● 「潜在ホモ力たったの5か……ゴミめ」 最強を追い求める其れがこの世界へと降り立った場所に、偶然居合わせてしまった不運な男。 ゴミ――と、そう言われた男の胸には長く鋭い爪が突き刺さっていた。 「助け……て……」 声にならない声で男はそう訴えかけてみるが、人ではない其れに通じるはずもなく――。相手は、爪の生えた腕に力を込めていく。 「まあ良い、まずは貴様のホモ力を吸わせてもらうぞ!」 言葉と同時に突き刺さったままの爪は高速で回転を始め、血飛沫と肉片をまき散らしながら男の胸を貫通した。 風穴の空いた体は精気を吸い取られるかの如く萎んでいき、やがてこの世界から完全に消滅してしまう。 「遠くに、そこそこの潜在ホモ力を持つ者が複数居るようだな……」 ポチポチと。頭部に付けた機械を弄りそう呟くと、其れは夜の闇へと消えていった。 ● 映像の現場から数キロ離れた場所に、そういった嗜好を持つ人々にとっての出会いの場として有名な自然公園があるらしい。 映像に映っていたアザーバイド『H・イーター』はその公園に現れ、一般人を次々と殺戮していくこととなる。 「皆さんが公園へと急行しH・イーターを倒せば、悲劇を食い止めることが出来るはずです」 いつもと変わらぬしっかりとした口調で、依頼についての説明を続ける『運命オペレーター』天原和泉(nBNE000024)。 H・イーターは潜在ホモ力の高い相手には通常より大きなダメージを与えることが出来る。しかし反面、潜在ホモ力が高い相手からの攻撃には通常よりも受けるダメージ量が大きくなってしまうらしい。 更に、相手を殺す事で対象の潜在ホモ力を吸収し、その量に応じてパワーアップ&回復するので注意が必要とのことだっだ。 そこまで一気に説明すると、和泉はそのまま〆の言葉を告げた。 「アザーバイドである以上は放っておけませんし、なにより罪のない一般人が犠牲になるのを見過ごすことは出来ません。そうですよね? だから皆さん、頑張って来て下さい!」 そんな感じでブリーフィングはあっさりと終了した。 和泉がブリーフィングルームを退出した数分後、残されたリベリスタのうちの一人が小さく呟く。 「えっと、『潜在ホモ力』ってなんなの……?」 |
■シナリオの詳細■ | ||||
■ストーリーテラー:田奈アガサ | ||||
■難易度:NORMAL | ■ ノーマルシナリオ 通常タイプ | |||
■参加人数制限: 8人 | ■サポーター参加人数制限: 2人 |
■シナリオ終了日時 2013年03月20日(水)01:46 |
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■メイン参加者 8人■ | |||||
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■サポート参加者 2人■ | |||||
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● 公園――紳士たちの社交場、ハッテン場である。 ベンチに青いつなぎを着た、振り向くだけで罪な、男のハートをがっちりキャッチのいい男が座っていなくてはならない。 「以外と潜在的にホモを持ってるヤツって多いんだなって思うと、世の中まだまだ捨てたもんじゃないなーって思えてくるよ」 『いい男♂』阿部・高和(BNE002103)、ご機嫌麗しゅう。 潜在的ホモ力。ウホッな男性とのご縁が如何に深いかを数値化した値。 「あと、俺って実は潜在ホモ力あんまり高くないんだな」 それは君が特異点に限りなく近いからじゃないかな。な、阿部。 「まったく、せっかく好きな人と愛し合ってる大事な時間を過ごしてる所を襲おうなんて、見過ごすわけにはいかねぇよな、俺たちがここで止めてやるぜ」 『(自称)愛と自由の探求者』佐倉 吹雪(BNE003319)、いいこと言ってる。そう、人の大事な空間壊しちゃいけないよね。 「それと隙があったら仲間とホモホモして潜在ホモ力を上げようぜ」 さらっと、ふざけたこと言ってるぞ。 「成功条件に「ホモホモする」なんて書いてないのに、どうしてホモホモすることが前提になってるんですか!?」 『Average』阿倍・零児(BNE003332)、渾身のツッコミ。 「あいつを倒すためだ」 それっぽいこと言ってるようだけど、今回はまじで関係ないから。 零児は覚えてる。ブリーフィングルームで吹雪は言ったのだ。 『理由なんて必要ねぇさ、したいからする、それだけでいいだろ?』 背後にズッギャアアンとか擬音が入りそうな台詞だ。 (言われちゃいましたよ。ひょっとして僕がおかしいんですか) しっかりしろ。悪い大人に毒されて、ぶれてはいかん、青少年! 「――どうしてこうなった」 しかし、11歳が抱えるには余りにも重い苦悩。 「僕は普通のリベリスタなんです、ノーマルなんです。阿部さんとは違うんです」 君の趣味思考とは関係ないんだよ、こればっかりは。ご縁の問題だから。 いっそ、女とばっかり付き合うのはバランスが悪いから、選択肢として男も考慮に入れとくみたいなバランス感覚が必要なんじゃないかな、実際の選択は別として。君の心の平穏のために。 「もう一度言おう、どうしてこうなったぁぁぁ!」 (……い、色々と死守せねば!拙者の貞操とか…拙者の貞操とか…いやいや、もっと大事なもの…そう!拙者の貞操とか貞操とか。もうぶっちゃけ拙者の貞操を守る為の戦いな気がしてきたでござる) 『女好き』李 腕鍛(BNE002775)は、色々心を痛めている婚約者のことを考える。 男も貞操は守るべき。特に後ろは死守するべき。もちろん、乗っかられないようにも気をつけるべき。 (拙者の称号『女好き』の為に! 何よりも愛しい愛しい恋人の為に拙者はあらゆる意味で生きて帰るのでござる!) しくじったら、ミドルネームに『男もそれなりに』 つくかも知れんな。 (どうも最近、一部でホモだと思われているようなのだが、誤解は解かなければならない。潜在ホモ力が低いと判定されれば、公的にホモでは無いと証明されるのではなかろうか) 『リベリスタ見習い』高橋 禅次郎(BNE003527)君は、とりあえずライダースーツを素肌に着るのをやめるところから始めるのがいいんじゃないかな。 イケメン予備軍ジャパニーズキッズは、その筋では引く手数多だぞ? なんつうか、うめかせたい系だよね。 社会的死亡がありうる戦場に再び足を踏み入れなくてはいけなくなった戦士達よ、粉骨砕身するがいい! ● 繰り返すが、潜在的ホモ力は、如何にホモなのかという数値ではなく、如何にご縁があるかというエンカウンタースコアである。 よって、女子にも適応される。 『┌(┌^o^)┐の同類』セレア・アレイン(BNE003170)は、アザーバイドに目を凝らしていた。 「地球のみんな――」 腐女子って皆すごくスケールが遠大だ。 今までの戦いで出会った、強敵(と書いて、ホモと読む) や、戦友(と書いて、ホモと読む) や、同志(と書いて、フジョシと読む) の記憶をスーパーエンドレスリピート、増幅増幅更によこしまな魔力を増幅。 「あたしに潜在ホモ力をわけてちょうだい!」 彼女の叫びに、自称ノーマルのリベリスタは大きく頷く。 差し上げます。そのまま返していただかなくて結構です! 更なる集中、及び色々情念を束ねて特製の腐れ――じゃない、鎖を練成中。 『悪手』泰和・黒狼(BNE002746)と『Friedhof』シビリズ・ジークベルト(BNE003364)は、その場に居合わせた不幸な一般人たちの現場離脱工作に余念はない。 結界によって、居心地を悪くさせ、それでも残っている根性入った連中に、黒狼は退去を呼びかけた。 「少々危険な騒ぎになるため、迷惑を被る前にそちらの場所を移してくれ」 筋肉質で精悍でやや色黒でアクセサリジャラジャラ付けてるお兄さんが、ハッテン場で少々危険な騒ぎをすると言う。 めくるめくよこしまな妄想。危険なかほり。 動きがたい子猫ちゃん達に、そっと経費の一部を握らせる。 「――お兄さんなら、ロハでいい――」 いや、そういう意味じゃなくてぇ!? 思わず握り締めた石がばらばらに砕け散った。 「とにかく離れよ。危険だ」 シビリス、フォロー。 潜在ホモ力の何たるかを理解したくなかったから一般人の保護に回ったわけだが、こっちも一筋縄じゃいかないっぽいぞ。 「あの、俺らも二人なんで四人で場所変えるとかどうですか?」 「いや、だからそういうんじゃなくて……」 ハッテン場に迷い込んだならまだしも、わざわざ来るノーマルなんていませんよ? その辺りの相互理解から説明しないと、動いてくれそうにないぞ。 余裕があったら戦闘も手伝ってやろうかとも思っていたのだが、すまぬ。なんだか、いけない気がしてきた。 ● それでも、戦闘区域の一般人退去終了! 後は、本隊にまかせろ! 『ナルシス天使』平等 愛(BNE003951)は、自分が大好きだ。 (一般人に矛先が向かないようにしておこう。まぁ、ありえないよね! 世界一かわいいボクが目の前にいるのに手を出さない人なんていないわけだしね!) とにかくすごい自信だ。 (それに2月なのにこのせくすぃぃぃ水着! ぶっちゃけ寒い。だけど水着。なぜならボクの細胞ひとつひとつが可愛いからしょうがないよね!) 言葉の意味はよく分からないが、とにかくすごい自信だ! えっちい水着は布が少ない。今時分のの夜間にお肌を晒すなんて、意志力つぎ込んでなけりゃやってらんないよ! それを可能にする自己愛っぷり、感動の域に達する。イエスだね! そんな愛をスカウターで確認するH・イーター。 愛、潜在ホモ力、推定600。ほぼ今回の平均値。 「ふ、やっと喰うに値する連中のお出ましか」 無駄にいい声のH・ハンター。 「すげぇ気をもったヤツが近付いてくるぜ。うひゃー、オラわくわくしてきたぞ!」 まだ、食ってないからほっとんどすっかすかだけどね。期待値だけでも気持ちよくなっちゃうよね。阿部さんのテンション、アゲアゲ。 (どうやら拙者の潜在ホモ力は500そこそこのようでござるからな。相手の攻撃もこちらの攻撃もそこそこに痛そうでござるから……ここは持久戦より短期決戦でござるな。業炎撃で……) 前に出ようとした腕鍛に、艶かしい阿部さんの流し目アンド流水の流れ。 H・イーターとの間に本格的レスリングくらいの距離――指先が触れ合うか触れ合わないかの切ない距離をキープする阿部さん。 近づきすぎずでも遠すぎず絶妙な距離感を、阿部さんが「他のメンバー」に求めてるよ。 求めに応じなかったら、きっと、二本挿しとか三連結とかに巻き込まれるんだ。 吹雪的には問題ないので入っちゃうが。音速でH・ハンターを切り刻んじゃうが。 ちなみにこういうシチュエーションで切り刻む技を使うと、大抵服がびりっびりになる。 「なかなかそそる体してるよな」 ガチホモの目が怖いよ。 「すまない、ほもは帰ってくれないか!」 緊張感に耐えられなくなった『ピジョンブラッド』ロアン・シュヴァイヤー(BNE003963)は、涙目だ。 (……何故かそのテの依頼に迷い込んだり、事故で友人と恋のラーニングをしたり、未来の義弟とほもほもしたり、N♂Hの汚名を着せられたりとかそんな事もあったけど……) ざんげしてるのは君の方だ。 (それでも僕は、やってない! ほもじゃないよ!) 妹の前ではよき兄、よき信仰者でいたいのに、妹の婚約者とむにゃむにゃ疑惑が持ち上がって、それも一期一会ですめばよかったのに、また鉢合わせですよ。 神父様、あんたも好きねえ。と言われても、文句も付けられないこの状態をどうしたらいいの救ってくれない神様。 今、ロアン、そういう状況をこの世から排除すべく努力すればするほど、反作用でそういうのとご縁を深めちゃう、因果律スパイラルに片足突っ込んじゃっているのだ。気づかぬは本人ばかりなり。 ホモ呼ばわりされたばかりか、エロイ目つきで見られてる『H・イーター』 は、お怒りのご様子。 「……あ、今度の敵はそれ自体がほもなんじゃなくて、ほもを食べる敵なのか……」 ある意味、ロアンと利害は一致していなくもないが、人を食べるのいくない。 (僕に害は全く無いけど、紛らわしいから、とりあえず殺しておこう) 妹さん、あなたのお兄さん、結構悪い人だよ!? 「なぁに、お前もそういうのが好きなんだろ? だったら、俺たちがたっぷり相手してやるから安心しな」 吹雪さんもあれよあれよとノンケを食っちまうタイプです。 (――腕鍛さんが今回は阿部さんに狙われてるので僕は安心です) 零児、腕鍛をサクリファイスに、セーフティゾーン構築。 (――って、何をほっとしているんですか、意味分かりませんよ!) 少年、目を背けるな。今、保身しようとしたろ。 「はー、もうこれ以上やってられるか、そんなことよりアザーバイドの殲滅ですよ」 (なんか変な性質持ってるみたいですが僕は普通でノーマルなので、きっと関係ないに違いありません) ちなみに、零児の潜在ホモ力、推定200。 (近すぎず、離れすぎず、そして背後から狙われないよう注意して、範囲に巻き込まれないよう距離も取って――) H・イーターのスクラッチに巻き込まれるわけに行かない。長いお爪で引っかかれちゃうのだ。 ちなみに、衣装がびりっびりに破けるのはこの手の依頼のお約束なので、わざわざ断ったりする必要はない。 リベリスタ達は本能で悟っている。範囲攻撃、やばいと。 ひっかかれて鈍化するなんて、『いや~ん、えっちぃ!』 からのへたり込み以外のなんだというのだ。 (物理、神秘、近距離、遠距離どれも偏らず平均的に攻撃をくわえていくことにしてたんですけど……) 無頼の拳とテラーテロールとバウンティショットとヘッドショットキルを平均的に使っていく、あくまで自分の平均値にこだわる阿部零児11歳。 しかし、阿部さんのフィールドに入ったら桃尻がえらいことになってしまうかもしれない。 悪いこと言わないから、銃撃にしときなさい。 「よし……良い事を思いついた!お前、俺のケツにドリルクローしろ。その変態的欲求を俺のケツにぶちかましてみろ」 阿部さんたら。そんなこと言ったら、貫かれちゃいますよ。流血しちゃいますよ。ザクロになってしまいますよ。どこがなんてわかりきってること聞かないでで下さいね!? いいんですか、相手はアザーバイドですよ。ためらってくれたりしないんですからね。とめませんからね。知りませんよ。 ヘイ、バックからカモォーン状態の阿部さんを隠すように禅次郎が立ちふさがる。 「――多分測定器すら破壊するであろう阿部さんは、与えるダメージも大きいが、被ダメも相当な事になりそうだ」 禅次郎さん、血の涙!? 「愛とかじゃないぞ、いや、ツンデレとかじゃなくマジで――っ!!」 大事なことなので、ちょっと語気強め。 「それに、万が一にでも阿部さんが捕食された事を考えると……洒落にならない。多分世界は滅ぶ」 (言わば捕食者VS捕食者。どちらが勝っても世界の危機だ) だから、阿部さんをかばう。 その意気やよし。だけどもさ、その場合、下手したら、君のわざわざ言うまでもない所がザクロになるんだけども。 しばらく乗り物乗るの辛くなるかもしれないよ?バイクとかは特にやめといた方がいいんじゃないかなかな。 大丈夫、君の犠牲は無駄にはしな……って、阿部さんなんでそこで自分で当たりに行くのっ!? ちゃっかり禅次郎の近接範囲から華麗に離脱、H・ハンターにアーッされた。具体的な描写はしないぜ、全年齢対象! 「――ところで俺の被ダメージを見てくれ、こいつをどう思う?」 無茶しやがって。直視できない恐ろしいことになってます。 ずっと生温かい風吹かせ続けてる愛ちゃんがいなかったら、明日っからのいい男ライフ、楽しみが半減でしたよって言うか問答無用で追加重傷だよ。 「大きいのはいいからさ、このままじゃおさまりがつかないんだよな。今度は俺の番だろ」 もう、阿部さんたら、リバなんだから! (こういう敵は尻尾的なものを握れば無力化できるんじゃねぇか? もろちん、尻尾みたいなものでもいいよな。ちょっと長くて太いものがあれば握ってみるぜ) 残念。探索判定に失敗した! 阿部さんのテンションが若干落ちた! せめて腹に響くといいんじゃないかな、カウンタードッサイショー! 決して、『なかなかいい尻してんじゃないの』 的スパンキングじゃないです。あと、フィストじゃないです。おっと、全年齢。 「女装男子のクアドラプルピースが忘れられないわ誘い受け男性諸君は元気かしら即売会には行けなかったけど、彼女たちの新作は某ルートで入手済み大切なコレクションよ――」 セレアの呪文詠唱の中に盛り込まれる集中するための記憶反芻。もっともっとぉ。 「アザーバイドの2人末永く幸せになってるかしら今度は仲良く遊びに来てアレやソレを見せてくれたらいいのに伯爵と執事は絶対ホモォに目覚めるべきだと思うのあの関係あの外見もったいない干興院さんまた出てこないかしらアークに勧誘したいぐらい興味深い存在なのよね王様こちらの世界でフェイトを得てくれればいい仲間になれるのに――」 渦巻け妄想、逆巻け欲望。腐女子たる者火のないところに煙を立て全てを混沌に突き落とし中から輝くホモォ……を練成してなんぼ! 「一人前になった彼女にまた会いに行かないと即売会に誘おうかしら――」 燦然世界に遍く存在する我が同志。我等に仇なす存在を呪い苛み打ち滅ぼす力を貸したまえ。 せっかくのホモォ……を食ったにも関わらず、ホモォ……でない存在なんて、害以外の何者でもない。 「あたしの全力の想い、受けてみなさい!」 これがあたしの全力全開。貴様の命はここまでだ! 光も逃げられない黒の鎖がH・ハンターの四肢を絡め取り、痛恨のはずかし固めである。詳細は描写しないぜ、全年齢対象。 (潜在ホモ力とやらを利用して、いつも以上に攻の姿勢でいこう。そんなもの潜在もしてないし、攻とか受とか知らないけど! あと、変な意味でもないよ!) ロアン、涙目。恐ろしいガチホモエリアに足を踏み込ませざるをえない。 メルティーキスなんてホモ相手に使うの切ないけど、チカタナイネ。だって、これ、いい感じに効くんだもの。 まじ殺す。どっかん! 「今だ! 腕鍛! このケツに突っ込めぇ!」 阿部さんが、H・ハンターを抱え上げる。 (えっ、今回は阿部さんとほもほもするの? そんな、僕や零児くんとの事は遊びだったの!? ……というのは激しく冗談で……) ロアンさん、そういう捨て身の冗談、今後の親戚づきあいにヒビ入れるからやめといた方がいいよ。 「ケツは勘弁で御座るよ。突っ込むのも突っ込まれるのも真っ平御免で御座るよぉ!!!」 魂の叫び。そういう訳で、斬風脚の一点張り。 ちかづかねえ。そもそも直接触ったりもしねえええええええ!! 「さっさと奴を倒して、これ以上妹に誤解される事が無いようにしよう!?」 「合点承知! 全面的に賛成でござるぅゥゥ!!」 そんな訳で、H・ハンターは倒された。 ● リベリスタの仕事は迅速だった。 「ここはハッテン場として有名みたいでござるし。トイレとか絶対にいっちゃダメでござるよな!よし、拙者は帰るでござる! 安寧の自宅へ!」 そんで婚約者の胸で泣きたいそんな夜。 これ幸いにと、三高平市に帰っていくノンケの人々。 それに手を振り見送る、そっちの人々。 「おっけーナンパ行こうナンパ。ナンパされにいこうよ。お持ち帰りされちゃおーっと」 愛はひゃっほーと今宵の相手を探しに行く。 そして、もう一人残った、いい男。 「戦闘を目撃されていたら、困るからな……」 周到な阿部さんは、世界で一番いい男。 その道の殿方の視線をがっちり集めたところで、一人一人公園のトイレで記憶操作。 見ちゃった……な記憶を、大規模のホモのイベントのアトラクションに書き換えた。 ついでに、リーワッターなる総受けアイドル伝説が爆誕したりしたのだが、腕鍛がこの界隈に足を踏み入れることは決してないので、特に支障が起きることはないはずだ。 世は全てこともなし。 ないったらないったらないのだ。 |
■シナリオ結果■ | |||
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■あとがき■ | |||
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