下記よりログインしてください。
ログインID(メールアドレス)

パスワード
















リンクについて
二次創作/画像・文章の
二次使用について
BNE利用規約
課金利用規約
お問い合わせ

ツイッターでも情報公開中です。
follow Chocolop_PBW at http://twitter.com






 
『空の舞踏』
「ああ、こんなのって……凄すぎるぜ」
 焦燥院 フツ(BNE001054)は満天に輝く地上の星を見下ろして小さな嘆息を吐き出した。
「ふふ! 今日は特別だから、ふっくんと二人きりが良かったのよ」
 その背に鳥の翼を広げ――愛しい恋人の手を引くのは華やかな笑みを浮かべた翡翠 あひる(BNE002166)だった。
 クリスマスの日の一幕。幻想めいたこんな夜には特別な時間こそが相応しい。『空を散歩』する二人は地上で様々な時間を過ごす誰よりも――間違いなくあひるの望んだ『二人きり』に違いなかった。
「寒いな」
「うん」
「でも手を繋いでるから、大丈夫だ」
「うん!」
 空に遊ぶ二人の影はまるでワルツを踊っているよう。
 ある種、絵画めいた風景(ロマンス)は――写真でも絵でも切り取る事は出来ない位にどうしたって美しい。
「……あっくんと一緒で、嬉しいぜ」
 少しだけ照れたように響いたその声に「くわっ」と応えた彼女の頬は成る程、とんでもない高熱を持っている。
 風邪を引かないようにね、お二人さん。
 
焦燥院 フツ(BNE001054)
翡翠 あひる(BNE002166)