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『プレゼント交換』
 そこは和風の居間。畳の上に置かれたこたつが実に日本らしい部屋だ。
 ケーキやチキンと料理が並ぶそのこたつには、氷河・凛子(BNE003330)とリル・リトル・リトル(BNE001146)が隣同士で入っている。彼女達は用意してきたプレゼントを、差し出し合う最中だった。その様子はなんとも仲睦まじい。
 家では着物であることも多い凛子だが、リルとのこの一時をスーツの上から白衣を着たままで過ごしている。その姿は学校にいる養護の先生といった外見だが、長い黒髪の先を白いリボンで留めているのが可愛らしくも見える。凛としている彼女がそうした一面を見せているのは、大切な人と一時を過ごしているからだろう。
「これは……」
 リルから送られたのは、12の星座をモチーフにしたラペルピンだ。瀟洒なそのアクセサリーは、働く凛子に似合いの一品である。
 隣のリルは凛子よりも頭1つほど小さい。アウトアイドである彼女の頭にはネズミの耳、そして、お尻からは尻尾が生えていた。耳や尻尾の白い毛は、思わず触りたくなる程にふさふさとしている。
 普段はクールに気取るリルだが、やはり大好きな人と過ごすのが嬉しいのか、尻尾をピンと立たせ、頭上の白い耳がぴこぴこと動いていた。
 それもそのはず。凛子からの贈り物はリルのネズミ耳に丁度よく合う耳当て。リルはそれに喜びを隠せずにいたのだ。
「これ、すっごく気に入ったッス!」
 両手で耳当てを握るリルは目を光らせ、付けるのも忘れて満面の笑みでしばらく見つめていた。
 聖夜の一日。2人にとって特別な1日は静かに、それでいてほっこりと過ぎていくのである。
 
氷河・凛子(BNE003330)
リル・リトル・リトル(BNE001146)
 
担当VC:果島ライチ
担当ST:なちゅい