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「ふふふ、クリスマスプレゼント用意したのです♪ ふかふかマフラーっ」 シーヴ・ビルト(BNE004713)がとても嬉しそうな顔でメリッサ・グランツェ(BNE004834)へと差し出したのは、赤くふんわりとした生地のマフラーだった。クラシカルなブラウスに身を包むメリッサはそのプレゼントに大きく目を見開く。 ほわほわしながらも、とても高いテンションでマフラーを差し出した彼女。ふと、目にした近くのカップルが、長いマフラーを2人で巻いていた。シーヴはマフラーはああやって使うものと認識したらしく、手にしたマフラーを徐にメリッサの長い金髪も合わせ、彼女の首元へと巻き始める。 ただ、そのマフラーの長さは1人用でしかない。さらにそれを自分にも巻くと、2人は見つめ合うほどに密着してしまう。 顔を赤らめるメリッサが慌てて距離を取ろうとするが、繋がっているマフラーに引っ張られたシーヴがバランスを崩し、メリッサの胸へと倒れ込む。 メリッサの胸元から不思議そうに、シーヴは少し自分より背の高い彼女の顔を見上げる。 「ありがとう……。だけど近すぎよっ」 メリッサは余りの気恥ずかしさに、シーヴから目を逸らしてしまうのだった。 |
シーヴ・ビルト(BNE004713) メリッサ・グランツェ(BNE004834) |
担当VC:焼きバード 担当ST:なちゅい |