●雷大行進 ピカッと稲光、ガシャーンと閃光、ゴロゴロと雷鳴。余韻に地響き。 黒い巨人が闊歩する。 雷引連れ蹂躙する。 手当たり次第に撒き散らすのはカミナリ、イカズチ、雷鳴稲妻。それと閃光、そして轟音。 そこのけおののけ、雷さんのお通りだ。 邪魔する奴は黒コゲだ。 ●おへそは隠そう 「台風が近付いてるのは知ってるよね」 集まったリベリスタ達へと振り返るなり、『リンク・カレイド』真白イヴ(nBNE000001)が口を開いた。彼女の背後にあるモニターには日本列島に台風が接近している様の画像が展開されている。 「台風の強い風が、厄介者を連れて来たわ」 イヴがモニターを操作すると、画像がみるみるズームしてゆき――海の一点、小さな島を映し出した。 真っ黒な岩だけで出来た小広い無人島だ。ここが今回の戦場なのだろう。戦うには申し分のない広さだ。ただ、風が強いらしく岩場の際には荒れた波が打ち寄せている。 「雷雲のE・エレメントフェーズ2『雷さん』――それが今回、皆に討伐して貰いたい相手。 『雷さん』は台風の強い風に乗ってこっちに接近してきている。本土に上陸する前に、この無人島でやっつけて。配下エリューションはいないよ。 『雷さん』は高密度な雷雲のE・エレメントだから触るだけでビリビリ痺れちゃうよ。感電状態になる場合もあるから気を付けて、何か対策を考えておいて。 それと『雷さん』は感電状態にならないし、雷系の攻撃にも強いみたい。浮遊状態だけど戦闘になったら150cm弱ぐらいの高度になるから近接攻撃は普通に当てられるよ。 動き自体はゆっくりしてる。でもその分タフだし、攻撃力も高い。 主な戦法は、見た目の通り雷を駆使したもの。腕を振り回す攻撃や雷を吐く攻撃には感電と麻痺が伴う場合があるよ。 強力に電気で発光する技はダメージこそないけど、貴方達の目を暗ませる効果がある。命中率と回避率が下がっちゃうよ。 それから、周囲全体に雷を落とす攻撃。感電とショックを伴う強力な技だから気を付けてね」 成程、自然を侮ってはいけないという訳か。しっかりと話し合って対策を考えておかねば……リベリスタ達は顔を見合わせると、場所の説明へと移ったイヴに視線を戻した。 「もう見たと思うけど、戦うのはこの無人島ね。岩だけでできた島で、他には何にも無いよ。足場が凸凹してるから転ばないように……転ぶと痛いと思う。 天気は大雨、風も強いし海も荒れてる。波に攫われたり、足を滑らせたりして海へ落ちないようにね。……まぁ、リベリスタの身体能力ならなんとか這い上がる事が出来るかもしれないけど……そうとう疲労しちゃうと思うよ。あんまり隅っこで戦わないで、自分の立ち位置には気を付けて。 戦う時間帯は夕方。薄暗いけど、ギリギリ戦闘には問題ない程度かな。当たり前だけど一般人はやって来ないよ。 貴方達が上陸して少し経ったら『雷さん』が来ると思う。戦闘が終了したら連絡して、すぐ迎えに行くから」 そう言い終えると、イヴはリベリスタ達に視線を戻した。「それじゃあ」あどけないオッドアイを一度瞬かせると、彼女は言う。 「皆、頑張ってね。 ……おへそ取られちゃ駄目だよ」 |
■シナリオの詳細■ | ||||
■ストーリーテラー:ガンマ | ||||
■難易度:NORMAL | ■ ノーマルシナリオ 通常タイプ | |||
■参加人数制限: 8人 | ■サポーター参加人数制限: 0人 |
■シナリオ終了日時 2011年09月17日(土)00:45 |
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■メイン参加者 8人■ | |||||
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●ゴロゴロ 暴風域の真っ只中、殺風景な無人島の上。 「――雷さんだと? 笑わせるな! 俺は竜だ! ドラゴンだ! 大空の覇者だ! 教えてやるぜ、雷さん! 空の支配者は、この俺だと!」 翼の加護を得た俺はきっと神々しい。 ホントにそうかって? HAHAHAHA! 考えるな! 感じろ! きっと神々しいから! HAHAHA――神々しい高笑いを暴風雨の中に響かせて『不具合の為、表示できません。』結城 竜一(BNE000210)は神々しく翼を広げて神々しく大自然の洗礼を神々しいその身に受けている。 「お天気わるいけどほっとくともっと悪くなっちゃうの~。だからみんなであの悪い天気をないないするのっ! でもミーノは雨に濡れるのあんまり好きじゃないの……」 湿気の所為で毛がボワッと膨れた尻尾を見遣り『食欲&お昼寝魔人』テテロ ミ-ノ(BNE000011)は口を尖らせた。竜一をはじめリベリスタ達全員に翼が生えているのは彼女が翼の加護を施したからである。 ミーノは尻尾から臍へと視線を移した。そこには水着コンテストで獲得した銀メダルがキラリ。 「おへそ……とられないようにしないとだめなの」 特に自分は今戦の要。臍の防御は完璧であるし、守護結界で他の防御も完璧であるし、やる気満々である。 それを横目に『愛を求める少女』アンジェリカ・ミスティオラ(BNE000759)はワイヤーを体に巻き、アース代わりとして端を海中に付けていた。 雷さんがおへそを取っちゃうって信じてるなんて、イヴさんも可愛い所があるんだね。なんて思っていたが、同じ様な人が仲間にもいたとは。 まぁ、おへそを取る取らないはともかく。 「こんな危険なエリューションはさっさとやっつけちゃわないとね……」 「昔から台風の日はなんだかドキドキしたものです。 まさかそれに立ち向かう日がこようとは思ってませんでした。ふふ、どんな戦いになるのか」 今から楽しみだ、と『幸せの青い鳥』天風・亘(BNE001105)も他の仲間達同様、着々と戦闘への準備を進めている。 アース代わりのワーヤー、武器や防具に耐電ゴムワックス、レインコート、絶縁手袋、長靴、サングラスやバイザー、避雷針代わりのバス停。 準備は万端。『素兎』天月・光(BNE000490)も人参と神秘で出来た『一本でも人参ソード』を包帯とバンテージで右手にしっかり固定しつつ、バイザー越しの大荒れ天気を見据える。 「雷さんにおへそとられないようにしないとねっ! でも、嵐や台風ってぼくワクワクしてくっぞ!」 口角を吊り上げる光の傍ら、『蒼銀』リセリア・フォルン(BNE002511)は雨に濡れた銀髪を掻き上げる。 雷……それは自然現象の中でも特に強力な物の一つ。 雷雲がエリューション化して象ったのは巨人の姿――まるで、物語に語られる雷神の如く。 (そこまでの力は無いとしても、形を持ち顕現した雷の化身には違いない。 もしもここで討てなければ、エリューション化した雷雲は台風と共に日本を襲う……) 青剣『セインディール』を抜き放ち、見据える紫の瞳には決意を。 「そんな事態を避ける為にも――ここで、絶対に討ち果たします!」 刹那に雷鳴。大気を揺るがす轟とした音が荒れた海に響き渡る。 空が雷雲に黒く染まる――その間隙、光るのは雷。 「雷が鳴ろうと雨が降ろうと風が吹き荒ぼうと、私の矢は違えません」 人様に迷惑を掛けるような悪い子には痛いお仕置きが必要です。『桃花月の弓師』堂前 弓弦(BNE002725)は凛然と和弓【嘉月桃花】を構えた。 「エレクトリックさんだー……」 現れた雷雲に対し、アンジェリカは何か抗い難い力に支配されたかのようにそれを指差し、思わず呟く。しかし直後にハッと、どうしてそんな単語を言ったんだろうと首を傾げた。 まぁ、いい――アンジェリカをはじめとするリベリスタの視線の先には巨大な雷雲。ゴロゴロゴロ、まるで威嚇の様に唸りを上げる。 しかしそれに怯む者は誰一人いない。 平和の為に、自分達は戦わねばならないのだから! 「さあ、参りましょう! 私の弓をその身に受けて頂きます!」 上等だと言わんばかり、それに応えるようE・エレメント雷さんは全身に電光を纏った。 吹き荒れる暴風と雨の中――戦いの火蓋は、切って落とされる。 ●ビリビリ 最前衛、真正面から雷さんを迎え撃つのは竜一。 正眼に構えた切っ先の向こう、雷雲の巨人に向けて不敵に言い放つ。 「きなよ、雷さん。おへそをとったらお前の勝ち。最後までたってりゃ、俺の勝ちだ!」 瞬間、翼をはためかせ低高度で真っ直ぐ突っ込み、輝きを纏った双剣の乱舞を炸裂させる。黒い雲を切り刻む。 事前準備のおかげで斬り付けても痺れる事はない。戦いと言うのは、戦う前から始まっているものだ。 頭脳派、結城竜一をコンゴトモヨロシク! 「雲でござるか。拙者の拳でかき消せるのかちょい不安でござるが……」 次々と仲間達が雷さんへ攻撃を仕掛ける最中、李 腕鍛(BNE002775)はサングラス越しに雷さんを見据えて眉を顰めた。 なんでも、雷雲の放電は雲の中の氷の粒がぶつかり合い静電気を起こす事によるものであり、高熱を与えると氷の粒の活動を阻害するのでひょっとしたら雷さんの活動を鈍らせる事ができるかもしれない、との事。 (でも麻痺がなぁ……まぁ、やらないよりはいいと思うでござるし、もとより前に出て戦うつもりでござったし……) 「まぁ適当に頑張らせてもらうでござるよ」 思いつつ、強く地を蹴って雷さんへ突進する。纏う拳には業炎、雷さんを撹乱する様に動く仲間達に雷雲が気を取られているその隙を突き、灼熱の一撃を叩き込む! むおーん。雷さんが呻いた。身を捩った。効果覿面、とまでは言い切れないがダメージが入った事は確かだ。更に腕鍛は活性化させたスキルによって痺れる事も無い。 「おへそはあげないんだからなっ!」 雷さんが怯んだその直後、竜一と連携を取っていた光の人参ソードが閃いた。根菜凶器が雷雲を思い切り殴り付ける。黒を切り裂く、鮮やかなカロテンカラー。 そこへ翼によって雷さんの頭上に居たリセリアが滑空するように降下し、『セインディール』で鋭く斬り付ける。 が。 「ッ……!」 全身を駆け巡る電気にリセリアは思わず身を震わせた。しまった、自分も何か対策をしておくべきであった――そこへ容赦なく、雷さんは電光がスパークする巨腕を振り回し、叩き付ける。リセリアの体が堅い地面に叩き付けられ、同じく腕鍛も殴り飛ばされ、光と竜一も咄嗟にガードするも、その重い衝撃に体中が軋んだ。 「くっ……」 動きこそ遅いが、パワーは本物。殴り倒された仲間は電撃に体が麻痺して動けないようだ。 雷さんが頭部を仰け反らせる。頭部と思しき所、人間ならば口があるのだろう場所。そこへバチバチと電気が集まって行く。狙っているのは倒れて痺れて動けない二人。 マズイ。竜一と光が咄嗟に飛び出すが、雷の速さには付いて行けない。エリューションが雷の光線を吐く。 鼓膜を殴り付ける凄まじい雷鳴、眩い閃光――しかし二人は無事だった。 二人の代わりに、竜一が立てておいたバス停に光線が直撃したのだ。お陰でバス停は真っ黒焦げになって地面に空しく転がっているという結末を迎えたが。プスプスと煙が細く立ち昇っている。おそらくもう避雷針代わりとしては使えないだろう。 (助かった……) ようやっと起き上がったリセリアと竜一の目が合う。クールに笑う竜一。 流石竜一、愛あふるる(※不具合の為、表示できません)だ。マジでクールな(※不具合ry)だ。 むぅ。雷さんが唸る。(※不具合)がお気に召さなかったのだろうか。再度腕を振り上げる。 しかしその瞬間、自前の青い翼を翻して亘が雷さんの死角からソニックエッジを放つ事でその行動を阻害した。 「はは、荒々しい力には惚れ惚れしますね。 でも……だからこそこの戦い燃えますよ。自然だろうと何だろうと圧倒的に叩き潰してあげます!」 剣閃無双。不可視の鋭い斬撃に雷さんは腕を振り回すも、空色を広げて躍り踊る鳥を捉える事は出来ない。 蝶の様に舞い蜂の様に刺す――正にその言葉が相応しかった。 更に遠方にいたミーノも斬風脚を放ち、気配遮断で雷さんの死角に回り込んだアンジェリカがギャロッププレイを放った。 気糸に縛られ動けないそれを真っ直ぐ鋭く狙い定めるのは――弓弦の【嘉月桃花】。 「雷が鳴ろうと雨が降ろうと風が吹き荒ぼうと私の矢は……違えません!!!」 凛。 高く麗しく弦は音を響かせ、眩い光弾は白い尾を軌跡に残し。 弓弦が『玉簾』と呼ぶその矢は寸分も違わず雷さんを射抜いた。むおぉ、雷さんが唸る。弓弦を雷光線で狙おうとするが、その目の前にて前衛陣が動き回りそれをさせない。 その隙に弓弦は更に1$シュートを、ミーノも皆を応援しつつ斬風脚を飛ばしてゆく。 雨に濡れつつ風に吹かれつつ、それでも声を掛け合って連携を取るリベリスタ達に隙はない。 「雲の子を散らしてやるぜ! ……? ……蜘蛛の子? くも……? まあ、どっちでもいい! とにかく、食らえ!」 竜一のオーララッシュが雷さんの巨腕を押し退ける。ガラ空きの胴体へ光が人参ソードによる幻影剣を叩き込む。リセリアが、亘が撹乱する。 「雷に挑む……ふふ、それも一興ですね。雷と俺の速度。どちらが勝つか勝負です!」 吐かれた光線を鮮やかに躱した亘がソニックエッジを炸裂させ、雷さんが怯んだところで腕鍛が業炎撃を放ち、アンジェリカもブラックジャックを放つ。 雷さんはピカッと光って目暗ましを試みるも、対策万全な彼らの前には無意味。怒涛の攻撃は終わらない。 バリバリ、バチバチ。しかしそんな中、雷さんの纏っていた雷雲が辺りに漂い始めた。――たっぷりの電気を溜め込んで。 「!!」 刹那――降り注ぐのは落雷。荒れ狂う雷の嵐。轟音と閃光を引き攣れた電撃がリベリスタ達を襲う! 「ぐっ……!」 電撃が体を駆け巡る。着電の衝撃が体を打つ。視界がスパークする。 衝撃にふらつく者が続出する。 ――最中。 海上へ避難したリセリアの青い刃が真っ直ぐに雷さんへ向けられた。 荒ぶる波を足場に、跳躍。 青の一閃。 「っッ――負けません!」 痺れる。が、構うものか。 自分は今、落雷の回避に成功し自由に動ける数少ない一員。 加護によって授かった翼をはためかせ、『セインディール』を手に飛び回る。 「はぁッ!!」 高速を武器に放つソードエアリアル。 渾身の剣閃。 その間にリベリスタ達は意識を研ぎ澄ませ、雷さんを鋭く見据える。 「さぁ、終わりにしましょう。雷さえ絶つ風の一撃、魅せてあげますよ!」 上空。雷雲を眼下に亘は妖艶に笑む。 降下。 最速。 澱みなき剣戟。 逃がさない。 追い詰める。 「――電気びりびり大復活!」 その間に光も完全に持ち直した。見遣る向こうには竜一が、同じく剣を構えて光へ視線を遣っていた。 頷きあって雷さんを見据えた。 体中痛いが、まだまだ。まだ戦える! 「はははははっ! こっから大逆転かませば、俺、超クールじゃねえか!」 竜一が笑った。つられる様に光も口角を持ち上げ、二人で飛び出していく。 「雷を切り裂く! 雷斬りをごらんあれ!」 「雷さんを切り裂き、俺の刀に雷切の名をつけてやる!」 「いっくよーX攻撃!!」 オーララッシュ、ソニックエッジ。 数え切れぬほどの連続剣戟。 刃が嵐に煌めき、その軌跡が煌めく。 そこへすかさずアンジェリカがギャロッププレイを放って雷さんを抑え込み、ミーノの斬風脚と腕鍛の業炎撃が見事に決まった。 「――私はまだ負けません。私には貫かなければならない信念があります」 反撃に転じようとした雷さんを真っ直ぐ、弓弦が見据える。 直後にその真横を雷光線が掠め、肌が焼けつき鼓膜が震えたがその狙いがぶれる事はない。 ギリ。研ぎ澄まされた集中。仲間の動き、敵の動きを予測して、最良の射線を。最高の一撃を。 「私の矢は折れません!!! 私の心は折れたりしません!!!」 刹那に弦音が響いた。 真っ直ぐ、嵐を貫く一撃は――黒い雷雲を、正確無比に射抜き切った。 むおぉ。胴体にぽっかり穴が開いた雷さんが呻き、身を捩り、スパークし―― 嵐の中に、霧散した。 ●ハレバレ 「船っていつ来るんでござったっけ? これ最悪逃げれない状況でござるよな……背水の陣を素でやらせれていた気分でござるよ」 なんて腕鍛は愚痴ったが、迎えの船はすぐにやって来た。 垂らしたアースや黒コゲバス停も回収し、体や武器に巻いたアースを外し、リベリスタ達は船内で一息吐く。 「みんなおつかれさま、なの~」 ミーノはにこやかに皆へ用意しておいたタオルを配った。ミーノ自身も尻尾を丁寧に拭きつつ、ふと小首をかしげる。 「そういえば……かみなりさん、仲間になってくれたら電力ぶそくもかいしょーするのかなぁ……?」 あどけない質問にリセリアは「そうかもしれませんね」と微笑み、弓弦と亘もくすりと含み笑った。 「皆、お疲れ様……これ」 と、アンジェリカが盆を手に戻って来る。ふわりと漂ういい香り……温かいお茶だ。 雨に打たれ冷えた体には丁度いい。優しい香りに心身の疲れが取れてゆく。 (これだけクールさを見せれば、誰も、俺のリア充っぷりを不具合なんて言わないはずだ!) お茶を片手、窓の景色を見遣っていた竜一は一人不敵に微笑む。 「そうそう……このガムテサングラスを優しくはがしてくれる女子を募集中でござる」 そんな中、お茶を飲み一息ついた所で腕鍛が言った言葉に立ち上がったのは光。 ベリッ。 ギャー! 容赦無いガムテ外しの後、それを掲げた光は高らかに、にこやかに―― 「こうしておへその平和は守られた!」 ――窓の外、雲の切れ間には奇麗な夕焼け色の空。 台風の所為で数日悪天候が続くかもしれないが……その後は、きっと。 奇麗な青空が、自分達を待っている筈だ。 『了』 |
■シナリオ結果■ | |||
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■あとがき■ | |||
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