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| 『何がいいかな？』 |
| 「なぁ、これどうだ？」 「うーん、こっちは？」 銀烟るフェアラマン・マルシェ。 素敵な露天街を二人で歩くのはレン・カークランド（BNE002194）と結城・ハマリエル・虎美（BNE002216）の二人である。来るクリスマスに備えて、効果覿面の『武器』になるプレゼントを探しに来たこの二人は友人の間柄であり、甘やかな関係では無い。 しかし、重要なのは二人には『何かを贈るべき相手』が存在する事である。レンの立場からすれば虎美の意見が、虎美の立場からすればレンの意見が『異性の視点』として重要なのは間違いない。 「待っててね、お兄ちゃん！ すぐ虎美しか見えないようにしてあげるからね！」 「声に出すなよ、周りの視線が痛いから」 「は！ いっそあの泥棒猫を退治する為の！」 「それは自分へのご褒美に買っとけ。な？」 クリスマスも悲喜こもごもである。 虎美のピュア（笑）な純愛（爆）には敵が多い。 彼女は法に立ち向かうパブリックエネミーなのである。（大袈裟） 「……はぁ」 頼りになるのかならないのか。 エキサイトする虎美を見て肩を竦めたレンが白い息を吐き出した。 |
| レン・カークランド（BNE002194） 結城・ハマリエル・虎美（BNE002216） |
