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街は煌びやかに彩られていた。 「きれーだなぁ……」 『合縁奇縁』結城 竜一(BNE000210)が振り返れば、連れ添って歩く『普通の少女』ユーヌ・プロメース(BNE001086)が見える。 いつものように二人での外出――けれど、一つだけいつもと違う点があった。 それはユーヌの背中。普段は隠されてしまっている、ユーヌの純白の天使のような羽が、様々なイルミネーションに照らされていた。 「ユーヌ」 竜一がユーヌを呼ぶ。しかし応えない。 竜一は心配そうに――は、していない。 普段、無感情無表情のユーヌが恥ずかしそうにぷるぷる震え、あまつさえ自分の背中に隠れて、真っ赤になって服を掴んでいるのである。 (可愛い! 珍しい! なんという眼福!) (このままこの想いをさらけ出して思うさま舞い上がりたいユーヌ可愛いうおぉぉぉぉぉ!) にやにや顔から漂う竜一のオーラに、 「……………」 ユーヌ、やっぱり無言。 40cmも差のあるユーヌと竜一。 その普段とは違う一シーンを、クリスマスのイルミネーションが暖かく、微笑ましく包み込んでいた。 |
結城 竜一(BNE000210) ユーヌ・プロメース(BNE001086) |
担当VC:黒無 担当ST:琉木 |