● 「あなたのお悩み、きっちりクリアー! 魔法のクリーナー、シャイニー☆クリア!」 魔法のステッキはスクレイパー。 背中にしょってるハリケーンクリーナー。 お供のマスコットは四角いサンバ! 「なにもかも忘れて、ぴっかぴかー!」 ● モニターに写る映像に、リベリスタ達は言葉を失った。 別に、コスチュームがおかしいわけではない。 可愛くないわけでもない。 性別がおかしいわけでもない。 でもなんだろう。 このいたたまれなさ。 「これから、遠からず出現するアザーバイド。識別名は、本人が名乗ってる通り。一見魔法少女だけど、中身が残念。というか、悪夢」 『リンク・カレイド』真白イヴ(nBNE000001)の台詞に、リベリスタ達は胸をなでおろした。 よかった。こんなのが同じ次元に発生している生き物でなくてよかった。 「見た目、バカだけど。油断しちゃだめ。こいつは人の記憶を消す。正確に言うと、悩み事を消す。記憶から」 こう、物理的に。と、イヴは窓を磨くジェスチャーをする。 「悩んでる本人がそのことを忘れたからって、事態がよくなる訳じゃない。一般人に迷惑かかる前に、とっととボコって、二度とこの次元にくんなと蹴り出してもらう」 何かする前なので殺すことはないと、イヴ。 幸い、D・ホールは、戦闘が終わるくらいの時間は余裕で開きっぱなしだ。 「場所は、野外ステージ。周囲は作りつけのベンチ。そっちはちょっと移動に手間取りそう。その分、隠れるには最適だね」 隠れる? なんで? 「こいつの攻撃、背中の掃除機で相手を手元に引き寄せ、間合いに入ったところをスクレイパーで悩み事を拭き拭き」 なんて、吸引力だ!? 「万一記憶がふき取られても、スクレイパーで頭拭きなおせば戻るから」 アバウトだ。 「でも、追い返しても、また戻ってくんじゃないの?」 「大丈夫。こいつ、いいもの持ってる」 敵の得物で、その頭から、このチャンネルの存在自体の記憶を消せとおっしゃいますか。 さすが、イヴさん、マジエンジェル。 |
■シナリオの詳細■ | ||||
■ストーリーテラー:田奈アガサ | ||||
■難易度:NORMAL | ■ ノーマルシナリオ 通常タイプ | |||
■参加人数制限: 8人 | ■サポーター参加人数制限: 0人 |
■シナリオ終了日時 2012年05月21日(月)22:26 |
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■メイン参加者 8人■ | |||||
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● 真夜中の公園。 野外ステージ。 ステージの奥。 遠く輝くD・ホール。 君たちの悩みが届くとき。 三千世界の壁を越えて、僕らの街にやってくる。 「あなたのお悩み、きっちりクリアー! 魔法のクリーナー、シャイニー☆クリア!」 テヘペロ笑顔で、キメっ! 魔法のステッキはスクレイパー。 背中にしょってるハリケーンクリーナー。 水色ピンストライプのエプロンドレスに真っ白エプロンがチャームポイント! もちろん三角巾も標準装備だよ! お供のマスコットは、お部屋の角まで四角く動く、四角いサンバ! 「なにもかも忘れて、ぴっかぴかー!」 ● 「わーアニメとかじゃないホンモノの魔法少女だ~」 『エターナル・ノービス』メイ・リィ・ルゥ(BNE003539)、ぺへぺへと気のない拍手をする。 「掃除機背負ってたり、スクレイパーが武器っぽいって事は、変身前の正体は清掃員の人なのかな?」 魔法少女の正体を追及しちゃいけないのよ。 「噂に聞く魔法少女というものと何か、ズレというか違和感を感じますね。残念というか」 アルフォンソ・フェルナンテ(BNE003792)さん、何でそんな判別つくの!? 「スクレイパーと掃除機を背負うというのは、日本文化で言うところの「家政婦」と「メイド(但しオタク文化での))の違いみたいなものでしょうか」 壁の向こうから顔半分。 いや、そんなことないよ。 掃除機背負ったりしないよ。 異世界の人だからだよ。そういうことにしておいて。 クールジャパン構想を推進しようとしてても、異世界の困った人は管轄外だから。 「いくら女の子でもこの世界に悪影響を与えるなら……非常に残念でござるが帰っていただくのでござるよ」 『女好き』李 腕鍛(BNE002775)は、多少残念でも女の子ならばOKだ。 「ブラックVSホワイト、萌える展開!」 誤字ではない。 自前の懐中電灯と覚悟をしょって、どこからともなく響く声。 『まじかる☆ブラックチェーンジ! 』 「この世の闇をズバっと解決、暗黒魔法少女ブラック☆レイン、参上!」 デスサイズ持って、キメポーズ。 「シャイニー☆クリア、貴方の白さはとっても危険。ボクが黒く染めてあげる……覚悟してね!」 これだけ完璧に登場したレインちゃんの下に、『暗黒魔法少女ブラック☆レイン』神埼・礼子(BNE003458)のテロップをいれていいものか、クレバーな回答、求む。 そんなレインの懐中電灯の明かりを侵食するように、漆黒解放しゃらんら! 「忌まわしきを反転させるマジカル呪殺っ娘☆ジュサツ・レッド参上!」 よおし、『三つ目のピクシー』赤翅 明(BNE003483)、とりあえず魔女っ子なんだか戦隊ものなんだかはっきりさせようか。 放送時間が一時間ずれるのは、由々しき問題だ。(一部地域を除く) 「シャイニー☆クリア! 君に魔法少女対決を申し込むよ!」 かっこいいポーズ。 「悩み惑って、苦しんで、それでも前に進もうとするから人は成長できるんだ。たとえ善意でも、それを奪おうとする君を野放しにするわけにはいかない! 自分の世界に還って貰うよ!」 かてて加えて、かっこいい台詞、ちゅどーん。 「この子、馬鹿なんだね!」 『おこたから出ると死んじゃう』ティセ・パルミエ(BNE000151)は、いきなり核心を突いた。 「 他人の悩みを解決なんて大変だよね。その悩みを忘れさせてあげるよー」 戦いの火蓋は、切って落とされた! ● 「大丈夫、心配しないで! クリアがみんなの悩みをばっちり解決!」 言葉は通じるけど、会話が成り立ってないよ。 異世界コミュニケーション。 「ねこぱんちにゃーっ!!」 『シューティングスター』加奈氏・さりあ(BNE001388)、突貫! 猫爪クローが、シャイニー☆クリアに襲い掛かる。 「――わかるよ。そんな悩み、きれいさっぱり消してあげるっ!!」 がきんとさりあの攻撃を受け止めたクリアは、スクレイパーを取り回した。 さりあは、気が遠くなった。 「さりあのお悩みは、難しいことをいわれるとすぐにアタマがパンクしちゃってぷしゅーってなっちゃってオーバーヒートしちゃうことにゃ――」 おいおい、外部出力付きかよ。 守秘義務って言葉知ってるか、シャイニー☆クリア! そんなリベリスタの叫びなどまったく意に介さず、さりあの頭から立ち上るもやもやレインボースクリーン。 どよどよと青紫に渦巻くお悩み。 そこに、シャイニー☆クリアは「ええ~いっ!!」と、スクレイパーを当てた。 (さりあのお悩みは難しいことをいわれるとすぐにアタマがパンクしちゃってぷしゅーってなっちゃってオーバーヒートしちゃうことにゃっ! 依頼の相談とか、小難しいことは本当に苦手で、これをなんとかして、さりあは頭のまわる天才的な猫になりたいのにゃーっ!) 「キュっキュと磨いて、お悩みサヨナラ!!」 くるるっとスクレイパーを回す。 「すきっと解決、シャイニー☆クリア!!」 しゃら~ん☆ 「ボクのデスサイズももうちょっと便利になればなぁ……」 レインさん、あなたのデスサイズは、ちゃんとデスサイズの範疇内でがんばってるよ!? 「さりあ~!?」 さりあはすっくと立ち上がった。 「さりあは、クール&ビューティ!」 しゃきーん! 「かっこいい!」 きら~ん! 「えっへん!」 ――え~? やっぱり、単に悩み周辺の記憶とか懊悩とかがきれいになるだけで、根本的に解決する訳じゃない。 あくまでクリアー(透明)。 クリアー(克服)する訳じゃないのね。 (悩みが深刻なものならダメかもしんないけど、どっかの黒いフライエンジェのよーに胸が小さいみたいな、どーでもいい、忘れた方がいい悩みだってあるよね? やっぱり道具は使い方次第だよね!) ティセの考えが、真白い闇天使に聞かれたら、口から臓腑こみ上げてくるような目に遭いそうだ。 「悩みがあるって大変だね! なーんにも考えなくても生きていけるのにねー。強いていえば悩みがないのが悩みかも?」 いや、ティセにだって悩みはあるのだ。 あるのだが、ティセ本人がそれを悩みだと認識していないのだ。 何でって……。 何でって………。 脳みそが筋肉だから。 ごめん、これ以上言えないっ! 「明にとって前へならえは腰に手を当てるものだよ! 朝昼晩と牛乳飲んでカルシウムとって頑張ってる! 17歳でも! まだまだ伸びると信じて、あれ。年齢のこと意識したら高2になって魔法少女ってなんかイタイうわあああああ!?」 それ以上いっちゃだめだ、八十歳越えのレインさんが胸を押さえてうずくまっちゃうじゃないか! おばあちゃん、お迎えはまだよ!? 「えっとね、近接射程の3mは多分鉄球3個分! あれ違った?」 うん、「明の」鉄球三個分だね。 「魔法少女が倒せない」 そんな十代のてんこ盛りの悩みをごしごしきゅっきゅした結果。 「よくわかんないけど喧嘩は良くないよ! 話し合おう!」 さっき対決申し込んだのは、君だ。 いかん、色々見失っている! 「80歳で魔法少女とか、恥ずかしいよな……」 明の余波で、orzなレインさんにスクレイパーの魔の手が忍び寄る。 ちなみにここに至るまで、リベリスタはせっせと攻撃を仕掛けているので、シャイニー☆クリアは結構いい感じにぼこぼこである。 しかし、どんなに傷つけられても自分の使命を果たすまでくじけないのが、魔法少女の心意気であるので、まだまだ大丈夫。あたし戦えるって感じだ。 そういうわけで、きゅっきゅ。 レインさんの灰色の脳細胞が、真白く染まる。 「でも、別にいいかなぁ……ボク、可愛いしね! 見た目少女だし、魔法少女って楽しいもん♪ 80歳? ううん、永遠の13歳だよ☆」 80歳って現実を、投げ捨てたあああっ! 「アハッ、楽しくなってきた♪ ボクも本気出しちゃうよ!ブラック、モードチェンジ☆」 と、言いつつ暗黒オーラ装着完了。 「さぁ、ガンガン攻めるよ!」 魂燃やして、切り裂いてやるぅ! ● 「ボクの悩みは至極真面目に恋の悩みさ。今すぐこの衝動を消し去りたいよ」 『最弱者』七院 凍(BNE003030)、普通の人相手にはキョドるけど、シャイニー☆クリアは普通じゃないから、キョドらない。 「好きなんだ、でも叶わない恋なら忘れてしまいたい。なあいいだろう、今すぐ消し去ってくれよ!」 さすがのシャイニー☆クリアも、肩掴んでガクガクガクガク揺さぶられたら、スクレイパーキュっキュ出来ないよ。 ああでも、かなわぬ恋なら忘れたほうがいいのかもかも。 「ボクがアニメに恋する心は真剣だ。でもアニメキャラはボクを愛してくれない。だから、このしがらみを消し去って、ボクはリア充になる!」 ……うん。それは、消してもらってもいいんじゃないかなかな。 双方合意ってことで、皆、なんとなく見守る格好になってしまった。 きゅっきゅ。 ご気分、いかがですかぁ? 凍の目に、じわっと暖かいものが浮かんだ。 「ボクさ。彼女居ない歴=年齢なんだ。リア充には程遠いよな」 悩みが消えたことで、新たな悩み、こんにちはー!! 「でさ、モノは相談だけど、シャイニー、ボクの彼女になってよ」 なんですと? 「アザーバイドでもいいからこの経歴を今すぐ消し去りたい。あと、たまたま偶然持ってきたメイドさんのコスプレ衣装貸してあげるから、これ着てよ。メイド萌えなんだよ!」 さすがのシャイニー☆クリアも、肩掴んでガクガクガクガク揺さぶられたら、コスチュームチェンジできない……って、もう、ハウスメイド午前中仕様じゃわい! ていうか、二次最高じゃなかったのか、三次元もありなのか。 いや、それはそれで喜ばしいことではあるが、シャイニー☆クリア、ありえない精神攻撃とヘッドバンキングで涙目。 やだこいつ、この悩みも消して……キュっキュ。 あ。 そうですね。 連続して拭くならともかく、作動停止してから改めてスクレイパーに拭かれると汚れ……ゲフンゲフン、悩みが戻ります。 「アニメキャラが僕を愛してくれない……」 悩みの連鎖が止まらない。 一部始終を見ていたリベリスタの目に涙が浮かんだ。 ● そんなリベリスタの傍観加減が、シャイニー☆クリアの癇に触っ……ゲフンゲフン、正義感に火をつけた。「ハリケーン、クリーナー!! ブラーッシュ、アーップ!」 ずごおおおおおおおっ!! 腕鍛の足元が揺らぐ。 「はっ」 腕鍛の目がきらめいた。 (スカートというか丈の短い服を来ている女性ガン見でござるな) そりゃ、ティセやら、レインやら、明やら、メイやら、さりあやら、今回のお嬢さんたちは皆素敵なあんよを色々ひらめかせておいでで、そりゃもう眼福だがな。 あえて、問おう。 なぜ。 (いや、だってほら……途中で助けられるかもしれないじゃないでござるか!) 少し、頭すっきりさせようか。 きゅっきゅ。 「敵とか関係なく女性と仲良く楽しく合コンとかしたぁぁいでござる。あと理想の侍に全然近づけない事でござろうか。二律背反すぎるでござるな」 ……腕鍛さん、ご気分は? 「嫌だなぁ。確かに女性だけどフェイト持ってないなら帰ってもらうよ?」 あんた、誰。 「え? ござる? なにそれ? 侍は口調じゃなくて心意気だろ?」 腕鍛、どっかのシュゴシンみたいな口調になってる。 なんてこった、キャラが薄くなってる! (なんだろう、俺、今、すごく戦力になるのではなかろうか。そんな予感がする) 今こそ、同門の徒に嫉妬され、毒殺されるほどの正統派天才拳士キャラであることを、前面に押し出すのはどうだろう! それイケ、ゼロ距離からの炎の拳! 「ふふふ。私ね。太陽光線、怖いんです。いえ、吸血鬼ではないです。アルビノなので、メラニン色素ないんです。それでですね、日本の夏は噂に聞くと非常に暑いそうじゃないですか。温度もさることながら、湿度がものすごいとうかがいました。ええ、本国は湿度は低いんです。べとつく夏ってどういうことですか。私、そんなところで、太陽光線を防ぐ格好してたら、死にませんか。どうやって、乗り切ったらいいんですか」 昨今の日本の夏は、しゃれにならない。 湿気たっぷりの太陽光線は、重い。 これ、拭かれたら、どうなるの? アルフォンソさん、焦げない? その前に、あせもとか気にしなくなるの? とにかく悩みは吹っ切れたし、今、第一、春の夜だし! 指先に作る真空が、掃除機目掛けて撃ち出された。 (作り付けのベンチって事は吸引力でも平気だろうから、その影に隠れるって言うか盾代わりかな。 何とか頑張ってしがみ付いてたらすいこまれないかな~って) そう思っていた時期が、メイにもありました。 いや、ベンチはがんばった。超がんばった。 ただ、あれだ。メイのしがみつく力が、ちびーっと足りなかったかな、なんて。 「今のボクの悩みは、やっぱりアレだね。周りの人たちに比べてへっぽこぷーなところかな? みんな誰でも新人の時は有るんだから、気にしちゃいけないとは言われるけど、役立たずどころか、迷惑になってるんじゃないかな~?って」 メイ、膝を抱えて隅っこにうずくまりそうな勢い。 アークでも最年少。まだ、本当に子供なのだ。 自分に何が出来るかなんてわからない。 わからないのが当たり前の年なのだ。 だけど、出ている以上は責任を果たしたいと思う、責任感。 それが、メイを悩ませる。 だけど、そんな悩みも吹っ切って、歌え、高位存在の慈悲を乞う詠唱を。 ● リベリスタは絶好調だった。 というか、シャイニー☆クリア、ゴー・ホームで、みんなの心は一つになっていた。 「悩みがなくなって、ありがとうじゃないの? なんなの、あんた達!?」 ああ、うん。 「アリガトウ。トットト、モトノ次元に帰リヤガレ。モウコッチニ来タクナクナルヨウニシテカラ、叩キ出シテヤル」 「何で片言!?」 だって、なんか心にぽっかり穴が開いた感じがするんだもん。 大事な何かをなくしたような気がするんだもん。 だから、とっととそのスクレイパーをよこしやがれ。 俺達の悩みを返せ! 「ボクの嫁ならわかるだろう? ボクは麻痺が効かない。あとクリーナー使うってことはボクに傍に居て欲しいって事になるから、いいよ、抱きしめてあげるよ、ハニー」 凍、色々属性混じってて、どうしたらいいのかわからないよ。 ティセがまっすぐ行ってぶっ飛ばす。 「最近のまほーつかいは肉弾派らしーです。もしかしてあたしもまほーつかいっぽい?」 手から、雷や炎噴いてるからそれっぽいかも。 「あなたのお悩み、すっきりクリアー……」 「だから、あたし悩みないんだよー」 「そんなっ!」 「今だー!」 ティセ、天性の勘でひるんだシャイニー☆クリアのスクレイパー奪取。 「あ」 「あーあー」 「あっはっはっはっは」 全開笑顔のリベリスタ。 逃げを打つシャイニー☆クリアの頭にスクレイパーを押し当てる。 「愛と正義は必ず勝つ!」 レインは、キュピーンと音を立てながら、言い放った。 ● わっせ、わっせと互いの頭を拭き合いっこ。 もちろん、入念にクリアの頭を拭くことを忘れない。 「ありがとう、意味不明だったけど好きだったよ」 「おお……拙者のキャラが戻ってきたでござるよ」 「ダメ人間への逆成長を体験した気分だよ」 「……そ、そろそろボクの住む星に帰らないと! むしろこのDホールの中に飛び込みたい……」 「お馬鹿な子が更におバカに……哀れです」 「つかキミももう忘れろ。この記憶、拭き取るよ?」 「このチャンネルの存在自体の記憶をシャイニー☆クリアから消しちゃうにゃっ!」 「このチャンネルのこと、思い出さないでね」 「ついでにスクレイパーについての記憶とか、面倒になりそうなことは纏めてぜーんぶ消し去ってしまって、それからお帰り願うのにゃっ!」 「ボクの恋はいつも報われないのさ」 「何かの弾みにスクレイパーで拭き直して思い出したら大変だから、道具は残念ながらボッシュートです」 「取り上げたスクレイパーはアークの戦利品って事で」 「「「闇に飲まれろ、シャイニー☆クリア!」」」 リベリスタ達は、シャイニー☆クリアのアイテムをはぐとD・ホールの向こうにポーイと放り込み、返す刀で次元間通路を木っ端に陣に破壊した。 なんだろう、このお掃除終わって、すっきり感。 なにやら、心中が非常に清々しい。 「そしてシャイニー☆クリアには元いた世界で幸せな人生を歩んで欲しいのが、さりあの願いにゃっ!」 いや、ほんとに。 ほんとだってば。 |
■シナリオ結果■ | |||
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■あとがき■ | |||
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