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ドキッ! 水着だらけの以下略ファイナル! チョコレス大会!

●わざわざバレンタインイベシナが終わるまで待ったネタだけど、冷静になってみるとこれはひどいと反省するのであった。でもやる。
『チョコレート×水着=裸体フォンデュ!』




■シナリオの詳細■
■ストーリーテラー:どくどく  
■難易度:NORMAL ■ ノーマルシナリオ 通常タイプ
■参加人数制限: 8人 ■サポーター参加人数制限: 0人 ■シナリオ終了日時
 2015年03月06日(金)22:01
 どくどくです。
 シリアス続きの毎日に清涼を。

◆勝利条件
 エリューションの打破。

◆説明ッ!
 バレンタインで食べられなかったチョコレイトとモテナイ男の思念が融合しE化しました。
 結果、ドロドロのチョコレイトというEゴーレムが出来上がりました。モテナイ男の欲望とせめて料理に使われたかったというチョコレイトの思いが重なり、

『女子の体にチョコレイトをかけて、裸体フォンデュしたい!』

 とかいうわけのわからない目的をもったエリューションになりました。能力もそれに特化し、触れると服を溶かす(でも水着は溶かさない。不思議!)能力と、食べたら麻痺しちゃうチョコを飛ばすなど、相手を裸にして無力化しチョコをかけてデコレートする事に特化しています。
 んな迷惑なモノを世にさらすわけには行かないとアークのリベリスタが派遣されました。尚男相手には加減なく殴ってから泣く泣くデコレートします。
 尚水着以外は容赦なく溶かします。ですが大丈夫! 危ないところはチョコで覆われて隠れます。あるいは太陽光が隠してくれます。

◆敵情報
 マッドチョコレイト
 略称はMC。区分はEゴーレム。フェーズ2。まぁ、油断しなければ勝てるでしょう。無傷で倒すのは難しいでしょうが。
 デコレート用にクリームやイチゴとかを持っていますが、まぁどうでもいいです。
 
 攻撃方法
 圧し掛かり 物近範 チョコの体が圧し掛かります。[弱点][不殺]
 チョコ弾  神遠複 チョコの弾丸を飛ばし、無力化します。[麻痺][不殺]
 やらしい手 物近複 やらしい手つきでいろいろ触ってきます。[ブレイク][不殺]
 泥の体   P   ドロドロヌルヌルしています。ブロック不可。
 男の執念  P   男の熱い執念が足を進めます。BS無効。

◆味方NPC
 NPCは構われなければ基本空気です。
 尚、蹴っ飛ばして盾にする事は可能です。ギャグ依頼ですからね!

・『クノイチフュリエ』リシェナ・ミスカルフォ(nBNE000256)
「チョコの依頼だよ」といわれていってみればこの様です。引きつった顔で後ろから援護射撃をするつもりです。

・『突撃鉄球れでぃ』水無瀬 夕子(nBNE000279)
「キミ向けの依頼だよ」と言われて勇んで出てみればこの様です。アタシ帰ると叫びながら駄々をこねています。

◆場所情報
 元チョコレイト工房。作られたけど出荷されなかったチョコがE化したとかそんな感じで(適当)。
 人が来る可能性は皆無です。足場と明りとか広さとか問題なし。
 事前付与はなし。戦闘開始の距離は十メートルとします。
 
 色々書いていますが、所詮ギャグ&えちぃ依頼です。細かい事を考えずに楽しんでください。
 また相談卓で(プレイングに書く必要はないです)【覚悟完了】の発言をした方は、相応にひどい(えろい)目にあわせます。
 ここまで書いておいてなんですが、BNEは全年齢です。やりすぎたプレイングには相応のマスタリングがかかりますのでご注意を。

 皆様のプレイングをお待ちしています。


参加NPC
リシェナ・ミスカルフォ (nBNE000256)
 
参加NPC
水無瀬 夕子 (nBNE000279)


■メイン参加者 8人■
ハイジーニアスナイトクリーク
星川・天乃(BNE000016)
ハイジーニアスクロスイージス
白石 明奈(BNE000717)
ジーニアスプロアデプト
メリュジーヌ・シズウェル(BNE001185)
ジーニアスホーリーメイガス
大石・きなこ(BNE001812)
ノワールオルールプロアデプト
ヒルデガルド・クレセント・アークセント(BNE003356)
フライダークホーリーメイガス
メイ・リィ・ルゥ(BNE003539)
アークエンジェクロスイージス
リリウム ヘリックス(BNE004137)
ハーフムーン覇界闘士
翔 小雷(BNE004728)


(どうしてこうなった……俺は不埒なエリューションが居ると聞いてやってきただけなのに!)
 無言で状況を悔いる『善悪の彼岸』翔 小雷(BNE004728)である。リベリスタとして世の不条理と戦うことを決めた小雷。今日も重傷の体を引きずるようにして戦場に足を踏み入れれば、向けられるのは味方からの刺す様な視線だった。
『男性に痴態は晒せない……!』
 唯一の男性である小雷は、孤立無援の状態であった。
「不埒な存在が出たと聞いたので志願した。したが、これは志願する場所を間違えたか?」
 エストックを手に構えヒルデガルド・クレセント・アークセント(BNE003356)は首をひねる。道を間違えたか、と思ったがそうでもないようだ。これがエリューションでなければ帰っているところだった。ともあれ、討伐せねば。
「どうしてこう、こんな依頼ばかりなんでしょうか……」
 沈痛な表情で頭を抱えるのは『白銀の防壁』リリウム ヘリックス(BNE004137)だ。ドロドロのエシューションの手つきと目つきから、何をしてくるかよく理解できる。幻想纏いの情報を再確認し、もう一度ため息を吐く。ともあれ前衛として盾にならねば。
「E化したチョコを食べつくす依頼かと思ったら、こんなの……?」
 チョコには違いないけどさぁ、と『NonStarter』メイ・リィ・ルゥ(BNE003539)は一歩後ろに下がった。今日は戦闘ないかなぁ、と思って服はただのゴスロリ服である。中に旧型スクール水着を仕込んでなければ即死(BNE倫的に)だったであろう。
 だが悲しみに明け暮れるばかりがリベリスタではない。
「悲しみに暮れる男子の想い、受け止めずして何がアイドルか! ワタシに任せろ、うぉぉーッ!」
「わー! そもそもチョコレートの思いって何ー? 待ってー白石せんぱぁ~い」
 憤りに燃える『ミサイルガール』白石 明奈(BNE000717)と『Eyes on Sight』メリュジーヌ・シズウェル(BNE001185)は拳を握って戦意を示していた。三高平のローカルアイドル二人組。元気はつらつな明奈と、それを追うメリュジーヌ。先輩後輩の関係だが、上下の隔たりなく二人は戦場に挑む。
「これは何としてでも、味方を敵の魔の手から庇わなければ!」
 仲間を守ると使命感を抱くのは『鉄壁の艶乙女』大石・きなこ(BNE001812)。仲間の為に献身し、身を挺して盾となる。その心がけ、まさにホーリーメイガスの鏡……あれ? まぁいいや。ともあれ水着を着こんできなこは前に立つ。
「たまには、はじけるのも悪くない」
『無軌道の戦姫(ゼログラヴィティ』星川・天乃(BNE000016)は昔を振り返りながら手足の柔軟を行う。緊張感のある敵ではないが、たまにはこういう相手も悪くない。いつもの服装の下は、いつも通りに敢えて履かないスタイルだ。そういう意味では緊張感がある。
「ぐへへへへ。フォンデュされたい子は誰かなぁ?」
 いやらしい声を出してマッドチョコレイトが迫る。
 リベリスタ達は様々な思いを込めて、破界器を握り締めた。ものすごくやる気のある人と、早く帰りたい気分の二種類に分かれて。


 リベリスタは天乃、明奈、メリュジーヌ、きなこ、リリウム、小雷を前衛に。ヒルデガルド、メイを後衛にして戦っていた。
 あれ? メリュジーヌって後衛アデプトじゃない?
「行くぞメーちゃん! アイドル式解決術――真っ直ぐ行って、ぶっ飛ばす!」
「え、何ー先輩? アイドル式解決術……あ、はーい! 続きまーっす!」
 との事で明奈と一緒に前に出て行ってしまいましたとさ。アイドル式とはなんだったのか。
 さて、最初に犠牲になったのは。
「悪い、ね。水無瀬」
「私を踏み台にし、きゃああ!」
 天乃に足場&盾にされた夕子であった。服を溶かすチョコレイトに突っ込んで、チョコ塗れ(水着)になる。
「リシェナ殿、許せ」
「んゃああああ!」
 あとは首根っこ掴まれてヒルデガルドの盾にされたリシェナである。ちーん。
「大丈夫かリシェナ! ……まさか、水着をつけていな、グボハァ!」
 リシェナに駆け寄った小雷がまさかの事実に気付き、衝撃を受ける。まぁ、フュリエの大山脈を目にしてしまい、鼻血を流しているだけなのですが。
「んっ……体中べとべとですね、動きづらいですがまだいけます」
 最前線で仲間を守っているきなこがべとべとになった(チョコで)体を見ながら気合を入れる。エリューションに触られるたびに艶かしい声を上げてしまうのは果たしてエリューションの巧みな技なのか、それともきなこのごにょごにょなのか。
 初めから水着を着ていたきなこに隙はない。オレンジ色のビキニスタイル。プレイングに書いてないけどステシで判断しました。腰を落として構えるたびに、きなこの大きな胸がゆっさゆっさと揺れる。それを挑発と受け取ったのかチョコの手が登る。
「そもそも、今回は姉様が行く予定だったのに……」
 さめざめと嘆きながらリリウムがエリューションに挑む。その姉は同時期に異世界で色々あって疲れたらしい。ならばと立候補したらこの結果。何か呪われているのではないかと思いたくなる。
 リリウムの鎧が溶かされ、下に着ていた水着が見え始める。独断と偏見で白の(えっちな)ワンピース水着ということで。スタイル抜群なリリウムが動くたびに、弾力ある胸が内側から鎧を揺らしていた。それを盾で隠す乙女なリリウム。
「ウッカリして間違えて『ビデオカメラ』持ってきちゃってるんだよね……。仕方ないから、戦闘記録しておくかな」
 メイはたまたま幻想纏いに入っていたビデオカメラを皆を写せるところに設置し、スイッチを押した。流れ弾が当たっても部位狙いレベルの精密射撃でも何故かこのビデオカメラは壊れず、皆を写し続けるのである。メタなこというと、メイの装備品だから破壊不可。
 そしてそのメイ自身は後方からの魔術攻撃がメインである。つまり回避はお察し。飛んでくるチョコに服を溶かされ、ボロボロになったゴスロリ服。チョコでドロドロになったスク水の格好で、熱を帯びたように座り込むメイ。念のために言うけど、麻痺の描写ですからね。
「……鉄球、は実にいい衝立だった」
 様々なもの足場にして飛び交う天乃。スカートを翻し、回転するようにして敵の攻撃を回避する。だが忘れることなかれ、彼女は『はいてない』のだ。敵も味方も天乃が跳躍するたびに、見えそうで見えない何かが視界の端に写る。
 如何に天乃が歴戦のリベリスタでも、敵の攻撃を全て回避できるものではない。服を溶かすチョコがかするたびに肌が見える範囲が広がっている。すらっと伸びる太ももが。拳を振るうその腕と回転軸が存在する胸が。少しずつ露出していく。
「白石先輩。水着の上にアイドル衣装着ろ、って言われたんでそうしたんですけど、どうしてですかぁ?」
「初めから水着でも良いけど、つまんないから! きっと男達もそんなの求めてない。『服を溶かす』という能力を持ってるんだから間違いない!」
 赤系のフリル多めドレスを着たメリュジーヌが、同じくフリフリのアイドル衣装を着た明奈に問いかける。自信満々に答える明奈を前にして、おー、と手を叩くメリュジーヌ。まぁ間違ってはいませんが。ある意味思いっきりのいいアイドルと言えよう。
 飛んできたチョコが服にあたったり、チョコの腕でなぞられるたびにアイドル衣装が崩れ落ちていく。神聖なるアイドルを崩す悪魔の所業。新雪を踏み抜くように、下劣な思惑を持って聖域を汚していく。……まぁ、要約すると服を溶かしてます。メリュジーヌは胸を中心に(部位狙いで)狙い、明奈は褐色のおへそを中心に。的確に、そして大胆に。
「フッ、水着を残すまでの良心は残っていたようだな」
 鼻血のショックから復活した小雷が血を拭きながらエリューションの前に立ちふさがる。前衛覇界闘士と言うこともあるけど、今後ろを振り向けば乙女の肌ばかり。同じ前衛同士にも服がボロボロになった乙女がいるのだ。目のやり場に困る。
 小雷は心を無にする。敵の姿に集中し、すべての情報をシャットアウトして拳を握る。大事なのは力ではない。正しい姿勢で正しく拳を放つこと。焦るな、慌てるな。毎日繰り返した一撃が、ドロドロのチョコレイトの真芯を……泥形状の相手に芯てあるのかな? まぁいいや。とにかくそんなところを穿つ。
「うわ。自分こういう依頼で『女性に手を出すやつは許さん!』とかシリアスするのはないわー。いらんわー」
「なっ! お前まで要らない子扱いするのか!?」
 女性からの冷たい視線と共に敵エリューションからもお帰りとジェスチャーされて精神的なショックを受けた小雷。キャラとしては正しいんですよ、うん。
 肌色とチョコレイト。くんぐほぐれつのお色気バトルは、熱く(主にエリューションの欲望が)加速していく。


 戦いが続けば、ダメージも増えてくる。
 この場合、服装がほぼ溶かされている事を指す。
「リシェナガードも限界か……!」
 あられもない姿になったリシェナを放棄し、ヒルデガルドが服を溶かすチョコの回避を試みる。しかし歴戦のリベリスタでも全てを避けるには至らない。鎧が溶け、白い肌と鎧の閉じ込められていた胸が姿を現す。
「……くっ、防具を溶かすとは厄介な。この敵は侮れん」
 羞恥に耐えながら気丈に言い放つヒルデガルド。
「うひゃああ! ひひぇええ! わーやめろーデコレートするなー! アイドルのデコレートは有料です! 有料でーす!」
 前で戦う明奈(麻痺中)は水着の上からチョコを塗りたくられていた。どろりとした感覚が肌から直接伝わってくる。そして苺やらをデコレートされていた。お金払えばいいのかなぁ? そんな疑問はさておきチョコ塗れになる。
「こうなったら夕子ちゃんカモン! 犠牲者プラスワン!」
「み、水着引っ張らないで、わきゃあ!」
 はい夕子ファンブル。防御力0(意味深)でチョコフォンデュ。
「白石先輩だいじょーぶああああえ、エロいってああいうことなのかなお姉ちゃん見なかったことにしよ」
 その惨状を見てメリュジーヌは顔を覆う……フリをしてしっかり見ていた。そんな彼女にもチョコの手が胸に伸びる。麓から包む込むようにドロドロとしたチョコが包み込む。109センチですって、奥さん。
「わああああなんかエロい! チョコなのに触られる感じがエロい! やぁーん。……あ、でもなんかコリはほぐれるかも……」
 アイドルも大変だなぁ。そのままメリュジーヌも苺でデコレートされました。
「みゃぁ~、あっついのがお腹に……」
 メイがお腹にかかった粘性のある液体(チョコ)の感触にもだえていた。もはやゴスロリ服は完全に溶け、華奢な体を包む水着のみの状態である。まだ成長途中の乙女の体を襲うエリューションの欲望。それに翻弄されるように崩れ落ちる。あ、麻痺BSです。
「髪もお顔もべたべただよぉ。匂いが、染み付いちゃう……」
 体中の粘性ある液体(繰り返すけどチョコ)の臭気がメイの鼻腔をつく。独特の香りに酔いしれそうになりながら、何とか意識を保つ。
「だめ、そんなところまで……っ! チョコレートは食べるのは好きですがこんな事されるのは嫌ですっ!」
 そんなところまで触られて身をよじるリリウム。様々な戦場で前に立ってきたが、これはワーストワンの相手だ。最初は冷静を保とうと思っていたが、度重なるチョコのタッチに徐々に理性が(怒りで)崩れてゆく。
「この変態エリューション! 来るな触るな近付くなぁ!」
 叫ぶリリウム。だが役割的に敵に接近せねばならないアンビバレンツ。だから上から下まで触られるのは仕方ないよね、うん。
「皆さん気をつけてください! モテナイ男の欲望がエリューションの元なら、水着を剥ぎ取られる危険性大です!」
 きなこが仲間に向かって警告を飛ばす。じゃあそういう事になりました。チョコのての先端をフックのように曲げて硬くする。きなこの胸の谷間にもぐりこませ、引っ掛けるようにして水着を剥ぎ取る。水着で抑圧されたきなこの胸が弾けるように――
「ベテランのきなこさんともなると自前のアイテムで一線を死守するのですよー。伊達に何度も剥かれてきた訳ではないのです!」
 用意周到なきなこは水着を剥がれても問題なく立っていた。『絆創膏』『前貼り』……装備欄に輝くアクセサリー。後は想像にお任せします。
「……備えあれば、憂いなし、だね」
 同じく装備欄に『絆創膏』を三つ装備した天乃が堂々と戦っていた。常に前衛に立ち体中チョコ塗れなので、ギリギリセーフ。いやまこの依頼自体がアウトの様な気もするけど。ペットボトルのラベルのほうが面積が大きいだろう格好で、恥じることなく戦う天乃。
「恐れるものは、何も無い」
 恥ずかしいのを我慢して、戦う天乃。死を恐れぬ心で異世界のミラーミスに挑んだ覚悟のままに……あれ、これ時系列どうなるんだ? 気にしたら負けか。
「ここで土砕掌を放てばエリューションに有効打を与えられるのに、体が動いてくれない……何故だ!?」
 プレイングに『どっさいは極力控えます。ピンチになったら使用します』と書かれてましたからね。小雷は呪いのような何かに縛られ、拳を振るっていた。まぁ理由を与えると、隣で素肌さらしたり乙女がBNE倫臨界突破直前だったりで気もそぞろだったという事で。
(チョコを食わずに鼻血を出すことになるとはこれ如何に)
 絶対者の小雷であっても、出血系のBSは受ける。成程、これがエリューションの能力か。まだまだ修行が足りないと……無理やり誤魔化す十九歳男性。九人の戦乙女の様々な水着姿にはかないません。
「ぐへへへ」
「このような事が許されるはずも……ってやっ、何するんですかっ!?」
「ダメだよ、それ以上水着に(チョコ)つけないで……」
「ひゃっ!? そこまで触っていいなんて言ってませんよ!」
「お、おねえちゃんは物質透過で床から逃げ……あれ? 逃げられない?」
「物質透過は、無生物のみすり抜ける……体のどこかを掴めば、逃げられない……よ」
「メーちゃん、諦めろ。もう手遅れだ」
「ここまで手こずるとは……!? 皆大丈夫か、おぶはぁ!」
「今見たらピンスペを目に撃つからな」
「撃ってる撃ってる」
 カオスな戦場だが、なんやかんやでエリューションはボロボロになっていた。
「最後の審判打ち込んだらかなりダメージはいるよね、このエリューション。煩悩まみれだし」
 メイが悪を討つ炎を放ってエリューションを燃やす。その炎を背景に明奈とメリュジーヌがポーズを決める。
「メーちゃん! アレをやるぞ!」
「にゃ! 白石先輩、よくってよん」
「「アイドルデュオ! ひっさーつ、ダブル・ドラマティカ!」」
 ふたりで両足を上げて手でハートマークを作ってポーズを決める。その後、振り上げた足を同時にエリューションに叩きおろした。
「アイドルの生パンチ……じゃない、キックを喰らえーッ!」
「多分生キックじゃにゃいかなー!」
「アイドルにふまれて昇天とかご褒美でーす!」
 散々乙女の体に触れてセクハラし、服も溶かして水着姿を堪能したエリューション。さらにご褒美まで喰らって、実に満足そうな表情で天に昇っていった。


「恐ろしい相手でした!」
 額の汗……ではなくチョコを拭いながら、きなこがいい労働したとばかりに笑顔を浮かべる。恐ろしい相手であった事は事実だ。だが似たような相手が現れないとは限らない。そのときはまた戦わなくては。使命感と共に頷くきなこ。
 それに対して、
「流石に今回は酷すぎです……帰ったら姉様に一杯抗議します……」
「未来永劫消え去るが良い!」
 タオルで体を隠しながらさめざめと泣くリリウムと、エリューションだったチョコを散々ふんでいるヒルデガルド。もう二度と思い出したくないと、この事を心の奥に封印するつもりでいた。だが悲しいかな。エリューション事件なので報告書(リプレイ)は存在するのだ。
「おー。良く撮れてる。あ、これはエリューション退治の証拠になるから壊しちゃだめだよ」
 メイは手にしたビデオカメラの映像を確認していた。映っているのは水着でいろいろ人に見せたくない戦いをしている自分達の姿(メイ含む)である。
「くっ、解け! 目隠しなどしなくても見ないから!」
 目隠しをされて後ろ手縛られているのは小雷だ。エリューション退治後、女性陣に笑顔で囲まれて目隠しされて縛られたのだ。乙女の恥じらいと言えなくもないが、理不尽極まりない。でもこの人特徴欄に『巨乳好き』ってあるのよね。
「ガチのチョコレス、一本勝負……踊って、くれる?」
「こうなりゃやけよー!」
「勝負でござる!」
 チョコレイトの池の中で挑発するように立つ天乃。ヤケになった夕子とリシェナがその誘いに乗る。ガチとは言うがあくまで遊びの範疇。チョコにまみれて遊びつくす。
「ピンナップ対策はばっちりです」
「仕事を成功させて、ファン達を楽しませる。両方やらなければならないところがアイドルの辛いところだ」
 メリュジーヌと明奈が体についたチョコをふき取りながら、今回の仕事を振り返る。アイドルとは一体。
 ……あ、忘れてた。とばかりに手を叩いて、メリュジーヌと明奈は用意していた看板を掲げる。そこにはこう書かれてあった。

『使用したチョコレートは、この後スタッフが美味しくいただきました』


■シナリオ結果■
成功
■あとがき■
 次回は、

『ドキッ! 帰ってきた水着大会! なんとあの子が限界突破!?』

 です。