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おっぱいとメイド服

●胸の大きい者が眩しくて仕方がない
 街からかなりの距離を置いた、山の中にある洋館にして豪邸。そこには、以前メイドのエリューションや熱湯風呂のエリューションなど、洋館に相応しいバケモノが現れた場所であった。
 そこに、再びエリューションが発生してしまった。手入れのされていない、心霊スポットのような洋館は神秘の力を呼び寄せる場所になってしまっているのかもしれない。
 さて、今回現れたのはメイドのエリューション・アンデッドだ。……似たようなものがここに現れたような気がするが、今回のエリューション・アンデッドは趣が違っていた。
 まず、このエリューション・アンデッドは神秘の力で蘇った死体なのだが、とても新鮮な体を持っていた。それは、彼女が生前に美に執着していたことと、放置されているとはいえ洋館が小奇麗なことが上げられるだろう。
 そしてこのエリューション・アンデッド最大の特徴は、胸の大きい者を妬んでいたことだ。生前の彼女は、小さな胸にとてもコンプレックスがある少女だったのである。
 彼女は大きい胸を持つ者を優先的に狙おうとする。だが、大きい胸は彼女にとって憎むべき対象であるが……同時に弱点であり光だ。故に、胸の大きいアピールなどされれば、嫉妬のあまり伝説の中の吸血鬼が日を浴びるように溶け始めてしまうのだという。
 難儀なエリューションである。とはいえ、巨乳爆乳を狙うこのエリューション・アンデッドは、神秘の力を持ちながら人を襲うものであることは間違いない。
 もちろんこのエリューション・アンデッドには戦闘能力もある。特にまな板が硬い。
 カレイドシステムが見せた未来によれば、洋館に迷い込んだ女性が貧乳ならば手厚く迎え入れるが、胸の大きさが一定以上なら熱湯風呂に叩き落とすという。しかもこの基準が低めで普乳以上なら叩き落とすとか。
 もちろん放置していいものではないので、アークは腰を上げるしかなかった。

●胸の大きい人から胸の小さい者を倒すように言われる時の気持ちはいかがなものか
 ブリーフィングルームに集まったリベリスタたちは、そういう胸の大きさを気にするエリューションについての情報を『運命演算者』天凛・乃亜(nBNE000214)と、一緒に居た『相良に咲く乙女』相良 雪花(nBNE000019)から聞かされた。
 二人の胸は大きい。故に、エリューション・アンデッドが可哀想に思えてきたリベリスタであった。
「……身体的な特徴を気に病むのは可哀想だとは思います。ですが、人に危害を与えるというのならばこの相良雪花が成敗します」
 日本人形に例えられる外見に似合わない、身長ほどもある巨大でゴテゴテした銃を構えて雪花は静かな怒りを顕にしている。そして先も言ったがその胸は豊満であった。
「ということで、今回の依頼には雪花も参加するみたいよ」
「よろしくお願いします。皆様のお力になれますよう、がんばりますね」
 ぺこり、と丁寧な一礼をする雪花。整えられた黒髪は規則正しく揺れて、清楚なイメージにぴったりだとリベリスタたちは思う。
「ところで、その服装は一体?」
 そんな雪花が、乃亜の格好を見て苦笑している。というのも――、
「あ、この服装? メイド服よ。似合うでしょ」
「そういうことではなく……」
 諦めたような顔の雪花。というのも、この流れはつまり……、
「もちろん、皆にも着てもらうわよ」
「やはり……。でも、この服は気になっていました。一度着てみたいと思っていました」
 目を伏せながらも、ちょっと楽しげな顔をする雪花だった。
「執事服でもいいのよ。……さて、今回の敵の説明をするわね」
 さて、メイド服の乃亜が語ったところによれば、今回の敵エリューション・アンデッドの力は2つ。
 神秘の力で出現させた熱湯風呂を出現させて敵を叩き落としたす能力と、魔法の機関銃を取り出して使うという能力。どちらもメイドとはあんまり関係なさそうだが、まあいいだろう。
「最大の特徴は、大きい胸のアピールをされると怯んで精神的なダメージを受ける所。やっぱり気になっているのね」
 そういう乃亜は、胸を持ち上げるようにして腕を組む。これは普段からやっているので癖なのだろうが、先のセリフもあってちょっとイラッとするリベリスタだった。
「あ、小さい胸を持つ子や、小さい胸が好きな男性相手には攻撃控えるみたいね。大きいのが好きだと攻撃を優先するけど」
「難儀な……」
 皆でため息。
「そんなわけで、がんばってね。ちょっと変な敵だけど、それなりの実力はあるみたいだから」
「皆様、改めてよろしくお願いしますね」
 二人の言葉を受けてから、リベリスタたちは作戦会議に入る。
 胸を利用した作戦、というのもなんだか間抜けな気がするが、それでもやらなければいけないようだ。
 なんといっても、世界を守るリベリスタなのだから。


■シナリオの詳細■
■ストーリーテラー:nozoki  
■難易度:NORMAL ■ ノーマルシナリオ 通常タイプ
■参加人数制限: 8人 ■サポーター参加人数制限: 0人 ■シナリオ終了日時
 2012年05月15日(火)23:45
 胸に関して、大は小を兼ねませんが、大きいことはいいことでもあります。
 なのでおっぱい依頼2連続です。はい、大事なことなので二回言いました。
 ということで、今回はメイドとおっぱいです。皆様のメイドとおっぱいへの情熱が詰め込まれたプレイングをお待ちしています。
 また、雪花もまた妙な事件に巻き込まれています。是非いじってやってください。

●勝利条件
 エリューション・アンデッドの撃破

●舞台
 街から遠く離れた山にある豪邸です。
 内部は綺麗に整えられており、それなりに広いです。
 使われなくなって久しいですが、ライフラインは未だに生きており、 熱湯風呂などがあります。

●エリューション・アンデッド
 メイド服を着た、メイドだった人物のエリューション・アンデッドです。胸は絶壁と言ってもいいです。主に大きな胸への嫉妬で蘇りました。
 胸の大きいキャラクターと胸の大きい女性が好きなキャラクターを憎み、優先的に攻撃してきます。
 逆に、胸の小さいキャラクターと胸の小さい女性が好きなキャラクターには攻撃を控えます。
 攻撃方法は機関銃による遠距離範囲攻撃と、熱湯風呂を敵の足元に出現させて相手を溺れさせる攻撃です。後者は神秘遠距離攻撃です、一応。
 また、胸の大きいアピールをされると精神的なダメージを受け、怯みます。データ的にも意味がありますのでご了承ください。
 こんな相手ですが、全体的に能力が高めな上に防御力と神秘防御力が高いです。気をつけてください。

●雪花
 同行者です。
 基本的には空気ですが、プレイングなどで指示や働きかけがあった場合は動きます。その際に使われるのは、クリミナルスタアの初級スキルです。
 メイド服を着ています。結構気に入ったようで、ちょっとはしゃいでいます。

●メイド服
 今回の依頼では、乃亜がメイド服と執事服を用意しました。戦闘にも耐えられます。
 特にプレイングに書かなければ勝手にメイド服にさせられますので注意してください。
 自前で用意してもいいです。
参加NPC
相良 雪花 (nBNE000019)
 


■メイン参加者 8人■
ソードミラージュ
ソラ・ヴァイスハイト(BNE000329)
スターサジタリー
舞 冥華(BNE000456)
★MVP
覇界闘士
レイ・マクガイア(BNE001078)
ナイトクリーク
一堂 愛華(BNE002290)
クリミナルスタア
桐咲 翠華(BNE002743)
マグメイガス
ティオ・ココナ(BNE002829)
マグメイガス
斎藤・なずな(BNE003076)
プロアデプト
ヒルデガルド・クレセント・アークセント(BNE003356)

●持たざる者の慟哭
 今回エリューション・アンデッドを倒す為洋館に向かう女性リベリスタたちは主に2種類に分類することができた。
 即ち、大きいのと小さいの。
「巨乳爆発しろ巨乳爆発しろ巨乳爆発しろ巨乳爆発しろ巨乳爆発しろ巨乳爆発しろ巨乳爆発しろ巨乳爆発しろ」
 持たざる者、『赤猫』斎藤・なずな(BNE003076)は24文字も使って妬む。口元にはハンカチがあり、それを食いしばっているという古風ながらもストロングな妬みスタイルだ。ギリギリと鳴らされている歯も、その嫉妬を分かりやすく示している。
「ふふん、流石私! 何を着ても超可愛い!!」
 ない胸を張って自信満々に言ったように、なずなのかわいらしい華奢な体にミニスカなメイド服は確かに似合っている。セクシーではなくキュートの方面で。
「ご奉仕だとぉ? 誰がするかぁ!!」
 そういう風に怒っている姿もどこかかわいらしく、人に向けて威嚇をする猫のような趣がある。
「ん、よくわかんないけど、ちっぱい人がおっきー人にやつあたりー?」
 怒りと恨みの言葉を垂れ流しながら歯をギチギチ言わせているなずなを見ながら、『うさぎ型ちっちゃな狙撃主』舞 冥華(BNE000456)は首を傾げてみる。小さな体に似合うツインテールが揺れてみせた。
「でも、ひんにゅーはきしょー価値ってえらい人いってた気がする。きしょー価値なのだからめずらしーのに」
 小さな少女はそう続けながら反対側に首を傾げる。周りを見てみれば、確かに3:5の割合で小さい方が希少価値に思えた。偶然……もしくはこんな依頼だからなのだろうけど、冥華は納得して頷いている。
「ん? 冥華? 冥華はまだ11歳だし、しょーらいせーがあるから今はちっぱいでもだいじょぶ。5年ごーぐらいにきたいきたーい」
「いいか? 私はもう17歳だつまりこれ以上乳が増える可能性は限りなく……。くそっ! くそっ!! ちくしょおおおおおおお!!」
 冥華の言葉、そして今日の巨乳率に絶望したなずなが走っていく。おそらく、夕日に向かって。
「胸の大小に貴賎なし」
 そんななずなを大きな胸で受け止めつつ、なずなとは違った意味でどこか自信満々な『アメリカン・サイファイ』レイ・マクガイア(BNE001078)は今から向かう屋敷に向けてあほ毛をぴこぴこと向けている。
「大きい胸が好奇の目に晒されるのも慣れたものですが……逆ですか。うーん。とりあえずその妄執から救いましょう」
 胸の中で暴れようとするなずなを腕で押さえつけるレイはそう決意している。胸は平らであっても、愛の前には変わらないと思うから。たぶん。
 そんなレイは、クラシックなメイドスタイルをしている。胸のところはさらしで押さえつけたため、それほど大きく強調はされていない。……それでも、なずなや冥華と比べれば出るところが出ているんだけど。
「まぁあれよ。比較されて哀れみの目で見られるのが嫌い。哀れんでもらう必要ないですし。私ってば魅力的ですし。大人の魅力あふれる淑女ですし。女教師ですし」
 今回戦う敵や、なずなのようなタイプに向かって思うことがあるのは『自堕落教師』ソラ・ヴァイスハイト(BNE000329)だ。教師という立場からも、大人の女性という立場からも落ち着いている……ように見えなくもない。体はどう見ても幼女だけど。
「みんな勘違いしてるようだけどソラ先生はロリ枠じゃない。どう考えても大人の女性枠」
 えっ、とリベリスタたちの視線がソラのどう見ても平らな胸に集中したのは言うまでもない。
「それにしても超似合ってる。さすが私。私可愛い。明日の授業これで行ってもいいかしらね」
 ふりふりのメイド服で一回転してみてから、胸を張ってふふんと笑う。すごい自信だが、キュートな方面で似合っている。
「人の悩みって……他の人には、中々理解してもらえないものよねぇ……?」
 影から仲間たちの様子を眺めながら、『銀猫危機一髪』桐咲 翠華(BNE002743)は両手を広げてため息。その動作でサイズが合わずにぱつんぱつん状態な胸元が締め付けられ、ちょっと痛い。
「うぐっ。ちょうど良いサイズがなかったと言われたら、仕方がないわね……」
 それでも、このきついメイド服姿は恥ずかしいらしく、翠華はできるだけ仲間たちの前に出ないようにしている。戦闘となれば話は別だが、今はギチギチと言っている胸を見せたくない。
「大きいって大変ね……」
 大きすぎるのも悩みものだ。仲間の前では言えないけど。
「わ~いっ! メイド服♪ 着てみたかったんだよねぇ」
 と、翠華とは違って皆にメイド服のひらひらふりふりを見せびらかすようにしているのは『ラブ ウォリアー』一堂 愛華(BNE002290)だ。そのメイド服は持参品で、胸元がかなり大胆に見える仕様である。愛華の仲間内でも一位二位を争う大きさと柔らかさが隠されずによく見えて、なずなは立ち眩みを覚えた。
「雪花さんも似合ってるよぉ、みんなとっても素敵だねぇ♪」
「ええ、ありがとうございますっ」
 雪花もノリノリでふりふりなメイド服でスキップをしている。時々ホワイトブリムを指で軽く叩いているのを見る限り、はしゃいでいるのも良くわかる。はしゃぎすぎて胸が文字通り揺れているので、なずなは膝から崩れ落ちる。
「メイドさ~んをやっつけろ~♪ 悪さをする子はお仕置きだよ!」
 そんな風にはしゃぎ回る愛華と雪花の動作をものまねする『ものまね大好きっ娘』ティオ・ココナ(BNE002829)は、見た目は幼いのでかわいらしく思える。ただ、その幼い外見に似合わぬ凶悪なサイズの胸がばるんばるんと揺れ動くので、なずなは血を吐いた。
「今回、向かう屋敷はもはや、エリューション製造ポイントと化してないか?」
 見えてきた屋敷を眺めるヒルデガルド・クレセント・アークセント(BNE003356)は、この屋敷での戦いを思い返す。
「ともあれ、此度も現れたものはしっかりと滅しよう」
 執事服のタイを締め直し、白い手袋をしっかりと嵌めるのは執事服のヒルデガルドであった。しかも完璧に着こなしている。……胸のきつさ以外。
「っていうか何だこの巨乳率は!! 全員の胸囲を足して人数で割って平等に配るべき!!」
 空に響く、慟哭。

●熱湯風呂とメイドとおっぱい
 戦闘はすぐに始まった。というのも、屋敷にやって来たリベリスタ達の胸を見た貧乳メイドのエリューション・アンデッド(以下貧乳メイド)がいきり立って連続攻撃をしてきたからである。
「襲われちゃったわー、私狙われちゃうかもしれないわねー」
 胸を張って少し嬉しそうにしていたソラをスルーして、熱湯風呂攻撃が巨乳リベリスタを襲う!
「うわああん! お前らなんて全員熱湯風呂でびちゃびちゃになってしまえ! お年頃な読者の皆さんに向かって全力でサービスするが良いのだ!!
 ちらちらと大きいのを見ながらずっと泣きそうになっていたなずなの叫び声と共に、巨乳リベリスタ達は熱湯風呂の中に巻き込まれる! びちょびちょのぬれぬれになってしまうのだ! 昔のバラエティ番組的に!
「はっ!」
 しかし、その熱湯風呂の上を水上歩行するヒルデガルド。
「ふふん、私は避けられ……にゃっ!? ちょ、ちょっとどいてー!」
 しかし、そこに熱湯風呂攻撃を避けようとした翠華が飛び込んできて……ヒルデガルドと翠華は絡み合って熱湯風呂にダイブしてしまう。
「あつっ! 猫舌なのに……!」
「それあんまり関係ないんじゃないのか……それにしても熱いな!」
 きつめに胸を押さえつけた執事服とメイド服、奇しくも同じ構え。これが熱湯風呂で濡れながらもがいた時に、少しずつ隠していたものを露わにしていく! 濡れ透けた下着の上からでも、縛り付けられてきつそうな脂肪が見えてくるのだ!
「くっ。濡れて体が重く……」
「メイド服が濡れちゃったー」
 こちらもさらしできつめに抑えた胸……を上下させているレイと、まったく隠していない胸を振り回すティオだ。
「あっつぅいー! 傷とか火傷とかのこしたくないのなぁー」
 愛華の露出している所から見えるのは、熱湯に濡れて艶やかに覗くぷるんとしたもの。
 熱湯風呂攻撃はこうした巨乳がぶるんぶるんな光景を作り出していたので、 自分で攻撃したはずの貧乳メイドは立ち眩みを覚えていた。
「乳のでかい奴らは勝手にぷるんぷるん揺らしておっぱいアピールしてろ!」
 立ち眩みを覚えている貧乳メイドにどこか親近感を覚えつつ、天使の歌で仲間を回復していくなずな。涙が止まらない。
「胸はちょっと小さいだけよ。ちょっとね。ちょっと小さいくらいだから次に狙われちゃうんじゃないかしら」
 ソラはそんなことを言っている。言いながらも、きちんとチェインライトニングを使って攻撃していた。
「おっきー人たちのぎせーはむだにしなーい。きねんひんはだいじ」
 その間に、持ち込んだ一眼レフのカメラで熱湯風呂の様子を映す冥華。こうしてできた濡れ濡れ透け透けメイド写真はお土産のつもりだ。
「そげーき、そげーき」
 ついでにアーリースナイプで攻撃する。メイド服からこっそりと狙撃銃を取り出して、ひっそりとした攻撃だ。
「熱かったー。とっておきの作戦、いくよ!」
 さて、熱湯風呂から上がった巨乳軍団は貧乳メイドにダメージを与えるために動き出す。まずは……と、動き出そうとしたところでいきなりティオがメイド服を豪快に脱ぎ捨てた。
「今回はみんな女の子ばかりだから裸でも恥ずかしくないもんね!」
 でも一応大事なところは顔を赤くした雪花がその場にあった桶で隠しています。危ないところだった!
「自信満々ね。自信なら私もあるわ」
 ティオが脱ぎ捨てたときに熱湯風呂の飛沫を受けてしまっていたソラが脱ぐ。全裸のティオと違い下にはスクール水着を着込んでおり、体系的にとても似合っていた。
 さて、そのティオの行動に目を丸くして動きが止まっていた貧乳メイドに向かって、元気いっぱいにティオが走りだす。もちろん走るたびに大質量が揺れ動いて幻惑し……貧乳メイドはその攻撃を避けられなかった。
「にひひひ、あとはメイドさんが降参するまで抱きつき続けちゃうもんね~」
 顔を胸で挟み込まれ、血を吐く貧乳メイド。
 なんとかおっぱいハグを引き剥がしてよろよろになったところに、三角形のフォーメーションを組んだおっぱいたちがいる。
「べっ……。別に、好きで大きくなった訳じゃないんだからねっ!」
 貧乳メイドとなずなに大ダメージを与えるような台詞を吐く翠華。腕で隠しているが、逆に持ち上げるような格好になっており、かなりの大きさが強調されていた。ちなみに、翠華のおっぱいは押さえつけられたメイド服の上からでもかなり大きいことが分かるレベルで、大きさでは愛華といい勝負だ。すいかっぱいとはこのことか。
 貧乳メイドがそうした精神的攻撃を受けてグロッキーになっている間にも、肉体は普通にスキル攻撃されてダメージを受けていく。
「今回は狙われなかったけど、次狙われそうだわー、大変だわー」
 それどころか、間に挟まる大きい胸アピールを前に押されている。
 だが、反撃に機関銃を撃ちまくっているおり、脱いで防御力がなくなったティオと胸元が開いていた愛華を追い込み、愛華にはフェイトを使った復活をさせた。
「胸をど~んと強調したメイド服。かわいいでしょぉ♪ この日のために私の胸に合うように特注したんですよぉ」
 さて、真打登場とばかりにやってきた愛華だ。その言葉通り特注のメイド服は、さきほどからちらちらと濡れた肌を露出させて貧乳メイドにダメージを与えている。
「――というわけでぇ、その洗濯板、まな板にしてやらぁっ!」
 しかも、今までほんわかしていた愛華が突然声を挙げて飛び込んできたのだから、貧乳メイドは怯んだ。
「……ふふっ。さあ、見てくださいねぇ」
 ここで行われたアピールは、胸元が開いて深い谷間が見えているメイド服を扇情的にゆっくりと引っ張ることだ。それによって谷間を流れる水滴や、見えてくる下着に同性でもドキドキしてしまうだろう。下着の下も、少し見えそうで周囲はハラハラする。
「ざんねぇーん。ここからはあの人だけぇ~」
 しかし、アピールはここまで。膝を付いていた貧乳メイドに向けてくすっと笑う愛華であった。
 アピールと戦闘は続く。続いては、攻撃しつつ胸の大質量を先から振り回し続けているレイだ。
「ふんっ!!」
 周囲の空気が変わるような気合と共に、胸を締め付けていた包帯を内から引き千切ってみせた! その勢いで飛び出てきた胸は、でかい! とにかくでかい!
「ここからが私の全力。胸の質量をも取り入れた格闘術を受けるがいい!」
 胸の質量を込めた全力のパンチが、血を吐いている貧乳メイドの体に直撃! その動きで振り回された巨乳が直接体に当たったから精神的にも痛い!
「イヤーッ! イヤーッ! イヤーッ! イヤーッ!」
 揺れる! 揺れる! 何度でも揺れる!!
 後で痛くなりそうではあるけど、我慢しつつレイは全力でぶるんぶるんと揺らしながら貧乳メイドを何度も何度も叩いていた!
「敗因はそう、質量差! 悲しいけれどそれが現実です」
 上下左右自在に揺れるそれは、持たざる者の心を折る兵器といえよう!
「こういうのは得意ではないが……」
 視線を何とか逃した貧乳メイドに向けて、執事服のヒルデガルドがその締め付けられていた執事服の上から胸を持ち上げてみせる。まるで、パワーアンクルをつけながら動いていたスポーツ漫画のキャラクターを見たときのような重圧感を貧乳メイドは感じた。こいつ……まだ力を隠していやがる。さっきのレイといい、実力を隠すとはなんてやつらだ……。
「大きい方が良いと言っても、実際に大きければ普段から肩は凝るし、戦闘などの激しい運動では大きく揺れて邪魔になりやすい」
「おまえーっ!! 貧乳がなーっ!!」
「ん。ないのもたいへん。えねみーすきゃんでもわかるぐらいすっごい弱点」
 興奮するなずなと写真を撮る冥華を横目に、うろたえる貧乳メイドの様子を見るヒルデガルドは、もうひと押しで勝てるという確信を持つ。だから――、
「んっ……」
 執事服のタイと上着のボタンを外していき、窮屈に納められていたそれを少しずつ開放していく。
「はしたなくはあるが……」
 解放された質量はシャツに守られていたが、それもゆっくりと外していくと……巨大で威圧的なおっぱいが貧乳メイドの前に現れて行って……、下着と共にビッグバン!
「……ゴハァ!!」
 なずなと共に、地上に落ちたセミのようになる貧乳メイド! 貧乳メイドとの戦いは、隠された超兵器たちによって決着を見た!

 動けなくなった貧乳メイドを無に帰してから、雪花は自分はアピールしなくてもよかったとホッとしていた。……熱湯風呂でもがいていた時点で十二分にアピールしていたのは秘密だ。今も濡れ透けているし。
「お、大きくなりたいわけじゃないけどな! 別に!!」
 濡れた皆にタオルを配るという甲斐甲斐しさを見せつつ、なずなはそんな雪花など大きい組に問いかけてみる。内容は、どうすれば大きくなるのか。
「大丈夫だよぉ~小さくてもかわいいから~」
 胸を文字通り弾ませる愛華。
「愛があれば胸の差なんて」
 祈りながら答えるレイ。
「何で私狙われなかったのかな? ねぇなんで? なんで?」
 雪花にそう聞くも、目を反らされているソラ。
「そいえば、めいど服ってなに? 冥土服? 死に装束? せっぷくする?」
 一眼レフを片手に今更ずれたことを言う冥華。
「大きいのも、色々と大変なのよ?」
 色々と考え込んでいる翠華。
「ある程度、減ってくれた方が嬉しい位だ」
 上着を着ながら答えるヒルデガルド。
「そういえばおっぱいは揉むと大きくなるって聞いたことあったような~。おっぱいが大きくなりたいならボクが揉んであるよ! あれ? 揉めない~?」
 空を切るティオの手。
「うるせー!! お前らうるせー!!」
 屋敷に響く、慟哭。世の中は無常である。

■シナリオ結果■
成功
■あとがき■
 ええ、おっぱいは大好きですよ。大きくても小さくても。そんなnozokiでした。
 ということで、メイドなおっぱい依頼でした。揺れるおっぱいメイドさんも、小さいメイドさんたちも、みんなお疲れ様でした。
 ノリノリで素晴らしいおっぱいムーヴでした、ありがとうございます!

 MVPの理由は、全力で戦いとアピールに挑んでいたからです。

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レアドロップ:『特製メイド服』
カテゴリ:プロテクター
取得者:斎藤・なずな(BNE003076)