● 桜の下には死体が埋まっている。 だから、桜の花びらは薄赤い。 赤い紫陽花の下には死体が埋まっている。 死体に呪われた土が、紫陽花の色を赤くする。 なのに、おまえは白い紫陽花。 どうして赤く染まっていないの。 私達を飲み込んで、そんなに大きくなったくせに。 ● 「死体が腐敗して土を酸性にするから、リトマス試験紙と同じ原理で紫陽花が赤くなる……というのは俗説で、アルミニウムイオンとか、開花からの日数とか色々要因は複合的」 真っ白い紫陽花のように侵し難い『リンク・カレイド』真白イヴ(nBNE000001)は、今日も身も蓋もない。 「とはいえ、神秘界隈に化学現象を並べ立てても無意味。気が狂い掛けてる紫陽花をたすけて」 木の上から、垂れてくる。不浄の血が。垂れてくる。 「木の上にE・アンデッドの猫が八匹がいるんだけど、ずっと動かない。というか、紫陽花の花びらをみんな自分達の血で赤く染めるのに全力を注いでいる。なんでかは分からない。動く死体ならではの妄執」 イヴは、木と紫陽花の位置関係の模式図を出す。 「サルスベリの木。まあ、実際サルは登るらしいけど。珍しく大きな木だから、鎧脱いでいけば、登れなくもない。枝に乗るのは、人選した方が良いと思うけど」 あんまり重いと折れるから。 青葉が繁る枝が幾重にも張り出し、この枝の上を逃げ回られるとなかなか難儀だ。 そして、その枝は、猫にはいい感じだが、人間が乗るには非常に頼りない。 「このまま放置した場合、紫陽花が穢れて、気が狂ったE・フォース、識別名『紫陽花姫』が発生する。その場合は、改めてそれに適した討伐チームを組む」 色々動きに制約が発生する。と、イヴ。 「今のところは動かないけど、障害が発生すれば、木の上を逃げ回るだろうね。遠くから狙撃する手もあるけど、それでアンデッドが紫陽花の上に落ちたら、最悪。みんなにはアンデッドや枝を紫陽花の上に落とさずに、可及的速やかにアンデッドを捕獲後討伐してもらう。いうまでもないけど、紫陽花の上に落下とかしないでね」 モニターには、件の紫陽花が映し出される。 もう、三分の一がどす赤い血に染まっている。 「『紫陽花姫』なんてE・フォースの案件、発生させないで」 |
■シナリオの詳細■ | ||||
■ストーリーテラー:田奈アガサ | ||||
■難易度:EASY | ■ ノーマルシナリオ 通常タイプ | |||
■参加人数制限: 8人 | ■サポーター参加人数制限: 0人 |
■シナリオ終了日時 2012年07月12日(木)22:41 |
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■メイン参加者 8人■ | |||||
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● 雨の夜だ。 緑の葉から滴る清浄が雨粒が全てを浄化させている。 その中に、赤いしずくがしたた、したたと混ざっている。 枝の上から八匹の猫が、前足をかざしてその血を紫陽花の上に落とす。 サルスベリの枝が、ゆれて、震えて、血と穢れを、私に落とす。 「この場所で一体何があったのか……気になります」 『Star Raven』ヴィンセント・T・ウィンチェスター(BNE002546)は、紫陽花を見て微笑む。 「紫陽花は好きな花です。小さな花がたくさん寄り添って、優しい風情がありますね」 その笑みに、悲しみとも自嘲とも取れない色が混じる。 「しっとりとした花姿に血の雨は似合いません。しかしこの光景は……凄惨ではありますが、不思議と美しいと感じてしまいます 」 いうなれば、それは背徳の。 「紫陽花ね。花は可愛くて好きだよ?ボクの次にね」 雨の夜に金の髪の少女態。 革醒は、ヒトの有り様を変える。 『世界』の殻を破り、あるものは獣の因子を顕在化させ、肉を鋼に変え、翼が生え、牙をもち。 それほどではなくとも、その身に宿す色を変える。 それは、本人の意思に関係なく訪れるものである。 ただ、時々その変化に己が意思をねじ込む者がいる。 こうなりたい、こういう姿になるのだ。と。 『ナルシス天使』平等 愛(BNE003951)を覚醒前に知るものは、今の姿から元の彼を見出すことは出来ないだろう。 彼自身がその姿に魅入られている。 「紫陽花の君、貴女には朝焼けに淀む露の輝きこそが相応しい。暫しの御待ちを……ワルイユメを砕いてまいりますので」 空は僅かの間だけ明るさを上書きされる。 『終極粉砕機構』富永・喜平(BNE000939)は、照明弾を打ち上げた後、この季節には厚手のコートを恭しく紫陽花の上にかぶせた。 「……なんてな、偶には妙な事も口にしてみたくなるんだよ」 ちょっぴり照れる35歳、絶妙な年頃。 「此れでもアーティファクトの端くれだから、血の数滴位は変わりに受けてくれるだろ」 『空泳ぐ金魚』水無瀬 流(BNE003780)は、出しかけていたテントをAFに収納し直した。 テントはちょっと大きすぎ、設営するうちに時間が過ぎてしまいそうだったし。 素敵なおじ様のコートの方が紫陽花も喜びそうだ、多分。 「まぁ何にしろ、落下物は無理だろうが其処は仲間を信じるとするよ」 喜平に、流はにっこり笑う。 その手には、金だらい。 照明弾の光を受けて鈍く光るそれは、翼をはためかせて宙に浮かぶ流れの手の中で、ちょっとシュールだ。 「紫陽花は、何が何でも守ります!」 ● 「ねずみのいしんにかけてわるい猫どもはあたしがやっつけてやるですぅ!みためがかわいい?そんなのしらないですぅ」 『ぴゅあで可憐』マリル・フロート(BNE001309)の猫へのヘイトは止まらない。 生死を問わず、お構いなしだ。 アンデッドならもう一度殺してやる、ふーはーはー。 「あいつらはあたしを見ると目をぎらぎらさせておっかけてくるのですぅ。おのれねこどもめぇ」 狐だってネズミを狩るのに、猫なのである。 みてる。瞳孔が横に開いた山羊目の猫が見てる。 「落下物を抑え紫陽花を護りながら流血猫を倒す。猫の血も紫陽花には悪影響のため時間制限もあり」 『無銘の剣』神威 千夜(BNE003946)は、小さな声で作戦の趣旨を一人御散る。 「なかなか厄介な状況のようですね。猫がかわいいなんて言ってるような場合じゃない。余裕は無い……と思った方がいいですかね」 口数が多くなるのは初陣だから。 (オレの初仕事・・・気張っていかないといけませんね。まだ未熟で経験も浅いオレですが全力を尽くします) 無骨な刃を握り締める指にどうしても力が入る。 (紫陽花が血に染まらないように……穢れないように……紫陽花姫が出現しないように……) 誰もが通ってきた道だ。 「皆さん。がんばりましょう」 初陣の緊張を、古参の応じる声が包んだ。 「誰にでも簡単なお仕事…という風にはいかないみたいだし、出来るだけ紫陽花を傷つけないようにしないとね」 『クロスイージスに似た何か』内薙・智夫(BNE001581)が素でいるのは、実はめんどくさい依頼の事が多い。 過酷な依頼がいやなのではない。反復単純作業がいやなのだ。 今回のような短期決戦はドンとこい、だ。 少女のようなあどけない笑みを浮かべつつ、各々の背に仮初の翼を召喚する。 もはや時間に猶予なし。 リベリスタ達は、ぬかるんだ地面を蹴った。 ● 喜平は枝に爪先をかけ、次の瞬間一気に高所まで移動する。 点を強力に踏み切りに使える能力の応用。 仮初の翼がその動きを後押しする。 枝の先にいる猫を強大なショットガンで打ち据え反動をつけてもとの位置に戻り、そこに踏みとどまる。 打ち据えられ、上半身と下半身が不自然に離れて別の動きをするようになった猫が喜平の鼻先に飛び掛る。 喜平の思う壺だった。 (最も意識したいのは相手の機動を制して、仲間の射手が狙い易く落下しても紫陽花に被害が出ない地点に誘導する事) 紫陽花の上で何かあったら、そのまま下に落ちてしまう。 受け止める係はいたが、いくつも重なれば対応しきれまい。 (其の為に自身の攻撃で圧力を掛けたり、軌道に攻撃が易そうな隙を作り敵の移動と攻撃を促して――) 猫の攻撃を最低限ダメージで受けきり、仲間の攻撃の邪魔にならないよう、大きくのけぞり、ここだと指差す。 (『なんかこう普通に戦ってたら良い感じの位置に!!』大作戦!) 効果的だったが、あまりにも作戦名が残念すぎた。 やり直しを要求する。 「わるいねこ共をやっつけないとねずみのいげんに関わるのですぅ!」 マリル。忘れてるかもしれないけど、君はネズミじゃない。 人間なんだよ。 「ねこ共覚悟するですぅ! 『破滅のオランジュミスト』なのですぅ!」 説明しよう! 『破滅のオランジュミスト』とは、絞るとネコ科の獣が嫌いな柑橘エキスを周辺に噴霧する何度も使えて無駄がない、ぶっちゃけみかんの皮の総称である! しかし、今回は天候が悪かった。 「雨で効果はいまひとつっぽいのですぅ!」 くくうっと喉を鳴らすマリル。 雨粒のせいで霧にならない。 「こ、こうなったら……」 手に取るショートボウ。 「こうなったら正統派でいくですぅ。スターライトシュートでいちもうだじんですぅ!!!」 一同、マリルを振り返る。 そんなんぶち込んだら、枝葉がちぎれて、紫陽花に落ちるっ! 「――といいたいところですけれど乱射は危険なので、アーリースナイプで1匹ずつ丁寧にやっつけてやるのですぅ」 ありがとう。マリルの理性、ありがとう。 喜平が指差すポイントを見定め、智夫の指から、宗助の指から、それぞれ符が放たれ、闇夜に鴉が二羽翼を閃かせる。 「誰にも気付いて貰えへんかったのが寂しかったんやね……。君等がここに居った事おっちゃん等が忘れへんよ。やから、もう体を真っ赤にして何かを呪う事は無いんよ……」 宗助の手から放たれた鴉が、ぞふりと猫の喉をつき、智夫の放った鴉は別の猫の目をえぐる。 なるべく怖がらせないように発せられるマイナスイオン。 もしも、猫が生きていたら。 宗助の心が届いたかもしれない。 だけれど、猫はもう死んでいて。 宗助の心に呼応する猫の心はもう死んでいる。 死ぬというのは、そういうことだ。 化け猫は踊る。 拍子をとって振り回される前足から赤い血の塊が宗助目掛けて放たれ、着弾と同時に飛び散る。 ああ、穢れなのだ。 宗助は身を蝕む猛毒に、それを帯びてしまった猫を思って涙ぐむ。 宗助の青黒く変色した皮膚を見て、小さく声が上がる。 「大丈夫ですか? すぐに治しますねっ」 両手に金だらいを抱えた流から凶事払いの光が発せられる。 体内から猛毒が霧散していくのを感じながら、宗助は (あの子らも、はよ、楽にしてやりたいなあ……) と、呟いた。 ● ヴィンセントは絶えず位置を変える。 猫だけを打ち抜くように細心の注意を払って繰り出される弾幕。 『根性で当てろ』と師から受け継いだ散弾銃。 天使が告げる死亡宣告が、死ぬことを忘れた体を破壊する。 枝には衝撃が伝わり、はらはらと葉や小枝が落ちる。 それを流が金だらいで受け止める。 縞猫が千夜の脇腹に噛み付いた。 吹き上がる自分の血に湧き上がる恐怖感。 頭の中が真っ赤に染まる。 こみ上げてくる吐き気に思わず口元を押さえる。 「怒りにかられたりすると乱暴に戦う事になっちゃうから……」 智夫の体から凶事払いの光がほとばしる。 急速に頭の芯が冷えていく感触。 千夜が空中でバランスを崩した。 他人に初めて羽根をつけられて、すぐ飛びながら避けろというのは酷な話だ。 「一回上昇したら力を抜いて大丈夫ですよ。後は翼が自然に助けてくれます」 千夜の腕をヴィンセントが捕らえた。 呼吸を整え、小さく頷く。 バスタードソードに光が宿る。 (メガクラッシュは封印。ノックバックを発生させるわけにはいけない) 千夜はとにかく物を落下させないことに心を砕いた。 集中し、猫だけに斬撃をくわえる。 飛び散る血がはたはたと紫陽花の上に降りかかるのに、愛が自分の体で防いだ。 翼を大きく開いて、穢れた血を受け止める。 分厚いコートで覆われた白い紫陽花に思いをはせる。 (時間かかると紫陽花姫なんていう御大層な名前の奴になるんだよね。それはボクじゃ絶対止められないと……なんか悔しいな) より強力な神秘の技をその身に宿すには、神秘の器としての研鑽が足りない。 (戦闘って言ってもボクは何もしないかもね) これが初陣なのは、愛も同様だ。 戦闘でまだ役に立たないなら、それ以外で役に立たなくては。 「第一! 花を血なんて言う可愛くない物でコーティングしようなんて言うこと自体が許せないけど! 一番かわいいのはボクだけどさ!」 身にまとうドレスと髪が雨で濡れそぼっても、死の白い肌が赤い血で汚れても。 許せないものがあると叫べる愛は、美しい。 ● 智夫から、清冽な神威の光が放たれる。 「ナイチンゲールフラーッシュ……なんちゃって」 たはは、と笑うのは、今は素の智夫だからだ。 慈悲深き御技は、サルスベリと紫陽花を傷めることなく猫だけを灼く。 智夫に変わって、愛が福音召喚詠唱を引き継いだ。 「このねこどもめぇ! ねこどもめぇ!! わるいことするなですぅ! あじさいにひどい事するなですぅ!」 マリルの放つ矢が確実に猫を再殺する。 (にゅっふっふ……正当な理由がある時はやりやすいのですぅ。いつもはかわいいだのへったくれだのでやりにくいのですぅ) 瞳孔が横に開いた山羊目の猫が頭半分吹っ飛ばされて紫陽花の上に落ちていく。 流が金だらいで受け止めるが、建物の三回相当の高さから降ってくる衝撃に手首がぶれる。 とっさに愛とヴィンセントが金だらいを支えた。 金色の粒がサルスベリのあちこちで散る。 喜平が華麗な突き技を繰り出しているのだ。 飛ぶのに不慣れな者のために、幹伝いに樹の上部に陣取った猫を始末していた。 そのたびに死んだ猫が落ちてくる。 サルスベリの根元には、すでに七匹の死体が積み上げられていた。 「これで……最後です」 流は声を絞り出した。 そこに現実がある。 金だらいの中。 口から僅かに舌を出して死んでいる猫。 ここに来てから、ほんの僅か。 まだリベリスタたちは満足に濡れてもいなかった。 ● 改めて、金だらいの中に積み上げられた八匹の猫。 それは、別働班に託された。 「火葬にしてください。それならもう、花を恨むこともないでしょう……」 流は本当はこの場で燃やしてあげたかった。 だが、流は炎を扱うことは出来ない。 火をつける道具も持ち合わせていなかった。 もう動かない猫を預かった別働班は、流に任せてと請合った。 (地面の下に何かあるのでしょうか?) ヴィンセントは株を傷つけないようにしながら、少しだけ紫陽花の下を掘ってみた。 土の中から白い粒。 形状から小動物の骨がびっくりするほど出てくる。 よく見れば、小さく積んだ石や、木の札に幼い字で墓と書かれたものがいくつもくつも一緒に出てくる。 寺の墓地の奥。 動物を埋めるにはいい場所かもしれない。 きれいな花が咲いている。 ここならさびしくないだろう。 でも、きれいな花は、死の穢れとは相容れない。 清浄なものでなくてはいけないのに、そうであればあるほど穢れが寄ってくる。 セイジョウナママデハウケイレラレナイナラ、イッソクルッテシマエバイイ。 紫陽花の覚悟は、眠りに付こうとしていた小さな死体を動かすには十分なほどで。 堕ちるなら、共に。 一緒に穢れてあげるから。 だが、リベリスタはそれを許してあげられない。 世界の有り様を乱すから。 その紫陽花は穢れを知らず、どこまでも白くなくてはならない。 世界が明日を迎える為に。 ヴィンセントは、きちんと掘った後を埋め戻し、石をそっと積み直した。 「今度はゆっくり花を見に来たいものですね」 紫陽花はそろそろ終わってしまうけれど、その後にはサルスベリの赤い花が咲く。 いくらかは猫の血に汚れた喜平のコートが取り除かれた後。 紫陽花はまだ白さを保っていた。 (血の色が雨で消えてくれると良いんだけど…出来るだけ紫陽花についた血は拭っておきたいかな) 愛が布を手に振り返る。 無限の供給を失った穢れた血は、雨の雫によって紫陽花から洗い流された。 白く清浄な紫陽花。 それでも。 『イブちゃんイブちゃん、ちょっと聴いてもええやろか? 紫陽花が穢れてしまうんはにゃんこの血だからなんよね? やりたい事があるんやけど、ええやろか…?』 宗助は、用意していた包みをほどく。 『構わないけれど……。満足行く結果になると言ってあげられない』 白い顔のフォーチュナは、無表情の上に何かを載せたままそう言っていた。 「君が懐に抱えていた子等の魂の安寧の為に少しの間だけ導になったってや……」 雨で流れないように、紫陽花の上に傘を差しかけて。 宗助は、水彩絵の具で紫陽花の花に赤を落とす。 「赤は血の色なんて言われるけど、赤は何より強い命の色。不浄を払う炎の色 魔を払う色なんよ」 紫陽花の上に結ばれる夜露が、塗った端から絵の具を洗い流す。 それはまっとうな死全現象とは、リベリスタには思えなかった。 花びらが赤く染まるのを、けして許さぬ世界の秩序。 「君らの魂を清めて、きっと浄土へ導いてくれるんよ……」 宗助が塗っても塗っても、花びらの上で絵の具は赤い露になる。 その紫陽花は、どこまでも白い。 こぼれる絵の具が、染まることが出来ない身を嘆き、血の涙を流しているよう。 (花は、美しくあるべきです) 白い紫陽花は、白いままが美しい。 それでも、今ひと時だけは。 千夜は、そう言う宗助の背を見つめる。 父より年上の大きな背中が、小さく丸まって見えた。 「明日の朝は、綺麗に咲く姿が見えるといいな」 朝は。 だから、せめて、今。夜だけは。 紫陽花の周りを掃除していた智夫がそう言った。 にこ。と浮かんだ笑顔は。 嘆きと哀悼の夜の後、彼らが守った朝を信じている。 降りしきる雨の中。 リベリスタが穢れを取り除いたから。 その紫陽花は、どこまでも白い。 |
■シナリオ結果■ | |||
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■あとがき■ | |||
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