●事後調査 昨年の暮れ、ウィルモフ・ペリーシュがアークを殲滅せんと、城を空に浮かして三高平に攻めて来た。 無事撃退したものの、城を浮かしていた魔力源である『聖杯』は既にこの場にはなく、城は地に落ちる。 魔術により作られた建築物のほとんどは『聖杯』を失ったことで崩れ去り、落下物の被害はないに等しい。念のためにと落下地点の調査を行う三高平の住人たち。敵性存在もなく問題はなさそうだと思っていたのだが……。 さすがは稀代の魔術師『W.P.』である。城内に面倒な仕掛けを残していたようだ。 ●アーク本部で異常を察した者たちの会話。指揮官風の男とフォーチュナ 「集団催眠だと?」 「落下地点に『悪夢売りの砂男(ブラックサンドマン)』と呼ばれるアーティファクトの残滓が残っているようです。そのアーティファクトが発する粒子を吸い込むと、突如眠って夢を見てしまいます」 フォーチュナの報告に胸をなでおろす男。相手は最悪の魔術師だ。堕ちたとはいえその根城に何があるか分かったものではない。 「まぁ、その程度ですんでよかったか。足止め用のトラップとして設置されていたんだろうな」 「問題はその時点で魂が入れ替わっているみたいなんです」 は? 男はモニターを見た。そこには、 「違うの……。私の胸が小さいのは遺伝だから仕方ないの……。うう」 ぽよん、と寝返りで胸を揺らしながら、胸が小さいことを嘆く『クノイチフュリエ』リシェナ・ミスカルフォ(nBNE000256)と、 「待つでござる! コスプレフュリエとかそんな烙印はいらないでござる!」 と嘆く制服姿の『突撃鉄球れでぃ』水無瀬 夕子(nBNE000279)がいたり、 「ブルマのない時代は暗黒時代だ! 世界を革命する力を!」 と叫ぶ『菊に杯』九条・徹(nBNE000200)がいたり。 その他、様々なリベリスタが寝入っていた。しかも寝言で見てる夢を語っていた。 「『万華鏡』の予知では六時間後に粒子が拡散するそうです。粒子が拡散すれば害もなく、彼らも目覚めるかと」 「……下手に助けにいけば巻き込まれるか。仕方ない、六時間待とう」 安全確保のためにモニターは付けっぱなし。任務中なので記録も保存続行である。 かくしてカオス劇場が開幕するのであった。 夢の中で。 |
■シナリオの詳細■ | ||||
■ストーリーテラー:どくどく | ||||
■難易度:VERY EASY | ■ イベントシナリオ | |||
■参加人数制限: なし | ■サポーター参加人数制限: 0人 |
■シナリオ終了日時 2015年01月21日(水)22:18 |
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■メイン参加者 6人■ | |||||
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● 「ここか……」 コートで顔を隠すようにしながら、快はビルを歩いていた。都心から少し離れた駅前の小さなビル。監視カメラの存在を確認しながら、ドアの前に立つ。看板はない。だが刻まれた傷跡がこの場所で間違いないと告げていた。 インターホンを二度押す。一秒待ってもう一度。情報が正しければ、この後合言葉を聞かれるはずだ。すこしぐもった男の声が、インターホンから聞こえてくる。 「三尋木凜子は」 「超サイコー」 三秒後にドアが開く。快は偽造した身分証明書を示し、中に入る。中から聞こえてくるのは様々な人の怒声と歓声。サイコロの出目に一喜一憂し、カードの柄で天国と地獄が分かれる世界。 賭場場。 三尋木が日本だった維持に廃棄した賭場場を、小規模のフィクサード組織が掻っ攫ったものだ。若干整合性が取れないかもしれないが、ほらそこは夢なんで。 「よう兄ちゃん。遊んでいかねぇかい?」 かけられた声に振り向くと、紺色の和服を着た男がサイコロと茶碗ほどのザルを持った男が畳の上に座っていた。 「……九条さん何やってるんですか?」 「なんつーか、妙にはまり役だから出ろって命令されたんだよ。んなことより楽しんでいきな」 なんだかなぁ、と思いながら座る快。賭けで使う札を買うために財布を取り出し、 「札一枚500LPです」 「依頼五本分!?」 叫んでからLPてなんだろう? とおもう快であった。 ともあれ丁半博打は開始される。快はここに来た目的を思い出していた。 (俺の目的は地下に残した仲間のために金を得ること。そのためには、この賭場場のレートで勝負するしかない!) シェルターを作る為に囲うな労働を強いられてきた仲間達を助けるために、一人大金を持って勝負に挑む快。サイコロがザルに入り、床に置かれる。 「半だ!」 叩きつけるように札を置く快。どこからともなく『ざわ……ざわ……』と書かれたプラカードを持つ黒子が現れた。気にしたら負けだ。 「残念、ピンゾロの丁――」 だが無常にも、サイコロは一の目を上にしていた。いきなり素寒貧になる快。 「どうする? もう賭けるものはないぜ」 苦難に追い詰められた快。だがリベリスタならこの程度の苦難は日常茶飯事だ。覚悟を決めて拳を握る。これが俺の最後の武器だ! 「この俺自身を賭ける! 俺が負けたら、好きにしてくれ!」 「いいぜ。じゃあ、はいります」 運命のサイコロが振られ、そして―― ● 唐突だが、モヨタは富士山の頂上にいた。 「これはもしかして、初夢じゃないけど一富士というやつ!? オイララッキー!?」 喜ぶヨモタだが、富士山頂は寒い。北海道出身のヨモタだが、寒いものは寒いのだ。慌てて近くの山小屋に入る。何でこんなところに山小屋が? 「何故ならここが山だからだ。海にある小屋を山小屋とは呼ぶまい」 「いやそうだけどアンタ誰?」 山小屋の前で立つ一人の男。それが腕を組んで仁王立ちに立っていた。 「私の名前は三鷹という」 「二鷹じゃなくて?」 若干ずれた状況に思わず突っ込みを入れるヨモタ。いや、そんなことはどうでもいい。早く小屋に入らないと寒くて凍えてしまう。 「待ちたまえ。具体的にはブロック宣言」 「あれ? 戦闘なの、これ?」 「その通り。子の中に入るものを止めるのが私の役目。来るがいい少年、だがこの私はそう簡単には――」 「デッドオアアライブ!」 「やられたー」 あっさりやられる三鷹さん。ヨモタは凍える体を震わせながら小屋の中に入る。 「良くぞ門番の三鷹を倒した。私の名前は一階の番人茄子仙人」 「……あれ? 小屋に入ったはずなのに上に続く階段がある?」 夢だからね。 「この塔の上にある『アークスラッシャー』を取りに来たか、少年。だがこの茄子仙人簡単には――」 「120%!」 「てんどん!?」 ヨモタの攻撃であっさり切り裂かれる茄子仙人。 「ふぅ。これで終わり――」 「おほほほほ。わらわは扇女王なるぞ。戦士の挑戦、受けてたもう」 階段を登ったヨモタの目の前に現れたのは、扇を手にした女性であった。 「あれ? 一富士二鷹三茄子じゃなかったの?」 「その後に四扇五煙草六座頭とつづくんだよ」 扇女王の後ろから現れたのは、煙草を吸うオッサンである。というか―― 「九条のオッサン何してるの?」 「煙草と座頭の役にうってつけだから引っ張ってこられたんだよ」 徹が煙草を吸っていた。 「ふうん。所で座頭ってなに?」 「昔の差別用語なんで詳細は避けるが、要するに毛がない人間だと思ってくれ。『毛がない=怪我ない』ってヤツだ」 ふうん、とヨモタは頷いた。今頃の中学二年生にはない知識だろう。 「さぁ、これが最後の戦いだ。来るがいい! 因みに私は二度変身を残しているぞ!」 「よくわからないけどお前をぶっ飛ばせばいいことは分かった! おいらの力、見せてやる! 力の限り、力づくにやるだけだ!」 そして最後の戦いの幕がきって落とされる。ヨモタに世界の命運がかかっているのだ! 「あ、セーブしてHP回復するから少し待ってね」 「うむ。終わったら来るがいい」 ● 「ここは一体……?」 気がつくと木蓮は椅子に座っていた。 「ぱんぱかぱーん! 第六十五回、アーククイズ大会でござるー!」 は? 木蓮が振り向くと、シルクハットに燕尾服を着たリシェナがマイクを持って司会をしていた。っていうかクイズ? 「うぉお! 俺様もしかして椅子に縛られてる!?」 「木蓮殿にはこれからクイズに答えてもらうでござる。不正解だとプールに落とされてえっちぃスライムに絡まれてしまうでござる!」 木蓮は自分がプールの上に浮かんだ板の上にいることに気付いた。そして体が椅子に固定させられていることに。あとプールにスライムっぽいべとべとの何かがいることに。因みに元の夢だと汲み取り式トイレだったんだけど、衛生面とか色々あるんでチェンジしました。 「問題! あるネズミの夫婦は一ヶ月に十二匹の子供を産みます。その子供も一ヵ月後に夫婦になって十二匹の子供を産みます。このようにして月に一度、一対が十二匹ずつ子を生み続けたとすると、一年の間に全部で何匹になるでしょうか?」 それなりに有名な数学クイズである。 「え? ネズミって沢山子供産むんだなぁ」 木蓮はネズミの多産さに驚いていた。多いとは聞いていたがまさか十二匹もとは。 「モルもこれぐらい産むんだろうか? 少し気になったぞ」 「沢山産むとおもうでござるよ。ところで木蓮殿は子供生まないでござるか?」 「えへへー」 顔を赤らめてはぐらかす木蓮。お熱い事ですねー。 「そういえばフュリエも子供産めるんだよな。生まれる子供ってやっぱりフュリエなのかな? それともボトムチャンネルの姿なのかな?」 「ハーフフュリエという新たな種族になると、どくどくSTが妄想していたでござる」 「うわー。見てみたいぞ、それは。早く子供を作るんだ!」 「び、びーえぬいーはぜんねんれい!」 木蓮とリシェナがそんな話で盛り上がる。 「そういえばこの問題だとネズミの兄弟姉妹が夫婦になるのか……! 禁断の、愛! 同人誌のネタになるぞ!」 「つまりこうでござるね。『うふふ。おねぃさんが教えてあげる』……きゃーきゃー!」 「リシェナは年下系か!? 年下をリードするのが好みか!」 「逆に優しくリードされたいでござる! きゃーきゃー!」 『ぶぶー』 「あれ? 今何か音がしなかったか?」 「あ、不正解のブザーでござる」 「そういえばクイズの途中だったよな。不正解だったらどうなる……んだああああああ!?」 後ろから引っ張られ、椅子ごとプールの中に引きずり込まれる木蓮。迫るスライム。 合掌。 ● それは月のない夜の街。暴力の気配だけが色濃く出ている通り。 女物の着物をきた陽子が静かに歩いていた。背中の翼は着物の中にたたみ、真っ直ぐに前を見て歩く。 「賭場場に行きたかったんだが……やれやれツイてないね」 頭をかき、振り返る陽子。振り返った先には長刀を持った角切りの男がいた。殺気を隠そうともせず、距離をつめてくる。 「姐さん、あんたは大勝ちしすぎた」 「何言ってるんだい。それこそ博打の醍醐味だろう? 勝ったものが得て、負けたものは失う。だからこそ楽しいんじゃないか」 「へい、道理は姐さんにあります。しかしオジキは賭場を潰されてその責任を取ることになりまして」 「その『責任』がこれかい。無能な親父と杯を交わすのも、ツイてないね」 陽子は笑いながら半身構える。男も抜き身の刀を手に、歩を止める。 共に一歩吹き込めば間合。そんな場所で動きを止めた。もはや言葉は必要ない。サイコロも必要ない。 ガタン。どこかでゴミ箱が倒れる。それが戦闘の合図となった。 踏み出した角刈りの刀を陽子は抜き身の刀で受け止める。激しい金属音が響き、互いににらみ合う。 力では男が上。技では陽子が上。僅か一合で力量を見切る二人。まともに斬りあえば男が押し切る。短期決戦とばかりに冗談に構えた刀を振り下ろす。それを身をひねってかわし、同時に相手の喉元を狙って刀を突き出す陽子。 刀の攻防は僅か一瞬の隙をつく心理戦。防御の隙を縫い攻撃し、その攻撃の隙を縫い攻撃する。見つけた好きの一瞬の間にどう攻めるかを思考し、同時に攻撃する。時には相手の五手先まで読み、攻め立てる。 事、肉体的な攻防は互角に見えた。では心理的にはどうだろうか? 自分のおかれた立場と、相手の立場。命を賭ける必要があるのかないのか。それにより気迫が異なり、そしてその気迫は自然と前のめりに踏み込んでしまう。 陽子は理不尽な理由で攻撃されながらも己を保ち。 角刈りの男は忠義のためとはいえ、納得できないまま刀を振るい。 両者の差はここに生まれた。 必要以上に前に踏み込む男の胴を、陽子の刀が薙ぐ。刀を鞘に納めると同時に、男が崩れ落ちる。 「このあとあんたが生きてるかどうか。そいつも賭けだな」 言って陽子は背を向けて歩き出す。その途中で足を止め、首をひねった。 「……あれ、オレって日本刀使えたっけ? 鎌じゃなかった?」 ● 冷えるような外の空気とは対照的に、建物の中は熱気あふれていた。 それは人と人が生み出す熱気。この日のために精魂込めて生み出した物を提示する熱気と、よりよいものを見極めて得ようとする熱気。その二つが重なり合い、相乗効果となってさらなる熱気を産む―― などということはなく、単に人口密度が多いだけである。 「ここは……!?」 三郎太は気がつくと巨大な同人誌即売会イベントの中にいた。おかしい、ボクは恋人と一緒に富士山に登っていたはずなのに。周りの熱気と人ごみに押されるようにあちらこちらと歩き出す三郎太。 「あれ、この本は……?」 三郎太が太めにした本に、見覚えがあった。正確には、その表紙に描かれた榎本の人に覚えがあった。 「えーと、これはもしかして……?」 それは自分の知っている偉い眼鏡の人が切り裂き魔のナイフで上着を切られて、胸元がはだけているような絵だったり。音楽家の指で胸からお腹をなぞられている絵だったり、まぁそういった男性と男性がBNE倫ギリギリラインで肉体的に触れ合っている本だった。 そして周りを見れば、ソロモンの悪魔とその召喚主がどーとか、魔術師とその門弟があーだとか、そういった自分の知り合いだとか戦ってきた相手を題材にした本が並んでいるのであった。 「こんなのボクにはまだ早すぎます!」 十五歳の男の子には刺激が強過ぎるものであった。まぁ、年齢以前のようなきもするが趣味思考は人それぞれである。わたしはすべてのしゅみにたいしてちゅうりつであることをここにせんげんし、しっぴつかつどうにはげむことをちかいます。 「なんだかよくわからない声が聞こえた気がしますけど……。とにかくここから早く脱出しなくちゃ!」 健全な三郎太はここから早く帰ろうと足を動かす。しかし人ごみの中で足は思ったより動かず、そのままどこかの机の前に踏み出してしまう。 「あれ……? これってもしかして、ボク?」 そこには、金髪で眼鏡をかけた少年の絵が描かれていた。多少デフォルメされているがその姿は三郎太に酷似している。っていうか本のタイトルに『スライム×三郎太』とかかれてあった。 それが意味することは純朴な三郎太には分からない。だが、本の内容を示しているだろうPOPを見た瞬間に、顔色が変わる。ああ、これってBNE倫を超えたいわゆる購入に身分証明書が必要な本ですね。任務中に後ろからスライムに覆いかぶされて(BNE倫理による削除)な内容だった。 ふと背中に迫る気配。振り向く三郎太の目に入ってくるのは、緑色のぬめぬめしたスライムであった。スライムはそのまま三郎太に覆いかぶさり―― ちーん。 ● 「貴様……『チャプスィ』か。報告書では死んでいるとは聞いていたが……」 「ケケッ! ソーサ、死んでるゼ。詳細は『『チャプスィ』という名のノーフェイス』『陳梨花という名のフィクサード』参照ダゼ」 小雷の目の前に現れたのは、チャイナ服を着た一人の少女。六道のフィクサードとして名をはせ、ノーフェイスとなって死んだ……筈だ。 「つまり俺は黄泉に片足を突っ込んだということか」 「黄泉ならよかったんだがナァ。お前が足を踏み入れたのは劣悪な戦場サ!」 「戦場? そんなものは――」 慣れている、と言いかけた小雷は周りの気配に気付く。先ほどまではなにも感じなかったのに、気がつけば周囲を包囲されていた。なんという忍び足。そして気配の断ち方。それも複数の気配。 「……これはまさか!」 恐る恐る振り向く小雷。そこにあったのは一面の黒。否、黒ではない。黒光りする光沢を持つ小さな生物である。床一面に陣取るその姿は、正に黒の絨毯。その一つ一つが節足を動かし、素早く移動していた。 「ゴキブリ……!」 「誰ダヨこんなプレイング用意したのハ! 巻き込まれる身にもなれっツーノ!」 小雷と『チャプスィ』は二人して震え上がる。虫事態が猛毒を持つわけではないが、生理的にこの光景は受け入れがたいものがある。ぞわぞわと大量の虫が足元で動き回る光景は、精神的な何かを削られてしまいそうだ。 「潰しても潰しても沸いて出てきそうだな、これは」 「ソーダナ……[BS無効][リジェネ999]とかもってソーダゼ。あと[Mアタック]もアルカ」 さっきからよくわからないことを言っているなぁ、この女。そんなことを思いながら小雷は額から汗を流す。言葉の意味は理解できないが『チャプスィ』の口にする単語に恐怖を感じるのは事実だ。 「だが臆するつもりはない。俺だってリベリスタの端くれだ。この程度の相手、突破してくれよう」 強敵を前にいきり立つ小雷。どれだけ道の前に絶望しかなくとも、拳を握るのが小雷の性格だ。足を開くと同時に拳を突き出し、構えを取って的を迎え撃つ準備をする。 「ジャ、ガンバレヨー」 『チャプスィ』はあっさり逃げに走った。これもまた性格である。ヤッテランネーゼ。その首を猫のように掴む小雷。 「拳の一打は群れに対して効果が薄い。点ではなく面の攻撃が有効と見た。 くらえ、チャプスィボンバー!」 「ちょ、襟首掴むンジャ……のあああああ!?」 ぽい、ずしーん(何かが潰れる音)。悪は滅びた。 「か弱き幼女ヲ投げるとか、リベリスタ鬼畜カヨ!」 「情報から依頼の最適答を見出し、実行に移す。これがアークのリベリスタだ!」 「テメー、生きて返れると思うナヨ!」 「望むところ! 来るがいい!」 ――この後小雷は空飛ぶギロチン持つ幼女と十六分ほどのカンフーバトルの末、燃える塔から爆風と共に脱出してエンディングテロップを迎えたのであった。 ● 「はっ!? 夢か……」 目を覚まし、汗を拭うリベリスタ。 なかったことにしよう。そう心に誓い、頭を振って起き上がった。 |
■シナリオ結果■ | |||
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■あとがき■ | |||
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