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● 頭上は、満天の星々。 足下は、七色の星々を散りばめた様な夜景。 足は今、地上というものから切り離されて、遠く遠く。手を伸ばせば月にさえ届くかもしれない程に、触れれば其処に空が在ると判る程に天と地の間に身を置き。 けして離れないように手を繋ぎ、斬風 糾華(BNE000390)とリンシード・フラックス(BNE002684)は幻想的な世界を漂う。 二人の周囲にはステンドグラスの様に鮮やかな蝶が、舞い。飛行の力を与えてくれる光を飛沫、粉を撒いていく。 サンタクロースのお手伝いなのだ。 抱えたプレゼントを、一年良い子にしていた子達へ配る其の仕事。 余裕を持った糾華の笑みにつられてか、普段感情が表に出ないリンシードの表情にも零れたのは小さな笑み。 二人の間に言葉は不要だろう。只、今は何もかも忘れて、此の時間を『楽しみ』とするのも悪くは無いのかもしれない――。 ――現実世界では二人は手を繋ぎ、ベットの中で身体を寄せ合って眠っている。 彼女らの間には、数時間前に糾華がリンシードにプレゼントした黒猫が二人の安眠を守護しているのであった。 |
斬風 糾華(BNE000390) リンシード・フラックス(BNE002684) |
担当VC:白夜ゆう 担当ST:夕影 |