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『聖夜帝ジンクロウ+お供』
 浮かれた皆さんが家で店で各々の時間を過ごすホワイトクリスマスの真っ只中。大型サイドカーをつけた改造バイクがぶるんぶるんと三高平市の道路を疾走している。
「……急げ、新田。良い子の彼奴等が我の登場を待っている」
「ああ、王様。任せといてよ、何でこんな事してるのかは分からないけどね!」
 まるで何処ぞの世紀末にでも出てきそうなカスタムバイクは公道を走ったら速攻ポリスメンが追跡してきそうなスメルを放ってはいるのだがハンドルを握るヤケクソ気味な新田・快(BNE000439)にとってはそんなの知った事では無かった。降魔 刃紅郎(BNE002093)は白い大きな袋に山程のプレゼントを搭載している。サンタの格好をした快が命じられてバイクを飛ばし、サイドカーでふんぞり返るトナカイの格好をした刃紅郎が指揮を取る。ある意味奇妙な光景ではあるが、この絵図に山程存在する違和感の中では些細な事だ。
「さあ、征くぞ。我が覇道を!」
「何で俺はこんな事してるんだろうね!」
 クリスマスには多種多様の思惑がつきものだ。
 この人達、何時もこんなんな気もしますけども。


 最近、新田の野郎に可愛い彼女が出来たようです。
 皆で石等を投げつけてやりましょう。勲章があるから頑丈だ。
 やったね! かいちゃん!
 
降魔 刃紅郎(BNE002093)
新田・快(BNE000439)