●初夏よりの使者 綺麗な砂浜が整い、海を望む海岸でそれは発生した。 一陣の風が、気も早く海岸へやって来た人々を襲い始めたのである。 「エッチな風さんですぅ~」 しかも、女性限定で襲っている。その内容は――、 「きゃあ~! 私の水着がぁー!」 まるで意思を持ったかのような急激な風がピンポイントに水着を飛ばす……というものであった。 さて、摩訶不思議なこの現象であるが、やはり神秘が関わっている。この風そのものがエリューションなのだ。 「でへへ……」 女好きな男の頭の中から生まれたというこのエリューションは、このエリューションを生み出した男がやって来ると、女性を襲うのである。 海はこれからだというのに、なんともいやんな事件だ。 「イヤーン♪」 そして、なんともリアクションが昭和な事件だ。 ●これから水着の季節だ うちわで自分を扇ぎつつ、『運命演算者』天凛・乃亜(nBNE000214)は集まったリベリスタに説明を始める。 「大分暑くなってきわね……。そろそろ海が恋しい季節だけど、依頼よ」 よいしょと屈んで、乃亜はブリーフィングルームにあった扇風機を取り出してスイッチを入れる。大きく豊満な胸が汗まみれなのだから、結構な時間使うのを我慢してたのだろう。 「それにしても、エッチな風って昭和の漫画みたいよね。この男のリアクションもだけど」 モニターに映っていた浜で鼻を伸ばしている男――日野貴文を指して、乃亜は頷く。 「さて、今回の戦いはこのエッチな風……のエリューション・フォースを倒すことにあるわ」 今回の資料によると、先の男の精神が生み出したエリューション・フォースは、海岸の女性を襲っているらしい。しかも、胸が豊満な女性を狙っている。 「突風で攻撃してくるけど、戦闘能力は現時点では低い、と言っていいわね。でも、これが育ったら脅威になるかもだから、倒してもらうわよ」 攻撃力は低めだが、 「で、問題は……この風のエリューションが透明なことと、近くに男がいるということね」 もちろん、神秘を守るために男を黙らせなければならない。好きな方法で黙らせておけばいいようだ。 そして、風をおびき寄せるためには水着になれということでもあるらしい。リベリスタも大変だ。 「水着はこちらで用意したから、よろしくね。エッチな風は男のロマン……かもしれないけど、黙っておくわけにはいかないんだから」 ちょっとだるそうに汗を拭きながら、乃亜は親指を立てるのだった。がんばって、ということらしい。 |
■シナリオの詳細■ | ||||
■ストーリーテラー:nozoki | ||||
■難易度:EASY | ■ ノーマルシナリオ 通常タイプ | |||
■参加人数制限: 8人 | ■サポーター参加人数制限: 0人 |
■シナリオ終了日時 2013年05月31日(金)23:21 |
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■メイン参加者 8人■ | |||||
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●夏の日 広い海、青い空、流れる雲。……多少湿気はある季節だけれども、夏に差し掛かった日差しは見事にビーチを演出しており、海に来たということを一同に認識させた。 流れるさざ波の音に、太陽の熱を吸った砂浜は、否応にもここにやって来た彼女たちのテンションを上げる。 ……が、改めて自分がこれからやる仕事を思うとちょっと肩を落とすリベリスタ一同であった。 「なんでろくでもない奴とろくでもない奴が出会っちゃうんだろうなぁ……。アークに来てから何度そう思ったことか……!」 その中の一人、『銀狼のオクルス』草臥 木蓮(BNE002229)は彼氏と来たかったような、敵を思うと来たくなかったような、そんな複雑な顔をしながら、深くため息をついていた。 「まあその、ある意味平和でいいんだけどさ……」 しかし、そう考えていてばかりでは始まらないと、メガネを押し上げてから、自分の水着を確認するように首を動かす。出発する前、フォーチュナの『運命演算者』天凛・乃亜(nBNE000214)に任せてきたデザインなのだが、これは白のビキニであった。もちろん乃亜のサイズだから、胸のサイズ的にはかなりのものなのだが……それがすっぽりと収まるような胸を木蓮を持っていたのである。 水着にはちょっと大胆だけど、フリルも付いていて可愛らしい感じもする。下品ではないので、よかったと胸を撫で下ろす木蓮であった。 「しかし今回のこいつはどうにかして無効化しないと。これから海開きで皆わくわくしてるんだ、夏の思い出を汚させはしないぜ!」 さて、改めて拳を振り上げて木蓮は気合を入れる。自分のように、彼氏とここに来たいと思う女の子たちはいっぱいいるはずだと考えると、俄然やる気が出てくる。念の為に張る結界と日焼け止めにも、気合が入る。 「それにしても……」 この海はいいところだ。きっと彼氏も喜んでくれるだろう。それを想像して、指輪を見ながら思わずニヤけてしまう木蓮である。 「エッチな風ね~、よくそんなピンポイントに変なのが発生しましたね~」 さて、『混沌を愛する戦場の支配者』波多野 のぞみ(BNE003834)は、胸を腕で押し上げながら関心をしていた。これまで色んなエリューションと会ってきたが、ここまでピンポイントなのは珍しい。……居ないとは言い切れないのが、この業界であるが。 「まあ、面白そうですが」 くすり、と手を頬に持っていきながら、のぞみは妖艶に笑う。 気の向くままに、楽しいことをしたい。そんな信条を持つのぞみには、今回の件も楽しみたいものの一つにすぎないのである。 ……とはいえ、女性を蔑ろにする者には怒りを顕にするのがのぞみだが。 「ま、今回はいいでしょう。私も楽しみましょうか」 殺しや怪我をさせる訳ではない相手なので、くすりと笑ってみせた。それから、黒のビキニに包まれながらも大きさを自己主張している胸を強調するように腕を後手に回して、グラビアのようなポーズでのぞみはスタイルの良さを皆に見せ付け始める。 「ほら、私も巨乳でしょ? だけど、私は異性に興味ないの。だから、みんなお願いね」 人差し指を口元に持って行きながらのお願いは、破壊力があった。……この場に異性が居たならば、食いついていたかもしれない。 とはいえ、今回の依頼で必要な、男を誘って気絶させるという動きはしたくないという意思表示であった。それを皆は頷く。やりたくないことは無理に勧めるものではない、と分かるから。 「そうね、楽しみましょうか。ステキなイベント、かもしれないわね」 というのは、同じく他の者に任せている『百花乱舞』桜乃 彩音(BNE003884)だ。彼女も混沌に身を任せているタイプであるから、今回の件は色々と楽しんでしまおうという気持ちのようである。今回は生死も関わらなさそうなので、彩音は気楽なのだ。 「一般人の日野さんの対応は、他の人にまかせましょ」 それはそうと結界を張りながら、バスタオルを脱いでメタリック赤ビキニを開帳する。太陽に照らされたその肢体は見るものを惹きつけるものを持っており、普段の修道服に隠れた大きな果実を見せつけていた。 「えっちな風、ですか。エリューションの癖になんというかこう……破廉恥極まりないですね」 そういうものだから仕方ないのだけれども、多少の理不尽を感じて『白銀の防壁』リリウム ヘリックス(BNE004137)は憤慨……するほどではないけど、心にしこりを残す。 「と言うか…なんでこう水着の依頼と縁があるのでしょう……」 乃亜から借りてきた水着に身を纏った自分の姿を見下ろして、ちょっぴりと恥ずかしくなる。何度か水着での依頼はやっているが、この大胆で小さな青色のビキニというのは着ることも珍しいし、ちょっとサイズがきつく感じるから、大丈夫だろうかと心配にもなる。 しかし、リリウムは気付いていない。そのスタイルの良さでもなければ、この水着は着れなかったことに。だから、横で見ていた『芽華』御厨・幸蓮(BNE003916)などは、すごいなと感心するのであった。 「それは、ともかく。全力で討伐しましょう! ええ、全力で! では参ります!」 ともかく。心配を自分で吹き飛ばすように、自らを鼓舞して両手を強く握り締めていた。 「……ふむ、こうも見た目が変わるとは興味深いな」 一方幸蓮はパットを入れて、その成果を見て驚いていた。技術の発展というものをその身で感じつつ、引き締まった体もなんとかできないものかと肩を触ってみる。思った以上に筋肉質であった。 「まあ、これは仕方ないか」 それに、件の敵は巨乳ということだけが引っかかっているのだ、この筋肉でも問題はないだろうと幸蓮は腹を撫でながら考える。腹の感触は思った以上に硬かった。 「苔の一念もなんとやらやね。こんなん生むとかある意味感心するわ……。まあ、まだこの時期で良かったって思うべきやね」 そんな姉の様子を見てちょっぴり不安に思いつつも、『他力本願』御厨 麻奈(BNE003642)は敵について考察してみる。でも、いくら考えてもやっぱり男の執念としか言いようがない敵であったので、ため息をついた。 だから、ポニーテールを整えて、小さく「よしっ」と気合を入れる。 「まあ、まだこの時期で良かったって思うべきやね」 眺めてみれば、自分たち以外まだ誰もいない海岸だ。今のうちに倒してしまえば、被害は自分たちだけで済むだろう。 「ぼちぼちやってこうか。……サービス担当になりたないし、誰もさせたないしな」 これからのシーズン、やって来る海水浴客を悲しませないためにも、やろうと決心する麻奈だった。 「まあ、サービス担当になりたそうな仲間は多いみたいやけど……」 先程からずっとグラビアポーズで遊んでいる(ように見える)のぞみや、意図的に前かがみになって胸を強調している彩音を見ながら両手を広げる。更に見渡せば、敵を誘うために自らのビキニのお尻の食い込みを直している『アメリカンサイファイ』レイ・マクガイア(BNE001078)も見える。 「うちも結構大胆なことしてるなあ……」 そんな麻奈はというと、自前の黒のモノキニだ。大胆でえっちな水着ながらも、布の部分は多くビキニのような危険性はないと踏んだのだ。 「腐女子たるもの! 胸がチラっと見えてしまった程度で引かぬ! 近くにイケメンな男性が居ようと媚びぬ! 戦闘中に起こってしまった事故など省みぬ!!」 そんな風に覚悟を決まっている『┌(┌^o^)┐の同類』セレア・アレイン(BNE003170)の姿を見ると、ちょっと思うところもある麻奈だった。 そのセレアは、市販のものとはいえ黒のビキニで決めている。スタイルの良さからも、こうして見ているだけならすごく美人だ。口を開かせてはいけないタイプだが。 さて、こうして女性のリベリスタたちが用意をしていると、強い風が女性たちの体を撫でていった。ちょっぴりと、いやらしく。 「来たようですね」 そんな風に身を晒しながらも、無表情にレイは辺りを見渡している。冷静に、状況を判断するために砂の動きなどを見ていた。 しかもレイは自ら前に出て、仲間を庇うようにえっちな風に立ち向かったのである。 「データ通りなら、もうすぐ男性がやって来るはずです。任せましたよ」 レイは誘うようにモノキニの紐を緩めて、窮屈そうだった胸を大きく震わせる。わざわざ誘う必要はないとレイは考えているのだが、結果的には誘うような形になってしまった。 ――その誘いに応じたように、強い風がレイのモノキニごと吹き飛ばす。 だけど、あくまでも冷静にレイは対処する。 「いやーん」 レイ曰くリアクションは可愛らしいものを目指したようだが、無表情であったため色々と台なしである。その一方で大きな胸とアホ毛は、そんな無表情とは別に弾んだという。 ●ひとまずの気絶と、ひとまずの脱衣 レイがモノキニを結び直した頃に、男はやってきた。海岸に広がる水着姿のスタイルの良い女性たち――つまりはリベリスタたちに、男は大喜びであった。それも、男性なら仕方ないことだろう。 「そこのお兄さん。ちょっとええかな」 そんな男……貴文の前に立ったのは、麻奈だ。ちょっとめんどくさそうに髪を掻き上げながら、ぶっきらぼうに話しかけていた。 麻奈のスタイルの良さにデレデレとした貴文は、麻奈が出してきた当たり障りの無い話題に乗って幾つか会話を交わしながら、その誘導に乗ってしまう。それも、男性なら仕方ないことだろう。 その勢いで手を引っ張られた貴文は、ヒューマンダイナモを受けて気絶してしまった。 「変に根性がある兄ちゃんやったな」 気絶する最後の一瞬まで、手を離さなかったという。こんな精神力でもないとえっちなエリューションなど生み出せなかったのだろう。 「私もお手伝いしますね」 「大きな胸好き、か……。好きな人にじろじろ見られるなら嫌じゃないっていうかむしろ嬉しいけどさ、お前はダメだろお前は!」 あとは、手伝いに来たリリウムや木蓮と共にこの貴文という男を安全圏まで運ぶだけだ。 「イケメンだわあ……彼氏にしたいわあ……。ラッキースケベの責任取らせたいなあ……」 そんな貴文の顔を見て、煩悩全開にしていたセレアという女もいたとかいないとか。 麻奈が当たり障りの無い話をして注意を引きつけていた頃、ディフェンサードクトリンや天使の歌で味方を精神的なダメージから救っていた幸蓮は、ショックを受けた。 不意打ち気味の攻撃により、着ていた白黒ボーダーのタンキニがぼろんとめくれて胸パッドが弾けて勢い良く吹き飛んだからだ。 「この、胸の内でわき上がる羞恥心は決して衆目に胸を晒したことで起きたものではない、私自身が偽った事実を暴かれた辱めから受けたものだぁっ!」 うずくまり、精神的なダメージを受けている幸蓮に声をかけられるものは居なかった。 ……だって、みんなスタイルいいから。 「まいっちんぐ」 一方、やはり無表情なレイはどことなく昭和なリアクションをしていた。こぼれた胸は大きい。 「このエッチ! べ、別に恥ずかしくなんかないわよ!」 そして、巻き込まれたように水着を剥がされたセレアは平成っぽいツンデレリアクションをしていた。本当に平成かどうかは読者の判断に任せます。 ともかく、反撃のムチや魔氷拳が透明な敵にも命中しダメージを与えたようである。 戦いは続き、貴文を運んでいたリリウムたちが合流したが……。 「うっ……!」 リリウムが着ていた小さなビキニが吹き飛んでいってしまう。しかし、リリウムは若干うろたえながらも、手で必死に隠して叫ぶ。 「今のうちです! 討ち果たしてください!」 しかし、その叫び声の間にもう一人犠牲になってしまう! 投げるためのタオルを用意していた麻奈の水着も犠牲になってしまったのだ! 「ひゃあ! い、嫌やけど討伐優先やし……」 だけど、麻奈は諦めない。着直す前に精一杯隠しながらピンポイントを放って、透明なエリューションを傷付けていく。 仲間たちの攻撃も次々に当たり……やったか! と思ったその時である。 木蓮のフリルが揺れて、次いでそのビキニがずり落ちたのだ! 「み、見ていいのは龍治だけ! わかるか? たちゅはるおーけー、おまえはのーたちゅはる!」 焦りながら、顔を赤く染めながら木蓮は手ブラをしつつライフルを構える。何気に爆弾発言をしている気がするが、戦闘中なのもあって皆はスルーしてくれた。 「やだー☆」 まだ可愛らしい声で足を高く上げるリアクションをしていたレイも、無表情だった為か皆スルーしてくれた。 「……片手でライフルが撃てないとでも思ったか!」 そして、木蓮は危ういバランスのまま反撃に移る。その執念の反撃は無事に命中したようだ。 だが、そんなダメージに怯む風ではなかった! 更なる犠牲を生み出す! 「仲間の女性以外に見てる人いないのならそこまで気にしなくてもいいかなって♪」 しかし、それを気にしないのぞみは飛び出てきた巨乳をまったく隠さずに、ムチを打ち付けていく。 これは困ったと一気に旋風を起こし、風は気合を入れて彩音と皆のビキニも一気に吹き飛ばした。これには、皆で一斉に混乱する! 「あら、見えたら困るでしょ、お互いに。ふふっ……恥ずかしいがらなくていいのよ。柔らかくて気持ちいいわ」 だけど、その中でも彩音は冷静を保ち、次から次に胸と胸をくっつけ合うことで大事なところを隠すことに成功した! しかも、その体勢のまま放たれた旋風脚は風を追い詰めていく! 「ほら、こっちへいらっしゃい。たっぷり相手してあげるわよ」 そして皆が水着を直した頃に、大きな胸を手で隠したままわざとらしく揺らして誘う彩音。これは彩音の作戦であり、逃さないためのものだが……。 「風でいじられるのもくすぐったくて……いい……わねっ」 自分の為でもあったという。そんな彩音は赤く染まった顔をしながら、アイコンタクトで味方に攻撃のチャンスを知らせる。 「ここが決め時です! 一気に行きますよ! えっちな風に裁きの鉄槌を! 今! 下します!」 そのタイミングを合わせたリリウムの掛け声と共に放たれた魔落の鉄槌と、リベリスタたちの総攻撃によってえっちな風は風と共に消えていく……。 ●戦い終わって リベリスタたちがそれぞれ水着を回収し終わった頃に貴文は目覚めた。 そして、その貴文は幸蓮の魔眼を受けていた。 「本日起きたことは全て熱中症の朦朧とした意識の中で見た夢であり、また痛みを伴った経験は全て日野氏の妄想で抑圧された願望である」 虚ろな目をしながらも、魔眼の影響を受けた貴文は頷く。 「うむ、これで良い」 それを見て、幸蓮は深く頷いて納得した。 「ビーチバレーでもしましょう。彼を含めて」 そんな貴文が少し可哀想だと思ったのか、レイはビーチボールを胸元に抱えて抱えて貴文を誘う。それには、セレアも付き合って彼にいい思い出を作らせた。 揺れるビーチボールに、揺れるレイとセレアの胸。男子にとって夢のような時間であり、一生の思い出になったのだ。 「あ、あんた! 責任取りなさいよ! イケメンなんだから!」 しかも、セレアはこう貴文に迫って付き合う約束を取り付けたという。ここに来てカップル成立かとざわめく一同であったが……すぐにセレアの腐女子な本性を知った貴文は怖くなって逃げ出したとかなんとか。 「残念やったね。でも、傍から見てて面白かったで」 麻奈はすごい勢いで逃げ出す貴文を見て苦笑しつつ、幸蓮と共にのんびりまったりとお弁当をつついていた。 「……も、もう倒したんだから肌を隠したっていいよな? な?」 そう言って木蓮は急いで帰って行ったのは、ちょっと彼氏を思い出したからかもしれない。恋しくなって会いに行ったのかもしれない。 一緒にリリウムも帰って行ったが、こちらはまた何か出ると嫌だからという理由である。 「前も塗ってみる? ……なんて。うふふ」 そんな二人を見送りながら、彩音とのぞみはお互いにオイルを塗り合いながら、夏を満喫していた。 夏の日差しが、皆の背を照らしていく。 こうやって海水浴ができる日も近いだろう。 彼女らは、自らの身を犠牲にしながらも……立派にこの海水浴を守ったのだ。 |
■シナリオ結果■ | |||
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■あとがき■ | |||
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