●真夜中のOLさん カツカツカツカツと、ヒールとアスファルトがぶつかる音が響く。 心なしか足早に駅から家への坂道を急ぐ仕事帰りの妙齢の女性。 「ったく、なんで部長は自分の仕事も私に押し付けるのよ……。お陰で月九が見れなかったじゃない」 ぶつぶつと呟くのは、まばらな街灯の明かりだけしか光源がないこの界隈が恐ろしいからだ。 「っ?」 彼女は、息を呑んで止まった。眼前に、人影がある。 しかし、家はこの先だ。迂回路もない。 車一台分程度の道幅しか無いこの生活道路では、思いっきり離れることも出来ない。すれ違うしかないのだ。 いつでも助けを呼べるように、カバンから携帯電話を取り出し握りしめ、彼女は慎重に、しかし早足で進んでいく。 深夜とはいえ、ここは住宅街だ。坂のふもとのコンビニへ夜食を買いに出かける者もいるだろう。 見かけない年格好だが、きっとご近所さんに違いない。きっと無害な人に違いない――。 「お嬢さん」 しかし彼女の希望的観測は、不気味な声で呼び止められたことで粉砕された。 トレンチコート姿の男は、ニマニマ笑っている。 右手にはスーパーのビニール袋らしき白い袋。中身は、大量の棒状の何か。 「夜道は危ないよぉー」 びちゃあっ。 間髪入れず、ざくぅっ! ずるるっと彼女の顔の皮が剥けて……。 「ぎゃああーーーっ!」 彼女の断末魔が響いた。 ●事案発生 「深夜の閑静な住宅街にフィクサードが出現し、若い女性を襲う事案を予測。発生前に食い止めることを要請します」 『運命オペレーター』天原和泉(nBNE000024)の事務的な言葉がブリーフィングルームに響く。 「若い女性を襲うとはな。どんな奴なんだ」 詳細を問い合わせられ、和泉は淡々と書類を読み上げた。 「対象はトレンチコート姿。三十から四十代の男性とみられ。不気味な笑みを浮かべています」 「へ、変態さんじゃないか!? いったい、女性に何をしでかすつもりなんだ!」 「白濁した液体状のものをかけられる模様です」 その時、リベリスタに衝撃走る。 「なっ、なっ、それは一体どんな液なんだ……」 恐る恐る尋ねる勇者に、和泉は表情すら変えずに言ってのけた。 「とろろです」 「…………えっ?」 和泉は、その聞き返しをどうとったか、再度説明を試みる。 「とろろです。山芋をすりおろしたものです。ご存じないですか」 「いっ、いや、とろろくらい知ってるよ!! そ、そっかぁ……とろろかぁ……って、なんでやねん」 思わず手刀でツッコミをいれてしまったリベリスタの反応も、致し方なしであろう。 「そのフィクサードは、左手がおろし金のようになっています。こちらで山芋を摺り下ろしてかけてくるのです。麻痺の効果があるのでご注意下さい。また、このおろし金は強力な武器にもなります。加えて、山芋を口に突っ込むという攻撃もしてくるようです」 あんまりな攻撃方法に、一同はただ汗を流しながら、頷くしか無い。 運命オペレーターたる和泉が言うからには、与太ではないのだろうから。 「う、うん……」 このとろろ男フィクサードは、山芋と相思相愛なのか、身の危険を感じると、E・ゴーレムと化した山芋が五つほど現れるという。 「山芋の内訳は以下の通りです。長芋、大和芋、大薯、仏掌薯、自然薯」 「うん、わからん」 「全て、体当たりや小さなとろろを投げてきます。こちらのとろろを被ると、毒と言っても過言ではない猛烈な痒みに襲われます」 本事案の被害者たる女性に出会う前から、フィクサードは当該位置に潜んでいるらしい。 先回りして退治してしまうのが最善だろう。無論、もっと人気のない場所へ戦場を変更すれば、なおいいかもしれない。 「近所に児童公園があります。生活道路よりは戦闘に向いていると推測されます」 和泉は助言し、そしてリベリスタ一同に、再度迅速な解決を要請するのだった。 |
■シナリオの詳細■ | ||||
■ストーリーテラー:あき缶 | ||||
■難易度:NORMAL | ■ ノーマルシナリオ 通常タイプ | |||
■参加人数制限: 8人 | ■サポーター参加人数制限: 0人 |
■シナリオ終了日時 2012年12月23日(日)23:18 |
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■メイン参加者 8人■ | |||||
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●別にフィクサードが捨て芋を拾ってたからって好印象にはならない そのフィクサードは左手がおろし金だった。 そして右手にはビニール袋いっぱいの山芋を持っていた。愛する山芋を沢山所持していて幸せだった。 暗い暗い住宅地の道は、ぽつぽつとある街灯で寂しく照らされている。 照らすものは、彼と、アスファルト、そして。 何故か転々と落ちている山芋。 「!? な、なぜ……?」 フィクサードは一瞬、戸惑うが、しかし愛する山芋が落ちている状況で彼が取れる行動など一つきりであった。 救助である。 「長芋ちゃん、どうちてこんなとこに落ちているのかにゃー? かわいちょーでちゅねぇー。おぢちゃんが拾ってあげまちゅからねぇ~。もう大丈夫でちゅよぉー」 捨て猫と捨て山芋は彼にとって同義なのか、猫撫で声ならぬ芋撫で声で、フィクサードは夜道に落ちている山芋を拾い上げてはビニール袋に詰めていく。みるみるうちにビニール袋が新参芋で膨らんでいく。 その様子を電柱の影から覗いているのは、複数人のリベリスタだ。 なお、芋を放置したのは彼らである。 「よし! いいぞ。ま、当然の結果だ。この天才が発案した作戦が失敗するなんてありえないがな」 ひょいひょいと芋を次々に拾っていくフィクサードを確認し、『ジーニアス』神葬 陸駆(ID:BNE004022)は大きく頷く。 そんな天才の隣で、『おこたから出ると死んじゃう』ティセ・パルミエ(ID:BNE000151)は、某有名アニメ映画のテーマソングの鼻歌を歌っていたが、 「とろろであって、アニメに出てくる、となりの何とかじゃないよ」 と、『へっぽこぷー』メイ・リィ・ルゥ(ID:BNE003539)にツッコミを入れられていた。 歌をやめたティセは、夢中で芋を拾うとろろ男を眺めて、ぽつんと呟いた。 「こんなとろろ芋に釣られるだなんてとても変態さんなのです」 芋は仲間が待ち構える、戦場となる児童公園に続いているのだ。このまま、芋を救助し続けていれば、リベリスタの陣営中にフィクサードが嵌り込むのである。 「彼に気付かれずに芋を並べ切れたのです。でも香夏子は断じて働いてないのです」 働いたら負けだと思っているのか、『第30話:Xディズ』宮部・香夏子(ID:BNE003035)は必死に誰に向かうでもなく、働いていないアピールをしていた。 「この調子なら、ピンポは使わないで済みそ……っ?!」 と、安堵しかけていた『巻き戻りし残像』レイライン・エレアニック(ID:BNE002137)だったが、それを言い切る前に、フィクサードが悲鳴をあげたので驚いた。 「一条佐里!? 何をしているのだ!?」 陸駆が驚愕する。 「こちらの方が、ずっと戦いやすいです」 極限まで集中した『銀の腕』一条 佐里(ID:BNE004113)が、真剣な顔で、気糸をフィクサードへ飛ばしていた。 佐里の方針に、芋で釣り続ける考えなど無い。 彼女の中には、自分に怒りを向けて、とろろ男を挑発する意思しかないのだ。 「誰だぁ? 俺と山芋ちゃんとの蜜月を邪魔する奴は……」 フィクサードは、ばっちり怒っていらっしゃる。 「しょうがないっ。あたしの役目をきっちり果たすよ!」 佐里の護衛役にあたっているティセが、佐里とフィクサードの間に立つ。 「きっさまぁあー!」 芋との時間を邪魔されたことに激怒するフィクサードが、走ってきてティセに山芋を突き出す。 「ううっ」 ぬるんと頬を擦る長芋の感触に、ティセは眉をしかめた。 「! ……護衛なんていらないのに……」 そうは思うものの、やはり自分が最もこの中では弱いのも事実。佐里は、唇を噛む。 『私、強くならないと……!』 「公園へ走るぞ! ほら、こっちだ、フィクサード!」 佐里への集中攻撃を散らそうと、陸駆がとろろ男へ気糸を飛ばす。とはいえ、佐里への怒りを逸らすまでには至らない。 「わらわも庇うぞ、佐里を守るように囲むんじゃ!」 レイラインが叫び、一同は佐里を先頭に半円状になって児童公園へと走った。 「逃げんなゴルァー」 彼女たちの背中に、びちゃあっと、とろろがぶっ掛かる。 ここで麻痺に掛かると危うい。全員は必死に回避に努めた。 聖神の息吹をいつでも吹けるようにルゥは全員の状況に目を配りながら走る。 この引き寄せ班のメンバーで、麻痺を解除できるのは彼女しかいないからだ。移動し続けなければならない現状は、ウィルパワーによる回復を待っている状況ではない。 「公園まで頑張ってー」 銀の長髪にどろりと掛かるとろろに耐えつつ、ルゥは皆を励ました。 ●レッツゴーとろろフィーバーターイム! 「入りましたっ!」 児童公園へ全員が、そうとろろ男を含め、入ったのを確認し、香夏子は結界を発動する。 事前に結界は張られていたが、念の為に重ねる。深夜ではあるが、邪魔が入ってはいけないからだ。 「ぬ? なんだぁ?」 ずっと走っていた面々が、急に立ち止まったので、フィクサードも戸惑ったのか、キョロキョロと周囲を眺める。 あるのは少ない街灯と、木に括りつけられた懐中電灯。 薄暗いなか、言葉が聞こえた。 「来ちまったな。あたいのフィールドによ……」 次の瞬間。 ぺっかーーーー!!! まばゆいくらい光る女! そしてムーディーな音楽!! 「カモン・ベイビー」 チュッと投げキッスするのは、その光っている女。ちなみにポーズは後ろ向きでケツを突き出している。 「ひぃ、変態だー!」 と叫ぶなり、フィクサードがとろろを女へぶちまけたので、女はとろろまみれである。 「とろろ男に言われたくないです」 ティセが呟く。とはいえ、やっぱり凄い状況なので、目は泳いでいる。 泳ぐ視線で確認した、ムード音楽の音源は、女こと『Steam dynamo Ⅸ』シルキィ・スチーマー(ID:BNE001706)から伸びたコードで繋がっているラジカセであった。 「あうあう、戦いとは別方向でもとっても怖いです……どっちも」 『』如月・真人(ID:BNE003358)が呟く。なお、木の陰に隠れている。ぬるぬるべとべとな憂き目に合うのは嫌だから、射程ギリギリに隠れて、真人は回復だけ行うつもりである。 息を吸い込み、福音を詠唱。一同へ癒しの歌を届ける真人。 「よし、総攻撃だ!」 陸駆が叫ぶ。 「助けて、芋ちゃん!」 とろろ男が叫ぶ。 現れる五つのとろろ芋。内訳は、長芋、大和芋、大薯、仏掌薯、自然薯。 「なんて読むんじゃろ……」 「ながいも、やまといも、だいしょ、ぶっしょういも、じねんじょだ! 大薯は南国のヤムイモ系の山芋で、別名は紫芋だぞ!」 さすが天才。陸駆がSTに代わって、レイラインと読者に解説してくれた。 「なお、長芋や大和芋や仏掌薯と自然薯とは別の種類の芋なのだ。食べ方は似通っているし、どちらもムカゴを収穫できるがな! ナガイモは、長芋などのナガイモ群、大和芋などのツクネイモ群、仏掌薯などのイチョウイモ群に分けられるが、品種として完全に区別されているわけではないのだ!」 さすが山芋ラブなフィクサード。とろろ男も、負けじととろろ芋の解説を加える。 「山芋は短冊に切って油で揚げ、塩をかけるとじゃがいもとは違うほっくりとした味わいが楽しめる! いまの季節は大根としょうがとだし汁で圧力鍋で煮込めばホクホクのスープができる。好みで味噌もいれても美味しい!」 「山芋は皮ごと摺り下ろす方が栄養価が高いぞ! ひげ根が邪魔という場合はコンロの火で焼ききれば簡単に除去が可能だ!」 「あ、ほんとだー」 ティセが燃える拳でナガイモゴーレムをぶん殴ると、ひげ根が燃え上がってツルリと摺り下ろしやすくなった。 フィクサードは、大きく頷いてから、続けた。 「とはいえ、最近は、ひげ根が殆ど無い長芋も開発されているのだ!! ちなみに長芋はそのまま拍子木切りにして、オクラや梅肉とあえて鰹節と刻み海苔をかけても美味しいぞ!」 なお、こうして天才と山芋オタクが山芋トリビアを披露しあっている間にも、戦闘はちゃくちゃくと進行しているのでご安心を。 「どんだけとろろ芋のムダ知識が増える戦闘なんじゃ……」 猫爪を模した武器で、大薯E・ゴーレムを攻撃しつつ、レイラインは呆れたように呟いた。 「衒学的っていうやつですね」 香夏子が赤い月を喚びながら呟く。 「いやーん! お顔や髪にかかってベトベト~だよぉ」 ルゥがびっちゃりととろろをひっかぶって、泣き言を言う。 「や、やだ……眼鏡にかかって……」 一緒に、佐里も白濁まみれで悲鳴をあげた。 「って痒!? かゆゆゆゆ!!」 芋が吐いたとろろで、毒に近いかゆみに襲われたレイラインは、地べたを転がり回した。 ルゥが聖獣の息吹を巻き起こして、レイラインを癒してやった。 「ちなみに、酢をつけると、かゆみが和らぐぞっ☆」 とフィクサードは言うが、公園に酢などあるわけがないのである。 ●変態の変態たる所以 陸駆が、とろろにまみれていく仲間を見て、叫んだ。 「なるほど、貴様の山芋知識は認めてやろう。だが、おろすだけおろして醤油をかけないとは不届き千万。かゆいところに手が届いていない! 痒いくせに! 貴様は悪だ! 山芋に対する悪だ! 貴様ごときが山芋愛を語るなんぞ笑止千万!!」 「ふひひひひ、ショタっ子よ。とろろというものはだね、ご飯やお蕎麦に醤油といっしょにかけてよし! そして人体にぶっかけてもよし! という万能の存在なのだよ!! 人にかけるときに醤油なんて混ぜたら色がおかしくなっちゃうだろう! 見ろ、あやつを!」 とフィクサードが指差すのは、佐里である。 「え? 私?」 きょとんとする佐里が首を傾げた途端、フレームから落下する粘度の高いとろろ汁。 「うひょー。メガネからどろっと垂れる白濁液。メガネぶっかけは正義ぃいいいええええいい!!」 びちゃ。 天才ショタのメガネにもどろっと垂れるとろろ汁。 「……スペアはいくつもあるがな」 慌てず騒がず陸駆は天才眼鏡(りっくんてんさいすぎる)を交換。ちなみに度は入っていない。 「はい、あの子らも見るっ!」 いっぱいかかったとろろを、 「すっごいべとべとだよぉ……ん、でも美味しい……」 「にゃぎゃぁ……。とろろが服や顔に…白いのでべったべたなのじゃ。ねばねばするし……ぺろ。あ、でも美味しい……ぺろぺろ」 といいながら、ティセとレイラインがペロペロ舐めている様子を指さす、変態とろろ男。 「食べ物を粗末にしてはいけません……ていうか、そういう、その……連想しちゃうようなもの、かけちゃダメ、ですよ……」 佐里が赤面しながら、おずおずと進言すると、ビシッと決めポーズを取りながら、フィクサードは叫んだ。 「イエェスッオールライッ! 君の言うとおり! 食べ物なのに、何故かい・や・ら・し・い! それがとろろ汁のイ・イ・ト・コ・ロ☆ ……ハイッ」 決めポーズから自然な流れで、ルゥのお口へ山芋を押し込む! 「むぐぅ……こんなにおっきいのお口にはいりきらないよぉ……」 十歳女児の苦しむ様子を見て、にたにた笑う変態フィクサードである。 「あうあうあう……すごく怖いです……」 真人が、すみっこから必死に福音の歌を歌いまくる。あんな中に入りたくない。 「ザ・ヒューマンダイナモのあたいが、どんなコンセントプラグでも受け止めてやるぜ! はぁああんっ。バッチコォーイッ」 シルキィが芋ゴーレム共の体当たり総攻撃を全部尻で受けて、恍惚の絶頂に駆け上がっている。 「こ、こっちも怖いです……」 真人は涙目で、目をそらした。 「いい加減にして下さい。というか、お腹が空いてきたので、カレータイムにしたいんです」 と冷めた目の香夏子が全身のエネルギーを開放、巨大な赤い月で、悪全てへ不吉を告げた。 ●山芋は後でリベリスタ達が美味しく頂きました 「芋を一掃しましたが、決して香夏子は働いてないので安心です」 と淡々という香夏子。 「残っているのはアンタだけだね!」 ずっと光り続け、回復をし続けて、仲間を支援していたシルキィが、決め顔で叫んだ。 「さっきから、インスタントチャージしてくれるのは嬉しいんだけど、変な感動と一緒に同調するの止めてほしいんだよ……」 「へへっ、困った顔がそそるねェ」 ルゥの控えめな抗議を聞いて、ぎゅいーんとシルキィの胸にあるメーターが上昇した。 「それじゃあ、香夏子ちゃんも言ってるし、さくっと夜食タイムにするよっ」 やっぱり香夏子ちゃんはカレーなんだ、という安堵を覚えつつ、ティセは拳に炎を貯め、フィクサードをぶん殴った。 「刻印します! 最善の一手を!!」 叫び、佐里は左手に握った閃赤敷設刻印をフィクサードへ突き立てた。 「ぐぎゃー」 ばたり。 「死んだか。……最後まで無差別に白濁液をかける意図が掴めなかったな。天才をして理解できないこともあるのか。無知の知、天才は日々学んで行くものなのだ」 陸駆は、依頼の完遂を確認し、呟いた。 「……大人になれば分かると思うんじゃがなぁー」 まだまだ幼い天才児の疑問を耳に留め、レイラインがぼそりとひとりごちる。 「なに?」 「あ、いやいや。さあ、食べられる山芋は回収して、夜食タイムにするとしようではないか。わらわは出汁醤油派~」 陸駆の金色の視線を受け流し、レイラインは、ひょいひょいと落ちている山芋を拾い上げていくのであった。 リベリスタは、口々に山芋調理方法を相談しながら、公園にばら撒かれた山芋や、自分たちが撒いた山芋を集めていく。 こうして、変態による悲劇は食い止められた。 |
■シナリオ結果■ | |||
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■あとがき■ | |||
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