●暗黒の味噌汁 それは、とある家庭で誕生した脅威であった。その家庭は母父兄妹で構成される幸せな一家であったが、その脅威が生まれた日はたまたま両親が出かけており、ふたりは留守番を任されていた。 ふたりは父から言われた通りに勉強をして過ごし、母から教えて貰った通りに夕食の準備を始めた。その夕食のメニューは味噌汁と魚の煮つけだ。 しかし、この夕食の準備で問題が発生した。妹も兄も煮付けはできるが味噌汁を作るためのレシピをなくしてしまっていたのである。 そのため、ふたりは思い出しながら、うろ覚えながらも鍋の中へ冷蔵庫の材料と味噌を放り込み、味噌汁を作っていた。 それがいけなかった。 何も考えていない兄と、幼すぎる妹。ふたりの合作である味噌汁は、味噌汁と呼ぶのもおこがましいほどに無茶苦茶で、黒ずんでいたのである。 さすがにこれはまずいと兄は思い、味噌汁をキッチンから下水に流した。もったいないと思ったが、それは賢明な判断だったと言わざるを得ない。 ……さて、ここからがアークにとっての問題。 冷蔵庫の中には、どういうわけか覚醒物質の混じった豆腐が入っていた。それが味噌汁の中に染みていて、下水道に溶けてしまった。 つまり、この下水の水を垂れ流したままにしておけば、いつか大変な事件が起こってしまうかもしれない。放置しておくわけにもいかないのだ。 その物質に惹かれて、下水道の中にはエリューションも出現してしまった。こうなれば、リベリスタたちががんばるしかない。 そう。ドブ浚いである。 地味で辛い仕事だ。それでも、やるしかなかった。 世界の安定を願うリベリスタなのだから。 ●味噌汁浚い とはいえ、下水に溶けた味噌汁なんてものをどう探し出したものか。それをまず定義する必要があったので、リベリスタたちは頭を抱えた。 「この味噌汁と豆腐、下水の中のゴミと融合して一つの巨大なエリューション・ゴーレムになったみたい。それを探して破壊しなければいけないわね」 と思ったら、『運命演算者』天凛・乃亜(nBNE000214)が説明をする。なんて迷惑な味噌汁と豆腐だ。 「形状的には、茶色で巨大な球体に豆腐や触手がくっ付いたようなものね。浮かんでいるから分かりやすいと思うわ」 どんな味噌汁なんだろう、というリベリスタの想像を超えたモンスターであることは間違いないらしい。というかほとんどモンスターではないだろうかと、触手からビームを出すという資料を読み解きながらリベリスタはそう思う。 「でも、下水道にはエリューション・ビーストになったネズミと、捨てられたゴミがエリューション・ゴーレム化したものが潜んでいるわ。狭い通路と暗い道も合わさって一種のダンジョンみたいね」 これも味噌汁が流れてきた影響だという。なんて迷惑な味噌汁だ。 「巨大なモンスターになっているとはいえ、覚醒物質は徐々に下水に溶け出しているわ。広がらないように、早めに処理する必要があるわね」 説明を受けている限り、妙な話の割には危機感があるようだ。故に、しょうがない、とリベリスタたちは腰を上げて仕事に向かうことになった。 リベリスタなのだから、どんな仕事もしなければ。 |
■シナリオの詳細■ | ||||
■ストーリーテラー:nozoki | ||||
■難易度:HARD | ■ ノーマルシナリオ 通常タイプ | |||
■参加人数制限: 8人 | ■サポーター参加人数制限: 2人 |
■シナリオ終了日時 2012年01月21日(土)23:39 |
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■メイン参加者 8人■ | |||||
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■サポート参加者 2人■ | |||||
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●味噌汁探索中…… リベリスタたちは現在、ドブ浚い中である。それが普通のドブであったのならば問題ないのだが、その場所はエリューションが発生するダンジョンのようになっていた。 「来たか……! 皆、突破しましょう!」 探索中、奇襲気味に現れたねずみのエリューション・ビーストが向けてきた牙をマントを使っていなしながら、『祈りに応じるもの』アラストール・ロード・ナイトオブライエン(BNE000024)は仲間に声をかけている。その中性的で綺麗な顔には汗が浮かんでおり、この地下道の探索が緊張感と焦りを生んでいることを示していた。 「……!」 エリューション・ビーストの攻撃に続くように、下水道の汚水から放たれたゴミの塊がアストラールを襲う。これはアストラールの反応が間に合わず、まともに頭から被ってしまう。 「くっ……これぐらいなら、まだ」 やはり綺麗な髪を汚すように、頭に飛んできたゴミに不快感を覚えながらアストラールは走り出す。目的はエリューションたちとの距離を離し、逃げること。このタイプのエリューションは時間経過によって増殖するタイプなのだ。一々相手をしていたら、身が持たないどころか自分たちが追い詰められる可能性すらある。 「やはり、ダンジョンというものはつらいものだ」 全力で走りつつ、アストラールは歯を強く噛み締めた。 「下水ダンジョンのお掃除、しないとね! でも臭ーい!」 暗い下水道内を見渡し、次の道を探すために暗視を使う『神斬りゼノサイド』神楽坂・斬乃(BNE000072)は、リベリスタ達の最前衛だ。手には事前に用意しておいた地図。件の味噌汁を作りだした家のマーカーも付いており、今はそこに向かうのが目的だ。 「ああっ、もう! 邪魔!」 チェーンソーの腹を使って、目の前に飛び出てきたネズミを横方向に吹き飛ばす。避けられそうにない敵はこうしてメガクラッシュを使って排除していっている。 「息苦しー、胸が苦しー」 そしてリベリスタ達はひたすらに走る。勢いをつけて走るたびに服からこぼれおちそうに跳ねる斬乃の巨乳が今はどこか鬱陶しく思えた。 「巨乳は……敵……」 思っているのは主にそれを横目で見ている『消えない火』鳳 朱子(BNE000136)だが。 「ここからは……私が引き受ける……」 ともかく、朱子は鎧のような両手を前面に出して敵のネズミの攻撃を引きつけていた。いくら牙を受けても毒を受けない身だからこそできることだ。 「消えろ……雑魚が」 牙を身に受けつつも、メガクラッシュでネズミの一体を吹き飛ばす朱子。普段はメガネの下に隠されている、赤い目が光って威圧をする。うす暗くいつ襲われるか分からないという環境を生成しているこのダンジョンが強いている緊張状態が原因か、ゆっくりとしたいつもの朱子からは考えられないほどに戦闘モードだ。 (最近難しい依頼が多い。しかも事件そのものが、なんというかこう、日常のすぐ傍まで来ているように感じる。これも崩壊が進んだせいか) 朱子と同じく、囮になってエリューションの攻撃を引きつけている『背任者』駒井・淳(BNE002912)は思うことがある。味噌汁がエリューション化するというギャグのような事態だから、そう思うのも無理はないだろう。 「忌々しいゲートめ…それにしてもどぶ浚いとは……。こんな所にまで日常臭を出すな。せめてもう少しスタイリッシュに出て来い」 頭の上に引っ被ったゴミを投げ捨てながら、淳は世界の崩壊をこんなところでも感じている。もしかしたらちょっとギャグのようでギャグでないこの状況に放り込まれたこと事態が彼の不幸なのかもしれない。 「……調子に乗るなよ」 低く明瞭な声を自分にゴミを投げ続けるエリューション・ゴーレムに向けながら、式符・鴉を飛ばしてその体に怒りを付与する。特徴的なフードから覗く顔が、美形が台無しになるぐらいには歪んでいるから、こっちも相当怒っているのだろう。 「……」 だけど、ここはぐっと堪えて深呼吸。下水道故に臭いけど、我慢をして空気を入れ替える。 「ヘイ」 そして、息を整えたら軽く調子のよい声を出して、ナイフを鳴らす。これで怒って自分を攻撃してくれるのなら、万々歳ということだ。 「落ち着いていきましょうー。ここはダンジョンですからね」 パーティの真ん中で逃げるように走りながら、『鉄壁の艶乙女』大石・きなこ(BNE001812)はブレイクフィアーを使ってゴミを引っ被った仲間を癒していく。これによってゴミに付着していた不幸が払われて、少しおかしくなっていた調子を取り戻すのだ。 きなこが走ればやはりゴム毬のように鎧の中で巨乳が跳ねる。斬乃は自分の巨乳を少し鬱陶しく思ったが、きなこはどちらかというと跳ねる巨乳を心良く感じていた。胸がはずみ、体が疲れる度に自分が今がんばっている気がするから。朱子は跳ねる度にぐぎぎと歯ぎしりしていたが。 「取り合う絵図はまずは探索、そして、殲滅ですが、あまり長居したくないところです」 その二つ名の通り、『宵闇に紛れる狩人』仁科 孝平(BNE000933)は闇に紛れて刃を煌めかせ、ゴミの塊を切り裂く。それは残影剣による範囲攻撃であり、固まっていたゴミの塊を一気に蹴散らした。 しかし、やむを得ない時以外はフェーズ1のエリューションと戦う気はない。まだ倒すべき相手がいるのだから。 「とりあえずは、これで全滅ですね。ここから先は見つからないように行きましょう」 メガネを中指であげつつ、孝平は声をかけた。これまでも十分注意していたが、ここからはそれ以上に警戒する必要があると感じたからだ。消耗が予想以上に激しい。 「アー……ハヤクデテーナァ」 下水に浸かりたくない『光狐』リュミエール・ノルティア・ユーティライネン(BNE000659)は、下水全体から漂う匂いに綺麗な顔をしかめて鼻を曲げていた。いつもボーっとしているような顔は、どこか面倒くさそうになっていている。 そんなリュミエールはリベリスタたちの中で最も先行しつつ、探りを入れる役目を負っていた。 「マダミツカンネーヨー」 AFを伝って流れる、間延びした声。どうやら、味噌汁探しは難航しているようだ。 「確か、この辺りが件の家のはずですが」 無表情のまま頭を傾げて、『夜翔け鳩』犬束・うさぎ(BNE000189)は地図を眺めて唸る。 「にゃーん」 唸る。 「わん」 唸っている。 「この水流の流れから推測するに、こちらの方向に流れて行ったのでしょうか。味噌汁の材料が見つかればいいのですがね」 それから分析をして、指し示す。手がかりになりそうなものがまだ見つからないのだから、推測で動くしかない。 「ソッチ、ネズミガイヤガル」 そんな時、AFを通じてリュミエールの警告が入る。恐らくエリューション・ビーストのネズミのことだろう。 リベリスタたちはお互いに頷きあい、エリューションとの戦いを避けるためにも身を隠した。 ●具を発見 探索は続いている。回避しきれない戦いを強いられることも出てきた。 「どりゃー。アンタレスでー、ゴミ掃除ー」 間延びした口調で言う『吶喊ハルバーダー』小崎・岬(BNE002119)は、ハルバードを勢いよく縦に振りおろして発生させた疾風居合い切りを使ってゴミを片付けている。これによって、投げつけられたゴミを頭に被ることも少なくなり、大きな被害を受ける凶兆を少なくすることができた。 「ここで斬り捨てます」 「どいたどいたー!」 そして、雑魚との戦いは孝平の残影剣や斬乃のメガクラッシュと疾風居合い切りが活躍し、素早く退治することができたから、順調に進んでいたといえる。 「おや、わかめを発見」 「こっちには油揚げがありますね。むぅ……これだけあれば美味しくできそうな気もしますが」 それからしばらく進んだところでリベリスタたちは下水に浮かぶ味噌汁の具を見つけた。戦闘の回数も多くなってきたこともあり、件の味噌汁が近いことをうさぎは確信する。 「スゲーシュール」 でも、その光景にリュミエールが思わず突っ込む。 「ふむ、世の中には不可思議なことがあるものですね」 アラストールに頼まれ、インスタントチャージを使用する『無何有』ジョン・ドー(BNE002836)は、モノクルの汚れをハンカチで拭きつつ感想を言った。目の前に広がる光景は、確かに異様なものだ。 「きょうふの味噌汁かー。脅威度とシリアルさんが釣り合わぬねー」 口元に手を持って行き、振り子のように首を左右に振りながら岬も感想を言う。 「ミエテキタゾー」 「ようやく出会うことができるか。待ちかねたぞ……!」 怒り心頭。握った手に力を込めて、淳は牙を出す。そして不気味に笑った。 「まずは誘導から始めますよー」 きなこの翼の加護が、リベリスタたち全員を浮かせる。足場が不安定なこの下水道では非常に有効なスキルだろう。 これによってうまく行動し、うまく戦える場所まで誘導するという算段だ。 「頑張……ろう」 ぐっ、と両手を握って朱子は気合を入れる。味噌汁をぶち壊すために。 ●味噌汁モンスター退治 誘導された巨体は途中何度か石化のビームを放ったものの、その都度きなこのブレイクフィアーがうまく機能して、ダメージ以外は抑えることができた。 「……いたたた、これは中々厳しいですねー」 とはいえ、ビームと飛ばされた豆腐によって受けたダメージは大きい。天使の息を使いながら、きなこは味方の状況を確認した。ダメージが目立ち始めている者も少なくない。特に、朱子とうさぎは一度戦闘不能になり、フェイトを使って復活している。アストラールと淳も手数の多さの前に庇い切れなかった。 「仲間より先には倒れない」 「悪魔の毒毒っぽい出来とは言え、毎日食してる物に負けるのは業腹」 それでも、うまく戦える場所に誘導するのは成功し、自らに付与するスキルは使った。だから、ここからが反撃だ。 「その体。狩らせて頂きます」 まず最初に放たれたのは孝平のソードエアリアル。それによって味噌汁本体が切り裂かれ、豆腐と味噌が具と共に飛び散っていく。が、まだ平気そうだ。 「サァテ、私ノ立体機動ハ誰ニモ届カナイゾ」 天井から降って来たリュミエールのソニックエッジが本体をスピードに乗った勢いと共に叩き込まれる。しかし、巨体は動じない。 「チッ」 「各触手を攻撃しましょう。少しは攻撃が収まるはずです」 そう言ったジョンのピンポイント・スペシャリティが触手に絡まり、その身を千切ってダメージを与える。 「まったくもう、臭いわ汚いわ……。このツケはあんたに払ってもらうからね!」 突撃して振り回される斬乃のチェーンソーが味噌汁の触手を狙って切り裂いていく。デッドオアアライブである。 「でぇぇぇい! ……って!?」 確かに触手の一本を引き裂くことに成功したものの、それに対応した別の触手がビームを放って斬乃の体を一瞬で石化させてしまった。 「こっちにも来ますかー! 私はきなこですけど食べてもおいしくないですよー!」 そして、必死にビームを避けようと体を逸らしたきなこにも直撃。その豊満な体は一瞬にして石化。 「お前の相手は私だ。来い」 ナイフを挑発的に構え、淳の式符・鴉が味噌汁本体に叩き込まれる。これに怒った味噌汁エリューションが石化のビームを返しに放ち、淳の体を石化。 「助ける……!」 これで三人が石化したことになるが、すかさず朱子がブレイクフィアーを使用し仲間たちを助ける。 「ここから先には行かせぬー」 ここで戦いに気付いた雑魚エリューションが押し寄せてくるも、岬がメガクラッシュを使いこれを弾き飛ばして問題にしない。 「ここは触手を倒していくのが定石ということですか。では私のキッスを日本の朝御飯に」 ということで、うさぎはメルティーキスを使って触手の一本を薙ぎ払う。毒も本体に回ってどこか紫っぽくなる味噌汁である。 「マズソウダナオイ」 「……残念です」 「エ?」 アラストールは反撃に放たれたビームと豆腐からリュミエールを庇い、石化する。味噌汁に対して食い気が微妙に出ていたのは気のせいだと思いたい。 「マ、ヤッテヤルカー」 リュミエールは狙われたその場所から素早く離れ、巨体の背中に回り込むようにして位置取りをしてソニックエッジを放った。これが強烈で、味噌汁がダメージに震える。 「この手で悪を断つ……すべて……」 そこに、手が空いた朱子のメガクラッシュが味噌汁の触手を吹き飛ばして、味噌汁が持つ攻撃の激しさを減らすことに成功した。 それでも敵の攻撃は続いている。連射される石化のビームは仲間を次々に石化させていくし、投げつけられた豆腐は見た目以上に痛い。 「下がって立て直せ」 だけど、そんな攻撃から仲間を淳が庇っていく。自らが石化し、フェイトの力を使って復活するまで追い込まれながらも仲間を気遣っている。 「味噌汁のエリューションなんておふざけのようで実力は本物。気を引き締めて、行きましょうー」 ブレイクフィアーを使いながら、きなこは改めてその奇妙だが実力のある存在を実感していた。攻撃のラッシュは未だ止まらず、残った触手を使って乱射されるビームの中をくぐり抜けていかなければならない。 「参ります」 そんな中、果敢に飛び込んでいくのは孝平。身を屈めてビームをかわし、屈んだ姿勢からのソードエアリアルによって暴れまわる触手を切り捨てる。 「ただひたすらに斬り込む! 斬り捨てごめーんっ!」 そして同時に飛び込んだのは、防御を捨てて突撃するスタイルの斬乃だ。味噌汁本体と豆腐をチェーンソーで解体するように叩き斬りつつ、二カッと笑った。 「さらば……次は美味い味噌になれ」 そこにアラストールのヘビースマッシュが放たれ……これが決着の一手となる。中心核を撃ちぬくようにして振り回されたブロードソードが、見事エリューションとなった味噌汁の活動を止めたのだ。 最期まで不気味で、消耗を見せない嫌な相手であった。 「……」 飛び散った味噌と豆腐のかけらを身に受けながら、孝平はなんとも言えない微妙な顔をする。確かに強敵だったが、こういう時なんと言ったらいいのか見当もつかない。 「……つっかれたぁ!」 「はぁー、なんだか気が抜けましたー」 身を投げ出して、斬乃ときなこは全身を這っていた緊張を解く。二人共、早く帰ってシャワーを浴びて、汚れと汗を流したいと思う。特に胸の下があせもできそうなぐらい汗まみれだ。 「助けてほしいんだけどー」 そんな風に気を抜いているところに、まだ押し寄せていた雑魚エリューションと戦っていた岬の間延びした悲鳴が届く。……安心するのはまだ早い。覚醒したエリューションの掃除は終わっていないのだ。 「こいつの血は……いや、いいか」 気を取り直して吸血しようとする淳だが、どうもゴミ相手に吸血をしなければならない苦労があるらしい。 「あとはパパっと片付けましょう。きしゃー」 荒ぶるポーズを取りながら、うさぎは駆ける。 後始末も、リベリスタの仕事。 こうやって、人の目の届かない闇の中で戦うのも嫌いじゃない。 「ヒーローダカラナー」 そんな自分たちを指して、皮肉げにリュミエールは言うのであった。 「じゃ、ヒーローらしく。片付けに行きますか!」 「そうしましょう」 そして、戦いだ。例え終わらない戦いだろうとも、リベリスタたちは戦い挑むだろう。 世界のために。 |
■シナリオ結果■ | |||
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■あとがき■ | |||
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