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薄桃色に調度された小さなルア・ホワイト(BNE001372)のお部屋。 小さなテーブルをきらきらと彩るのは、可愛らしい苺のクリスマスケーキで―― そっとフォークを伸ばすエスターテ・ダ・レオンフォルテ(nBNE000218)の肩先で、愛らしいくまさんが翻る。 「エスターテちゃん! くまさん、笑ってるね」 お揃いのポンチョを飾るくまさんの模様が、なぜだかそんな風に見えたから。 「はい……」 くすくすと微笑むルアにつられて、エスターテも笑い出す。 暖かなピンクのラグへ、ころりと転げたエイちゃんの事も可笑しくて。 仮面を彩る恋人の瞳が見つめる先が甘くて美味しいケーキの苺だったから。 きっと食べたかったのかな、なんて―― ――そんな二人のふわふわな時間。 「そうだ、エスターテちゃん、はい!」 ルアが用意したプレゼントは、可愛いねこさん模様の手袋だ。 それをはにかむ様に胸に押し当てたエスターテは、はたと思いついた様に小さなカバンをごそごそとまさぐる。 「……エスターテちゃん?」 「え、と……その」 にょろーん、と。 ラッピングから飛び出したのは熊とも猫ともつかない珍妙ないきものだ。 エスターテのプレゼントはボーダー模様の長細いヘンテコなぬいぐるみだったのだ。 |
ルア・ホワイト(BNE001372) エスターテ・ダ・レオンフォルテ(nBNE000218) |
担当VC:ちさ 担当ST:pipi |