●いぇあ! 南の島――昨年も訪れた人物は多いであろう、アークの福利厚生場所の一つである。 青い海に青い空。 正しく“南の島”であり、自然溢れるそこは遊ぶに事欠かない地と言えよう。そんな場所にて、 「ふーむ……あぁどうしてこう夏は暑いのだ……」 『ただの詐欺師』睦蔵・八雲(nBNE000203)が島を散策していた。 手入れして無い長き髪を珍しくも後ろで一本に結んで、暑い暑いと呟きながら影場を移動している。 水着に着替えれば良いのかもしれないが、泳ぐのは非常に面倒くさい。何せ髪が重い。切れよと思うかもしれないが、それは嫌だ。長髪が良い。 まぁそんな駄目な思考をしながらも暑いのは嫌なのでどこか避暑出来る場は無いかと探しているのだが、 「そう簡単に見つかる訳も無く、か。まぁ最悪でも船の室内があるが…… エアコンの効いた室内など折角の南の島に来た意味が無い」 そう、無いのだ。木の影などあまり避暑にはならない。 となれば困り果てる。なんだ泳ぐしかないのか。いや別に髪の事はともかくとすれば泳いでも構わないのだが……どうせならもっとこう、何か、そう。別の楽しみは無いモノか―― 「……むっ?」 その時だ。八雲の視線の先、森の中にて“ソレ”を見つけたのは。 初めはただの違和感だった。何かおかしい。そんな程度の疑問を抱いて近寄って見れば。 「これは……ほう、面白そうではないか」 大量の木に視界を遮られ、多くの草で自然の隠蔽が成されていた地。 そこに存在していたのは――冷たい風が遥か奥から吹いて来る、洞窟だった。 ●探検だ――! 「……と、言う訳でだな。洞窟探検に行ってみないかね?」 お前は何を言っているんだ。 「何。心配せずとも宜しい。室長には連絡してあるし、内部に特に危険が無い事は確認済みだ。 ちょっとした避暑程度にどうかね。一人で行くには広すぎるしツマランのだよ」 ……避暑ね。 「うむ。あぁ、そうそう。あのような場所に大人数で行くは行動しにくいし情緒に欠ける。 故に誘う人数は少数の予定だ……ま、気が向いたら来てくれたまえ。 なぁに大丈夫だ。私が保証する。危険は絶対に無いとも! 安心してくれたまえハハハ!」 |
■シナリオの詳細■ | ||||
■ストーリーテラー:茶零四 | ||||
■難易度:NORMAL | ■ ノーマルシナリオ 通常タイプ | |||
■参加人数制限: 6人 | ■サポーター参加人数制限: 0人 |
■シナリオ終了日時 2012年09月07日(金)22:51 |
||
|
||||
|
■メイン参加者 6人■ | |||||
|
|
||||
|
|
||||
|
|
■シナリオ結果■ | |||
|
|||
■あとがき■ | |||
|