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 ジングルベルが聞えてくる。

 今日は楽しいクリスマス。

 雷音と虎鐵の家ではささやかな家族パーティーが行われていた。お呼ばれしてきたカルラも一緒だ。

 準備をする所からパーティーは始まっている。

 料理の準備をするのは雷音と虎鐵の親子。

 クリスマスの飾りつけをするのはカルラ。

 みんなでわいわい言いながら準備を整え、パーティーの始まりだ!

「「「メリークリスマス♪」」」



「それでは、ケーキを分けるのだ」

 雷音は皿を取り出すと、丁寧にケーキを切り分けてみんなに配る。

 虎鐵と作ったクリスマスケーキ。自信作だ。

「これは……中々美味いな」

 カルラも素直に感嘆の声を上げる。

 作ったものの腕が良いというのもあるだろう。だけど、それに加えてどこかほっとさせてくれる感じがある。思わず少しぼうっとしてしまう。

 その時だった。

 ある意味、空気を読まず。

 ある意味では、誰よりも空気を読んで。

 虎鐵が料理を載せた皿を両手に割り込んできた。

「さぁさ、シーザーサラダを持ってきたでござる。こっちのローストビーフも美味しいでござるよ」

「自分で取るから大丈夫なのだ!」

 勝手に料理を盛り付ける虎鐵に対して、雷音はぷすっと膨れてみせる。

 その様子に慌てる虎鐵。

 別に本当に怒っている訳ではない。

 カルラの感想を言うのなら、子猫が親猫とじゃれているような印象である。

 その証拠として、すぐさま今のは冗談だと言わんばかりにとびきりの笑顔を見せている。

(やっぱり……家族ってのは良いもんだな)

 数年ぶりの家族でのクリスマスパーティー。

 こんなに楽しい気持ちになれるとは思わなかった。

「カルラも笑ってばかりいないで、もっと食べると良いのだ」

「あぁ、そうしよう」

 こうして、楽しい時間は過ぎて行く。

 「家族」で過ごすステキな時間が……。
 
カルラ・シュトロゼック(BNE003655)
朱鷺島・雷音(BNE000003)
鬼蔭 虎鐵(BNE000034)
 
担当VC:ガクハル
担当ST:KSK