● ズシン、ズシン。巨大な音が山中に響き渡る。 人里離れた夜の山中、その音を聞くのは動物ばかり。 何が起きているかは分からぬが、本能的に恐怖を感じ取ったのか動物たちは我先にその音から逃げ出していく。 その中で、好奇心旺盛な子サルが一匹。何が起こったのかと木を駆けあがって葉の間から空を見あげる。 「キャ?」 そこにいたのは、巨大な人。 木々よりも大きな人間の姿。 それは何かを探すかのように周囲を見回し……子サルに気付き、その指先をその方向へと向ける。 奔る稲妻。 次の瞬間、異変は起きた。 「ギャッ? キャッキャキャ?」 稲妻を落された子サルの姿はそこには無く、代わりに現れたのは全長5メートルを超す巨大なサルの姿であった。 「なか……ま……」 それを見て、その巨大な人型は……嬉しそうにそう呟いた。 ● 「山中じゃ無ければ……きっと大惨事だったはず」 そう切り出した『リンク・カレイド』真白イヴ(nBNE000001)の後ろ、ブリーフィングルームのモニターには背丈15メートルはあろうかという巨大な人間の姿が映し出されている。 その巨大な体を包み込むのは、その体にぴったりと合った男子向けの学生服。だが、その服は森の中を歩いたためか、所々破けている。 それにつき従うのは、全長5メートル程度の猿の姿。 まるで、学生と猿が映画の撮影に使うミニチュアモデルの中を歩いているかのような光景。だが、それは紛れもない現実である。 「フェイズ2のノーフェイス。個体名『マクロ』。特徴は、生物を巨大化させる力があること。彼の指先から放たれた稲妻に当たると、体の大きさが10倍になる。効果時間は3時間くらい……リベリスタでも例外なく大きくなる」 結構衝撃的な言葉にリベリスタ達の間に動揺が走るが、それを気にする事無くイヴは言葉を続ける。 「マクロの目的は、自分と同じ大きな生命体をいっぱい作る事。もう、人間らしい思考はほとんど残っていない」 E能力者かどうかは問わず効果を発揮するこの力。もしもこの力が街中で振るわれていたら……想像するだけで恐ろしく、また隠匿も困難だったであろう。 幸いにして、彼がその能力を発現し、巨大化するのは人里離れた夜の山中、それも三高平市からほど近い場所であった。 「場所のおかげで、多少は暴れても大丈夫。みんな巨大化しちゃっても大丈夫。だから、何としても夜が明けるまでに、彼が街に至るまでに撃退してほしい。彼が現れるまで時間はもうほとんどない。急いで」 イヴはそう言ってリベリスタ達を送り出そうとする。 「あ、そうそう」 ブリーフィングルームから送り出す寸前、イヴは一つ思い出したように言葉を紡ぐ。 「この『マクロ』、生命力が半分を切ったら……さらに2倍に巨大化するみたい。気をつけて」 え? まだ大きくなるの? |
■シナリオの詳細■ | ||||
■ストーリーテラー:商館獣 | ||||
■難易度:NORMAL | ■ ノーマルシナリオ 通常タイプ | |||
■参加人数制限: 8人 | ■サポーター参加人数制限: 0人 |
■シナリオ終了日時 2011年10月17日(月)23:21 |
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■メイン参加者 8人■ | |||||
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● ズシン、ズシン。巨体が動くたびに地響きが起きる。 「大きい事はいい事だわ……とはいえ」 ここまで大きくならなくてもよかったんじゃない、と『畝の後ろを歩くもの』セルマ・グリーン(BNE002556)は唸る。 山道を歩むリベリスタ達の前に姿を現したノーフェイス『マクロ』、その巨体はまるでビルのように大きく、見上げるのも一苦労だ。 「身長にコンプレックスでも持ってたのかしら?」 セルマの言葉に『呪殺系魔法少女』招代桜(BNE002992)も首もひねる。その視線の先にいるのは、巨人の横を嬉しそうに歩む猿の姿。 「自分と同じ生き物を作りたいって気持ちは分からなくもないけれど……」 それ以上ノーフェイスの心を推し量るのはまだ幼い彼女には些か難しい事であった。桜とほとんど歳の変わらぬ山川夏海(BNE002852)は自分に言い聞かせるようにそれに応えて言葉を紡ぐ。 「可哀そうかもしれないけれど、敵は敵。ちゃんと排除しないとね」 「全くだな。そのためにも、とっとと巨大化させてもらおうか」 そう言って『咆え猛る紅き牙』結城・宗一(BNE002873)は手にしたペンライトを振って巨人へとアピールする。 マクロはすぐにそのアピールに気付き、嬉しそうに顔を歪め、指先をリベリスタ達へと向ける。彼に『巨大化する雷』を撃つために。 「巨大化ねぇ、光の巨人みたいな感じか?」 「多分そうだろう。あんまり特撮は趣味じゃないんだけどな」 少し照れ混じりに『赤光の暴風』楠神風斗(BNE001434)は頬をかく。前も戦隊アクションしたばっかりなのに、と。 それに応えるのは『正義の味方を目指す者』祭雅・疾風(BNE001656)、風斗と同じく先日『戦隊アクション』を演じた彼は、スーツアクターを生業とするがゆえのドライな言葉を返す。 「まるで特撮だが……これは現実。好き嫌いを言ってる場合じゃないですね。町へ行かせないように気合いを入れて行きますよ」 「確かに」 その言葉に気合いを入れ直す風斗。その体へ、マクロの指先から雷が飛ぶ。 体の中の魔力を糧に膨れ上がっていく風斗の体。 その異様な感覚の中で、彼は『趣味じゃない』特撮の、かの有名な言葉を呟いた。 (ジュワッ!) 「念願かないました、感激です!」 「ヒャッホウ! こいつはワンダバだな!」 数分後、そこには巨大化したリベリスタ達の姿があった。木々よりも大きく、遥か彼方まで見通す事が出来る己の体の大きさに、セルマと『錆天大聖』関狄龍(BNE002760)ははしゃいだ声を上げる。 (森を破壊しないようにしないとな) 一方で、冷や汗ものなのは宗一だ。下手に動けば木々があっさり折れてしまう上、足元にはまだ巨大化していない桜と夏海がいる。細心の注意を払いながら、彼はマクロを取り囲むために移動していく。 彼と対象の動きで逃げ道を封鎖するのは『戦闘狂』宵咲美散(BNE002324)である。 (巨人の胃に入ったことのある私だが、まさか自分が巨大化する事になるとはな) 彼は子猿を戦闘に巻き込まぬように子猿とマクロの間に立つように布陣する。 「なか……ま……う……しい……」 ポツリと紡がれる言葉と共に雷が再び放たれる。その姿は無防備だが、幾度もの修羅場をくぐってきた美散にはわかる。この巨人が敵とみなすには十分すぎるほどの力を持っている事を。 その背に向けて渾身の一撃を撃ち放ちたい衝動を堪えながら、彼は集中して時を待つ。 攻撃を仕掛ける瞬間、即ち仲間全員が巨大化するその時を。 最後に巨大化したのは最年少の少女。彼女は巨大化と共にその戦いの為の武器を身に纏い、ポーズを決める。 「魔法少女招代桜! アークに代わって抹殺よ!」 シリアスをぶち壊すようなその発言に思わず滑りそうになる美散。そこへセルマは冷静にツッコミを入れる。 「その作品、巨大化したかしら?」 「いいのいいの、面白かったからやってみただけだから!」 「わぁ……すご……ぃ……」 勢いだけの桜だが、意外にもそれはマクロの心を揺らしたようで、彼はその唇を歪めて笑う。 「喜んでいるところ悪いが、ここからは容赦は出来ない……行くぞ、変身!」 周囲の人々が攻撃の為に集中する中、疾風は集中を放棄して攻防一体の構えを取る。エメラルドグリーンの鎧を纏ったその姿は、まるで巨大なロボットのよう。 空気が変わった事に気付き後ずさろうとするマクロ。その体に、七方向から集中を重ねた一撃が放たれる。 刃が身を切り裂き、拳がその体に叩きつけられる。さらに、四色の魔光はその体を痺れさせ、動きを封じる。 「俺の一撃は――伊達ではないぞ」 美散の強烈な一撃に呻くマクロ。だが、その瞳に宿るのは恐怖ではなく、明確な敵意。 (一撃程度では折れる気配なし、か……骨が折れそうだ) 気を抜く事なく、彼は再びその手の槍を突き出した。 ● 「一緒に遊んであげるよ。おいで!」 「一方的な方が俺としちゃ好みだけどな! 行くぜベイベー!」 戦いは、傍から見れば異様とも言える陣形で続いていた。八方向から取り囲んでの集中砲火。 夏海の拳がマクロの横腹に食い込み、狄龍の放った弾丸が背後からその足を貫く。 「しゅわーっち!」 気の抜ける様な疾風の声。だが、彼の動きは正確そのもの。死角となる方向から焔を纏った棘突き鉄球を容赦なく叩きこむ。 だが、それでもなおマクロは未だ倒れない。身を炎で焦がしながらも彼はその腕をブン、と振るう。 「ガァァッ!」 暴風のような一撃は複数人のリベリスタを巻き込み、その体に強烈な衝撃を与える。 (再巨大化するまではそこまで脅威ではないと思ってたんだがな……) ふらつきながら風斗は唇を噛み、その紅を宿した白銀の刃を振るう。 「ジェァァッ! デュワッ!」 気合いと共に振り下ろされた刃はあっけないほど簡単ににマクロの体に突き立つ。マクロの学生服の間から血がしぶき、山の木々を紅に染める。 巨大化は思っていた以上に戦いに影響を及ぼしていた。攻撃は当たりやすく、綺麗に決まる。 だが、巨大化した体では避ける事は容易ではない。そして避け難く当て易いという条件は敵も同じ。 回避を放棄してのクリーンヒットのぶつけ合いとも言うべきその戦いは、終盤戦のために技を出し惜しむリベリスタよりも、状態異常を織り交ぜての範囲攻撃も行えるマクロ側に大きく分がある。 「皆、まだよ。巨大化するまでは繋がないと」 集中を放棄してその手から光を放つセルマ。その暖かな光が仲間をショックから立ち直らせていく……だが、それだけ。その光には体力を癒す力は無い。 いや、彼女だけではない、リベリスタ達は疾風を除き、傷を癒す手段を有していない。受けた傷が、疲労が確実に蓄積していく。 「キャッ!?」 「大丈夫か桜っ!?」 強烈な拳を受け、吹き飛び倒れる少女。思わず声をかけた狄龍に、彼女はベースを大地に突き立てて立ち上がり、言葉を返す。 「えぇ。私、魔法少女ですから! 受けた痛みは万倍返しーっ!」 言葉こそ勢いに溢れているが、彼女の体力は既に限界に達している。 彼女が今も立ち続けていられるのは自分こそが魔法少女であるという彼女のドラマティックな思いに幸運の女神が偶然応えてくれたからにすぎない。 それでも彼女はマクロへと駆け寄り、その手にしたベースから魔力の弾丸を打ち出す。本来ならば後衛で戦いたかった彼女ではあるが、そのベースだけでは遠距離から攻撃できない。故に仕方なくの戦術であった。 「やれやれ、無理はしないでくれよ?」 そう軽く嘯く宗一だが、仲間を想う彼は桜から巨人の狙いを逸らそうと動く。その手にした巨大な剣にオーラを纏い、桜と正反対の方向からマクロの体へと突き立てる。 「あぁ……がっ!?」 その時、ノーフェイスの体に異変が起きる。突如苦しみ出したかと思うとその体が急激に大きくなり始めたのだ。 「ついに来たか!」 巨大化する体にぶつからぬよう散開しつつ、己の力を解放する美散、宗一、そして風斗。 反対に巨大化するまで攻撃を放棄していたセルマはその全力を込めた一撃をマクロへと向けて叩き込む。ねじくれた木の杖はマクロの体へと食い込み、その腹部を穿つ。何かが折れるような感覚が腕に伝わってくる。 無論、マクロも諾々とその攻撃を受け止めるのみではない。反撃とばかりに放たれた拳は彼女の体を正確にとらえ、木々をなぎ倒しながら吹き飛ばす。彼女の体を受け止めて山の一部が抉れ、地形が変わる。 「あははは、分かりやすい。こういう大雑把な戦い、大好きです!」 瞳に喜びを宿して、彼女はふらつく蹄を気力で支えて立ち上がる。 「……くっ、ここで決めるよっ!」 自分達の二倍近い大きさに変化したマクロの強烈な一撃を目の当たりにし、表情を引き締める夏海。15メートルほど近い身長差もものともせず後ろから飛びかかった彼女は巨大なノーフェイスの首筋へと手刀を突き立てる。 吹き出す鮮血。 それは既に倒れてしまった木々を紅葉より禍々しい赤へ染めていく。 それでも、マクロは倒れない。それどころか地団太を踏むべくその足を大きく振り上げる。 「させるかよっ、その程度お見通しだっ」 「全力で仕掛けるぞ!」 咄嗟に足へと射撃を射ち込む狄龍。それに合わせて宗一は先ほどの一撃を大きく上回る全闘気を込めた紫電を纏う一撃を叩きこむ。 圧倒的な破壊が足の肉を抉り、その体勢を崩させる。 だがそれすらを気にする事もなく、マクロはその足を振り下ろす。 強烈な質量。凄まじい体積。 それらが問答無用で大地とリベリスタを蹂躙していく。一瞬にして刈り取られる宗一の意識。 倒れそうになった美散と夏海は、必死に運命の力を引き寄せてそれを耐え凌ぐ。 「行くわよー呪殺、抹殺、見敵必殺! パーフェクトなデストロイを見せてあげ……っ!?」 三人だけではない。それは無慈悲に、そして等しく大地に立つ者へと襲いかかっていく。 最後の魔力を放とうと四つの光をベースの先へと集中させていた桜。だがその光を放つよりも早く、既にボロボロの体へとその衝撃が……。 「させ……るかよ……っ!」 襲いかからない。 咄嗟に少女を抱きしめ、風斗がその強烈な蹴りと振動を受け止めたのだ。 だが、既に十分な傷を負っていた彼にはそれが限界。そのまま少女の足元へと崩れ落ちる。 唇をキュッと結び、倒れた仲間の犠牲を無駄にせぬべく少女はそのベースの先から魔法の弾丸を放つ。 四点バーストで放たれたそれは煌めきながら巨人の体を貫き、その動きを止める。 「俺達の最大火力を魅せてやろう……動けぬまま、受け止めるがいい!」 美散の突撃が、疾風の放った強烈な真空波が動けぬマクロの体へと襲いかかる。巻き起こる圧倒的な破壊。 敵が止まったの機を逃してなる物かと、リベリスタ達は最後の力を振り絞る。 「ケッ、このラッキースケベ野郎が! 倒れたまま下からスカートの中見るんじゃねぇぞ!」 大仰な飛び蹴りを放ちながら、倒れた友へと声をかける狄龍。既に意識ない彼にその言葉は届かないが、庇われた少女はそれにくすりと笑む。 「見られていたら後でちゃんと記憶抹消しないといけませんね。物理的に」 そのためにも、自分自身が最後まで立たなければ。そう思いながら彼女は魔法の矢を放つ。 巨大化したマクロの攻撃は苛烈。その手を一瞬止めたのは大きなアドバンテージをリベリスタ達に作り出す。 だが、その足止めは永劫に続くわけではない。 巨人は30秒もせぬ内に体の動きを取り戻すと、無慈悲にも再びその足を振り下ろす。 その動きを止める魔光は……もう、放たれることは無い。 ● 「とりゃー、せいっ! とどめだーっ!」 大ぶりなチョップ、さらにパンチ。巨大なマクロの体へと振るわれる狄龍の拳は、まるでヒーローの真似をして大人に立ち向かう子供の遊びのようにも見える。 だが、その手につけた巨大な手甲は毒と、焔と雷、冷気を巨人の体へとうちこみ、その体力を確実に減らしてゆく。 それでもなおマクロは倒れる事無く逆に拳を叩きこむ。吹き飛んだ狄龍の体は森の木を大の字に薙ぎ倒し、動かなくなる。 終盤のみを注視して力をセーブした、いや『セーブし過ぎた』事が仇となった。回復手段が無い以上、戦いが長引くほどに不利になる事は自明であったのに。 決定打不足が彼らの前に立ちはだかる。 体力気力ともに限界近く、もはや誰が倒れてもおかしくない状況。 「まだです、私は倒れませんよ」 それでもなお、立ち続けるのは4人のリベリスタ。セルマは振り回された腕を何とか受け止め、凄絶な笑みを浮かべる。 「貴方だって、まだ力を残しているのでしょう? だったら見せてみなさい、その底意地を!」 大上段から振り下ろされる彼女の杖は美散の紫電を纏った決死の一撃と共に敵の体を打ち崩す。 それは本来ならばもう放てなかった全力の一撃。 一度倒れ、立ち上がった時に身に舞い戻った微量の魔力。それが勝利の鍵となる。 「あがっ……がぁっ!」 木々をなぎ倒しながら転がる巨人の体は既に人ならば生きていられぬほどに損壊している。 それでも巨人は立ち上がり、その足を振り上げる。 「させない……潰してやる!」 振り上げられた足へ、夏海は問答無用の拳を放つ。砕ける巨人の足の骨。 だがその足は拳の力としばし拮抗した後……一気に踏み下ろされる。 何度も、何度も。 衝撃と破壊と伴って。 「そう、これが貴方の底意地ね……ならそれすらも越えて、捩じ伏せてやる! この大怪物!」 必死に衝撃に耐えながら、セルマは無理な体勢で突きを放つ。その横で、緑色の巨大ロボ……否、青年がそれを華麗に受け流す。 「そうとも。ここで負けるか……これ以上はさせないっ!」 唯一、一度も倒れなかった疾風。その脚が虚空を斬る。 放たれた衝撃波は杖の一撃を受けてふらつき、避けようのないマクロの体に綺麗に突き刺さり……。 「な……か……ま……」 その体を突き抜ける。 一瞬の間の後、その場に残されたのは……巨人の体ではなく、一人の人間の亡骸であった。 「んー、3時間しか持たないのが残念ね」 戦いを終えた後、山の様子を見ながらセルマは伸びを一つ。地形も変わった上、倒れた木々の量は両手に余る。言葉とは裏腹に、彼女の心に浮かぶのは自然を愛するが故の悲しい気持ちだ。 「いやいや、子猿の災難を思えば3時間は長すぎるくらいです」 戦いの最中とは違って幾分も柔らかな口調で笑む疾風。その視線の先で子猿相手に戯れる美散へと注がれている。 「仲間、か……生まれ変わったら、今度は普通の仲間を作ってほしいものだ」 運命に見放されてしまったノーフェイス。その成仏を祈りながら、青年は木を投げて子猿と戯れる。 子猿とリベリスタ達が本来の大きさにもどるのはそれから実に3時間後の事。 無事に山へと帰って行った子猿の姿を確認し、リベリスタ達は帰路へとつくのであった。 |
■シナリオ結果■ | |||
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■あとがき■ | |||
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