● 噂話の怪 年の暮れ、或いは新年。クリスマスから年越し、初詣、初売りなどと怒濤のイベントラッシュで、この時期はどこの誰もが浮かれて、浮き足立っている傾向にある。 ある街の地下街も、当然その例外ではない。 その日彼は、会社の忘年会を終えて地下鉄に乗って家に帰ろうとしていた。人ごみを嫌う彼ではあったが時間も夜遅い、ということもあり今日はすぐに地下へと潜る。 暗い階段を降りていくと、途中、セーラー服姿の少女が階段の隅に腰掛けているのが目に止まった。寒さのせいか、妙に肌の色が白い。長い黒髪が風に揺られて揺れている。年頃の少女がこんな時間に物騒な、と思うが、自分には関係のないこと。家出か、人待ちか分からないが、無視して先を急ぐ事にした。 少女を追い越した、その時だ。 『ねえ、楽しい?』 掠れるような細い声。それが少女の声だと気付き、背後を振り返る。 瞬間、彼の視界が白く染まった。少女の姿はどこにもない。否、少女の姿だけではない。先ほどまで確かにそこにあったはずの階段も、壁も、なにもかもが白く染まって無くなっているのだ。 恐怖を感じるより早く、彼の思考も白く染まって停止する。 意識が途切れ、暗転する視界。くすくすという少女の笑い声を聞いた気がした。 地下街へ吹き込む冷たい風が、階段の上の埃や落ち葉を舞い上がらせる。 先ほどまで少女が座っていた場所にはなにもなく。 先ほどまでそこにいた筈の男性も、既にそこにはいなかった……。 ● 地下街の少女 「地下街の少女は、この街に昔からある怪談の類みたい。Eフォース化してしまったからには、私たちの管轄だけど……」 モニターに映った映像には、地下街を行き交う人の群れが映っている。地下街の少女の姿は見受けられないように思う。 「少なくとも1人、地下街の少女に捕われた人間はいるはず。もしかしたらもっと沢山いるかもね」 存命しているかどうか不明だが、解放できるのなら無事に救出したい。そう判断し、『リンク・カレイド』真白イヴ(nBNE000001)は神妙な顔つきで事態の説明を続ける。 「相手は1体。4人以下の人数までなら、一度に【白い世界】へ攫っていく事ができるみたいね」 白い世界、とは先ほどの映像で、忘年会帰りの男性が連れ去られていった異空間である。その異空間の中がどうなっているかまでは判明していない。 白い世界からの脱出方法も、だ。地下街の少女を討伐すれば、白い世界も消滅するだろうことは、しかし予想されている。 地下街の少女が、なんの目的で人々を攫っていくのかは、不明のままではあるが……。だからこそ、不気味さが募る。 「地下街の少女は、効果範囲内にいる人数が4名以下の状況でしか姿を現さない。そして、自分を視界に捉えている人間がいない状況でしか姿を消す事はできない」 発見するためには、4人以下で近づく必要があるということだ。 そして、逃がさないようにするためには、地下街の少女から視線を離してはならない。 「逃げられたらまた探し直さなきゃだから、気をつけて」 そういってイヴは、仲間達を送り出す。 地下街の距離は、直線にして約1キロ。その間にある階段の数も結構なものになるだろう。根気のいる作業が予想される。 それを想ってか、イヴは小さなため息を零した。 |
■シナリオの詳細■ | ||||
■ストーリーテラー:病み月 | ||||
■難易度:NORMAL | ■ ノーマルシナリオ 通常タイプ | |||
■参加人数制限: 8人 | ■サポーター参加人数制限: 0人 |
■シナリオ終了日時 2014年01月16日(木)23:18 |
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■メイン参加者 8人■ | |||||
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●少女はいずこ 人の群れが行き交う地下街。冷たい風を避けるように、人は地下街を行き来する。いつもと変わらない光景。年明けということもあり、幾分活気付いて見えるが、目に見える変化はそれくらいのものだろう。 或いは、異変から目を逸らしているだけかもしれない。 地上から地下街へと下る階段に座る、不自然に白い少女の存在に、気付いても。 見て見ぬふりを、続けているだけかもしれない……。 ●地下街の少女 「都市伝説の類か……」 アークから貰った情報に目を通しながら『墓掘』ランディ・益母(BNE001403)は言う。武器や装備をAFに仕舞っているのは、周囲に一般人が多いからだろう。 「白い世界に誘う少女。興味が無いといえば嘘になるが」 行方不明の一般人が確認されている以上悠長にはできない。『Friedhof』シビリズ・ジークベルト(BNE003364)は事件解決の為に動く。 「俺は白い世界そのものより、攫われた人が気になるかな。無事だといいんだけど」 鵤の翼を幻視で隠し『鏡の中の魂』ユーグ・マクシム・グザヴィエ(BNE004796)もまた一般人に紛れて歩く。 階段の方へと視線を泳がせながら歩く3人。その後方、僅かに他の仲間と距離をとって『いとうさん』伊藤 サン(BNE004012)が続く。 「一般人対応とかはお任せしますごめん。戦闘で頑張るもん」 広い地下街。どこに白い少女が潜んでいるかは分からないが、早々簡単には見つかる気配は、今のところ皆無であった。 先発チームが出発して暫く、残りの4人も地下街へと繰り出した。 「人通りが少なくなる時間から捜索開始したとはいえ、まだそれなりに人気はあるな」 あぁ面倒だ、と呟きながら『普通の少女』ユーヌ・プロメース(BNE001086)は電子の妖精のスキルを活用し、近くの監視カメラや警報機から順に掌握していく。 「今のところ、それらしい姿はありませんね」 千里眼を駆使し、『視感視眼』首藤・在人(BNE003547)が地下街の様子を見回す。先発部隊の位置を確認しておくのも忘れない。 「小生としては真っ向から堂々と戦う方が好みでゴザイマス」 厄介な捜索よりも、正面きっての戦闘の方が『攻勢ジェネラル』アンドレイ・ポポフキン(BNE004296)は得意としている。アンドレイだけではない。基本的に荒事が多いリベリスタ達は直接戦闘に向いた者が多いのである。 「必ず見つけて捕まえてあげる、楽しそうね!」 そんな中、『帳の夢』匂坂・羽衣(BNE004023)だけは唯一、喜々とした表情で少女の捜索を続けていた。 今回のターゲットである「地下街の少女」は、近くにいる人数が4人以下の場合にしか姿を現さない。その為、人通りの多い地下街では出現場所が限られるし、狙ってエンカウントすることが難しい。 その為に、チームを2つに分けたのだ。 「さて……。消えろ」 ユーヌの一言で、地下街から電気が消える。消えたのは、どうやら一部だけのようだが、それでも元より日の光の差さない地下街。一瞬で、真っ暗になる。通行人がざわつきはじめる。 「少女の姿はまだ確認できませんね」 在人の千里眼は、遠く離れた場所の様子もしっかりと確認できている。停電で混乱した一般人を、仲間達が外へと逃がしている様子も、彼の目にはしっかりと映っている。 「あっちなら大丈夫そうだから。あっちへ逃げて」 「一般人の対応は任せます。小生は戦いが得意デス故」 羽衣が一般人の誘導をしている隣で、アンドレイは姿勢を正して直立不動。明らかに場違いな軍人ファッションなのだが、混乱の最中にあってはさほど気にするものもいない。 逃げていく一般人を、じっと、真摯な瞳で見送っている。 「さて、退避完了かな?」 工事用看板で停電区画を通行止めにしながら、ユーグは辺りの様子を確認していく。逃げ遅れた者がいないか確かめているのである。 その近くではランディが耳を澄ませ、集音装置を発動させる。地下街の少女の声や、逃げ遅れた者の足音などを探っている。 姿を自由に消せる地下街の少女。奇襲される可能性もある。 「身体はそれなりに丈夫な方なのでね。まぁ奇襲されても大丈夫だろう」 「いいなぁ~自分だけの世界を持ってるって羨ましい。僕もそういう自分空間創りた~い」 シビリズと伊藤の戦闘組は、現状待機中である。仲間から離れ過ぎると、白い世界へと連れ去られる可能性が上がるだけだ。 単体で白い世界へ攫われることは、可能ならば避けたい。 だが……。 「うん?」 異変に気付いたのはシビリズだった。 「あれ?」 「ランディさんは?」 ユーグと伊藤も首を傾げる。 果たして、いつからだろう。 気がつけばそこに、ランディの姿は存在しなかった。 暗闇の中『ねぇ、楽しい?』という微かな声を聞いた気がした。 事前情報のおかげで、それが地下街の少女の声であることはすぐに分かった。 仲間達に注意を促すべく目を開けた瞬間、視界の隅に映ったのはセーラー服姿の、異様に白い少女であった。 その直後、一瞬視界が白く染まったかと思うと、気が付いたらここに居た。 「ここは……」 視界一面が真っ白い世界。どこまで続くかも分からないほど、遠くまで伸びているように見える白い地面。上下の感覚も曖昧としている。 気味が悪い……。ランディの抱いた第一印象は、それだった。 しかし、彼にとって白い世界へ連れて来られたのはむしろ僥倖だったかもしれない。 白い世界には、全部で5人、一般人の姿が見受けられる。その中の1人は万華鏡の見せた未来予知に居たサラリーマンだ。その他4人も、何処かで少女に囚われ、ここに連れて来られたのだろう。 皆、諦めきった、或いは疲れ切った顔をしてその場に座り込んでいる。新たにこの世界に落ちてきたランディのことなど、気にも止めてない。 それならそれでいい。 「とりあえず、じっとしてるわけにもいかねぇ。全員一か所に集めるか」 想い想いに取らばった一般人を、一か所に集める。いざというとき守り易く、或いは助け出し易くするために、だ。 手始めにランディは、一番近くにいたサラリーマンに声をかけるべく、白い世界を歩き始めた。 停電した地下街の一角で、仲間の1人が姿を消した。視界不良の中、地下街の少女に連れ去られてしまったらしい。そのことに気付き、シビリズは即座に自身を対象に強化スキルを使用した。 少女の不意打ちに備えてのものだ。 伊藤の持つ懐中電灯が、現在唯一の光源である。頼りないほどにささやかな光だが、それでもないよりはマシというものだ。 一か所に集まり、少女の姿を探す3名。先ほどまでランディのいた階段の下付近へ移動する。 何者の気配も感じない。静寂と、地上からの騒音が耳に届く。 その時だ。 『ねぇ……。楽しい?』 蚊の鳴くような小さな声。背後から突然に投げかけられたその声は少女のものだ。3人はほぼ同時に背後を振りかえる。 「楽しい? 知るかよ。何が楽しくて人攫いしてるんだか知らないけど、そういう遊びは嫌いなんだよ。……とっとと返せ」 その中でも、真っ先に反応したのはユーグであった。振り向きながらも、ユーグは後方へと跳んだ。少女の攻撃を警戒してのものだ。ユーグの役割は回復役である。彼が倒れるわけにはいかない。 それに、後方からでも視線を切らなければ少女が姿を消す事もない。 少女の足元から、真白く揺らぐ靄のようなオーラが漂う。恐らくそれが、白い世界への入口なのだろう。 「僕、負けず嫌いなんだ。手加減しないよ。覚悟はいい?」 伊藤が拳を前に突き出す。両腕に内臓された銃火器が姿を現し、弾丸が射出される。まっすぐに、素早く、弾丸が飛んだ。 弾丸が少女に命中するその直前、空中で弾丸の動きが止まった。少女の眼前に見えない壁があるような不可解な現象。 直後、その見えない壁によって弾丸は弾き返される。弾き返された弾丸が、前に出ていたシビリズの身体を撃ち抜いた。 「くっ……」 シビリズの動きが止まる。 シビリズ目がけ、少女が駆け寄った。足元から、白いオーラが立ち昇る。 『ねぇ、楽しい?』 「私は……楽しいぞ!! ハハッ、君の聞く“楽しい”とは意味合いがずれているかもしれんがね!」 カウンター気味に鉄扇を振り抜く。神々しいオーラを纏う一閃。少女の胴を薙ぎ払う。 更に追撃を加えようとするシビリズを見て、少女は姿を消そうとする。 白い靄がシビリズを捉えた。シビリズを白い世界へ連れ去ってしまうつもりなのだろう。だが、少女の姿が消えることはない。 「見てるよ」 そう呟いたのはユーグであった。少女から視線を外すことのないまま、回復術を発動させる。飛び散った淡い燐光が、シビリズの傷を癒す。 少女の口元が、忌々しげに歪む。 見られている間は、姿を消す事ができないのだ。少女が素早く手を動かすと、白い靄がシビリズの全身を包み込んだ。シビリズだけではない。ユーグの足元にも靄は這い寄る。 次の瞬間、一気に増殖するように膨れ上がった白い靄が2人の全身を飲み込み、消し去った。 霞ごと、まるで最初から存在しなかったように、2人は白い世界へと飛ばされた。しかし少女は、まだ地下街に留まっている。 「怖いけど……怖くない。僕だってやる時はやるんだー!」 伊藤が少女を見ているからだ。拳を振り上げ、少女へと肉薄する伊藤。突き出した拳が少女の胸に突き刺さる。腕に仕込んだ銃が火を噴く。眼を見開き、少女が消えないようにその姿を凝視する。 真正面から伊藤を睨みかえす少女の瞳が怪しく輝く。流れる空気が僅かに歪んだ気がした。 衝撃波が伊藤を弾き飛ばすのと、伊藤の弾丸が少女の胸を撃ち抜いたのは、ほぼ同時。 ドン、という鈍い音。2人の身体が宙を舞う。 「連絡が途絶えたな。監視カメラも暗くて見えない」 AF片手にユーヌが呟く。先発班からの連絡を受け、現在ユーヌ達4人は少女の現れた現場へと急行している。 人気のなくなった現場では、動く者の姿はない。少女に警戒しつつも周囲を見渡すと、柱の影に人影が見える。恐る恐る、人影に近づく一同。そこにいたのは、石化した伊藤だった。 脇腹を押さえた姿勢で、石化し硬直してしまっている。 「これは……伊藤か」 とりあえず伊藤の石化を解除すべく、ユーヌはブレイクイービルを発動させようとする。 その時だ。 『ねぇ、楽しい?』 いつの間にそこに居たのだろう。石化した伊藤の影に隠れて、白い少女が蹲っていた。身体が半分、消えかかっている。今まで受けたダメージが蓄積しているのだろう。 「ちっ。意味なく消えろ」 少女の視線から逃れるようにユーヌは跳んだ。護符の刻まれた手袋が怪しく光る。ブレイクイービルから、呪縛封印へと攻撃を切り替えた。発動のタイミングを図るべく、少女から距離を取る。 「楽しい? 羽衣は貴女が消えればきっと楽しいわ」 羽衣の周囲に、魔方陣が展開される。魔方陣から放たれた魔光が少女へと襲い掛かる。少女はそれは素早く跳んで、回避する。羽衣を、或いは他のリベリスタを連れ去るべく、白い靄を解き放つ。 だが、しかし。 「楽しい、か。楽しいとも。楽しくない戦争なんて糞喰らえだ!」 白い靄を突っ切って、アンドレイが飛び出した。自分から靄に突っ込んでくる相手など初めてだ。少女のアクションに躊躇いが生じる。 大上段から振り下ろされた大斧が、少女の片腕を斬り飛ばす。声にならない悲鳴をあげて、少女は地面に落下する。切られた腕は、霞のように消え去った。その間も、白い靄の展開を止めはしない。アンドレイの全身が靄に包まれる。 「ぽぽちゃん!」 羽衣が叫ぶ。アンドレイに向け、手を伸ばすが届かない。白い少女が、にやりと一瞬笑った気がした。 白い靄が膨張し、アンドレイの姿が消え去る、その直前。 「楽しい、楽しい、貴女は楽しいんでしょうか。噂話に問うても仕方ないでしょうけど。真っ白い世界に人を集めて楽しいですか、彩りでも欲しいのですか。人の多い場所に一人で座っているのは、寂しいでしょうけど」 呟くような小さな声。魔本を開いた在人だ。眼球の意匠が施されたアクセサリーや服、長い前髪の間から覗く虚ろな眼差しなど、少女と在人、どちらが怪談か分かりはしない。 ドロリ、と魔本から血が溢れる。溢れた血は、黒鎖と化して少女を襲う。 白い靄を打ち消して、濁流が少女を飲み込んだ。 解放されたアンドレイが地面に落ちる。駆け寄った羽衣が、アンドレイを抱き上げた。 濁流の中で、少女がもがく。自身の身体を白い靄で覆い、姿を消そうと試みる。 「まて!」 少女の姿が消える寸前、ユーヌは靄の中へと飛び込んだ。 ●白い世界 少女と共に、ユーヌは白い世界へと移動した。満身創痍の少女から眼を離さなまま、白い世界を観察する。 「単調な世界だ。中身の無さはぴったりだな」 ユーヌの指先が宙を走る。空中に刻まれた魔方陣が怪しく輝く。それと同時に、少女の足元にも魔方陣が展開し、その身の自由を奪い去る。 さて、と一息ついてユーヌは白い世界の観察に映る。呪縛封印で動きは封じた。視線を逸らさない限り、少女が消えることもない。 何処までも続く白い世界の中心に、今まで攫われた者達が集まっているのが見えた。 「こんな世界、楽しくねぇわタコ!」 ランディの叫び声が、白い世界に木霊する。どうやら仲間達も無事らしい。ランディの他に、シビリズとユーグの姿もあった。受けたダメージや、衰弱していた一般人の治療はユーグが行ったのだろう。 「ランディ」 叫び続けるランディを、ユーヌが呼んだ。ユーヌと、少女の存在に気付いたランディがこちらへと歩いてくる。 「おう、無事だったか」 それはこちらの台詞だ、と言い返したかった。溜め息を返事の代わりとし、白い少女を指さして見せる。ちなみに、シビリズとユーグは、一般人の保護を優先してこちらへは来ないようだ。 身動きの取れない少女は、忌々しげにこちらを睨むだけ。 少女に近づいたランディが、大斧を取り出す。赤黒い刀身が白い世界で怪しく光る。 「ったく、どうにもこの絵面は俺が悪漢にしか見えねーな……!」 舌打ち混じりにそう呟いて、ランディは斧を振り下ろした。観念したように少女はそっと眼を閉じる。 鋭い一閃が、少女を切り裂いた。靄と化して、少女は消える。 白い世界もまた、少女と共に、霞となって崩壊していった。端から順に、糸がほどけるようにして、元の世界へと戻っていく。 満身創痍の少女を切る事に抵抗はあったが、かといって見逃す訳にはいかない。 白い世界は崩壊し、全員無事に元の世界へと戻って来た。混乱したようにざわつく一般人を見て、ランディは小さく溜め息を零す。 まずは、攫われた一般人の安否の確認が優先だ。 武器を仕舞い、リベリスタ達は後始末へと乗り出すのだった。 |
■シナリオ結果■ | |||
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■あとがき■ | |||
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