●ゾンビラグビー軍 その寂れたスポーツ球場では、かつて華々しい戦いがあった。H型のゴールを目指す男たちの、どこか泥臭くも紳士の戦い。ラグビーである。 しかし、今はそんなフィールド上の紳士たちも見なくなった。この球場でラグビーが行われていたのは、数十年も前だからだ。 不況の煽り。かつては有名大学の試合や、日本代表の試合を見届けたラグビー界では有名なこの球場も閉鎖されようとしていた。 だが、その球場最後の試合として選ばれたのは野球である。プロ野球チームの二軍が野球をすることが、この球場で行われる最後の試合であった。 しかし、それに不満を唱えたのか、アンデッドのエリューションが出現してしまった。集団で出現した彼らはかつてのラグビー選手たちであり、その体は強靭な上にラグビーの防具を付けている。 出現した彼らは、ただ選手を目指して走り始めた。その体に篭った不満をぶつけようとタックルをするためだ。……ラグビーでは、前にボールを投げてはファールになる。だから、ただ自分の体で不満を表現しようとしているのだろう。 とはいえ、彼らはエリューションだ。突如現れたそのタックル部隊に野球選手達は耐えられるはずもなく、重傷を負う物、死亡してしまう者も現れてしまった。 こうなれば、迷惑な存在であることは間違いないと言えるだろう。平和を乱す存在とも。 それ故に、この未来を止めるためにもリベリスタたちは集められた。 不平不満はあるだろう。だが、正しい終焉を迎えさせるためにも鎮圧されなければならないのだ。 ●スポーツマンの輝きを取り戻せ お湯を入れたやかんを持ちながら、ジャージ姿の『運命演算者』天凛・乃亜(nBNE000214)は説明を始めた。 「このやかんはラグビー部のマネージャーが持っていることが多いわね。気絶した選手にかけるのよ」 つまりは、激しいスポーツということである。といっても、全然相手とぶつからないポジションもあるのだが。 「詳しいラグビーの説明は省くわ。だってルールが結構複雑だから、知恵のスポーツとも言われるぐらいなのよ」 さて、と一息を付いて、乃亜は本格的な説明に入る。 「今回の相手は、フェーズ1のエリューション・アンデッドが15体。各々が高い体力と突進力を持っているみたいね」 足が早いフッカーやタックルが得意なスクラムハーフがいるが、エリューションとリベリスタの戦いでは誤差らしい。ポジションに対して特に拘らなくてもいいようだ。ラグビー知識はエリューション退治にはあまり関係ないらしい。 「数は多いけど、攻撃はタックルとボールを蹴るだけね」 一応後衛に攻撃はできるようである。一応、というレベルだが。 「さて、夜中のうちに球場に現れたアンデッドを退治してもらうわ」 今回の依頼を要約して、乃亜はウインクする。つまりは、単純なエリューション退治だ。相手を全部倒せばいい。 「かつての紳士もこうなってしまえば、ただの暴れん坊ね。彼らに紳士の誇りを取り戻させてあげるためにも、倒してあげて」 ぺこり、と乃亜は慎ましく頭を下げる。 スポーツというものは、肉体を鍛え、正しい心を宿らせるためのものだ。その心が汚れてしまったのならば、それはもうスポーツとは言えないだろう。 ならば、正しい心を取り戻させるためにも、汚れた肉体を倒さなければならない。 |
■シナリオの詳細■ | ||||
■ストーリーテラー:nozoki | ||||
■難易度:NORMAL | ■ ノーマルシナリオ 通常タイプ | |||
■参加人数制限: 8人 | ■サポーター参加人数制限: 0人 |
■シナリオ終了日時 2012年02月16日(木)22:56 |
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■メイン参加者 8人■ | |||||
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●ライトの中で、輝く戦士たち エリューション・アンデットたちの体が光りに照らされる。士気色の体が闇のスタジアムの中に浮かび、異様な光景を作り出していた。エリューション・アンデットたちは皆、ラグビーのボールと防具を付けた者たちである。彼らはスタジアムの最後に納得が行かず、真夜中のスタジアムを自分たちで占拠していた。そこに、その体を照らすライトが付けられたので、アンデットたちは警戒した。 「任務を開始する」 「がんばろーねー」 「スポーツマンは精錬で、清廉じゃなければな」 「……どうしてこうなった」 しかし、意気揚々と入場してくる者たち――リベリスタたちを見た彼らは、不思議と先制攻撃を仕掛けようとはしなかった。彼らの底に残っていたスポーツマンシップだろうか、それとも、彼らが装備していたラグビーの防具に反応したのかは分からない。 時は1時間ほど前に遡る。その頃、リベリスタたちは古びたスタジアムに集合して、エリューション・アンデットと戦うための準備を進めていた。 「やーね、死んでも汗臭そうなプロテクター着込んで、こんなところに現れるなんて。まあ、それほどまでにこのスポーツに思い入れがあったって事なんでしょうけれど」 ぷりぷりと豊満な体を揺らしながら、不満気な声を挙げているのは『重金属姫』雲野 杏(BNE000582)である。しっしっ、と野良犬を振り払うような手の動きをスタジアムの方向にやっているのは、えんがちょのつもりなのだろう。 そんな風にいい加減そうに見える杏だが、頭の中では今回のエリューション・アンデッドの数の多さについて考えるとことはあった。ラグビーは15人でやるものとはいえ、少し多すぎる気もするからだ。 「まあいいわ、アタシはアタシのお仕事をするだけよ。今回は庇ってもらえるみたいだから、思いっきり暴れられるわね リーゼロットさん宜しくね」 とはいえ、顔を緩めてゆるゆると杏は結論を出す。大きな胸に手を当ててから、隣で難しい顔(少なくとも杏からはそう見えた)をしていた『銃火の猟犬』リーゼロット・グランシール(BNE001266)の大きな胸を軽く叩く。すると、巨乳はボールのように跳ねたので少し面白いと杏は思う。 「ひゃい? と、……スキンシップ、ですね」 少し驚いたが、杏さんは仕方ないですね、とすぐにいつもの真面目で無愛想な顔に戻ったリーゼロットは依頼についての思考に戻り、考えてみる。 「ふむ、今回はアンデッドですか……。遠慮無く攻撃できる相手ですね」 とはいえ、結論は杏と同じだ。リベリスタとして、この場でやることはひとつ。 「さ、幽霊退治としゃれ込みましょうかっ」 「何時も通りアークの敵を始末しにかかりましょう」 二人で息を合わせ、頷き合う。真面目なものといい加減そうな表情を浮かべる二人だが、案外相性は悪くないのかもしれない。 「……まあ、気持ちは察するさ。有名な武道館が閉鎖するにあたって場末のアイドルのラストライブ会場にされるくらいのものなんだろう。その気持ちは汲みとった。汲み取ったから、さっさと成仏してもらいたいものだな」 毒吐きを自称する『塵喰憎器』救慈 冥真(BNE002380)であるが、その言葉はアンデッド達に対する気遣いに満ちていた。表情を悟らせない糸目の奥にも、気遣うような視線があるのだろう。 「ふう」 癒し手としての自覚もある。アンデッドたちを無事に成仏させ、仲間たちに大きな傷を負わせないためにも、冥真は少し緊張している。だけど、それを悟らせない様に、ため息をひとつ。 「あのトライをもう一度……つまり、トライにリトライとか、そんな感じなのかなぁ?」 そんな冥真とは別に、ちょっとずれたことを言いながら首を傾げているのは『寝る寝る寝るね』内薙・智夫(BNE001581)である。ぼうっとした表情を浮かべながら、指を咥えようとしている智夫は中性的で、ちょっと危うい感じだ。 「んー。わっ……!」 無意識のうちに口元に指が来ていたことに気付いて慌てて外しながら、赤面しているような智夫であるが、今回の依頼に対しての意識は高い。なんといっても、ラグビーのユニフォームと短パンを装備しているのだ。ユニフォームのサイズが合わずぶかぶかなのが、ちょっぴりセクシー。 「スポーツは楽しいが球場が無くなるの寂しいが。長年ラグビーで使われていて最後が違うからってそれでも人を襲うのはよくねぇ」 智夫と同じくラグビーのユニフォームに見を包んでいる『やる気のない男』上沢 翔太(BNE000943)だ。ラグビーは観戦しかしていないが、それでも知っているスポーツのスポーツマンが暴れるところを見過ごすわけにはいかない。ということで、正しいスポーツマンシップを叩き込むためにもラグビーのユニフォームである。引き締まった体は、ラグビーユニフォームによく似合う。 だけど、無表情でぼさぼさの髪を手でくしゃくしゃにしているのは、やる気のない男を自称する翔太らしさだろう。 「かつて自分たちが輝いた舞台が汚される、と思っているのか。それともまだ暴れ足りないだけなのか……」 こちらもラグビーのユニフォームがよく似合っている『侠気の盾』祭 義弘(BNE000763)の言である。義弘自身はラガーマンではないが、鍛え抜かれた筋肉は一線級のラガーマンのような美しさすらある。 「スポーツマンシップを忘れたスポーツマンか。エリューション化をした弊害か。そのような危険なものたちを野放しにはできぬ」 老齢といえども、引き締まった体。『T-34』ウラジミール・ヴォロシロフ(BNE000680)もラガーマンスタイルであり、無駄のなく鍛え抜かれた体が映えている。 「戦場に合わせて違和感のないスタイルで行かねばなるまい」 口ひげを撫でながら、自分も似合っているだろうとどこか自慢気なウラジミールだ。実際似合っており、絵にもなるので流石だとリーゼロッテは思う。 「彼らにとっては延長戦か……あるいはラストゲームか。っても、スポーツですら無いけどね~」 右手をひらひらとさせている『霧の人』霧里 まがや(BNE002983)は、皆に付いていきながら欠伸をしていた。他のメンバーほどラグビーやスポーツマンに対する思い入れはないが、せっかくやるなら自分の遊びにアンデッドを付き合わせようという魂胆がある。 「ま、どうせ勝つなら爽快に明快に豪快に」 だから、ニヤリを笑ってスタジアムの中へ入っていく。闇色の中に吸い込まれるように。 さて、リベリスタたちはまずスタジアムの電源を付けて大型照明でスタジアムを照らそうとした。 それは簡単に成功し、闇に包まれていたスタジアムは強い光に包まれることになる。 照らされたのを確認して、リベリスタたちは戦場へと向かった。 「やー、がんばってらっしゃい男衆。いや、私達も後から行くけどね」 「やかんも持っていきます」 そして、スタジアムの中でエリューション・アンデッドとリベリスタたちは出会う。 ●試合開始 フォーメーションを組んだリベリスタたちを見たアンデッドたちは、それを確認してから突撃してきた。ここからはスポーツではない、戦闘だ。 「ファイト、一発!」 「おっと、ここは通さねえよ」 突撃してきたアンデッドたちに対して、ウラジミールと義弘は腰を深く落としてブロックをし始める。ちょうど、中央の突破を防ぐ形だ。ヘビースマッシュとジャスティスキャノンも、ディフェンスに作用してその進行を止めた。 しかし、ラグビーは正面突破だけではない、中央を避けて左右から突破して来ようとするアンデッドも現れ始める。 「左は任せたぞ、智夫!」 「う、うん。怖いけど……」 このアンデッドたちには、翔太と智夫が止めに入っていく。素早くワイパーのように動く翔太は揺さぶりをかけながら抜けようとしてくるアンデッドを見事に止め、智夫はその小柄な体に似合わず高い防御力で突撃するアンデッドの攻撃を体で受けきる。 「お前らプロだろ、素人を捕まえてみろよ!」 「ううっ、痛いよぉ……」 更に、翔太は幻影剣を、智夫は式符・鴉を使ってブロックをしながら敵を攻撃していく。 それを見た後方のアンデッドたちは、ラグビーボールを一斉に蹴ることで守られている後衛に対して攻撃を開始してきた。 「狙いは良いですね。ですが……ここで止めさせてもらいます」 後衛……特に杏に向かったラグビーボールの攻撃はリーゼロットが庇うことで、相手の後衛狙いを阻止する。怪物が放ったということで、弾丸のような回転と共に威力が楕円状のボールに乗っていたが、これをリーゼロッテは見事に体で受け止めることができた。故に、大きなダメージとはなっていない。 「ありがとっ。それじゃあ……」 そして、守られた杏は気合を入れて空に向けてボウガンを放つ。放たれた矢弾はアンデッドたちの注目を集め、皆がその矢の行方を気にする。一個のボールを追いかけていた、あの頃のように。 「さぁ、楽しい楽しい掃除ののお時間よ! 一斉掃射で一網打尽と行きましょう! ね、まがやさん!」 そこに、杏はチェインライトニングの一撃が放って、アンデッドたちは一斉に痺れさせる。ニヤリと笑う杏の顔からは、白い歯が覗いていた。 「此処でゲームオーバーだ、リトライなんてないぜ」 更に放たれたまがやのチェインライトニングが、範囲内のアンデッドの体力を一気に奪っていく。ブーストされた神秘の力が敵を苦しめ、既に大きなダメージを受けていた4体を撃破する。 「まがやさん、ボールそっち行った!」 「問題ありません、私がフォローします」 しかし、そんな電撃の中でもアンデッドたちは動きを止めず、ボールを蹴り続けることでまがやを攻撃してきた。そのボールはリーゼロットが受け止めたが、疲労とダメージが蓄積してしまう。その証拠に、何でもないように喋るリーゼロットの息が若干上がってきている。 アンデッドたちの前衛も、このままでは突破できないことを悟ったのかスクラムを組み始める。一斉攻撃をするつもりだろう。 「敵の攻撃は激しい。だけど、負けるんじゃないぞ……」 その攻撃に晒される前に、冥真は天使の歌を使って味方の傷を癒していく。突撃やボールを食らって傷ついたままの体では、倒れることもあるだろう。それを冥真は心配したのだ。 「ナイチンゲールフラッシュも大事だけど、今は回復しないとね」 そして、その回復に合わせるように智夫が天使の歌を使って更に仲間の傷を癒す。これで仕切り直しと言えるほどに、仲間の体力を回復させた。 「よし、こちらもスクラムで……」 「祭殿、行こうか」 ということで、スクラムを組んだ敵のアンデッド軍団に対して、ウラジミールと義弘は引き締まった体と体をガッチリと組んで正面から立ち向かう。人数こそ相手に負けるが、それでも負ける自身はなかった。 「数で負けていようが、俺たちは壁だ。簡単に崩されるわけにはいかなくてな」 そして、スクラムとスクラムはぶつかり合った。 両肩をくっつけた男達と、アンデッドたちのぶつかり合いは苛烈であり、ウラジミールと義弘はボロボロになってあと一歩のところまで追い込まれる。 「やかんの世話になるにはまだ早い。試合はまだまだこれから……。このまま倒れて名折れになるからな!」 「ただ奴等の眼前へ、突き進め!」 しかし、彼らは倒れることはなかった。フェイトの力ではない、鍛え抜いた己自身の防御力と仲間の回復の力が彼らを守ったのである。 「違反をしないのは天晴だ。だが、今のスクラムは何だ! 魂が篭っていない!」 更に、ウラジミールはそのままヘビースマッシュを放ってスクラムの一体を吹き飛ばして倒してみせる。見事なパワーだ。 「残念だ、お前たちの試合を見れなくてな」 同じく、魔落の鉄槌を使って義弘はスクラムを崩してみせる。こちらも、傷ついていた敵の一体を倒してみせた。 「まあ、どうでもいいけど。次行くぜ」 ポリポリと頬をかいていたまがやがもう一発チェインライトニングをスクラム組んでいたアンデッドたちに直撃させ、その体を消滅させていく。 「ふふふん。キスよりも凄い……って、こういう人たちに言っても仕方ないわね」 ダメ押しに放たれた杏のチェインライトニングも手伝い、残すところはあと4体、というところまでアンデッドたちは追い込まれる。 「まだまだだろ!? もっとラグビーの楽しさを思い出せ!」 残ったアンデッドたちが最後の攻撃とばかりに突撃してくるが、それを翔太はバックで避けながらソードエリアルを振るうことで始末していく。 「残り僅かだ、押し込んで一気に叩く!」 冥真の回復と共に出されて号令の元、リベリスタたちは残りのアンデッドたちを囲むようにして動き始める。ウラジミールと義弘は瀕死であったが、この時の天使の息によって息を吹き返していた。 「てーいっ!」 ここで、智夫はラグビーボールを手に取って敵に見せつけてみる。 「……あれぇ?」 特に反応しなかったので首を傾げる智夫だったが、とにかく神気閃光を使って相手の数を削っていった。 そして、残り1体。最後の一人は前衛を抜け、後衛に向けて突撃を開始してきた。 「それでは、これで終わりにしましょう」 しかし、それに対応するリーゼロットは冷静だ。リボルバーを構え、素早くトリガーを引いた。ピアッシングシュートの一撃である。 この一撃が最後のアンデッドを吹き飛ばし、戦闘を終わらせた。 戦闘が終わった後も、 「少しはその意を汲んでやるか」 荒れたグラウンドを自分の出来る範囲で整備しながら、冥真は毒を吐くように言い捨てる。しかし、その言葉は優しいもので、やっていることもやはり気遣いに満ちている。 「任務完了にはまだ早いな」 「これはこれで鍛えられそうだな」 念のために包帯を体に巻き付けていたウラジミールと義弘も整備を手伝う。傷ついた体は、整備のために動かすだけで痛みを覚えるけれども、心地の良い痛みだったため爽やかな笑いがこみ上げてきた。 「……これが、男の世界というものなのでしょうか」 やはり包帯を体に巻いているリーゼロットはそんな男たちを不思議そうに見ている。ふむぅ、とちょっと難しい顔だ。 「んー、そうなんじゃないのー」 杏は携帯灰皿にタバコの吸殻を入れてから、地面に背を預けて体を大の字に伸ばす。運動した後は、やっぱりこうするのが気持ちいい。 「そんなに痛いもんなのかねぇ。……わたしは別にダメージ受けていないからか」 自分で完結するまがやは、そのまま先に帰っていく。自分の興味は終えた、傷もないし、仲間も苦戦しなかった。それならば、万々歳だ。 「いい試合だったか判らないけど……満足して成仏して貰えたら嬉しい」 ラグビーボールをお供えするように置きつつ、智夫はにっこりと笑って、上目遣いでゆっくりと空を見上げる。危うくもさわやかな笑顔だ。 「終わった以上、ノーサイドさ」 後始末を手伝っていた翔太は、アンデッドたちが使っていたラグビーボールの一つを手にとって、ゆっくりと走りだす。 「輝き取り戻したなら、生まれ変わったらまたラガーマンになれるんじゃねぇかな?」 そのままゴールの下まで走って行き、トライを決めてみせた。……かつて、このスタジアムで輝いていたラガーマンたちの代わりに。 |
■シナリオ結果■ | |||
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■あとがき■ | |||
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