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「みんな何買うー?」
 喜多川・旭(BNE004015)の言葉が店内に響いた。
 今日は4人でクリスマスプレゼントを買いに来た。あれやこれやと、想い思いの相手の顔を思い浮かべて。
 しかしまあ……選んだ店が良かったのか悪かったのか。三高平にあり、外観からしてファンシーなお店であったので迷わず入ったはいいもの。とてつもない品の多さと、質の良さが災いして頭から煙が出そうになるほど、プレゼントしたい物の標準が定まらない。
 一番初めに決まったのは、彼女であった。
「去年はマフラーダッタシコレデイイカ」
 リュミエール・ノルティア・ユーティライネン(BNE000659)は青色で、鎖の先にワンポイント光るものがくっついたアクセサリーをつまんだ。リュミエールの髪の色と似ていて、如何にも彼女らしいプレゼントだ。
「あ、それ素敵だねぇ」
 そんなリュミエールの顔の隣、旭が手にはめたパペットのクマさんが顎に手を当てて頷く。
 其のクマさんの首元のリボンと、旭の首を彩るリボンが似ていて旭も旭らしくプレゼントを決めたと見ても良いのだろう。
 其の後ろでは。
「にゃっほい! どれもこれもぜんぶほしいっ!!」
 てってけーばたばたと、元気で無邪気に走り回るテテロ ミーノ(BNE000011)の姿。
 振り返った彼女の九尾が、後方の棚の上にあったものをダダダーと総倒しにしていった為に、其れを見ていた旭とリュミエールが少し青い顔をした。
「ちょっと。店内ではしゃぐのは、いけないわ」
「はぁーい」
 斬風 糾華(BNE000390)がテテロの首根っこをつかまえて、一言添えればテテロの狐耳がしゅん……と下を向いた。だが直ぐに上へとピン!と耳が戻れば、狐のぬいぐるみや可愛いお菓子のアクセサリー等々……と両手いっぱいに持って、
「これぜんぶほしい!!」
 と、満面の笑みを作った。旭はにこりと笑顔を返し、リュミエールはやれやれと首を横に振る。
 ふと。糾華はテテロがぬいぐるみを取った一帯の奥に両腕を刺し込んだ。何かを掴み、腕を寄せてみれば。
「あなたをお家へご招待してあげるわ。ふふふ、リンシードも喜ぶわ、きっと」
 彼女の腕の中には黒猫のぬいぐるみ。少し大きめなのが存在感があって、なお良し。
「よーし、皆決まったかな?」
 再び旭の声を起点に、全員がレジへと向かって歩き出す。
 暫くすれば、綺麗に包装された荷物を抱えて。其の儘スイーツ食べ放題のお店へ向かう、普通の女の子4人の日常的光景があった。
 
喜多川・旭(BNE004015)
リュミエール・ノルティア・ユーティライネン(BNE000659)
テテロ ミーノ(BNE000011)
斬風 糾華(BNE000390)
 
担当VC:黒無
担当ST:夕影