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サンタをイメージした赤いワンピース姿の、二階堂 櫻子(BNE000438)。 その薄っすらと紅を引いた唇が、微笑みの形を作る。 瞳の先には、ラグに座った天城・櫻霞(BNE000469)がいる。 彼の金と青紫の瞳は自分ではなく外を見ていて――少し、悪戯したくなったのだ。 桜のピアスを付けた耳が櫻霞の方を向き機会を伺い、尻尾が揺れる。 「――櫻霞様っ」 「さくら?」 「櫻霞様のお膝、櫻子専用の特等席なのですぅ♪」 ラグに投げ出された足の上に滑りこむとそこを自分の場所とする櫻子に、櫻霞は驚きもせずその腰に手を回す。櫻子は櫻霞がさっきまで見ていた方に目をやり――あ、と小さく声を上げた。 「雪、です」 「冷え込んできたからな。そろそろ降るだろうと思っていた」 腰に回していた手で櫻子の頭を撫で、櫻霞が目を細める。その中指に光る、赤い石の指輪。 もう一度腰を抱き、櫻霞は櫻子の頬に口付けた。 嬉しそうに目を閉じて、櫻子は櫻霞の腕に自分の手を重ね――櫻霞のものと同じ形、色違いの指輪が櫻子の薬指にも光っている。 「櫻霞様、だーいすきですにゃ~♪」 櫻子は恋人に甘えた声を向け、櫻霞はそれに笑みを返した。 ―― ☆Merry Christmas☆ |
二階堂 櫻子(BNE000438) 天城・櫻霞(BNE000469) |
担当VC:乙衣ゆと 担当ST:ももんが |