● 「とある即売会で薄い本を領布してきてください。以上」 「御意」 『悪狐』九品寺 佐幽(nBNE000247)は資料を置いて眠たげに自宅(仮眠室)へ帰っていった。 世間では、無垢な少年少女達や親子連れが夏休みというキラメキ時間を満喫している。 そうした世界の平和を守るために今、百戦錬磨のアークの紳士淑女たちは薄い本との厚い戦いを繰り広げようとしていた――! |
■シナリオの詳細■ | ||||
■ストーリーテラー:カモメのジョナサン | ||||
■難易度:EASY | ■ ノーマルシナリオ 通常タイプ | |||
■参加人数制限: 6人 | ■サポーター参加人数制限: 4人 |
■シナリオ終了日時 2014年08月05日(火)22:07 |
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■メイン参加者 6人■ | |||||
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■サポート参加者 1人■ | |||||
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●背景、北の大地から 車窓の外には茜のオホーツク海、涼やかな北国の夕風、金紗の髪はささらと揺れる。 ひとりでに流れてくる例の劇伴曲と北海道の大地を背景にして、異邦の旅人は黄昏る。 『興味本位系アウトドア派フュリエ』リンディル・ルイネール(BNE004531)。 彼女は今、同人誌の題材として北海道の鉄道界隈を取材する旅にでていた。 本来、同人誌というのは同好の士が作成する同人雑誌の略称だ。その題材は二次元系に留まらない。元来は明治の文豪を輩出した経緯もあり、ジャンルは多様だ。 「そのためにも写真をガシガシ撮らないといけないわね!」 駅弁。 それは鉄道の華である。 ホタテのバター焼き弁当は、大胆にも子供の拳ほどもある帆立が香ばしく彩り豊かな具材を散らしたバターライスの上に盛りつけてある。 「飯テロ覚悟でがっつり写真を添えて魅力を紹介しちゃいます! あ、頑張ってる皆さんにもお土産をあとで差し入れてあげようかしら」 高性能スマフォを手にメールをお届けプリーズ。その宛先は――。 ●百八式お兄ちゃん ここは『狂気的な妹』結城・ハマリエル・虎美(BNE002216)の自宅である。 其処に在るのは暗澹とした闇だ。 この世の歪みを濃縮したような禍々しい空間で、今、禁忌の書が綴られていた。 「お兄ちゃん、ベタ塗って」 誰も居ない。 虎美を除いて、誰もいない。 「うん、ありがとーお兄ちゃん」 右手にペンを、左手にペンを。 『精密機械』と『二刀流』そして『ブレイン・イン・ラヴァー』を駆使することによって、虎美はあたかも己が左手を最愛の兄に見立てて、一人二役で表紙にペンを入れる。 虎美は不得手な絵より文章で勝負するつもりだ。とはいえ、文章にも表紙は必要となる。秘蔵の写真集からトレス元を作り、元写真の線をなぞることで不器用ながらにそれらしく表紙絵を完成させてゆく。 イベント限定品として、秘蔵の『妹の日記』を仕立て直して出すことが今回の目標だ。 「お兄ちゃん、虎美がんばるね!」 辛くはない。 最愛の兄は今、虎美の傍らで微笑んでくれているのだから――。 ――しかしたったひとりでの短期間の同人誌作成は過酷である。 虎美の精神が、いつにも増してド派手に壊れてゆくのにそう時間は掛からなかった。 メールが届く。 写真には、動物園行きの乗客を意識した大仰な動物柄の車両に乗る、108人の兄が写っていた。たしか、数日前、兄は北海道旅行に赴くと話していたと虎美は記憶している。 「女性専用車両があるんだもん、お兄ちゃん専用車両(妹例外)があってもいいよね☆」 ――ああ、いいなぁ。 兄と虎美の貸切車両で、二枚目の写真みたいに美味しそうなお弁当を食べさせあいっこしてみたい。イクラと鮭のお寿司ってなると、やっぱり、イクラの粒がほっぺたにくっついちゃう。そして『ついてるぞ』って顔を近づけてきて――。 あ、お兄ちゃんダメ、それはイクラじゃないよ! 「ふひ、ふひひえへへ」 虎美はついつい薄気味の悪い笑いを浮かべてしまった。 すると兄(※左手です)が虎美の頬をつねった。 「いひゃっ! うー、ごめんねお兄ちゃん、〆切もうすぐだもんね」 ちょっぴり休憩を入れなくちゃ。 冷蔵庫に貼ってあるお兄ちゃんの写真にKISSをして、取り出したるは秘蔵の栄養ドリンク。お兄ちゃん汁10000mg配合、兄ビタンDを飲み干して。 「くーっ、この一杯のために生きてるって気がする! いける、イケるよお兄ちゃん!」 筆を握り、虎美はふわふわ気分に渦巻く瞳で文に向かう。 「お兄ちゃんとのお医者さんごっこ、懐かしいな。お兄ちゃんの大好きなジュースを注射してあげたり、虎美のカラダいっぱい触診されちゃったり、色々したよね」 進む、進む。 いい感じにハイな気分で、すらすら筆が進む。 メールがまた届く。 お兄ちゃんの銅像(※クラーク博士)と金髪の女性が楽しげに写っている。 「リンディル……? 誰? お兄ちゃん、この女……誰なのカナ?」 夏の夜、壊れた笑いが木霊する。 ●製作:序 似非魔術工房。 その主は『ラビリンス・ウォーカー』セレア・アレイン(BNE003170)だ。 吸血鬼の居城として一応それっぽい工房は、古めかしい本棚に囲まれて卓上には実験器具などがあるものの、フィギュアが飾ってあったり、いい加減なものだ。 今、この工房は同人誌製作という名の戦争の拠点だ。 『もうだめ駄狐いつ』明覚 すず(BNE004811)も執筆組の一人だ。 「夏のボーナスを注ぎ込んだ液タブの準備はできた!」 冷蔵庫チェック。 「ユ●ケルは4時間に1本、1日5本換算で用意した!」 AFチェック。 「衣装の用意も準備やよし!」 人材チェック。 『Average』阿倍・零児(BNE003332)と雪白 桐(BNE000185)がちょうどダンボールに荷物をまとめて、工房へ入ってきた。 「地上の愛と正義を守るため僕達は戦うのです! いざ参りましょう、戦いの聖地へ!」 「印刷所への連絡、済ませておきました。入稿期限は一週間後ですから忘れずに」 無理矢理にテンションを上げる少年と、凛として淡々と荷を下ろす女装少年。 標的発見。 「ショタよし!」 「ふえ?」 「お姉さんよし!」 「……ですよね」 「おねショタの準備は整った!」 駄FOXは突如、机にバンと手をつき盛大な演説をはじめた。 「諸君 あたしはおねショタが好きだ」 勇壮に、明覚 すず“少佐”は演説する。長大にも13ページに及びそうなほどに。 「諸君 あたしはおねショタが大――」 13ページ後。 「よ ろ し い 、 な ら ば 18 禁 だ !」 ようやく終わった演説に零児と桐はホッと一息をつく。 「悪いけど依頼のためだからちょっと我慢してね」 演説をよそに下準備を進めていたセレアは片手間にふたりを慰める。 「いえ、気にした処でどうかなるものでもないですし」 諦めを言葉にしつつ、桐はエプロンをつけ台所に立つ。基本はサポート役、他にも買出しやコピー取りなど補佐として役目を果たし、執筆陣が集中できるよう務めるつもりだ。 「当然、裸エプロンで」 「あたしからもお願~い」 さらっと爆弾発言してのけるセレアにすずも便乗した。 「……どうしても?」 「どうしても! 裸エプロンの資料が必要なのよ、今、閃いちゃったから」 「あたしも! あたしも!」 「……趣味ですよね」 「趣味? いえいえ、これもアークの大切なお仕事ですから、おほほほほ」 雪白 桐は諦観の溜息をつき律儀に裸エプロンに着替えて肉じゃがを作るのであった。 男女の垣根を越えた脚線美、白亜の彫像に息吹を与えたような背骨のライン、白雪の肌の艶やかさ、仕草に至るまでも流麗な桐の佇まいは裸エプロンを芸術の域に昇華する。 「……ふわぁ」 恍惚としてついつい桐に見惚れてしまう零児。無理もない。何せ、彼の趣味というのは『平坦なものを愛する』であって、翻ってボディーラインも平坦なほど好みである。 なにより、桐には“胸”がない。平坦マニアとしてはある意味、理想の異性像にぴったりであった。――男だが。 ●製作:破 「レッツおねショタイム!」 既にユ●ケル一本を飲み干してハイになってるすずの指揮で撮影開始だ。 「し、しませんよ僕はおねしょなんて!」 あらぬ勘違いで顔を真赤にして必死で否定する零児。 「アレインさん、利尿剤あります?」 「ごめんなさいね、今は切らしてるみたい」 「そっか~」 「その企み、丸聞こえですから!」 「冗談よ」 「うんうん冗談やってー」 駄狐と駄吸血鬼の悪の笑いが木霊する。 「今回のおねショタものは割と王道やよ、小五の男の子と一つ屋根の下で下宿同居してるOLの従姉妹がいっしょに暮らしてるんやけど、姉は酔っ払うと男だったら誰にでも――以下略!」 「は、はぁ」 「大丈夫、雪白さんならやってくれる」 「仕事ですから」 「阿倍さんの精神衛生上も、モデルが男性ならきっと大丈夫」 一考し。 「少年役だったら、いいですよ」 「うん、普段から半ズボンでぴったりやねー!」 夕刻。小学校から家に帰ってきた少年役の零児を待っていたのは、とろんと目の据わるほど日本酒に溺れてしまった従姉妹OL役の桐だ。 「おねえちゃん、どうしたの?」 「レイくん……」 両者熱演だ。こと桐のOL制服の着こなしは見事。酒気を帯びた頬の紅もよく再現――。 「て、お酒の匂い!」 「リアリティを追求してみたそうです。大丈夫、任せて」 リードする桐の頼もしさと優しさ、そして背後でグッと親指を立てるすずの悪魔っぷりに零児が複雑な胸中に陥ったのもつかの間、ふにゅっと顔面に“やわらかさ”が触れる。 無論、乳房である。 「……ってうわああなにするんですか! 僕は、僕にはへ、平坦な方がうわあああ!」 「だーじょぶだって、ただのシリコンの塊やしね?」 がしっ。 もみもみもみ。 ものっそい豪胆にもすずは桐の胸元を揉みしだいてみせるが桐は無反応である。 「そ、そういうことだったら一安心ですけど……」 零児は一呼吸いれて、再度演技すべく胸襟の開かれた白ブラウス越しの偽乳に向き直る。 が、だ。 「あっ」 ぽろりっ。 偽乳がハズれたのだ。 無論そこには本来、雪白 桐(♂)の真っ平らな男の胸元があるのみ。 「がはっ!」 急性フラットバスト中毒によるショック症状で零児は吐血、失神した。 一同唖然とする中、表情こそ一見動じてみえない桐はぽつりとつぶやいた。 「……男の胸、なんですけど」 ●製作:急 翌日、セレアのターンだ。 「百合の同人誌を作ります!」 「ほっ」 男性陣、安堵する。 「(自称)サブカル好きなボクだって知っています! 女の子同士のですよね!」 「モデルは雪白さんと阿倍さんです!」 「あれ!? 女の子同士ですよね? 僕は男の子ですよ、ついてますよ!」 「いん細! いん細! さっさとコレに着替えるのよ!」 「また女装ですかぁぁぁー!?」 紅い瞳が暗闇にぼんやりと灯る。 暗転。 暴走セレアの魔手によって、哀れ零児の衣服は十七分割の刑に処される。 K.O. 脱衣ブレイクされた零児はしくしくと涙ながらに女装するハメに。 「成敗ッ!」 スパンッとセレアの頭にサキパッチソードが炸裂した。 「サポート要員として応援に駆けつけてみれば……」 『氷の仮面』青島 沙希(BNE004419)は差し入れの食料品をささっと冷蔵庫に詰め、混迷を極める製作現場を見回して一言、モノ申す。 「見るに忍びないわ、特に男性(阿倍さん)の身の危険が……。成人向けの同人誌を成人が作るのは兎も角、未成年をモデルにするのは色々不味いでしょ」 「そ、それは……」 「必要悪?」 駄吸血鬼と駄狐が正座で説教される中、沙希はネギを構えて仁王立ちだ。 「問題大アリのシーンはモデル交代、私がやります」 ヒョイとネギを真上に投げ、再び手に握る。刹那、零児そっくりの少年に化けていた。 驚きの声が上がる中、沙希は冷徹な眼差しで執筆陣を見下ろす。 「私は女優、『怪盗』その他があるから外見は何とでもなるし協力するわ」 「そ、それじゃあお耳を拝借して」 漫画形式ではなく一枚絵のみでシナリオを構成、半分ほどはカラーを織り交ぜるという構成の同人誌だ。カラーである以上、オフセット印刷必須。入稿期限は厳守せねば。 「物語はファンタジー風。片や、姫君を守る騎士の侍女。片や、姫君の命を狙う暗殺者。侍女は姫君を敬愛している。姫君も侍女に親愛の情を抱いている。だけど所詮は片想い、ましてや一国の姫を女の身で愛すなど……。侍女は想いを秘め、懸命に姫君に仕えるの。 暗殺者は天涯孤独。愛を知らぬ哀れな幼い娘。寄る辺は道具として扱う雇い主のみ」 「配役は?」 「雪白さんは凛々しい侍女、阿倍さんは幼い暗殺者」 「だったら私は王女と、濡れ場では暗殺者の兼役かしら。さ、つづきを」 「――両者は幾度となく戦い、横槍が入って仕切りなおす日々。けれどある時、依頼の遂行期限を前に焦った暗殺者は風邪をこじらせたまま姫君の暮らす屋敷に潜入、そこで意識を失ってしまう。 暗殺者を見つけてしまった侍女は一思いに息の根を止めようとするけれど、何故か忍びなくて、姫君に伺いを立ててしまう。姫君は心優しくも暗殺者を介抱するように侍女に命じるの 「で、どうなる……?」 沙希の催促にセレアは応える。 「侍女は、幼い暗殺者を手篭めにする」 「なっ!」 「姫君に優しくされる暗殺者に嫉妬したのよ。それに何故、殺せなかったのか確かめたくなった。当初は愛憎の入り乱れた仲だけど、やがて互いに本当の恋に目覚めていくのよ」 「最後は?」 「姫君は隣国の王家に嫁いでいく。けれど間もなく戦争が起きて、姫君は敵国の真っ只中で囚われの身に。それは自国の王位継承権をめぐる陰謀。侍女は暗殺者を開放、仲間の制止もきかずに敵国へ乗り込む。一方、暗殺者は雇い主の元へ戻る。けど、侍女と姫君のために黒幕である雇い主を殺めて逃亡する。その動乱のおかげで侍女は姫君を救い出せるけれど、このまま帰っても姫君の身が危うい。 侍女は姫君を隠すと、遺髪を持参して国に帰り、公には死んだことにした。 姫君を死なせた責を問われた侍女は処刑されることに。王女のために死ねるのならば本望、けれどひとつ心残りがある、そして運命の夜が訪れるのだけど――」 「暗殺者が助けにきた?」 「そう。ふたりは姫君の命を救い、裏切り者の汚名を受けて逃避行の旅に出るのよ」 「――悪くない、でも、間に合うの?」 「大丈夫モデルさえあれば絵は描ける。そうすれば新刊落とす心配はないわ」 セレアは一同に栄養ドリンクを配り、乾杯の音頭を取る。 「全力で仕上げるわよ! 乾杯!」 「おー!」 ●製作:結 死屍累々。 雀がチュンチュン鳴いている。 「入稿、行ってきます」 執筆陣でない桐は凛々しさで颯爽と工房を後にした。 「う゛ーあー」 「お゛ーあ゛ー」 見送り手を振るのは、机に突っ伏した死体めいた何か(セレア&すず)である。 完成にこぎつけたのはモデル陣の助力、そして桐の料理と裸エプロンのおかげである。 とてもお見せできない凄惨な状態の為、描写は割愛させていただきます。 「ただいまー!」 北海道帰りのリンディルはご満悦だ。温泉にも入ってきたのか、つやっつやのお肌でお土産も山ほど抱えている。死体の山とは大違いだ。 「いやー楽しい旅行でした! 札幌の鉄道工場の熟練の技術者様達のインタビューもできちゃって、なんてったって国鉄時代の客車(NOT電車)を改造してディーゼル車にしちゃう魔改造集団ですよ、DMF13HZ系エンジンに直噴ターボ載せた音が今日も軽快に鳴り響いてますとか! ああっ本だと音が乗せられないです!残念! というわけで写真です! 海沿いを爽やかな白と紺色の車両が――」 「う゛ー」 「おあ゛ー」 「あ、お土産の駅弁いかがですか? 紐引っ張ると暖まるジンギスカン弁当とか稚内のウニごはんとか最高ですよ! ほら、どっちにします?」 「あ゛ー」 「うあ゛ー」 「あれ? どうしてふたりともそんなにやつれて……え、〆切? 入稿日?」 少女説明中。 「ええ!? 印刷って自分で印刷所に頼むんですか! しかも今日でおしまい!?」 一方、虎美自宅。 「あのー、生きてますかー? 入稿日ですから原稿を一緒に届け――にょわ!?」 漂う空気のドス黒い禍々しさにビビる零児。 その足を、がしっと掴むのは這い寄る混沌よりおぞましき病んでる妹――虎美である。 「ハァハァ、お兄ちゃん来てくれたんだねあはハはハハははハハお兄ちゃん愛しテるよ」 「ひぃぃっ!?」 十分後、少しANI(兄)値が下がった虎美は綺麗に身支度を整えて印刷所へ赴いた。 駅前の印刷所。 入稿手続きを無事に終わらせた桐の元へ、とぼとぼリンディルが歩いてきた。 「はい、北海道土産のお弁当」 「あ、どうも」 「……はぁ、同人誌、落としちゃった」 「理由は?」 「6泊7日の北海道取材旅行に行ってたの」 桐はあえてノーコメントで駅弁選びに専念することにした。 と、遮断機の向こう側から零児と虎美が手を振り歩いて――約一名、猛然と走ってくる。 「あの女ァァァッ!」 無駄にD.Actで、右手に日記を、左手に日記をあたかも双剣のように構えて。 「お 兄 ち ゃ ん ど い て ! そ い つ 殺 せ な い !」 全力疾走。魔女のしもべを討ち果たすべく。 ガタンゴトンッ。 誰も虎美を止められない。例え、踏切の遮断機であっても――。 「あ、EF210」 横切る列車、空舞う少女。 今回の教訓:電車は急に止まれない。原稿は急に上がらない。 なお即売会での同人誌領布は無事に成功した。 ――訳もなく、大波乱であったとの噂だ。 事件1:女装姿で売り子してた零児がそっち系の人にホテルにお持ち帰りされかける。 事件2:虎美のサークルにお兄ちゃん本人が訪ねてきて同人誌をうっかり見てしまう。 事件3:リンディル、新刊落とすも後日別の即売会で意外にも好評となる。が、赤字。 事件4:すず、売れ残って赤字に。が、同志に資料用写真を流出させ赤字補填を計る。 事件5:雪白 桐、コスプレデビュー。期待の新人レイヤーとして話題を呼ぶハメに。 事件6:セレア、同人誌が好評。破界器回収に成功。が、つい開封して薄い本展開に。 |
■シナリオ結果■ | |||
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■あとがき■ | |||
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