下記よりログインしてください。
ログインID(メールアドレス)

パスワード
















リンクについて
二次創作/画像・文章の
二次使用について
BNE利用規約
課金利用規約
お問い合わせ

ツイッターでも情報公開中です。
follow Chocolop_PBW at http://twitter.com






 

 薄暗がりをぼんやりと照らし出す、瞬く極彩色のネオンサイン。空間をじんわりと満たす、上質のテクノポップ。デッキへジャック・インするかのように、明滅するモニタへと没入するギークたち。
 自身が経営するカフェのバーカウンターに座るジェイドは、ある種の完成された世界観を擁するこの店において、しかし……少しばかり似つかわしくない光景を前に、思わず一つ、苦笑い。
「はい、こっちが、ジェイドさんの分ですよ。ぜーんぶ、本命チョコですからね?」
 そう言ってユウが指し示すのは、ピンクの包装紙に包まれた、可愛らしいチョコレートの箱……の、山。
 開いた包みの一つから取り出したチョコをパクつき、口元や頬をべったりと汚しながら、ユウはにっこりご満悦です。
「……なあ、お前。本命の意味、分かってるか?」
「え? 一番美味しい、ってことですよね?」
 ジェイドの問いにも、ユウはあっけらかんと、そう答えるのです。
 言うなれば、手のかかる姪っ子のような存在。実に幸せそうにチョコをほおばるユウが微笑ましく、ジェイドは目を細めて笑いながら、自身も一つ手に取り、ぱくりと一口。
「ま、たまには……こんな、甘ったるい日も。悪くはないもんさ」
 つぶやくジェイドに、子供めいて無邪気に笑うユウ。
 ユウが胸に秘めた、淡い想い……彼女自身すら気づいていないその気持ちが、目の前の彼に伝わる日は、果たして。訪れるのでしょうか?
 
ユウ・バスタード(BNE003137)
ジェイド・I・キタムラ(BNE000838)

 
担当VC:藤丸あお
担当ST:墨谷幽