●誰にでも出来る簡単なお仕事です。 「仕事としては、すごく簡単。だけど、多分すごくつらい」 『リンク・カレイド』真白イヴ(nBNE000001)は、しばらく目を閉じていた。 これからリベリスタが受ける苦しみを、わずかでもわが身に受けようと天に祈るかのように。 これからリベリスタを過酷な現場に送り出す自分に罰を請うように。 やがて、ゆっくり目を開けると、ぺこりと頭を下げた。 「お願い。あなた達にしか頼めない」 苦しそうに訴える幼女、マジエンジェル。 だが、断る。なんて、言えるわけがなかった。 ●お仕事は根っこ掘りです。 「先月、とあるアザーバイド、識別名ダンデライオン討伐案件があって、それは何の支障もなく成功したのだけど……」 モニターに、ぬいぐるみのライオンとタンポポのあいのこみたいな生き物が、リベリスタと交戦中の様子が映し出される。 「ここ。このむしられたものをよく見ておいて」 ストップモーション。 インヤンマスターの式神のカラスに、綿毛みたいなたてがみがぶちぶちとむしられている。 それは、ふわふわと風に乗って飛んでいき、やがてどこかに行ってしまった。 「回収してきたたてがみを調べたら、綿毛の先に種様な物がついていた。どうやら、ダンデライオンは種で繁殖するらしい」 え、それってまずくない? 「仮にもアザーバイドの一部。別動班も作戦終了後に一生懸命回収したんだけど、回収し切れなかった分が近所の公園に根づいちゃったのが確認された」 あらたにモニターに前回の現場と今回の現場の地図が表示される。大して離れてはいない。 「見た目はこちらの世界のタンポポに酷似。もう普通のタンポポの季節は過ぎているからすぐ分かると思う。大きいし」 大きい? モニターに、巨大なタンポポもどき。 花も、ひまわりみたいに出来る。 そして、緑濃いこの季節に枯れ草がぽつぽつ生えて、荒地状態になっている。 周囲の養分や水を独占しているようだ。 「一般職員が抜こうとしたんだけど、花から魅了効果のある花粉が出ていて、株を守りたくなる。リベリスタでないと抵抗できる可能性がない」 逆を言えば、リベリスタでも魅了されるってことですね。 「大体、一株の大きさが直径一メートル。草丈じゃなくて、広げた葉っぱの直径が」 普通、おっきくても20センチくらいじゃね? 「おかげで個体数は確認できてる。20株」 結構な数ですね。まあ、八人がかりなら、そんなに時間もかからないかな。 「問題はその根っこ。通常のタンポポでも長さ1メートルの個体はざら。単純計算で、その五倍だから……」 すごく根が長いんですね。つうことは、5メートル×20株で、最低100メートル分土を掘れってことですね。 「このまま放置できない。すでに周囲の植生に影響が出ている。増殖性革醒現象も怖いし、それ以上にダンデライオン(動物形態)が成長中。この世界に適応するかどうかは未知数だけれど、すでに害悪。掘り返して。ひげ根の一本も残さないで」 草抜くだけじゃ、だめなんですね。 「残念ながら、どのくらいの期間でダンデライオンが生まれてくるか分からない。作業は速やかに終了させなくてはならない」 イヴは、モニターをズームアウトする。 「みんなには、公園の嘱託職員としてここに入ってもらう。天気予報では、これから数日間は快晴時々ゲリラ豪雨に注意。紫外線情報、非常に強い。不快指数80%。熱中症警報マックス」 野外作業は危険。 ぶっちゃけ、20株のダンデライオン(植物形態)の根っこを残さず掘り返し終わるまでは帰れません。 逆に言えば、それ以上は絶対出来ないのがわかっているのだけが救いなのだ。 「戦闘にはならない。ばかばかしいと思うのもわかる。ストレスがたまると思う。でも大事な仕事」 イヴは、もう一度頭を下げた。 「お願い」 |
■シナリオの詳細■ | ||||
■ストーリーテラー:田奈アガサ | ||||
■難易度:EASY | ■ ノーマルシナリオ 通常タイプ | |||
■参加人数制限: 8人 | ■サポーター参加人数制限: 4人 |
■シナリオ終了日時 2011年06月30日(木)23:32 |
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■メイン参加者 8人■ | |||||
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■サポート参加者 4人■ | |||||
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● 「え? タンポポ? 引き抜くの? 思わず鼻歌を歌っちゃうくらい余裕だよ♪」 『寝る寝る寝るね』内薙・智夫(BNE001581)、出発前に。 「これほど、青空が憎かった事はないと思う」 『トリレーテイア』彩歌・D・ヴェイル(BNE000877)、学校ジャージの袖を捲り上げながら。 「息抜きに来てみたら何コレ……不眠不休? マジで?」 『通りすがりの女子大生』レナーテ・イーゲル・廻間(BNE001523)、アーク職員からスコップを渡されながら ● 空は、平衡感覚がおかしくなる程度に真っ青だ。 一年で最も影が短くなり、直射日光ガンガン、紫外線がお肌をじりじり焼く侯、アークのリベリスタの皆様、健やかにお過ごしのことと存じます。 さて、本日の簡単なお仕事の件ですが。 「お前ら耳の穴かっぽじって、よ~く聞け! いいか、たんぽぽ20本だ、一本も残すな! わかったらグズグズするなっ! 配置につけ、このウジ虫ども!!」 『箱庭のクローバー』月杜・とら(BNE002285)は、軍帽+ビキニ上+ミリタリーパンツ+軍靴で、お約束は大事だよね! と、米海兵隊的カツ入れ。 ひまわりみたいにまっ黄色、ひまわりみたいに馬鹿でかい、ひまわりみたいにごん太いタンポポさんが20本、掘れるもんなら掘ってみやがれ的ふてぶてしさで、公園の緑地を占拠していた。 根っこの辺りで、VTRを見せられたかわいいけどグロイ動物形態を絶賛育み中。 その名も、アザーバイド・ダンデライオン(植物形態)。 スコップ一本で立ち向かうには、なかなか強敵にみえた。 視線を感じたリベリスタ達は、くるりと背後を振り返る。 いつもみんなの後方支援、アークの人が、花粉が飛んでこない安全圏から、がんばれーと手を振ってくれていた。 各々準備したスポーツドリンクやら冷感シートやらゼリー飲料やらがぎっちり詰まったクーラーボックスは、公園の入り口をふさぐように駐車した移動用のバンの中だ。 反対側の出入り口は、『緑化作業中。関係者以外立入り禁止』と厳重に封鎖されている。 微妙な緊張。 そして、真白イヴというエンジェルにいやだと言えずにここに来てしまった一人が、耐え切れずにぶちきれた。 「拙者持病の口内炎があるから、これでっ!」 トータル14回目の逃走ダッシュ! 今回も「とっさの連携」で、十一人の二十二本の手が智夫を取り押さえた。 「いやだー、お家帰るぅ」 しくしくと幼女のように泣く智夫に、女子大生のオネーサンがきっぱりと言った。 「……逃げるヤツは逃がさない。全員でちゃっちゃとやって終わらせるのよ。人手が減るのは死活問題」 レナーテさんの眠そうな目がいい感じで据わっていた。 「ゆるさない」んじゃなくて、「にがさない」。 ゆるい気迫が、智夫に、ひいては全てのリベリスタにスコップを握らせる。 とにかく、掘るしかおうちに帰る術はないのだ。 だって、お財布も携帯も着てきた普通のお洋服も、アークの人が車の中にしっかり預かってくれてるんだもん。 ● 「通常赤のアーマー部分を茶色に換装。メインウェポンをハイパースコップにチェンジ!」 フィオレット・フィオレティーニ(BNE002204)、アーク支給スコップをふりかざし 「100mも掘るとか……なんかそんな穴掘りゲームあったよねー。直線で100mじゃなくてよかった……って思っておくよ」 『だんまく☆しすたぁ』結城・ハマリエル・虎美(BNE002216)、日焼け対策と手ぬぐいでほっかむりしながら ● 虎美とフィオレットには、共通点がある。 彼女らの兄は、それぞれいろんな意味ですごぉく残念なイケメンなのだ。 「やだなにこれ……すごく、大きいです……」 虎美がうめく。 「あの超ムッツリスケベな兄さんが、必死になって代わってくれって頭下げたのにはこういう訳があったのね」 フィオレットは脳内でモザイク修正つき兄を思い浮かべて、一人でうんうんと納得している。 強烈に残念なイケメンの兄を持つ妹にも、往々にして共通点がある。 「私、この仕事が終わったらお兄ちゃんとベランダでガーデニングするんだ……」 土を掘りながら、虎美がうつろな笑いを浮かべながら未来を語る。 「あとで、兄さんにあのアイスクリーム屋さんのトリプルアイス奢ってもらおー♪」 土を掘りながら、フィオレットがやってくれやがったなばか兄さん的軽やかさで未来を語る。 本人に自覚があろうとなかろうと。 本人がいかに否定しようと、兄の強い影響下にあるのだ。 お兄ちゃん離れしないと、彼氏出来ないぞ。 余計なお世話か。 ● 「なぜアニソンばかりなのか? ……それぐらいしかまともに歌えないんだ」 『普通の少女』ユーヌ・プロメース(BNE001086)、口ずさむ歌に言及され、顔をそらしながら。 「おれはーほるよー穴をほるよーふんふんふんふん♪」 『まめつぶヴァンプ』レン・カークランド(BNE002194)、余りの音痴に口をふさがれる三秒前。 ● (ふっふっふ……庭いじりが趣味な俺に喧嘩を売るとはいい度胸だ! 革醒する前に俺が全部ひっこ抜いてくれる!!) 趣味は庭弄り。愛用の麦藁帽子があるアウトドア派。 それって、夜の眷属たるヴァンパイア的にどうなんだ。 当のレンは、自信満々で穴掘りにのぞんでいる。 今度歌ったら猿轡かませちゃうぞっ! 的周囲の空気を読んで、鼻歌程度に抑えつつ、ざっくんざっくんと掘って行く。 彩歌の提案で、バケツの取っ手にロープをつけて、下から土をかきだす係が出来た。 五メートルって、二階くらいはあるんだよね。 タンポポの根っこを掘りあげるだけの簡単なお仕事。 ずっしり重たいバケツを引っ張りあげるだけの簡単なお仕事。 バケツの土を仮置き場に運ぶ簡単なお仕事。 ぴよこが浮いたビニールプールで、タンポポの根っこを洗う簡単なお仕事。 「……なんで俺、根っこ洗ってるんだ?」 『むしろぴよこが本体?』アウラール・オーバル(BNE001406)さん、それはこっちが聞きたいです。 あなたがじゃぶじゃぶやってる根っこの先っちょの膨らんでるところ、凶暴な動物形態が絶賛成長中なんですよ? どこからともなく現れたアーク研究班の人たちが、アウラールにあっち向けてこっち向けてと注文をしつつ、根っこ部分の撮影会を始めた。 とにかく掘る。 土は靴の中にも入り込み、くつしたは泥色に変色している。 そのうち、汗で靴の中がぞぶぞぶいいだす感触は、無視。 適当に分かれて、掘って掘って掘り進む。 黙って作業していると気が狂うので、何がしか口にする。 「うふふ、こんなに大きな綿毛、見たことないや。これなら……綿毛に乗ってどこまでも飛んで行けそう……」 智夫の手が、天然蒸し風呂状態の深い穴の底から、届きもしなければ、そもそもありもしない綿毛に伸ばされる。 「て、かゆいと思ったらヤブ蚊にたかられてるお~」 とらは、虫に刺された腕を掻こうとするが、すでに爪の中まで真っ黒。これで掻いたら、ちょっとやばいかもしれない。 「おにょれ、虫ケラの分際でナマイキなー!! くらえ、神気閃光!」 かくにかけないカユカユの怒りを込めて、とらが熱く技名を叫ぶ。公園がホワイトアウトした。 三秒後。 「増えた」 うん。虫も殺さぬ慈悲の心に満ち溢れた不殺の技だし。 ● 「皆には元気でガンガン働いてもらわなきゃならないからねっ。……とらの分まで」 とら、救援物資を並べながら。ほっぺたむにむにの刑にされる三秒前。 「もうね、5メートルとか重機使った方が早いでしょう。あのスキル取る余裕無かったけど」 彩歌、金属部分の耳に緊急冷却用の保冷材を当てて。猛烈な水蒸気にむせ返る三秒前。 ● 外に露出された金属部分から火を噴きそうだ。 ぽつ、ぽつと、落ちてきた水滴が、ジュッと音を立て蒸発する。 見上げれば、真っ青な空を呪いの様に黒い雲が侵食して行く。 水滴はすぐに線に変わり、バケツをひっくり返したような豪雨に変わる。 掘っていた五メートルの穴はたちまち泥プールと化す。 溺れる、死ぬ。死ぬからっ! ほうほうの体で這い上がっていたリベリスタ達は、あわてて簡易休憩所として建てた大型テントに避難する。 「げっ、タンポポがみるみるうちに根を伸ばしてる?! そんなに勢いよく伸ばしちゃらめぇっ! 壊れちゃう!」 智夫が舌をもつれさせながら、悲鳴を上げる。 「みんな、どうしようっ!?」 振り返ると、 「暑いし、喉渇くし、汗でべたつくし、代えのシャツなんて持ってきてないし……後でアークの人から貰おう……」 レナーテは、肌にはりつくTシャツをひっぱっている。 「もー、思考が熱暴走しちゃうよー……」 フィオレットは、Tシャツの裾で雨や汗をぬぐっている。おなかペロン。キュートな色合いの布が胸椎の辺りにって、それは、口にするのもはばかられる大胸筋補正サポーター的アレですか!? 「くしゅんっ!」 ユーヌは、鬱陶しいなと呟きながら、張り付く服や髪に苛々しながら、着替えを始めようとしいて。 「暑い……作業着など着ていられるか!」 『巻戻りし運命』レイライン・エレアニック(BNE002137)は、叩きつけるように作業着を脱ぐ。 華奢な体形で維持できる最大限の巨乳に張り付いてるその布切れなんですか。水着? うそぉ、いいの、そんなんで? と聞きたくなる、あられもないお姿。 レイラインと智夫の目が合った。 「……にゃぎゃぁぁぁ!!!」 「レイラインさん、落ち着いて。外、土砂降り。土砂降り、呼吸も出来ないゲリラ豪雨ッ!!」 「なんで、ここにいるかな」 「男子は人数少ないんだから、車までダッシュで走ってけって言ったでしょ」 「土砂降りで聞こえなかったんだよ。ホントだよ」 「いいから、出てゆかぬかっ! ゲリラ豪雨? だからなんじゃ!? 死にはせんっ!」 「それでなくとも、テンションだだ下がりなんだってば」 「三倍アイスクリーム!」 セイ、キャーッ!!! ● 夕立のあとの太陽光線は、今まで差さなかった分増し増しで振り注ぐ。 地面からもやもやと陽炎が沸き立ち、蜃気楼の向こうには楽園があるのとか言いそうになる。 そんな中。 「ほいさーほいさーほいさっさー!」 『首輪付きの黒狼』武蔵・吾郎(BNE002461)は、黒毛の狼男。 このリアカーの土の下にはおばあさんの骨があります的容貌だが、善良なリベリスタ。 「ヤケじゃねえぞ。何か楽しくなってきた」 サンサンとかジリジリじゃない、ゴバーッと降り注ぐ太陽光線を効率的に吸収していく、ふかふか黒毛。 夏毛に生え変わったとはいえ、もっふりしていることには変わりない。 蒸させる頭と胸。どくんどくんッと脈打つ血管、沸きあがる酩酊感。 「太陽から妖精さんが舞い降り」 「「「退場ーッ!!」」」 ● 力持ちの頼りになる土運び要員がいなくなってしまった。 これにより、穴堀り作業は更なる混迷を招くことになる。 なぜならば、このタンポポの花粉は、非常に危険な効果があるからだ。 「だ、だめですよ!こんなかわいくて可憐な花を摘むだなんて!」 『ロンサムブラッド』アリシア・ガーランド(BNE000595)は、鼻の回りまっ黄色にしつつ、力説し始めた。 「そっと咲いているだけじゃないですか!」 叫びながら、穴の中に土を埋め戻そうとしている。 レナーテが近寄ってきて、ぺち。と、アリシアを叩いた。 「ぼくが責任とって育てますから!」 アリシアは、ダンボールの子猫を抱えた小学生的発言。 そしたら多分、動物形態ダンデライオンのファスナーみたいな歯ですりつぶされて、美味しくモグモグゴックンされる。 レナーテは、幾分強めにべちべち。 「うわーん!」 茎を抱きしめ、泣きじゃくる。飼っていいって言ってくれるまで動かない小学生的行動。 「目え覚まさないのが悪い」 ブレイクフィアーと言いながら、レナーテさん、べちべちべちべち。 光ってない。レナーテさん、光ってないよ。 「いやいやいや、ここまで頑張って掘ってきたあたし達の努力を無駄にしたらダメでしょって言うか、育った命を奪うとかダメでしょ。ダメダメ。アザーバイドだろうがそれは同じ。生存権って習ったでしょ。確かに異世界の……」 なんだかレナーテさんの目もぐるぐるしてきたぞ。掴んでるスコップが土を下に落とし始めたぞ。 「スコップで殴って元に戻さないとっ!」 彩歌さん、そんなことしたら死ぬっ……リベリスタだから一撃くらいは大丈夫か。それはともかく、何でスコップ。 「素手だとマジックガントレットの分補正入って痛いだろうし……」 なんでマジックガントレットしてるの? 軍手? 軍手の代わりなの? 「意味もなくおっきな穴を掘らせてまた埋めるって無駄な事を繰り返させる拷問があったよねー」 唐突に虎美が饒舌にしゃべりだす。 「え、なんで土を戻してるのかって? 埋めるだけの簡単なお仕事でしょ? ……ハッ! なんか穴が埋められてるぅ!?」 覚醒状態と魅了状態をえらい勢いで行ったり来たりしている。これも偽多重人格者のなせる業か!? 自分でパンと頬を張る。 「女の子に手を上げるとかひどい! お兄ちゃんにもぶたれた事がないのに!」 「パパにもぶたれたことないのにぃ~!」 「タンポポが悲しそうな瞳で見ているよぅ!?」 「えー……まだ掘るのー? もう飽きたー」 「軟弱者、それでも男ですか!」 「もっと、お姉さんみたいに言ってくれ!」 「涼しい故郷に帰りたい」 「アイスクリームラブ!」 「太陽の真ん中には妖精さんが」 「ふわふわに見えて根っこのところは硬派」 「ククッ、ククッ、クククククッ」 「先生! ユーヌさんがゲシュタルト崩壊しそうなくらいクの字を並べて笑ってます」 「正直辛い」 「冷房効いたゲーセン行きたいよーアイス食べたいー」 「おれはれん! もうすぐしんちょうは2m! おおきな根っこだな、これたべたらしんちょうのびるかな」 「もしかして、スコップ捨てて神秘で殴り掘った方が早い?」 ● 信じられるかい? リベリスタ達は、あの混乱の中、それでもダンデライオン(植物形態)二十本、一体の動物形態を孵化させることなく、ひげ根一本残さずに全部回収してきたんだぜ? ちょっとしばらく休養が必要みたいだけど。 素敵だ、僕らのリベリスタ。 さすがだ、僕らのリベリスタ。 また、こんな事態になったら、よろしく頼むね? |
■シナリオ結果■ | |||
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■あとがき■ | |||
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