●血まみれの舞踊 軽いステップ。優雅なターン。しなやかな肢体は、けれど銃創、切傷、縫い跡だらけ。見に纏った薄手のドレスも、血に塗れて真っ赤でドロドロ。鉄錆の臭いを、死の臭いを振りまきながら彼女は踊る。かつては雪のように白かった髪も、今はすっかり赤茶に染まって、固まっていた。 閉じた目の奥、脳裏をよぎるのは楽しかった日々のこと。 今の自分の姿など、彼女は知らないのだろう。血に塗れた自分など、兵器となった自分の姿など、見たくもないから、だから彼女は自我を手放し、殺戮者として消えていくことを選んだのだ。 誤算があったというのなら、それは1点。彼女は死にきれず、そして彼女を使役していた者達は死に絶えた、ということだけ。 自由の身になった彼女の身体は、すでに血塗れ。人を殺すための道具と成り果て、その意識さえも心の奥に封じられたまま、ただ与えられた命令を遵守し続けている。 曰く『目の前の敵を殺戮せよ』 踊り続けるという昔の夢と、殺戮せよという既に意味のない命令。その2つを守り続けて彼女はDホールを潜った。 彼女が辿り着いたのは、とある港の船の上だった。 数百メートルほど先から、人の声がする。 人を見つけたら敵だと思え。 敵を見つけたら、殺戮せよ。 それでも自分は踊っていたい。 頭の奥底で、誰かが叫ぶ。 『踊っていたい。殺したくない。踊っていたい』 だけど彼女は、すでに自分を止められない。 腕からは刃が、足からは棘が、腹部からは銃口が。 殺戮の為の人形と化し、彼女はただただ踊り続ける。 ●踊り狂ってその先に…… 「異世界から来た兵士のようね。兵士、というか兵器に近いかしら? 人体を改造して、生きた兵器に戦争をさせていたみたい。……その結果どうなったのかは知らないけどね」 滅亡でもしたかしら、と。『リンク・カレイド』真白イヴ(nBNE000001)は言う。 不機嫌そうな表情で、イヴはモニターに映像を映した。場所は明け方の港街。あと数十分もすれば、港には漁に出ていた船舶が戻ってくるだろう。そうでなくとも、彼女(血塗れダンサー)は人の声を聴きつけ街へと向かう筈だ。 彼女の行く先で巻き起こることは、殺戮だけ。 「踊っていたい。その想いだけで彼女は今まで、自我を失ってまで生きのびてきた。生命力と回避能力、複数に囲まれてもそれを突破する術に長けているわ」 腕には刃物、足には棘が、腹部に仕込まれたのは銃火器だ。 踊って、踊って、踊り続けて。 「彼女はすでに、ボロボロ……。そろそろ終わらせてあげても、いいのではないかしら?」 もし、多少なりとも余裕があるのなら。 彼女に語りかけてみて欲しい。 望みは薄いだろうけど。 「最後の瞬間くらいは、夢を抱いた少女のまま終わらせてあげたいじゃない」 彼女がこれ以上誰かを殺してしまう前に。 血に塗れた舞踏会に、幕を降ろそう。 |
■シナリオの詳細■ | ||||
■ストーリーテラー:病み月 | ||||
■難易度:NORMAL | ■ ノーマルシナリオ 通常タイプ | |||
■参加人数制限: 8人 | ■サポーター参加人数制限: 0人 |
■シナリオ終了日時 2014年06月22日(日)22:49 |
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■メイン参加者 8人■ | |||||
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●血塗れたダンス 美しいドレスは、ボロボロに破れ、赤黒い血痕に染まっていた。濃厚な死の気配を撒き散らし、その少女は踊る。武器の仕込まれた肢体を翻し、血に濡れた髪を振って、優雅に、優雅に……。 表情はすでに凍りついていた。その目に感情の色はない。自我が残っていた頃の名残りだろう。ただただ踊り続けるだけ。意味もなく、観客もなく、既に自分の敵などいないことすら知らないまま、殺戮を繰り返すために、誰もいない港で回る。 そんな彼女を止めるため。 8人のリベリスタ達は、その港へと足を運んだ。 ●殺戮舞踏会 リベリスタ達の姿を虚ろな視界に捉えるなり、ダンサーは地面を蹴って飛び出した。弾丸のように、くるくると回転しながら両腕に備えた刃を展開させた。空気を切り裂き、前線へと斬り込んでくる。会話の余地すらない一方的な戦闘開始。 「このまま自我を奥底に封じたまま終わってしまったんじゃ、今まで生きていた意味が無いものね……。彼女の自我を解放してあげましょう、私たちの手で兵器ではなく少女として逝かせてあげましょう」 本を片手に『そらせん』ソラ・ヴァイスハイト(BNE000329)が呟いた。彼女の足元に魔方陣が展開し、その小さな体躯を光で包み込む。 「さて、では最期のダンスのお相手を勤めさせていただくのであります。思い切り、踊っていくといいのであります」 双鉄扇で刃を弾き、『飛行機だって殴ってみせる』嵯峨谷 シフォン(BNE001786)がくるりと体を反転させる。一瞬で、何度打ち合っただろう。火花が散って、シフォンとダンサーの両方が、同時に数歩後ろへ後退した。シフォンの腕から血が零れる。ズタズタに切り裂かれた皮膚と衣服が、垂れ下がっていた。 「ま、事情はどうあれ俺達は目標を止める……それだけだな」 シフォンとダンサーの打ち合いは、引き分けに終わった。しかし、手数で言うならリベリスタの方が圧倒的に多い。ダンサーを追いかけ、跳んだのは『蒼き炎』葛木 猛(BNE002455)だ。 白銀色に輝く手甲を振りかぶり、まっすぐにダンサーの元へと接近して行く。ダンサーの光り無い瞳が猛を捉えた。ガチャン、とその腹部から複数の銃口が突き出す。 全身を大きく震わせながら、ダンサーは銃弾を撃ち出した。咄嗟に防御&回避の姿勢を見せる猛がら、間に合わない。腕や脚を撃ち抜かれ、血の滴を零しながら猛は地面に倒れ込んだ。 トン、と軽い足音。猛の眼前に、ダンサーが迫る。無数の棘が突き出した細い脚が振り抜かれ、猛の顔面を蹴り飛ばした。 「う……おっ!?」 猛の身体が地面を転がり、海へと転落。海面が僅かに赤く染まる。海へと落ちた猛へ向けて、銃口を突きつけるダンサーの背後に、『モ女メガネ』イスタルテ・セイジ(BNE002937)が迫った。 「改造されて全てを忘れた後でも、踊る事だけは忘れられなかったんですね」 フィンガーバレットからばら撒かれた弾丸が、ダンサーを襲う。背中を撃ち抜かれながら、ダンサーは高く宙へと飛んだ。 「こちらへ来たのは僥倖だ。しかとおぬしのラストダンス、この目に焼き付けよう」 杖を掲げ『破滅の魔女』シェリー・D・モーガン(BNE003862)が魔力の銀弾を撃ち出す。ダンサーは、空中で器用に身体を回転させ、腕の刃で銀弾を弾いた。防ぎきれずに、刃が欠ける。バランスを崩し、頭から地面へと落下するダンサーの真下へ、駆けこむ人影が1つ。 「綺麗事を言う心算は無いぜ、これからアンタを……俺達は、殺す」 切っ先の存在しない奇妙な剣だ。首を切る為に存在する処刑剣。『停滞者』桜庭 劫(BNE004636)だ。素早く、華麗に、見とれるほどの優雅な剣技がダンサーを襲う。 ダンサーは、棘の生えた脚を鋭く振りあげ、剣を弾く。キン、と甲高い音が鳴り響いた。ダンサーの脚から血が噴き出す。ギシ、と軋んだ音。脚の骨が折れただろうか。だが、ダンサーは止まらない。既に痛みなど感じていないのかもしれない。 斬撃のラッシュを潜るように姿勢を低くし着地して、そのまま劫に足払いをかける。 足元を払われた劫が地面に倒れた直後、その腹部を衝撃が襲った。腹に叩き落されたのは、ダンサーの踵だ。靴が破れ、棘が突き出している。 「踊りたいのだろう? おっさん大して踊れんが、せめて幕引きまで付き合うさ」 ダンサーの眼前に迫る男の影。緒方 腥(BNE004852)だ。鋼の拳を、ダンサーの胸へと叩きこむ。ダンサーの身体が僅かに浮き上がった。攻撃の手を休めず、腥は逆の手でもう一発。ダンサーの腹から突き出した銃口が火を吹いた。放たれた弾丸が腥の腹を撃ち抜く。 一瞬、腥の動きが鈍ったが、彼は止まらない。ダンサーに張り付くようにして、前へ前へと踏み出していく。 「許してくれ、とは言わないけど、貴方を倒すしかないのよ、あたし達には」 腥の拳が、ダンサーの胸を殴りつけるとほぼ同時、背後から放たれた『狐のお姉さん』月草・文佳(BNE005014)の魔弾がダンサーの片腕を捉えた。腕の皮膚が裂け、鮮血が飛び散る。薄く、白い皮膚の下から覗くのは、筋組織ではなく赤黒い鋼の塊だった。 腕そのものが、刃を仕込むために改造されているようだ。 「…………あー、うん」 既に手遅れ。元の身体に戻るのは不可能だ。そう判断した腥の動きが、一瞬だが止まった。 「まあ、うん、つまりこれも仕事だ、って話よね」 文佳が呟く。やりきれない想いは拭えないが、戦いを止めるという選択肢は存在しない。せめて、出来るだけ楽にトドメを刺してやることしかできない。 ひらりと翻ったダンサーの腕が、刃が、腥の顔面を切り裂いた。ヘルメットに深い切傷が刻まれる。その場に倒れ込む腥の腹を、ダンサーの脚が蹴り飛ばす。宙を舞う腥の長身。海へと落ちて、盛大な水柱をあげた。 少女、ダンサーとリベリスタの戦いは続く。ダンサーの動きは素早く、また痛みも何も感じていない。身体中に傷を負いながらも、ダンサーは止まらない。目の前の敵を殺すため、ただただ踊りを繰り返す。 「私達があなたのダンスを見てあげるわ。大丈夫、私達は殺されないから。殺すとか命令だとか考えなくていい。好きに舞って頂戴。最後まで見ててあげるから」 囁くようにそう言って、ソラは教本を開く。彼女を中心に、淡い燐光が飛び散って、仲間達の傷を癒す。ソラの治療がある限りは、戦いを続けることができるだろう。ダンサーにとって、最後の踊りに心行くまで付き合ってやることができるのだ。 最後の瞬間を迎える、その時まで。 海から自力で戦場へ復帰した猛と腥が、最前線でダンサーの猛攻を食い止める。後衛の仲間の元へ進行させない様、そして彼女をこの場から逃がさないように傷を負っても、弾き飛ばされても2人は最前線に立ち続ける。 「今日限りでお前の戦いは終わりだよ、戦争も、戦いもする必要は無いんだ。だから……ゆっくり休みな。その後は思う存分好きに踊りゃ良いさ」 「アークから葬式を頼まれるのは意外だけど、確りと送ってあげよーじゃないの。幸いにもおっさんは道士だ」 猛と腥が同時に放った拳が、ダンサーの胴へと突き刺さる。内臓を圧迫し、ダンサーの口からは血が零れた。殴った際に感じた感触は、肉のそれではない。金属か、砂鉄でも詰まっているかのような感触だった。 内臓を痛めたのだろうが、ダンサーの表情に変化はない。自我もなく、痛覚もない。ただの殺戮兵器だ。両腕から刃が、腹からは銃口が、脚に付いた棘は伸びて杭のように変容する。 タン、と軽い音と共にダンサーの身体は高速で回転を始めた。バレエか何かのような、素早く、優雅な、流れるような踊り。見るものの目を捉えて離さない優雅な踊りに、銃撃と斬撃が混じる。 ザクン、と鋭い音。 腥と猛の身体中が無残に切り裂かれ、血が噴き出す。2人が地面に伏した後も、ダンサーの踊りは止まらない。ダンサーをブロックすべく駆け寄ったシフォンや劫の脚を、弾丸が撃ち抜く。 「残念ながら自分は気の利いたことは言えないであります。だからこそ、すべてをこの拳に込めて叩きつけるのであります」 シフォンの鉄扇が、ダンサーの首筋を叩く。ダンサーの肩骨がへし折れ、その回転が止まった。逆からは、劫の処刑剣が迫る。ダンサーは腕を掲げて、処刑剣をガード。左右の瞳が別々の方向へと向いて、シフォンと劫の姿を捉えた。 「端っから時間の余裕なんて考えてられないからな……全部吐き出す心算で行くぜ!」 一度受け止められたからと言って、攻撃の手は止む事はない。手首を捻って、剣を翻し、二度、三度とダンサーに斬撃を叩きこんで行く。腕がへし折れ、刃が欠けて、身体中に傷を負うダンサー。 殺意はなく、ただただ目の前の敵を殺すためだけに、ダンサーは踊る。 その姿を見て、劫は唇を噛みしめた。口を開けば、同情の言葉が零れ落ちそうだ。今更、彼女に向けて何を言っても、意味を成さない。溢れた血が、劫の口元を赤く濡らす。 広げた両腕から放たれた斬撃が、シフォンと劫の腕を切り裂き、血の雨を降らせた。身体を真っ赤に濡らしながら、ダンサーは地面を蹴る。 まるで弾丸。 後衛で控えていたリベリスタ達へと、襲いかかった。 魔方陣を展開するシェリーと文佳目がけて、ダンサーが迫る。陣の展開から、攻撃までに時間がかかる。迎撃は間に合わないだろう。しかし、前衛で戦うことに不慣れな2人では、至近距離にまで近づかれたダンサーを捌く術がない。 その時だ。上空から舞い降りたイスタルテが、両腕を広げてダンサーの進路を塞いで見せた。 それを見たソラは、即座に回復術の使用を準備する。 イスタルテの身体、特に肩から腹部にかけてをダンサーの刃が何度も何度も切り裂いた。皮膚はズタズタに避け、服は真っ赤な血に染まる。 「踊るのは好きですか? もっと踊っていたいですか? ならば……最後まで付き合います」 イスタルテは倒れない。ダンサーの動きも止まらない。イスタルテの腹を、棘の生えた脚で蹴飛ばして、跳んだ。イスタルテを飛び超えて、背後のリベリスタ達へと襲いかかる。 だが、しかし……。 「心苦しいが、容赦はせぬ……」 「軽々しく、貴方の踊りを忘れない、なんて言えるほど記憶力がいいわけじゃないけど」 閃光が弾ける。展開された魔方陣から射出された。銀弾と魔弾が、ダンサーの肩に命中しその体を背後へと弾き飛ばす。肩の骨は、粉砕されただろうか。ダラン、と力なく両腕が垂れさがる。震える腕をそれでもダンサーは広げようともがいていた。 彼女の身体が、地面に落ちて。 しかしダンサーは、即座に立ちあがる。首は傾き、脚は折れ、肩の骨は粉砕されて、皮膚もボロボロ。ドレスは既にボロ布と化して、しかし彼女は、踊ろうともがく。 くるん、と体を回転させると。 遠心力で、両手は左右にまっすぐ伸びた。 優雅とはいえない、歪な踊りだ。しかし、それでも、彼女の純粋な想いは、踊りたいという願いだけは伝わってくる。殺意など、彼女は端から抱いていない。 殺意など、抱く余裕もないほどに。 彼女の心は、踊りへの愛で溢れていたのに……。 ●終幕を忘れない ソラの放った燐光が、仲間達の傷を癒した。 終わりが近い。傷だらけの身体に鞭打って、リベリスタ達は立ち上がった。 銃弾と斬撃を撒き散らし、回転を続けるダンサーの元へ、リベリスタ達は駆け寄っていく。 「殺戮用の人形としてではなく、ダンスの好きな誰かとして最期を迎えさせたいでありますな」 シフォンの鉄扇が、回転するダンサーの右足を捉え、膝骨を砕く。棘がへし折れ、地面に散った。 「俺が出来るのは生憎と身体全体を使った物騒な演舞しか出来ねぇんでな。……ちぃとばかし痛いぜ、こいつはよぉ!」 猛の放った打撃のラッシュが、ダンサーの左腕を捉え、その刃を打ち砕いた。砕いた刃が再生する前に、猛の拳がダンサーの肩を抉る。肩の肉が潰れ、遠心力に弾かれた左腕が千切れ飛んだ。 「……ゆっくり眠れよ、夢の中までは誰もアンタをもう戦争に連れ出そうとなんてしないだろうから」 劫の剣が、下から上へ。ダンサーの左足は、膝から下が切り落とされて地面を転がる。飛び散った鮮血が、劫の顔を赤く濡らした。 「踊る踊る、闘争の果ては真っ赤な舞台。幕引きまで後わずか……」 歌うようにそう言って、腥の拳が少女の右腕を掴む。握りつぶすように、腥は無理矢理、少女の腕を引き千切る。腥の掌に刃が食い込むが、彼はそれを意に介さない。 「どうか安らかに」 「貴方が踊りたかったことは判るから」 イスタルテの放った弾丸が、ダンサーの右半身を捉えた。それと同時、ダンサーの左胸を文佳の魔弾が撃ち抜く。ダンサーの回転は止まり、カクン、と首が傾いた。光りのない瞳に映ったのは、眼前に迫った銀の弾丸。 その向こうに見えるのは、美しい銀髪を風に踊らせるシェリーの姿。 ダンサーの眉間を、銀弾が撃ち抜く。 全身の力が抜け、ダンサーの身体は前へと倒れ込んでいく。その口元に、僅かな笑みが浮かんだように見えた。そっとダンサーの元へと歩み寄ったシェリーが、ダンサーの身体を抱きとめる。 「よく頑張ったの……」 シェリーの言葉は、ダンサーの耳に届いただろうか。 『あり、が……と、う』 最後に一言、そう呟いて。 ダンサーの心臓は、鼓動を止めた。 港から離れた、丘の上。 綺麗なドレスを着たダンサーの遺体が、土へと埋葬された。ドレスは、シェリーが持ってきたものだ。ダンサーを埋葬し、簡易ながら葬式を執り行うのは腥だった。 花束を添え、ソラは言う。 「もう大丈夫、もう殺さなくてもいいのよ。おやすみなさい……次にあなたが生を受けるときは争いなんて関係ない人生を歩めることを祈って」 兵器へと改造され、異世界でその命を終わらせた少女。 その最後を看取ったのは、8人のリベリスタ達だった。 最後の瞬間まで、踊り続けた彼女のことを、覚えているものは少ない……。 |
■シナリオ結果■ | |||
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■あとがき■ | |||
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