と忠烈の交代時に於ける火力の大幅な低下が痛い。更に男のナイトクリークによるスキルと、彼個人の特性によって高められた攻撃はユーヌの回復などものともしない威力を加え続けている。 耐久力の脆い零児は既に倒れ、回復と全体防御のサポート役と見抜かれたユーヌも、ラインハルトが前線に出た隙を縫い、集中して攻撃を受け続けることで倒された。 それでも、彼等は折れない。 「数多の戦場にて刻まれたこの傷の数、伊達では無いぞ」 死の爆弾を急所に受けつつも、運命を消費した陣兵衛が呟いた。 「人を気にして、俺が倒れてちゃ、意味がねえ。味方を守る、俺も守る、両方守る!」 ふらつく身体を叱咤する竜一の声が朗々と体育館に響き渡る。 災厄の元凶に相対する覚悟は並大抵のものではない。 此処で倒さねば、彼の惨状は次々に広がっていく。それを許せないし、許さない。 「あんたは意気地が無いだけよ。付き合ったげるから、今日でお終いにしましょ」 なだめるような声で言う未明に、男は笑った。 「……終わらせるのは、私じゃあない。君たちだ」 「!!」 全員がそれに気付いたときには、男は自らの剣を床に突き刺し、その柄尻に手を当てている。 何が来るかは、考えるまでもない。 「来ます、防御を……!」 リーゼロットが声を掛けることで全員に防御を促す。 夜見も全員に思考の波を届かせる、が――僅かに遅い。 「……ダーインスレイヴ」 直後。 幾つもの血色の斬撃が空を舞った。 一撃でも受ければ致命は必至。それを見て取っただけの勘がリベリスタに回避と防御を激しく命じるも、それを易々と許すほど、彼の剣は甘い存在ではない。 血の波に呑まれたリベリスタ達が倒れ伏す。既に戦闘開始に取った戦列は見るも無惨に破壊されきっていた。 ――だが。 「……百度無駄なら百一度立ち向かい。千度倒れたなら千一度立ち上がる。 そうでなくて、逝った方々に何と顔向け出来ましょう」 屈した身体を軍刀で支え、ラインハルトが立ちあがった。 瞠目する男の、しかし、それが大きな隙となる。 断、と言う音が、彼の身体を正面から叩ききっていた。 「儂も生憎と、此奴の望んだ世界を壊される訳にはいかぬからのう」 演劇(ドラマ)のような奇跡的な復活を果たす陣兵衛に視線を向け――男はどう、と倒れ伏す。 「自分が血濡れになった気分はどう?」 最後に掛けられるのは、未明の言葉。 男はそちらに視線を向けて、ああ、と一声呟いた後。 「悪くない、気分だよ」 虚勢を張って、目を閉じた。 同時に、地に刺した剣が全て砕け散り、その破片を風に乗せて散らせていく。 虚空に消える剣の破片がきらきらと光り、それが終わる瞬間まで、リベリスタ達はそれを唯、見守っていた。 |
■シナリオ結果■ | |||
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■あとがき■ | |||
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