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『イヴ・ラヴ』
 イルミネーションの輝きが目の中に星を落とす。
 特別な夜に相応しく、特別な時間に相応しく。余所行きの街の一角で手を繋ぐ二人は十分にめかし込んでいる。
「一応、合格と言っておいてあげるわ」
「ありがと! こじりさんも可愛いよ!」
 名物じみた三高平のカップルは数多いが――この二人も、源兵島 こじり(BNE000630)と御厨・夏栖斗(BNE000004)もその内の一組に間違いない。夏栖斗の白いコートはこの日の為に新調した特別製であるし、こじりのキャラメル色のロングコートも然りである。口振りよりは随分と女の子らしい彼女はAラインのフワフワしたそのコートの襟を摘んで「当然だけどありがと」なんて可愛くない台詞を可愛らしい顔で吐き出している。学生服の上からお洒落を羽織る二人は全く青春真っ盛りの風なのである。
「ねぇ、御厨君」
「なあに! こじりさん!」
「クリスマスには願いが叶うものなのかしら?」
 永遠にも思える二人の時間は恐らく錯覚なのだろう。
 此の世に永遠等ない事は誰もが皆知っている。しかし、そんな『幻想』を口にする少女の顔は紅潮していた。
「そうかもね」
 肯定する夏栖斗は舞い散る雪を見上げながらふと、悪戯気を起こして心の中で願いを捧げた。
(神様――こじりさんの胸はすこし増量してあげてください。本人はそろそろ成長したいみたいです)
「おい、ゴ御厨。今、思った事を言ってみなさい」
「どうして心とか読もうとする訳!?」

 ――未納品が可哀想なのでオマケDEATH。
 
御厨・夏栖斗(BNE000004)
源兵島 こじり(BNE000630)