● 月を見れば、ここが自分の生まれた場所ではないことくらい、わかる。 たったひとりで、この場所で。生きて行くのは寂しすぎる。 前の子は、元気にしているだろうか。 ちゃんとご飯を食べて、よく眠れているだろうか。 大きくなっているのだろうか。 はやく、お母さんに会いに来てくれないものだろうか。 ひとりは、さみしい。 次の子が生まれるのは、もうすぐ。 今度は、いっしょにいてもいいかもしれない。 ● 「以前、別の任務で見えないたまごを破壊してもらったのだけれど」 そう前置きして『リンク・カレイド』真白イヴ(nBNE000001)が資料を机に並べる。 遊園地に現れて跳ね回った、透明なたまご。 そのたまごそのものは、孵化する前に確保、破壊されて事無きを得たのだが。 「たまごの、親が見つかった。これ」 イヴが示したモニターに映っているのは、大型犬――真っ黒なブルマスティフに見える。 「たまごの中から発見された遺体とカレイドシステムで調べたんだけど、どうもこのアザーバイド、自分のコピーをたまごとして産み落とす形で増えていくみたい。 人間を餌だと認識していて、その中でも子供が食べやすいって知ってる。 だから子供が多く来る場所でたまごを産んでいる……見た目より知能が高い。 次の産卵は、明日の真夜中。 今度の場所は、小学校の、体育館。 孵化の予定は始業式の日――9月1日。 たまごを生んでる間にしか姿が見えない。 いい? 確実にアザーバイドを倒して。 たまごは……できれば回収して」 |
■シナリオの詳細■ | ||||
■ストーリーテラー:ももんが | ||||
■難易度:NORMAL | ■ ノーマルシナリオ 通常タイプ | |||
■参加人数制限: 8人 | ■サポーター参加人数制限: 2人 |
■シナリオ終了日時 2011年08月29日(月)22:25 |
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■メイン参加者 8人■ | |||||
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■サポート参加者 2人■ | |||||
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● 箱に似た建物は、小さな音でもよく響いた。 静かに足を進めて、彼女は箱の中がよく見渡せるだろう場所に登る。 今は暗く、誰もいないが――ここなら、子供が食べるものに悩むことはないだろう。 彼女はこの地に紛れ込んでから、あの二足歩行の生き物を随分とたくさん見かけた。 どこにいても二足歩行がいた。 二足歩行たちはお互いを害しながらも数を増やしている。 おそらく、あの二足歩行たちは、己たちの数を調整する天敵を失ってしまったのだ。 だからお互い同士、場合によっては自分自身をも殺してしまうのだ。 増えすぎた生き物は、生き物としてのバランスを欠く。 ――だから、私がここにいるのだろう。 彼女は最近、そう思うようになった。 彼女も、子供も、二足歩行たちには見えないらしい。 ――私が、彼らの天敵となれと。増えすぎた彼らの数を減らせと。 そういうことなのだろう、と。 そう、彼女は思っている。 ● 「郷君、アザーバイドって敵性のものが多いんじゃない? 私が前に戦ったのも敵性だったわよ」 「人間の子供を餌として認識するんだよな? これはきっちりと倒しておかないとな。 しかし、姐さん……いや、姉貴と一緒か……」 「お姉ちゃんって呼んでね?」 「せめて「姉ちゃん」で勘弁してくれよ……」 安西 篠(BNE002807)と『まごころ暴走便』安西 郷(BNE002360)の姉弟が、なぜか不穏な気配を漂わせつつ漫才をしている。このお姉ちゃん、なんか後ろからゴゴゴって聞こえる気がします。そんなにお姉ちゃんって言って欲しいものなのか。 「お互いこの年になって『お姉ちゃん』は無いよ……」 二十代後半に入った弟さん、泣きが入ってそうな感じなんですけども。 「――ちっ、薄暗くて見えやしねえ」 その後ろで、眼帯をはずした『雷帝』アッシュ・ザ・ライトニング(BNE001789)が小さく舌打ちする。 外から体育館内部を透視することはできても、内部が暗いのでは、どうしようもない。 「体育館の中に何か入っていった気がするんですけど……」 「さっき熱を持つものが体育館の中に入っていったようだから、それは間違いないわね。 ……餌場の近くに卵を産むって、この世界でもよくある方法よね。 いつかテレビで見たわ。あの時はまさか自分達が餌側になろうとは、思いもしなかったけど」 自分の直感を信じた『イノセントローズ』リゼット・ヴェルレーヌ(BNE001787)の言葉に、熱を感知できる『薄明』東雲 未明(BNE000340)が闘気を沸き立たせながら頷く。 じっと息を殺して待つだけの時間は、終わろうとしている。 「昔姿が消せたらなぁーって思ったけど、思っただけで特に用途思いつかないんだよなぁー」 尻尾を緊張で水平にした『犬娘咆哮中』尾上・芽衣(BNE000171)が、思い出したように呟く。 確かに、人間の姿が消せたとして、日常生活には支障こそきたせどあまり使い道はないだろう。 しかし、戦う者の姿が見えないということは――いつ襲われるかわからないという恐怖に直結する。 こうして待ち伏せのために身を潜めていると、なおのことそれを実感できる。 敵に対して身を隠すがなくなるというのは、戦いにおいていったいどれだけ有利になるのだろうか。 「弱肉強食は世の理」 中では、異世界からの訪問者がたまごを産もうとしているのだという。 命の誕生は祝福されるべきものだ。だが、この世界では。 (――ヤツらは排除すべき対象) 呟き、思案した『闇狩人』四門 零二(BNE001044)は目を閉じ、静かに闘気を漲らせる。 『臆病強靭』設楽 悠里(BNE001610)も、息を潜めたまま構えをとった。 「ごめんね。君は悪くないけど、世界を守るために」 ――やっつけるよ。 エリス・トワイニング(BNE002382)も、静かに自己強化を終える。 「――マムが動かなくなったわね」 脳の処理速度を高めた『トリレーテイア』彩歌・D・ヴェイル(BNE000877)がそう言ってアッシュに内部の確認を促す。 「……黒いのが、見えた!」 それはつまり、産卵の始まり。 戦いの、合図。 ● 体育館の中を、零二とアッシュが疾走する。 黒い獣の姿は壇上にあり、ただ突撃するだけではすぐに辿りつけそうにない。 「うらァ!」 少し遠いと見て取った郷は、たまごに当たれば良いと考えてカラーボールを投げつけたが、それはマムの胴にべしゃりと当たっただけだ。 ぎろりと郷を睨むマムの、黒く艶やかな毛に覆われた全身は、これが猫であれば香箱を組んでいるとでも表現したくなるような体勢で、ふーっ、ふーっと荒い息を吐いている。 その後から他のリベリスタたちも駆け込んで、数人がすぐに動けないマムを見て、確実にカラーボールや着色弾を当てる為に狙いをつける。 この獣の姿が見えているのは、僅かな時間だけなのだ。 ――ならば、急ぐよりも確実に、自分たちの目に見えるようにしておかなければならない。 最後に体育館に入った未明は、獣を逃さぬようにしっかりと扉を閉めた。 当然、自分たちにも逃げ場はない。 逃げるわけには行かない相手なのだから、そのくらいの覚悟は、誰にもできていた。 二足歩行たちが明確に見せた敵意、そしてあからさまな危険。 それらを感じ取ったマムが、荒い呼吸をさらに激しくする。 ――早く生まなくては。 このままでは反撃もままならない、姿も隠せない。 この子はすぐに弾けば良い。 二足歩行たちには見えず、潰せないたまごであればすぐに危険なことにはならないはずなのだから。 しかし、そんな母親についに肉薄したのはアッシュだ。 「――悪ィが、其処までだ」 チーム中最速の上、身体のギアまで上げた彼は一瞬で間合いを詰めて容赦のない連撃を放つ。 左右の手に構えた二振りの軍用ナイフが、巨犬の毛皮を切り裂いた。 「そこだああ!」 身動きの取れぬマムに向かって突き走ったのは、郷だ。 アッシュにこそ劣る物の、充分に目にも留まらぬ速さを誇る彼はしかし、ヘビーレガースに覆われた足を蹴り上げるのではなく、二つ目のカラーボールを手にして肉薄する。 更に体を丸めようとしたマムだったが、いくら庇おうとしようとも、その手から直接ぶつけられた着色液はマムの体を伝い、その全身をピンク色に染める。 マムの腹、哺乳類のへそにあたる部位から顔を出し始めていたたまごもまた、例外ではない。 こうしてマムとたまご、それとと郷の腕が鮮やかに彩られた。 「ナイス! ボクも頑張らないとね!」 郷を称えつつ意気を上げた悠里が、冷気を纏った拳をアザーバイドの腹に叩き込む。 凍り付きはしないまでも少しよろめいた巨体に、更に彩歌の気糸が突き刺さる。 それでも『母親』は抵抗しない。いや、できない。 ただじっと己に敵意を向ける相手を睨みながら、耐えている。 今は未だ、愛しい我が子を産み落とせていないから。 それは彼女の最優先。 己の命ですら、それより優先する訳には行かないのだ。 「子供を守る親を倒すってのは、あまりいい気分じゃないですね」 もう不要と判断したカラーボールを捨てながらリゼットが思わずそうこぼす。 同じくカラーボールを手放す芽衣も、大きな尻尾をシュンと垂らしている。 「かわいそうだけれど……」 エリスもまた普段の毒舌を控え、言葉少なにただそう呟く。 だが、だからと言って容赦をする訳じゃない。容赦はできない。 リゼットは空いた手より道化のカードを生み出し、芽衣はトンファーを構える。エリスも現時点では仲間の回復は不要だと判断し、マジックミサイルを放つ。 篠がライフルに詰めた匂い付きのペイント弾を撃ってダメ押しにする。 未明はマムへと一直線にひた走り、距離を詰める。 「ターゲット確認……攻撃開始」 低い声で告げた零二が、バスタードソードを振り抜く。 そう、新たな生命だろうと、子を慈しむ母であろうと。 世界を蝕に崩界へと導く存在を許さない。許してはいけないのが、リベリスタなのだ。 アッシュと郷の、それぞれナイフの刃と鋭い蹴りによるソニックエッジが。 悠里と芽衣の拳が、リゼットの投げる不吉のカードが。 マムの怒りを誘おうとする彩歌の気糸が、エリスの魔矢、未明と零二の雷撃とオーラを纏う大剣が。 篠の精密な銃撃が。 それらの全てが、マムに向けて一切の容赦なく襲いかかる。 だが、その全てを『母』は耐え切って見せた。 ──ぽとん。 何かが落ちる音がした。見れば、それはピンク色の液体に染められたものだった。 たまごが、マムの下で小さく跳ねているのだ。 出産が、終わったのだ。 そしてそれは、即ち。 「■■■■ー!」 アザーバイドが吠える。 斑に染まった黒い巨体がゆっくりと、身を前傾に構えを取る。 そしてリベリスタ達を見た。 誰かが言っていた。獣の巣に手を出してはいけないと。 何故ならこの世で最も恐ろしい存在は、『子を守る獣』なのだから。と。 獣の目が、赤く染まる。そして牙が──見えなくなる。 ● 「遅ェ遅ェ遅ェ! 雷より速く動けねェ生き物が俺の前に立つンじゃねェ!」 アッシュの咆哮が戦場に響き渡るが、威勢の良い言葉とは裏腹に、辛うじて攻撃を避け反撃のナイフを振るう彼の首には冷や汗が伝っている。 その一撃の威力を、己が身を持って知ったが故に。 「■■■■■■■■■ー!!!」 ボトムチャンネルの言葉では音声化出来ない雄叫び。 それは体育館を比喩抜きに揺るがせて、リベリスタ達の耳朶を痛めつける。 マムが動き出し、戦闘と言える物が始まってどれほどの時が経っただろうか。 最初にその牙を受けたのは、着色液に塗れて姿を隠せなくなったマムを羽交い絞めにし、動きを抑えようとした零二だ。 その一撃で、彼の生命力が根こそぎ消し飛ばされた。 彼が辛うじて堪えたのは、運命を焼いてでも倒れる事を拒否したからだ。その際、零二はただのあがきでは終われないとばかりに足元のたまごを仲間へと向けて蹴り飛ばした。 力加減を精妙に出来る状況ではない上に、もともとひどくよく跳ねるたまごである。 少々難儀はあったものの、高く飛び跳ねたたまごを辛うじてキャッチしたのは芽衣だ。 「お子さんとは顔を合わせられないよ! ……あ、コピーなんだよー」 このアザーバイドにとって、子供とコピーの違いがどの程度あっただろうか。 アッケラカンと言い直しつてリゼットに投げ渡した彼女の喉笛に、母犬は牙を剥いた。 エリスの癒しに己自身の呼吸法での癒しを重ね、その傷から持ち直したのは今ようやくだ。 「ひゃッはァ! 動くんじゃねェ! オウオウ抵抗して良いのかァ、手前ェの大事な卵が割られちま──」 アッシュが一撃を受けたのは、卵を人質ならぬたまご質に取ろうと外道を気取ったその瞬間。 そもそも言語が通じないアザーバイドに、言葉による脅しは無意味だったのだろう。 言葉を無視する形で振るわれた爪は、彼の速度を持ってしても直撃を避けるので精一杯だった。 しかしその間にたまごは後衛の篠に渡り、前衛に阻まれたマムの怒りは一層激しい牙と爪の乱舞となって暴れ狂った。その一撃一撃はただ強力。リベリスタ達の反撃を意にも介さず、ただひたすらに、我が子を奪われた怒りを牙と爪に篭めて撒き散らし続ける。 『人』をただ狩り喰らうべき獲物としか見ていない、それだけのことはある。 そう言わざる得ないほどの暴力。それは正に捕食者の偉容であった。 ――しかし。 「ソニックキィィック! これで打ち止め、次は幻影蹴だ!」 郷が、蹴りの連撃と共に熱く技名を叫ぶ。 体力の消費を抑える技に切り替える必要はあったが、しかし彼は怯まない。 「ボクはまだ吸血の必要はないかな……」 自己を強化する流水の構えを取り直す悠里も、気力切れを気にしながらも、全く引く気は無い。 どんなに強力な相手とは言え、敵は所詮一体だ。 いったん外に置いて来るとたまごを抱え扉を出た篠を除いても、9人のリベリスタ。 姿が見えないことが脅威である相手なのだ。 着色液の恩恵で居場所が見え見えとなっているアザーバイドを前に、負ける道理はない。 「考えた事なかったかしら。 餌側(あたしたち)からの反撃が、いつかあるかもしれないって」 迅雷輝くバスタードソードを正眼に構え、未明が問う。 勿論言葉は通じない。だがそれでも構わないのだ。 ――これは、宣言。 「今夜がその『いつか』よ。」 ボトムチャンネルに属する彼女達リベリスタ達が、上位階層からの来訪者であるマムへの宣言。 「貴様を『悪』とはいわぬ。だが、オレ達はただ貪られるだけの『肉』ではない。 故に貴様を……『敵』を、排除する」 深手の傷を押し、零二もまた闘気揺らめくバスタードソードを振り上げ――そして、振り下ろす。 「■■■■■■■ー!?」 それは雄たけびではなく、苦痛と、そして困惑の叫び。 彼女とて、餌が、二足歩行たちが、ただ食われるだけの存在と思っていたわけではない。 反撃される事がある事くらいはマムも認識していたし、本能にもそう刻まれていた。 だが、窮鼠は所、窮鼠。猫を一噛みするのがせいぜい。 油断して良い訳ではないが、まさか負ける可能性を認識していた訳ではない。 しかし、捕食者である自分が、二足歩行たちの天敵であるはずの己が。 「げはははは、逃げる奴はアザーバイドだ! 逃げねェ奴は良く訓練されたアザーバイドだ!」 初志貫徹なのか、冗談なのか、あるいはもしかしてそれが素なのか。 いまだ外道ぶった態度を続けるアッシュが前に立つ。 その隣では郷がキックボクシングと思しき構えを、悠里と彩歌が闘士の構えを取っている。 「■■■……!」 違う。ようやく気ぐいた。自分は二足歩行たちの天敵ではない。 次々襲い来る攻撃の痛みに血を吐く様に悲鳴を上げようとしたが、出たのは悲鳴ではなく空気の抜けるヒュルルルと言う音だけ。のけぞった喉を銃弾が打ち抜いたのだ。マムが目で追った先には、戻ってきた篠が構えたライフルから立ち上る、一筋の硝煙。 違う。ようやく気づいた。二足歩行たちは餌ではない! 「……まぁ、せめてレクイエムくらいは歌ってやるですよ」 ヴァンパイアの少女の声は、いっそ優しいほどの響き。 己の額に刺さったカードが破滅の魔力を発動するまでの一瞬の間。 『母親』の胸に去来したのは、生まれたばかりの我が子の未来への絶望と愛惜、そして後悔だった。 「――あたし達は、ただあたし達側の子どもが大事なだけ。あんたと何も変わらないわ」 未明の声が騒音の途絶えた体育館に、やけに大きく響いた。 ● 正義の味方、リベリスタ達の活躍により世界の危機は救われたのである 第一部完! 「ふう……よしっ、悪は滅んだ!」 物凄い悪人ロールかましてた人が自己暗示をしているのを放置して、リベリスタたちは帰路についた。 「ところで、回収したこのたまごをどうするつもりなのかしら?」 「卵焼きにしたら何人分になるんだろう? え? ……お腹が空いたら。その、つい、ね……?」 未明の疑問に、芽衣がそうこたえて笑う。食いしん坊な彼女のその発言に、本当に笑っているのか、その目はどこか真剣ではなかろうか、と数人のリベリスタが疑いの目を向けた。 「今夜はオムレツ目玉焼き、ゆで卵っ」 その冗談に悪乗りしてみせた、リゼット。 「……という冗談はまぁ置いといて。あんなな親に恵まれて、たまごも幸せだったと思うですよ。 『側にいて守ってくれる』事が、何よりの子想いじゃないんですかね」 新たな疑いを払拭するためにか、慌てて次の言葉を紡いだ。 仲間達の疑惑の目が離れたのを見て、素直になれない少女は呟く。 「……願わくば、次の生で共に幸せにならん事を。 あー、ガラにもない事言っちまったですかね」 「むう……アークの技術力で、こやつを調教して無害なものにはできぬものかな?」 「それは無理」 零二の言葉を、『リンク・カレイド』真白イヴ(nBNE000001)はきっぱりと否定した。 「このたまごの中のアザーバイドが、フェイトを得ることはないってわかってるの。 できるのは、せいぜい、弔ったり、この殻を調べたり、利用することくらい。 ……少し、残念だけどね」 イヴは、ごめんね、と呟きながらたまごを受け取る。 たまごの騒動は、こうして幕を閉じたのであった。 <了> |
■シナリオ結果■ | |||
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■あとがき■ | |||
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