●クリスマスのクはくたばれのク クリスマス……? あ、はい、用事あります……その前の日も、後の日も……え? 友達と遊ぶ? 家族とクリスマスパーティ? ははは……そうだったら良かったんですけどね……。え? 恋人? あはははは……恋人なんてそんな……ゲーム機の中にしか……居ませんし……七面鳥とか食ったことねーし……精々コンビニのフライドチキンを一人で食べるぐらいですし……思えば去年もその前の年も前の年も……あぁ……クリスマスらしい事……やってみたい……な…… ●クリスマス中止のお知らせ(脳内) じゃあクリスマスなんてぶっ殺してやんよ!!!!!! スタンダップ青春! いぇあ!!!! シングルヘル! シングルヘル! 鈴(恐怖)が鳴る(ソングする)――! |
■シナリオの詳細■ | ||||
■ストーリーテラー:ガンマ | ||||
■難易度:EASY | ■ ノーマルシナリオ 通常タイプ | |||
■参加人数制限: 8人 | ■サポーター参加人数制限: 0人 |
■シナリオ終了日時 2012年12月19日(水)22:50 |
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■メイン参加者 8人■ | |||||
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●聖夜(笑) 視界一杯に広がっていたのは、以下略。 「リア充を撲滅すると誓い続けて早三年。かつての戦友も次々と引っ付き、ロンリーロードをひた走るのはこの私。 ――彼氏いない歴=年齢のレイ・マクガイア!」 『ユルシマシスター』レイ・マクガイア(BNE001078)22歳は轟と叫んだ。 「一体私の何が悪いと言うのか。この生気の無い目!? 面倒臭そうな組織に所属している辺り!? 男子は巨乳好きなんて嘘だ! 私なんて……私なんて、うう」 手で顔を覆って涙ぐむ。されど白馬の王子様は来てくれず。 ならば――今宵こそ、BaroqueNightEclipse―― 厳かなる聖夜に祝福を。 聖ユルシマス(非実在聖人)はリア充を赦します。(※条件付き) 「ターゲット補足。妨害行動を開始します」 カップル共を千切っては投げ、千切っては投げ。 「ユルシマスの元でのみリア充は赦される! 世間の往来でイチャつくカップルは皆爆発しろ! 粉微塵になれ!」 完全に唯のストレス解消である。雪山とかに野郎どもをボンボン放り込むよ! わぁぁ。逃げようとしたカップル。その繋いだ手の間を某グ●コのポーズでスタイリッシュに通り抜ける男が一人! 「おっと失礼☆」 ひとつぶ300メートル。おいしくてバルシュミーデ。『意思を持つ記憶』ヘルマン・バルシュミーデ(BNE000166)である。 微笑みの裏に潜ませるのは去年のトラウマ――『二人ピンナップ 縦』――ちょっとクリスマス怖いっていうかなんていうかまぁ折角お膳立てして貰ったんだし今日は張り切ってブチ壊してやろうじゃないか! 「ひゃっはあーー!」 手を繋いだカップルの間を颯爽と爽やかに通り抜けてぶったぎって往く。眩しい笑顔を浮かべるヘルマン。「カップルはカブトムシの幼虫を耳に詰められて泣け!」って叫んでるけど、どんな煌めきよりもイキイキと輝いていました。 「手袋一揃いしかないや」 「こうやって手を繋げば大丈夫だよ」 「あったかい……///」 「やめろ!!!!!!!!!!!!」 思わず肩から抉る様なタックルでオーバードライブ。ヘルマン容赦せん! そして別たれたカップル――その女の方をとっ捕まえて、ニタリを笑んだのは『┌(┌^o^)┐の同類』セレア・アレイン(BNE003170)だった。 「クリスマスと誕生日パーティー合体されて毎年損してた乙女の怒り! あと恋人いねー乙女の怒りも!」 セレアさんの誕生日――12-24――ワァーッ。これは辛い! 「思い知るがいいですっ!」 がっぶり。女の首筋から吸血。百合百合したい気分なんだそうです。血潮に染まった唇で、おろおろしている男を見遣りニヤッと嘲笑った。そして急所を蹴り上げた。 「ウシャァアアア!!」 そんなこんなで手当たり次第、アベックに襲い掛かりまくりながらもセレアが取り出したのは禍々しいエレキギターだった。それをブン回しアベックをどつき回しつつ、倒れ伏したアベックにザムっと片足を乗せて。 「あたしの歌を聴けーっ!!」 音量フルマキシマム。激しいヘドバン。クリスマスソングを掻き消し壊すノリノリのロック。ドズンドズンとベース音。そしてあふるる魔曲・四重奏。『曲』ってついてるしいいよね的な! 一足早い赤と白の歌合戦。ただし赤はアベックの血だ! そんな阿鼻叫喚の中。 「おーっと、街行く幸せそうなカップルが一転、地獄の底に突き落とされているようです。なんということでしょう」 マイク片手にものっそい嬉しそう~に現場リポート、葉月・綾乃(BNE003850)。彼女がこれに参加した理由目的は――先ず一つ、『あぶれてる男性でよさげな人がいたらゲットして暖かいクリスマスを過ごす』。だがこれは始まる前に頓挫。面子的な意味で。 もう一つ。それは。『クリスマスを破壊しまくる映像や写真を撮影しておき、来年のネタに使う』――これだ。 「だってあたし、来年で30歳ですよ。『みそじ』ですよ。でも多分、旦那どころか恋人も居ないんですよ」 この時点で負け犬思考なのは気にしない。気にしたらダメ。そんな訳で皆の勇姿をビデオカメラと一眼レフでしっかり記録、焼き付ける。ビバ傍観者。 でも彼女は気付いていない。 もしかして:VTS 彼女が手にしているカメラは、カメラのデータなのであった……でもまぁわっしょいわっしょいだしまぁアレで! あと●RECだけじゃ盛り上がりにかけるので、レポーターもしちゃいましょう! そんなこんなの一方で――『毒絶彼女』源兵島 こじり(BNE000630) は息を吐いた。 「クリスマスだと言って浮つくだなんて、私はそんなに尻が軽くないのよ」 名前は『こじり』だけれd「五月蝿いわね、殺すわよ」 そんなこんなで源兵島先生による楽しいクリスマス破壊作戦はっじまっるよー! Q,クリスマスと言えば? A,七面鳥よりも、フライドチキン という事でこじりが立つはフライドチキンの店、某ネルサンダースさんのあの差し出された手にそっと置くのは、籠に入った鶏。そしてそれに添えるのは、 『貴方達の素敵な聖夜は、この子達の犠牲の上で成り立っています』 そんなプレート。正に外道。凍り付く人々の表情の中、鶏だけがコケッコーと鳴いていた……THE☆KIMAZUI☆ムードである。やべぇぞこれ。だが、そんな通りを堂々と歩く者一人。 「この時期になると多くの独り身の者が涙にくれると聞いた」 『イミテーション』コーディ・N・アンドヴァラモフ(BNE004107)がそっと虚空へ差し伸べた掌に、雪がちらりと舞い降りた。溶けるそれを、握り締め。 「――それを、その心を、少しでも救えるならば。この手で何かを救えるならばやってやろうではないか。 ……この時期に所謂カップルというものにコケにされた記憶があるような気がしないでもないので憂さ晴らしをしなければいけない気がするんだよ!」 ナ、ナンダッテー! 便利な記憶喪失だな! というツッコミはさて置き。そんなこんなでカップル達にも独り身の気持ちを共有して貰おうそうしよう。だってクリスマスだからね! そしてコーディは学んでいた。このフライエンジェな天使ルックが割に一般人に受けがいいものだと。故にエンジェルな出で立ち。マジエンジェルな輪っかに、コーディエル的な名前になりそうな天使衣装。ガッツリ飛行。でもペナルティは受けない低空飛行だゾ! 「貴方達の運命を見てあげましょう」 ニッコリ、カップル達の目の前。 「貴方達の運命を見てあげましょう」 大事な事なので二回言いました。あと問答無用なので強制開始。ムムム、と見て。そして、顔を蒼褪めさせてはハッと目を見開いた。 「……いけません! このまま一緒に過ごそうものなら、百円玉を自販機の下に落とし、通りすがりに雪玉をぶつけられ、事あるごとに小指を角にぶつけ、挙句の果てには……」 そこまで言い、顔を顰め、目を逸らし頭を抱えてかぶりを振った。 「ああ、これ以上は言えない! ともかく、今すぐお互いに離れて! せめて年明けくらいまでは独りで過ごすべきです! 私の為にも! あ、何でもないよ!! ほんとだよ! エンジェルウソツカナイ。信じられぬというなら……」 翳す掌。それはカップルで揃いで付けてやがるペアリング。おのれ! 予想通り付けてやがって!サイレントメモリー! 「……これを渡したのは○月×日。その日の晩に、歯が浮くようなセリフを言いながら……あれ、貴方二股……?」 「!?」 「ちょっと、どういう事!?」 ワイワイ喧嘩を始めたカップルに、コーディはニッコリ。 「……まあいいや! これで信じるでしょう!」 みんな寂しくなるが良いわ! 悪魔の占い師が街を闊歩する。 (で、クリスマスって何だ) なんか髭のおっさんが生き返った日です。たぶん。らんらんるーとスキップるんたったなコーディとこじりがすれ違った。こじりはサンタコスだった。 「メリークリスマス」 にっこり微笑み、子供達にお菓子を配ってゆく。 「知ってる? 私達サンタからのプレゼントって、皆自腹なのよ。善意だと思う? ノンノン。 サンタは本当は子供が憎くて仕方ないのよ。貯めに貯めたお金を君達子供の為にみんなはたいてプレゼントを買うの。 だから君たちの寝顔を見るサンタの顔は怒りと、悲しみと、苦しみが入り混じった顔なのよ。……笑顔だなんて思わないでね?」 キラーほほえみ()。泣く事も忘れ呆然とする子供達。子供は現実を知って大人になるのだ。嗚呼、大人の階段を昇る手伝いまでしてしまうなんて。 「ふふ……私も丸くなった物だわ」 やれやれ。クリスマスに白い吐息。その脇では、 「赤鼻のトナカイは居ないんだから髭を灯火にしてがんばりなさい! ほらほら、火が消える! 火ぃ消そうとしたらガソリンぶっかけますよ、この赤服!」 ライター片手にサンタさんのヒゲに放火しまくってるセレアが元気よく駆け回っていた☆ そして放火の傍らにケーキのあの上に乗ってる砂糖菓子だけバリムシャアしてパイ投げの要領でケーキ屋の店員の顔面にケーキぐしゃあ! ケケケケケ! そんな、愉快な喧騒を遠くに訊きながら。 「僕だって普通の男の子で彼女持ちだからさ、クリスマスとかときめくじゃん? 買い物したりさ。 で、今日の予定を彼女に聞いたら『予定あるから』だってさ……」 雪降る公園。ブランコに腰かけた『覇界闘士-アンブレイカブル-』御厨・夏栖斗(BNE000004)が雪の夜空に話しかける。やけくそでやって来た仮装世界、遠くでヘルマンがグ■コしている。そのもっと向こうに――子供達へデスプレゼントを渡しているミニスカサンタさん。こじりさん。 (あれぇ? 予定ってこれなの!?) ひどす! 仕方ないからスーパーブランコタイム。超楽しい! ブランコマジ楽しい! もう楽し過ぎるから雪だるまもロンリネスで作っちゃって話しかけるもんね! お名前はこじりちゃん☆ 「ねーこじりちゃんクリスマス楽しいね! メリークリスマス、サンタが街にやってくるよ? 今年もあのエロミニスカサンタちゃんくるかなぁ? EXコンテストもやるんだって どうしたの? 今日は言葉少ないね! 不機嫌なの? しかたないなあ、ほっぺにちゅーしてあげるからご機嫌になってよ! ほんとにかわいいなあ、こじりちゃん! ちゅっちゅはぐはぐ! 今日はいつもより物理的に冷たいね! そうだね、雪こじりちゃんだもんね……! あれ、前が滲んで見えないぞ……☆」 目をごしごし。と、彼の目前で突然こじりちゃんの頭が崩れ落ちる! 「こじりちゃん!!」 「雪合戦です。雪合戦がはじまりました。これでは街に近づくのは危険です。残念ですが、今年のクリスマスは中止になるようです」 やっぱりとても嬉しそうな綾乃の声に夏栖斗が振り返れば、 「これは誤射!」 そんな声と共に顔面に雪玉が! それを取っ払ってしっかり見遣れば、そこに――無邪気フルマックスな雪合戦を装ってカップル達にボンボン雪玉を投げ付けているヘルマンが! 「あっごめん御厨さんテンション上がりすぎて御厨さんが一生懸命作ってた雪だるま踏み壊しちゃった☆」 てへぺろ☆ そんなヘルマンに今度はセレアが雪を投げ付ける。「ぶあぁ」と滅茶苦茶な狙いで投げたヘルマンの雪玉が夏栖斗とセレアへ。 「ぎゃん! くそぉ、倍返しよ!」 「OK――撃つものは打たれる覚悟があるんだな。よろしいならば戦争だ 一心不乱の雪合戦だ」 「これは去年のわたくしのぶん! これはおととしのわたくしのぶん! そしてこれは……今年のわたくしのぶんだぁーーっ!」 両手でバババーッと投げ付けるセレア、寧ろ人を狙うより周囲のモノを破壊する事を目的とした攻撃。夏栖斗はヘルマン目掛けて石入りの雪玉を投げ、よいこはまねしちゃいけませんとヘルマンは蹴りで雪をバサバサやっている。因みに巻き込まれた綾乃も営業スマイルのまま雪をバンバン投げている。 「ざけんな! こっちはリア充()なんだよ! って、人! 大すぎ!」 そんなこんなで御厨雪だるまの完成です。 「ごめんなさい! 僕が悪かったです! ちょっとリア充ですみませんごめんなさい」 雪まみれ。そんな彼の胴を、雪を払う様に蹴る足一つ。 「私レベルになると例えば一人寂しく雪だるまに話しかけている子にも優しいの」 「こ……こじり! 本物のこじりだ!」 きっと夏栖斗に尻尾があったら千切れんばかりに振っているだろう。 「ハイ、これ。ちょっと早いけれどプレゼント」 そんな彼の足元に、ぱさり。プレゼント。 「え? まじで?」 「まじだけど?」 「ごめん、僕なにも用意できなくて」 「いいのよ、私があげたかっただけだから」 あくまでもクールに応える彼女にきゅんとしつつ、贈り物を急いで拾い上げた夏栖斗はいそいそとプレゼントを開けた。その中には。 『ハズレ』 その三文字が描かれた、便箋が一枚…… 「こちらクリスマス会場に居ます。今、クリスマスツリーのてっぺんの星が奪われようとしています。なんということでしょう」 嬉しそ~な綾乃の声、その視線の先にはクリスマスツリーと―― 「今は亡きご主人様(マスター)は、常々こう言っておられたよ。『西側資本主義・米帝物質主義と、旧支配階級たる教会勢力が合わさって最狂に見える!』とな……。 私もその遺志を受け継ぎ、共産趣味的に正しく革命的な『新年のお祝い』を敢行して見せるぞ!」 урааааと赤い旗を持った手を掲げたのは『リング・ア・ベル』ベルカ・ヤーコヴレヴナ・パブロヴァ(BNE003829)。 「別に楽しそうな連中が羨ましいとかは無いぞ。て言うかロシアじゃそもそも降誕祭が1月7日だしな! 別に楽しそうな連中が羨ましいとかは無いのだぞ? 無いからな! 絶対だぞ!」 さぁクリスマスを赤く染めてみせよう。 「同志ヘルマン!」 「おやおやあベルカさん競争ですかいいですよおー今日のわたくしはちょっとすごいぞ!」 あの天辺の星、アレこそクリスマスのシンボル的なモノ。アレさえ無ければクリスマスなど消えたも同然! ヘルマンはうおおおおーっと面接着を華麗に使って無駄に洗練された無駄のない無駄なスタイリッシュさでツリーを駆け昇って往く! 「うむ……美しい……。真っ赤に毒々しい光が投げかけられて、とても革命的だぞ」 一方のベルカはツリーに飾ってある星を片っ端から取りまくり、真っ赤な星を据えてゆく。あと鍬とか飾っちゃう。コミコミ。 そうしている間にヘルマンはハイバランサーによってズビシバーンとツリーの天辺に立った。そして星にどっさい……しかけて。ふと。 「うわあ……」 思わず漏れたのは感嘆の声。ここからは街の景色がよく見える。イルミネーションに彩られ、まるで光の粒が踊っている様な光景が。こんなに綺麗なものを見るのは、彼の『五年』の人生において初めてかもしれない。 (来年もアークにいられたら、こんどは本物のイルミネーション、ツリーのてっぺんから見れますかねえ……) しみじみ、思いつ―― 「ええい、貴様らみんな家に帰れー! そして家族とゆっくり過ごせー!」 ツリー付近にてカップル達へ雪玉をボールドコンバットしているベルカの声にハッと我に返った。そうだ、ちがうちがう、あれだ。 「えーっとクリスマスほろびろ! うん!」 蹴り飛ばし土砕掌で星を砕きながら。――見れたらいいな。密かに思う。 直後。 めしぃっ。 「……えっ?」 景色がぐらりと傾いた。バランスを崩した? 否。 「何が綺麗だね……だ……! 私なんて、家族とすら祝った記憶がもう曖昧なの……に……ぐすん」 レイの土砕掌がツリーにぶちあたったのだ。ぶっ壊されたのだ。めしめしめきめきめきめき ぐしゃあ。轟音悲鳴と土煙。しかし、シスターはここまで無表情だったとか…… ●めりくり! VTSから帰還した一同の顔には油性マジックで落書きがなされていた、ヘルマンにはモノクルに目、夏栖斗には両頬に一文字ずつ『DT』の文字…… 犯人はこじり様ですなと迎えたメルクリィが苦笑した。彼女は一足先に目覚め、こんな『プレゼント』を残し去ったらしい。絶望し項垂れるヘルマンと夏栖斗。 まぁ、それはそれとして。 額に肉と書かれたレイは一つ息を吐き、メルクリィへ。 「仕事仕事でゆっくり出来ないでしょうから……せめて仮想世界で穏やかなクリスマスを」 ぽつぽつ言葉、珍しく柔らかな笑顔を浮かべて。差し出す温かい缶コーヒー。 そう、彼に穏やかなクリスマスを過ごして貰う為にカップルを撲滅したのです。 (自己正当化完了。よし、私は何も悪くない) ニッコリ。そんなこんなを知らないメルクリィは「ドーモですぞー」とからから笑う。一方で、ベルカは沈鬱に息を吐いていた。 「はー……仮想空間とは言え、何か空しいな……なんか心がささくれ立っていかんな」 こういう時はメルクリィの真空管を磨いて落ち着こう、うむ。缶コーヒーを飲んでいるメルクリィの傍へ。 「トゲトゲ輪っかのー めるくりさんはー いっつもみんなのー にんきものー でもその年のー クリスマスの日ー 蝮のおじさんはー 言いましたー 暗い夜道はー ピカピカのー お前のアレがー 役に立つのさー♪」 きゅっきゅ。年末大掃除。 ああ、もうすぐクリスマスか……それが終われば、お正月。 もういくつ寝ると、新しい一年がやってくる。 『了』 |
■シナリオ結果■ | |||
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■あとがき■ | |||
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