●暴走列車 20時37分。 博多発東京行きの新幹線は、一瞬たりとも減速することなく新大阪の駅構内を激しい哄笑と共に通過した。 本来ならば、新大阪は停車する予定だった駅である。 駅にいた人々は呆然としてそれを見送るしかできなかった。 通り過ぎた車両の前面がまるで鬼のような顔をしているように見えたからだ。 数百人の乗客たちは蒼白となっている。 この異常事態の中、車内放送からはひたすらにこの世を呪う声が流れ続けていたからだ。 先頭車両のドアを必死で叩き、車掌や運転士に呼びかける者もいたが、彼らがそれに応じることはなかった。 「いったい……なにが起こっているんだ?」 誰かが呟いた。誰もそれに答えられる者はいなかった。 ●ブリーフィング 「暴走車両はその後大事故を起こすことになるわ」 アーク本部のブリーフィングルームで、真白イヴはリベリスタたちに告げた。 「やがて線路を外れた列車はその勢いのままに街に突っ込む。死者や重傷者の数は数え切れない」 少女の声音はあくまで冷静だが、わずかに寄せられた眉が彼女の感情を表している。絶対に看過できない事態であるのは明らかだった。 フォーチュナであるイヴが視た以上、大惨事を防ぐためにリベリスタたちは行動できる。 「敵の種別はエリューションゴーレムね。さらに、数名の乗務員がノーフェイスと化している」 エリューション化した乗務員は、運転士と車掌を含む4名いるらしい。 「あなたたちには、まず半数くらいには客として乗り込んでいてもらうわ」 列車に乗り込んだリベリスタたちの役目は、内部にいるノーフェイスを撃破すること。 そして、列車の速度をできるだけ減速することだ。イブが視た情報によると運転装置は原形をとどめており、完全停止はさせられないものの、ある程度の減速が可能らしい。 操作法は事前にアークで教えてくれる。もっとも時間がないので最低限度の情報になるが。 「残りの人は、減速後に列車を撃破してもらうことになるわね」 列車の攻撃能力は、まず常に上げ続けているという哄笑。これは一種の防御結界となっているらしい。 また、車両の前面が鬼面と化していて、近づけば噛みついて攻撃してくる。電撃を放って攻撃することもできるようだ。 「犠牲者の数で事件が重要かどうかを決めることはできないけど、今回の出るはずの被害は桁違い。絶対に止めなくてはいけないわ。お願いね、みんな」 イヴの願いに、リベリスタたちはそれぞれの言葉で肯定を返した。 ![]() |
■シナリオの詳細■ | ||||||||||||||||||
■ストーリーテラー:青葉桂都 | ||||||||||||||||||
■難易度:NORMAL | ■シナリオタイプ:通常 | ■シナリオ納品日:2011年2月8日 | ||||||||||||||||
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■参加人数8人 | ||||||||||||||||||
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■プレイング | ||||||||||||||||||
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■リプレイ | ||||||||||||||||||
●暴走開始 「つぎはー、しんお……」 もうすぐ新大阪の駅につくとアナウンスが流れかけたところで、新幹線の車内放送が突然途切れた。 「……おおおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!」 代わりに車内に響き渡ったのはまるで吠えるような声。 「はじまったでありますね」 金髪の少女が座席から立つ。『イージスの盾』ラインハルト・フォン・クリストフ(BNE001635)だ。 身に着けた真っ白な軍服は乗客から明らかに浮いていたが、ざわめき始めた乗客たちは気にしていない。それに、彼女以上に目立つ女性が横にいた。 「面倒だけど、仕事しないと食べていけないのよね。……あ~面倒だわ」 ため息をつく『爆乳駄メイド』市杵嶋滾莉(BNE001570)。黒いワンピースの上に身に着けたエプロンを、大きく持ち上げる139cmのバストはもはやスイカップという言葉でも足りない。 アークから情報を得ていたリベリスタたちは、事件が発生する前からすでに列車に乗り込んでいた。 席を立ち、彼らはエリューションが潜んでいるはずの先頭車両に向かう。 「暴走列車とは興味深いね。映画みたいじゃないか!」 滾莉と逆に『白夜を劈く』雷鳥・タヴリチェスキー(BNE000552)は背も低く胸も小さい。ただ、一見少女のようにも見える彼女は、この場にいる誰よりも年上だ。 混乱している様子の乗客を避けながら、座席の間をリベリスタたちは駆ける。 「訓練だとわかっていても、緊張してしまいますね……」 『絆創膏コレクター』天王寺唯乃(BNE000208)は周囲の様子を見て言った。 仮想現実は精巧で、乗客たちの不安や恐怖がはっきり再現されている。 車内放送からは、みんな殺すだとか、この世はもう終わりだとか、なにもかも滅びろだとかいう呟きがひたすら流れていた。 「己が全力を尽くし被害を少しでも抑える、そして最後には必ず勝利する。私が自分に課すのは常にこの2つのみであります」 力強くラインハルトは断言した。 先頭車両では運転室の入り口に乗客たちが集まっている。 「列車を止めるよ! 死にたくなきゃゆっくり急いでクールに避難しな!」 雷鳥が声をかけるが、乗客たちは聞く耳を持っている状態ではなかった。 唯乃が結界を使用する。ここから離れたいと感じはじめた彼らにさらに声をかけると、ようやく逃げていってくれた。 滾莉が運転室のドアへ掌打を叩き込み、歪んだところから雷鳥が武器でこじあける。 「ま、ドアくらいはこんなもんよね」 つまらなそうに言うメイドの前に、異形と化した2人の女性が姿を現した。 ●クローズドスペースの攻防 滾莉は面倒くさそうな表情のまま運転室に飛び込んだ。ラインハルトも横に並ぶ。 青白い顔色の客室乗務員はどこかからひっぺがした金属の棒を持っていた。先端は鋭くとがっている。 奥に運転席に座る運転士と、マイクに向かって呪いの言葉を呟き続ける車掌の姿も見えた。 乗務員が尖った棒を滾莉とラインハルトに突き出してくる。 「私はイージスの盾。如何なる戦場に在っても、最も弱い部分を確実に抑える万能の盾であります」 金属棒をラインハルトが盾で受け止める。 滾莉は腕を貫かれたが、彼女の表情を変えるほどの威力はない。 「割と狭い所だけど……逆にいえば1対1でやりあえるってことね」 頭部を守るような構えから、滾莉は風を切り裂く蹴りを放つ。 乗務員の動きは気味悪く、素早い。それでも制服が破れて血が飛び散る。 運転士がレバーを引くと機器から弾が飛び出し、ラインハルトと雷鳥をまとめて貫く。 車掌が切符切りを鳴らす。気糸が飛んできた。先ほど貫かれた場所を狙っていたが、上半身をそらすと腕をかすめただけに終わった。 唯乃が起こす微風が傷を癒してくれる。 雷鳥が呪力を放つ。狭い運転室に氷の雨が降りそそいだ。2人の乗務員は身をよじらせて避けるが、運転士と車掌は身体の一部が凍り付いた。 同時にラインハルトも重い一撃を繰り出す。 滾莉は目前の乗務員を倒すことに意識を集中する。 面倒くさそうな顔をしていても滾莉は不真面目ではない。笑顔を作るより効率的に仕事をこなすことを重視しているだけだ。 炎をまとった拳が敵が敵を燃やす。 敵は狭い空間でも俊敏な動きをするが、滾莉も負けていない。不利なのは胸が重いことくらいか。 やがて、カウンター気味に拳を叩き込むと敵は崩れ落ちた。 「……こうみえても格闘技は得意なの。残念だったわね」 つまらなそうに滾莉は言った。 唯乃の天使の息は、傷ついた仲間を確実に癒していた。 回復が不要なときは座席を遮蔽に攻撃を避ける。 だが、遮蔽物から出た直後、唯乃の身体が痺れた。スピーカから伸びている気糸。車掌がはった罠だ。 ラインハルトが全身から光を放った。気糸がかき消される。 「すみません!」 「敵を自由に動かせないのが自分の仕事であります!」 振り返りもせず答えた少女を金属の棒が貫く。さらに、運転士が機器を操作して放った弾丸が滾莉と雷鳥にまとめてクリーンヒットしていた。 唯乃が歌う。呪いの言葉が流れていたスピーカから、祝福の響きが流れた。 「悪い、助かるよ!」 雷鳥が声をかけてきた。福音が仲間たちを完全に癒したことに、唯乃は安堵の息を吐く。 (エリューションには誰一人、傷つけさせません) 派手な活躍ではない。しかし、誰かが傷つくよりはいい。唯乃は確実に仲間を癒し続ける。 雷鳥はひたすら氷の雨を運転室に降らせていた。攻撃の威力は滾莉やラインハルトに及ばないものの、氷の雨は確実に敵の体力を削り取っている。 ラインハルトは残った乗務員と戦っている。俊敏さでは劣っていたが、盾で身を守りながら戦う少女も痛打を受けることはない。 滾莉は厄介な射撃をしてくる運転士に格闘の技を叩き込んでいる。 そろそろ、敵はどちらも倒れる頃合だ。 再び、雷鳥は氷の雨を降らせる。傷ついていた2人の敵はまとめて凍漬けになった。 「すまんな、おいしいところを持っていってしまって。まだまだ若いもんには負けられのでな」 小さな身体で、豪快に雷鳥は笑った。 ラインハルトは倒れた敵を乗り越えて車掌へと突撃した。 動きの早い乗務員には避けられたことも多かったため、油断していたのだろう。車掌は身体をひねるだけでかわそうとした。 重い一撃が敵を吹き飛ばす。 「私が小さいからと、甘く見れば風穴が空くのあります」 滾莉が炎をまとった拳を叩きこみ、雷鳥が式神を放つ。 車掌が気糸をラインハルトに飛ばしてくるが、盾で軌道をそらすとかすめるだけに終わった。傷は唯乃がすぐに治してくれる。 「これで終わりであります!」 ラインハルトの一撃が、車掌をフロントガラスに叩きつけ、無力化した。 運転士の身体を横に除け、雷鳥が運転席に座る。 「さて、運転ならあたしに任せ……あれ!?」 適当にボタンを押す彼女に少し不安になったが、ラインハルトは減速を任せて連結部に向かった。 やがて列車が減速を始めると、連結部に一撃を加える。 エリューション化したせいで車体が強化されているらしく、壊れない。 「できれば切り離しはしたくないね」 雷鳥がマイク越しに声をかけてくる。 「仕方ないでありますね。後は外の仲間にお任せするのであります」 外にいる仲間に、ラインハルトは敬礼を送った。 ●線路上の激闘 暴走新幹線が減速した連絡を受け、外で待機していたリベリスタたちはアークの誘導に従って新幹線の進行ルートに合流する。 減速したとはいえ新幹線は速い。前に立ちはだかれば、普通は轢かれて終わるだろう。 ただし、リベリスタならば話は別だ。 線路の上を鬼面が疾走する。 ダークスーツで隣の線路上を駆け抜けるのは『スチームレディ』ハギア・シュヴェート・フォルコメン(BNE001023)だ。メタルフレームである彼女の両脚は、蒸気で駆動する車輪がついている。 「でかい的です。叩くと気持ちよさそうですね」 両脚から破壊的な蒸気を吹き上げ、ハギアが列車の前方に出る。 斜め上方に華奢な少女の姿。緋色の翼で飛行するのは『死神狩り』棺ノ宮緋色(BNE001100)だ。 「バックアップは任せなさい」 仲間に声をかけ、緋色は体内の魔力を活性化する。 線路上にはさらに2人の仲間が待ち受けている。 「過去に誰かが解決した事件ですから、どうにでもやりようはあるのでしょうね」 『静かなる鉄腕』鬼ヶ島正道(BNE000681)は動きやすいようにネクタイを緩めながら、機械の右腕を握り締める。 「実戦経験を積むには願ってもない訓練だね」 少しだけ身が震える。だが、『臆病強靭』設楽悠里(BNE001610)は恐れながらも逃げようとはしない。たとえこれが現実でもそうしただろう。 「しくじれば見たくもないものを見せられそうで御座いますがね。これ、よく出来てますから」 「以前に解決した事件なんだから、失敗するわけにはいかないよね!」 列車の前面には大きく口を開けた鬼面がある。 「はははははははははははは!」 哄笑が夜気を震わせる。その声が列車を守る結界になっていることは知っていた。 「さぁ! みんな行くよ!」 悠里の声に合わせて、リベリスタたちはいっせいに攻撃をしかけた。 正道は列車前面にはりつく鬼面を観察する。 緋色以外の3人は前衛だ。ただし、プロアデプトである正道は仲間たちとは戦い方が異なる。 「壊せそうかな?」 「まずは試してみるのが一番で御座いますよ」 悠里に答えて、すばやく列車の正面に踏み込む。 鬼面の口を狙って攻撃をしかける。耳障りな哄笑を止めさせれば、守護の力も失われるだろう。 殴った手ごたえは十分ではない。攻撃は少しだけ口を逸れていた。 「今ひとつ。しかし、なんとかなりそうで御座いますね」 ハギアも口のあたりを狙って激しい一撃を繰り出す。列車が一瞬だけ動きを止めた。緋色も魔法の矢を撃ちこんでいる。 「はぁ! 斬風脚!」 集中していた悠里も蹴りで衝撃波を放つ。 仲間たちが攻撃している間に、正道は脳の神経伝達速度を高める。 列車が大きな口でハギアに噛み付くが、緋色の放つ微風が仲間を癒す。 鬼面が再び口を開いた瞬間、正道は攻撃をしかけた。 「……手ごたえあり、でございますね」 鬼面の哄笑が止まる。 悠里は結界が消えたのを確認し、列車の前に出る。 その拳が炎に包まれた。 「怖いなあ。でも、やらないわけにはいかないんだ……燃えてもらうよ!」 気合とともに炎を叩きつける。一撃、二撃と攻撃を繰り出すうちに、やがて鬼面を炎が包み込んだ。 再び鬼面が哄笑を上げはじめる。けれど、正道の拳は的確にそれを止めさせる。 業を煮やしたように、鬼面が悠里に噛み付いてきた。エリューションの牙が青年の意外と引き締まった身体を貫いてくる。 噛み付かれながら、ヴァンパイアである悠里もまた牙を突きたてていた。 「うぅ……おいしくない血だよぉ……」 新幹線の血は、機械油の匂いがした。 緋色は鬼面が電撃を放った瞬間、大きく羽ばたく。 電撃攻撃をしかけてくる際にパンタグラフを観察してみたものの、特に異変の前兆は見られない。事前の確認で復旧が大変だからなるべく壊さないで欲しいと言われたこともあり、壊すのは諦めた。 万一にも列車に巻き込まれないように一定の距離を保ちながら、電撃を受けた悠里に癒しの微風を送る。 列車の攻撃は脅威だったが、緋色の力ならば回復が追いつかないほどでもない。 「回復してばかりで、攻撃してる暇がぜんぜんない。もう少し、がんばって欲しいわ」 「……すみません」 空中でのぼやきを聞きつけて、悠里が謝ってくる。 「……別に、嫌だって言ってるわけじゃないけど」 小さく呟いた声は、仲間には聞かれなかったようだった。 ハギアは守ることなど考えず、ひたすらに強力な攻撃を鬼面に叩き込み続ける。 吹き飛ぶほどの一撃を加えても、列車は脱線する様子は無かった。前進するパワーと吹き飛ばす威力が拮抗して、一瞬動きが止まるだけだ。 正道は弱点をついて確実に痛打を与え続けている。 悠里の蹴りが起こすかまいたちで、鬼面全体がオイルとも血ともつかないものにまみれていた。 電撃がハギアに向けて放たれた。それを、望むところとばかりに正面から受け止める。 「悪いですが、物足りません。もっと激しい攻めを期待しましたが、大きいだけではダメですね」 全身に蒸気をまとって、ハギアは連撃を叩き込む。 ぼろぼろになりながらも列車が前進を止めない。眼前に迫った車体に、彼女は唇と足元の蒸気機関から熱い吐息を吐き出す。 追撃を口中に叩き込むと、哄笑でなく絶叫が響き渡った。 ●仮想現実の終わり ハギアが列車の下敷きになる寸前に、暴走新幹線は動きを止めた。 「片付いたようで御座いますね。力押しでなんとかなりましたか」 正道が乱れたスーツを直し始める。 「怪我はない? 私がしっかり治してあげるわよ」 緋色が仲間たちの様子を見回す。その目はなぜか獲物を狙っているかのようだ。 「みんな、お疲れ様。……あ、そっちも、お疲れ様」 悠里がねぎらいの言葉をかけた。後半は、運転室から降りてきた仲間たちへのものだ。 「お疲れさまであります!」 ラインハルトが元気よく言い、滾莉が面倒くさそうに会釈する。 「車体はどうするんでしょうね」 「アークがなんとかしたので御座いましょう。リベリスタがどうにかできたとも思えません」 唯乃の疑問に正道が答える。事後処理が必要ならば訓練前に言われているはずだ。実際にどうしたかまでは、後で聞いてみなければわからないが。 「トーキョー駅までちゃんと到着したことを期待したいところだな」 降りた列車を雷鳥が振り返る。 「ダスヴィダーニャ♪ 二度と会いたかないけどね!」 その言葉を最後に、リベリスタたちは現実へと戻った。自らの力の手応えを確かめながら。 |
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■シナリオの結果 | ||||||||||||||||||
結果:成功 重傷:なし 死亡:なし |
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■あとがき | ||||||||||||||||||
皆さん、ご参加ありがとうございます。 良いプレイングが多く、8人選ぶのにずいぶん悩みました。採用できなかった方には申し訳ありません。 シナリオコンテンツが本公開された際にも、またご参加いただければ幸いです。 |
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■プレイング評価 | ||||||||||||||||||
ラインハルトさんのプレイングでは、スキルをそれぞれ『どのような条件で』『どのような意図をもって』使用するか明記してあります。 基本的に戦闘部分がメインになるシナリオです。戦闘能力に関する部分をわかりやすく、明確に書いていただけているのは評価すべき点だと考えます。 またその上で、戦闘時の動きに関してコンセプトが書かれているのも高評価です。 PBWでは毎ターン状況を見て行動宣言をすることはできません。ですから、参加者の中でどのような役割を果たしたいのかがわかるプレイングは良いと考えます。 戦闘外の部分で、乗客を守るために後部車両を切り離すという行動があるのも良かったと思います。 敵との直接戦闘以外にも、目的を達成するための障害をオープニングから読み取って宣言しているプレイングは、行動の成否は別として評価するべきだと考えます。 いろいろな兼ね合いからこの部分は失敗とさせていただきましたが、実のところここを成功させるかどうかが一番悩みました。 あと、心情や台詞が書いていただけているのは、マスターとしては非常にありがたいです。 もちろん行動の成否にはまったく影響いたしませんが、やはりどんなキャラクターかプレイングからわかっているほうがリプレイが書きやすいですので。 同程度の内容のプレイングで、心情等が書かれているものといないものがあると、自然書かれているもののほうを重く扱ってしまいますね。 |