●海より来るアーティファクト そのアーティファクトは広い海を漂っていた。 ビキニの形をしたアーティファクトであり、幻の大陸と超古代文明が関わっているという伝説があり、探している人は探しているという一品である。 しかし、広い海に沈んだこのアーティファクトを探すのは非常に困難であり、 それでも、このアーティファクトを追い求める者が多かったのは。その効果にあった。装備するとその間だけ、着用者のバストサイズが爆乳レベルになるというすごい効果だ。 胸にコンプレックスがあるフィクサードたちはこれを追い求めていたという。 さて、そのアーティファクトが日本の海岸に流れ着いた。その情報を手に入れたフィクサード集団“ホビット”たちはそれぞれの装備を持ってこの海岸を制圧。 ホビットは一般人たちに対してまだ気概は加えていないが、神秘の秘匿的に言っても危険な状態であり、リベリスタたちの出動をアークは決めた。 アーティファクトを回収し、フィクサードたちを止めなければならない。これはアークの基本方針だからだ。 ちなみに、ホビットは胸の薄い女性たちの集団であり、アーティファクトに憧れていたのかビキニの水着を装備していた。 ●ヨーセテアゲール なんとも間抜けな名前であるが、分かりやすい名前であった。 というのも、胸を爆乳にするという件のアーティファクトのことである。 「……そういうわけで、神秘のアーティファクトよね。胸の大きさを変更するなんて」 そのアーティファクトが必要無さそうなぐらい胸が大きい『運命演算者』天凛・乃亜(nBNE000214)が解説しているが、憧れている人たちには嫌味に聞こえるのかもしれない。 「でもね、私もさっき知ったのだけれど。このアーティファクト……胸が完全にぺったんな人には効果がないらしいの。男性と勘違いしちゃうのね」 更に乃亜の口からこう言わせるのだから、酷い話である。 「ともかく、このアーティファクトは研究資料的にも神秘研究的にも貴重なものだわ。できる限り持って帰ってきてね」 にこりと笑う乃亜。 「さて、敵の戦力と状況を説明するわ。現在、海岸を占拠している敵は4人。武器は持たないけど、それぞれ神秘攻撃を得意としているみたいね」 映像がブリーフィングルームで表示される。そこには、ビキニな水着を着た女性(みな等しくぺったん)が必死にアーティファクトを探している姿があった。 「探索に夢中になっているみたいだから、奇襲は一回できるかもしれないわね。さて、海岸だから怪しまれないように用意したものがあるわ」 机の上に水着をぶちまける乃亜。戦闘に耐える水着らしい。 「うまく使って、戦ってね。……あと、アーティファクトで遊んでもいいけどほどほどにね」 くすっと笑う乃亜であった。リベリスタたちは並ぶ水着を見ながら、妙な依頼だと思う。 |
■シナリオの詳細■ | ||||
■ストーリーテラー:nozoki | ||||
■難易度:NORMAL | ■ ノーマルシナリオ 通常タイプ | |||
■参加人数制限: 8人 | ■サポーター参加人数制限: 1人 |
■シナリオ終了日時 2012年08月18日(土)22:32 |
||
|
||||
|
■メイン参加者 8人■ | |||||
|
|
||||
|
|
||||
|
|
||||
|
|
■サポート参加者 1人■ | |||||
|
|
●大きいおっぱい小さいおっぱいあるけれど 世の中には様々な女性がいる。そんな女性を分けて隔てるものの一つに、胸の大きさというものがある。 大きく、弾けて、揺れるそれ。 「なんだアレは。やはり肩が凝るのか? それとも、肩が凝るから困るとか言うのか? やっぱり肩が凝るんだろうな」 今回同行した仲間にも居るその大きさを横目で見ながらかわいらしい水着の『赤猫』斎藤・なずな(BNE003076)は、歯ぎしりを激しくしていた。なぜなら、彼女は持たざるもの。ぺったんこだからだ。 「いや、ただ邪魔なだけだ。肩も凝るしな」 そんななずなの疑問に対してあくまでも真面目に答えたのはヒルデガルド・クレセント・アークセント(BNE003356)だ。ハイグレが目立つワンピースタイプの水着に身を包み、その胸は巨乳。どーんと堂々と出ているのは、普段鎧に隠れているからだろうか。 「胸は大きくても問題が多いのに、何故、胸を大きく出来るアーティファクトを欲するのだろうか」 そして、理解ができないという体で今回の事件についてコメントする。コメントと共に肩を揺らしてため息を付いていたため、その胸はぶるんと揺れていた。 「理解に苦しむが、回収任務はしっかりと果たそう」 更に前かがみになって、上半身だけ用意した鎧を取り出す。ヒルデガルドの巨乳の谷間が強調される形になって、なずなは目をそらした。 「ポロリとか……えっちなのはいけないとおもいます」 そんな風にこぼれがちなヒルデガルドの胸に向かってビシッと指を向けながら、『自堕落教師』ソラ・ヴァイスハイト(BNE000329)はうんうんと頷いている。なぜ頷いているのかと言えば、あの胸は高い身長があってこそ、だと思うから納得しているのだ。 「え、わたし? 9歳で成長止まってるんだから胸が小さくて当然でしょ? この身長で巨乳だったら怖いじゃない。……まぁ貧乳、貧乳馬鹿にされたら殺すけど」 ソラのぺたーんとした少女の体は、とてもよく似合うスクール水着であざとく纏められている。これはこれで、需要があるのだと考えているのかもしれない。 「アーティファクトのチカラで膨らんだ胸など偽乳。そんなのを求めるなんて言語道断。乳だけじゃなく、精神も哀れなのね」 だから、こう言い切る。胸の大きさに目が眩んだ敵など、歯牙にもかけない相手だ。 「うむ。神秘の力を借りて乳を増やしてどーする! しかも着用してる間だけとか!あまりにも儚すぎる! そんなものは…まやかしのおっぱいだ……!」 それに同調して、なずなも手を挙げる。 「天然物のおっぱいが好きです」 よくできましたと、先生みたいになずなの柔らかい頭を撫でるソラであった。先生なのだけど。 「気持ちは解りますっ! ひんぬー人にとって、巨乳になってみることは夢・ロマンですっ!」 一方、やっぱり羨ましいと思う者もいる。『シトラス・ヴァンピール』日野宮 ななせ(BNE001084)は、ぐっと両手を握り、相手の気持ちが分かるということを示す。ということだから、胸はない。代わりにアホ毛が揺れた。 「自分の体型にそんなに不満はないですけど、わたしも一度は使ってみたいかなー……」 でも、それほど自分に不満があるということではなかった。だけど、水着じゃないのはそれほど自信がないのかもしれない。体型に。 「そういうものなのか……」 「はい! 日野宮ななせです、よろしくお願いします!」 ヒルデガルドの疑問に答えつつ、ななせは強結界を使う。アホ毛がピコピコと動いて触覚のように周りを警戒し始めた。 ……ということで、砂浜にリベリスタたちは来ている。目的は先述のおっぱい大きくなるアーティファクトを回収することと、ここを占拠したフィクサード集団を倒すこと。 「ヨーセテアゲールの確保もなんですが、それ以上に、そのアーティファクトを狙うフィクサードがいるそうですが、えーと、話を聞いた直後になんか虚しさとやるせなさと頭痛を感じてしまいました」 概要を思い出しつつ、頭を抱えているのは普段の巫女服から大胆な水着姿へと変わっている『鋼鉄の戦巫女』村上 真琴(BNE002654)だ。隠されていないその胸は清純そうな白いビキニに包まれながらも自己主張をやめず、麦わら帽子から覗くポニーテールは夏の風物詩という感じである。夏のお嬢さんだ。 そんな彼女が頭を抱えているのだから、なずなとななせはその揺れる巨乳を見つつ頭を抱えた。彼女らに安息の時は無い。 「気持ちは分かるのですが、無理していませんか、彼女らの水着姿は……」 そんな視線があるとはつゆ知らず、頭の中で痛々しいビキニ姿を構築して、更に頭を抱えて前屈みになる真琴だった。当然胸は重力に従って、ふよんと柔らかく揺れた。 「とあるおっぱいは言いました。貧乳はステータスだ、希少価値だ! と」 パーカーにビキニ姿の性別不明『LowGear』フラウ・リード(BNE003909)は貧乳たちと巨乳たちを見比べて、痛々しさを胸に染みながら喋る。 「うちはそうは思いません。誰だって夢は見たがる。それはそう、少年が幼き頃に大きな夢を持つように!」 両手を広げ、スタイルチェンジを使って風船のように胸を大きく膨らませる。縞々のビキニが、みるみるうちに歪んでいった。 「つまりそういう事っすよ。言わせんなよ、恥ずかしいっすね」 「……」 じーっと見つめる目がたくさん。 「オイバカそんな裏切り者を見るような目で見るんじゃねーっすよ。所詮詐欺っすよ?」 「ならばよし!」 ソラの結論を受けて、フラウは笑いつつ目頭を抑える。目が必死になっている人たちは、怖いから。 「これぞ、インヤンマスターの詐欺術ッス!」 そんなフラウと喋り方が被っている『レッツゴー!インヤンマスター』九曜 計都(BNE003026)も、怪盗を使って詐欺を働く。ビキニが似合う、おっぱいの大きな女性へと変わっていた。 「いやー、みんなおっぱい大きいねー。ぐへへへ」 そうやって巨乳率が上がっているところにやってきたのは、ビール缶片手の『怪力乱神』霧島・神那(BNE000009)だ。酔っ払っているようにフラフラとしているが、缶の中身はノンアルコールである。どっちかというと場に酔っている。なんたって女性もイケる性質だから、この場は天国なのだ。 「だけど、私が一番! ……だよね?」 大胆な水着で張っている、自慢の巨乳を持ち上げてニヤリを笑う。隠すところが少ない紐のような水着は、目を引くナイスバディを砂浜に映えさせていた。と、まあ見ての通り自信満々である。 「今年の夏が始まって直ぐに不思議な水着探しと来たかぁ~。良いわね良いわね、着用出来たら色々な限界が超えられそう。ならば私は限界を超えてみせる……英語で言うとリミットブレイク!」 そんな神那の狙いは限界突破だ。胸の大きくなるビキニを使って、今回の中でも最大級のおっぱいを更に大きなおっぱいへと見せたいのである。人の飽くなきおっぱいへの欲求が、神那を動かしていた。何言ってんだこいつ、という目でなずなが見ていたのは秘密。 「でも先ず最初に胸が無い4人組をどうにかしなくっちゃね。水着が欲しいだけで根っから悪い人達じゃないんだろうな、楽しみだぜ」 楽しみ? と首を傾げてアホ毛をピコピコ動かすななせ。 「私の孫もね、メガロドンって名前なんだけどね、まあ私達の界隈ではよくある名前だから珍しくは無いんだけど。それでもあの子達の事、孫と重なって見えるんだよ、ほっとけないねぇ」 一方。凄まじいことになっている女性が一人。どう見ても老婆の『tyoubabaa』鮫島 ジョーズ子(BNE002625)だ。当然のように水着姿で本人はアイドル並のプロポーションと思っているが、さっきから目を逸らされている。 「ちょっと、いやらしい目で見るんじゃないよ!」 そんなジョーズ子は、今回の敵がサメの名前を持つことに興味を持った。自分たちの一族もそうだからだ。 「でね、その孫とこないだ話したのよ、あんたまだ働かないのかい? ってね。そしたら、ごめん、黒歴史とかすまねぇとか言うのよ。あんたは存在が黒歴史かい! ニートになってるじゃない!これだからゆとり世代は……」 ぶつぶつと海に向かって言いながら、戦いのために包丁を掲げるその姿はまるで妖怪のようであったという。でも、仲間を助ける気満々だ。 そんなジョーズ子から目を逸らしつつ、索敵をしていたななせが発見する。貧相な体で海岸を必死に探し回っているビキニの女たちを。 「特徴的な姿、ですね」 前屈みな体勢で谷間を見せつけながら、真琴が言った。 ●嗚呼……貧乳は行く 必死に探し回っていた所に、近寄ったのはスタイルチェンジ詐欺のフラウと最初からおっぱいおっぱいな神那、それに計都だ。 ギロリとした目がおっぱいに注がれ、フィクサードの女たちはこの砂浜からおっぱい共を退去させようと動く。 「ウヒヒヒヒ……皆さんも海水浴ですかぁ~?」 威風の力を使い、そんなフィクサードたちに見せつけるように神那の胸をドドンと跳ねさせると、フィクサードたちに戦慄が走った。つまり――、 「で、でかい」 ということだ。 「フハハッ、見よ! コレが人々の夢、ヨーセテアゲールの効果っすよ!」 更には計都とフラウはビキニを使って大きくなった、という風に偽装して敵の注目を集める。ついでに殺意も向けられた。 そうやってヘイトと共に敵を集めたところで、 「あなたたち!自分の胸に誇りはないの? 小さくたっていいじゃない!! 凹凸がなくたっていいじゃない!! 貧乳、貧乳って罵られたっていいじゃない!! 私は怒るけど」 ソラが不意打ち気味にチェインライトニングを撃つ。感電しつつも、その言葉は分かるけれども、それでも! と反論をしてくるフィクサード軍団。ビキニだけど胸はない。 「平等に愛してあげる!! おっぱいは素晴らしいものだもの!! だからほら……その胸をテイスティングさせて(揉ませて)!」 「分かる分かる。ぐへへへ……いい体してますのう」 そして手をワキワキと動かし始めたソラの姿と、爆砕戦気をしながらぐへへと笑う神那を見てまた違う戦慄を覚えるフィクサードたちであった。狙われている! 「手のひらに収まるサイズってのも悪くないのよ。手にジャストフィットするあの感覚。ぺったんも素敵じゃない。ほんの少しだけの膨らみ……。それを手に感じられた時の幸福感!! アーティファクト何かに頼って無理に大きくする必要ないのよ!」 (あれ、もしかして説得されているの) ソラのそれを聞きながら首を傾げつつも、反撃のために動き出すフィクサード。それぞれ神秘の攻撃をするため構えるが、そこに炎の塊が飛んでくる。フレアバーストだ。 「おっぱいに釣られるとは哀れだな! 灰になれ!」 フレアバーストの中心点はジンベエだ。ぺたんなのにセクシーというところが気に食わなかった。……なずな本人は否定するけど。 そして炎に紛れて、風の様に舞い偽乳を弾ませフラウが行く。それに気付いて逃げようとしても、ジョーズ子が恐ろしい顔でブロックしてくる。 フラウが放った神速の刃はフィクサードたちを切り裂き、ビキニの紐をはらり。 「ふっ、またつまらぬ物を斬ってしまった。なーんて……。ともかく、隙ができたっすよ」 キャーッ! と挙がる黄色い悲鳴の中、リベリスタたちは行く。どっちが悪者なのか分からない。特にジョーズ子の顔。 「時間をかけるつもりはない、速攻で行くぞ」 「はいっ。ジンベエさん! おとなしくフカヒレあーんどカマボコになってくださいっ」 「……さっきから私とヒルデガルドさんへの視線も厳しいんだけど。やっぱりこれがあるから?」 その前に立つのは、ヒルデガルドと連携しピンポイント・スペシャリティとオーラスラッシュによってジンベエを撃破したななせと。パーフェクトガードによって身を固めた真琴だ。ナチュラルに胸を持ち上げている真琴と攻撃の度に鎧の下が揺れているのが分かるヒルデガルドは、ヘイトを集めていた。 ともかく、ここでようやくフィクサードたちは体勢とビキニを取り戻して反撃に移る。回復がなくなったもののチェインライトニングとフレアバーストが乱れ飛び、炎と雷が合わさって海岸は地獄に見える。 その攻撃はソラが天使の歌を使い、前衛のななせや真琴が受け止めることで何とか沈静化することができたが、 「ワオッ」 文字通り飛び火した攻撃が計都のビキニを剥がす……が、出てくるのはハズレの文字とマッチョの計都。 「なんじゃそりゃあ!」 と、いう言葉と共に怒りの陰陽・星儀が神那に飛ぶ。なぜかといえば、目の前にいておっぱいが大きいから。 「ぐふっ!」 仰向けになって倒れる神那。神秘の防御力が紐水着では補えなかった。 「や、ペッタンもイイと思うっすよ。空気抵抗ねーっすから」 そんな姿を見て、次に狙われるのは自分かなと思うフラウはフォローをする。フォローをしつつ、攻撃する。 「……さて、逃れらぬように」 胸を縦に揺らすようなカットインを入れながら、ジャスティスキャノンを使って真琴は怒りを注ぎ込む。こちらに攻撃させて、更に犠牲を出さないためにも。 「あんた達!道具に頼るなんて情けないと思わないのかい? 見なさい!この私の豊満ボデー、これでおじいさんを悩殺したもんだよ!」 ジョーズ子も包丁とガードロッドを手に踊るようにブロックしながらオートキュアを使い、若い衆を助けた。何か揺れてる気がするが気にしてはいけない。 そうした努力もあって、なんとか他に戦闘不能者を出さすに戦いを終わらせることができた。 決め手は、なずなのフレアバーストとヒルデガルドのアデプトアクション。炎が回復ができなくなって追い詰められたフィクサードたちを焼き、残った最後の一人を剣でヒルデガルドが接近戦で倒したのだ。 「矢張り、前に出て武器を振るっている方がしょうに合っているな」 「よし、後はアーティファクトの回収だ! アーティファクトの回収がリベリスタの使命だからな! しょーがないな!」 と、いうことで後はアーティファクトを探すことになった。 ●リミットブレイクは悲願に勝るか さて、件の水着はアホ毛をうまく使ったななせの手によってすぐに見つかった。そして、真琴がそれを確かめようと手にとって装着してみる。 「なるほど、本物ですね。……さすがに、重たいですが」 どたぷん、とかなりの大きさになったのを尻目に、すぐに背の紐を解いて脱ごうとする。……が、胸が大きくなりすぎて手が回らない。 「とってあげますね」 「助かる。……けど、その手つきは、怖い」 ちょっと怖い目で爆乳真琴の背に迫り、剥ぎ取る。ポロリとした巨乳が溢れた。 「これを使えば……! あんな風に!」 それをすぐに使うななせ。 「お……おおおおおおお」 「人の夢っすねぇ」 大きくなった胸を見下ろし、揉んで、振ってみる。その度に未知の感覚と、感動に襲われた。 「……べっ別に着けてみたくなんか無いんだからなあああ!!」 貧乳仲間だったななせがそうなったのを見て、砂浜を叫びながら転がる物体X。もとい興奮したなずな。 「偽乳を求める人が出ないようにちゃんと回収しないと」 ひょいっとその後ろから手を回し、アーティファクトを奪い取るソラ。ポロリと一瞬溢れるが、すぐに力を失って小さくなる胸。落ち込むななせ。 「ちょっと貸して。試着してどこまででかくなるのか試したいだけだから!」 そんなソラの手元からアーティファクトを受け取って、回復した神那は自分の紐水着をバッと脱ぎアーティファクトを装着してみる。すると、このPTで一二位を争う(横で見ているヒルデガルドと真琴が対抗馬)巨乳が膨らみ、パンパンに張っていく。 「ウヒョースッゲー!」 喜び跳ねてみると、ぼいん、ぼいん、とビーチボールよりも大きい胸が暴力的なまでに揺れ動いたという。それによって心が折れたフィクサード(捕縛済み)はジョーズ子の「リベリスタの開発室でスタイルチェンジを教えて貰えばいいんじゃない?」という説得もあり、リベリスタへと変わったのだとか。 めでたしめでたし。 ……というだけでは終わらない。爆乳になった神那からビキニを奪い取りポロリとさせるなずな。 「いやん」 またポロリか! と自分でやったことに半分キレながらも装着。すると……、 「……変わらない」 「あまりにも胸がない場合は効果がないそうだ。羨ましいな」 これ見よがしに巨乳を張りながら、ヒルデガルドが隣で説明を加える。 「やかましいわ!!」 怒りと号泣。その2つが交じり合ったものが浜辺に響き渡ったという。 |
■シナリオ結果■ | |||
|
|||
■あとがき■ | |||
|