● 略奪者 彼には昔(藤波 藤吾)という名があった。しかしそれは、すでに失われた名前だ。世界各地を渡り歩き、貧民貴族老若男女に企業個人など人種もなにもかもを問わず、金品食料なんでも盗むと決めたあの日に、彼は自分の名前を捨てた。 盗むを続けること十数年、彼は生まれ故郷であるこの国に返って来た。別段、理由があったわけではない。ただ、次のターゲットがこの国に居ただけだ。 彼が次のターゲットに決めたのは、ある政治家の資産と、汚職の証拠となる資料だった。しかし、その政治家は資産や資料を暴力団組織に警護させていた。 藤吾は見つかり、数発の銃弾を浴びながらもなんとか逃げ出すことに成功。薄れる意識の中で、彼が想うのはしかし、「略奪」のことばかりだった。当然だ、十年以上も同じことを繰り返し続けたのだから。略奪のことばかり考え、心の安寧など一時もないような、荒廃した十数年だった。 銃に撃たれた傷は深い。 血と一緒に、命が流れ落ちていく。 しかし、そんなことどうでもいい。 ターゲットを盗み損ねた。そのことだけが、彼の心を苛み続ける。 そして……。 その日彼は、ノーフェイスとして人ならざるものへと覚醒したのだった。 ● ノーフェイス・バンデット 「なにもかも奪っていく、略奪の姿勢はまるで山賊ね」 想いにとりつかれノーフェイスと成り果てた男をさして、『リンク・カレイド』真白イヴ(nBNE000001)はそう言った。 モニターに映ったのは、ある暴力団組織の事務所である。高く分厚いコンクリートの壁の前に、全身黒尽くめの怪しい男が立っていた。細い体に、長い手足、針金を想わせるシルエット。赤い瞳だけが闇に浮かんで不気味に光る。 そんな異形で、ノーフェイス(バンデット)は歩く。足音はなく、気配は希薄。彼がそう望んだからだろう。バンデットの体は略奪に最適なものへと変化しているようだ。 事務所の外周を見回っていた組織の下っ端が、男を発見し、ナイフ片手に近づいて行く。しかし、男は動じない。一瞬、男の手が伸びたかと想うと、次の瞬間には下っ端の喉にナイフが深く突き刺さっていた。 血を吐き、下っ端はその場に倒れ伏す。小刻みに痙攣するその体を踏みつけ、バンデットは跳んだ。男の頭が、踏みつぶされて血と脳漿が飛び散った。バンデットの姿は、いつの間にか塀の上に移動している。 其の手には、いつの間に引き抜いたのか、下っ端の持っていたナイフが握られていた。 「バンデットの能力は、相手の武器やスキルを盗んで使うこと。略奪のターゲットに認識されたら、新たな獲物が現れるまで執拗に狙い続ける性質がある」 そうして、略奪行為を続けるためだけにノーフェイスへと身を落としたのだ。 ターゲットを略奪するためには、人殺しさえ躊躇しない。彼はそんな男で、そしてその性質は、ノーフェイスとなった今も引き継がれている。 「世界の崩壊の危険を孕んでいる以上、彼をこのまま放置はできない。こちらのスキルを奪われたまま逃走される、という状況だけは避けてね」 そう言って、イヴは仲間達を送り出す。 目指すは暴力団の事務所。ターゲットは、塀の近くに身を潜めた、略奪の怪人だ。 |
■シナリオの詳細■ | ||||
■ストーリーテラー:病み月 | ||||
■難易度:NORMAL | ■ ノーマルシナリオ 通常タイプ | |||
■参加人数制限: 8人 | ■サポーター参加人数制限: 0人 |
■シナリオ終了日時 2014年06月15日(日)23:05 |
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■メイン参加者 8人■ | |||||
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●闇の中から そろりそろりと壁を這い、足音もたてず、長い手足を伸ばして進む。そいつの名前は(バンデット)。元は人間で、今は怪物と成り果てた存在。異形の身へと成り果ててまで、彼はかつて人間だった頃に盗もうとしていたある書類を手に入れる為に、暴力団組織の事務所ビルへと忍びこんだのだ。 コキリ、と針金のような指を鳴らす。視線の先には、正面玄関を護るように立っている組織の組員が2名。近寄って、その息の根を止めることを考えているのかもしれない。 けれど……。 「よぉ、悪いが逃がす心算はねえよ。因果応報って言葉は知ってるだろ?」 背後から、静かな声が響く。声の主は『蒼き炎』葛木 猛(BNE002455)であった。拳をバンデットの眼前に突き出し、逃がさない、と静かに告げた。 ●略奪者とリベリスタ ナイフを片手に、バンデットが振り返る。赤い目が猛の姿を捉えた。感情の色を感じられない瞳は、ひどく不気味だ。 「さて、スムーズに事を進める為にも少しばかりお時間を頂きます」 弓矢片手に『朔ノ月』風宮 紫月(BNE003411)はそう呟いた。塀の影から身を乗り出して、組織の組員たちに見つかっていないことを確認する。 「ジャパニーズマフィアがどうなろうと知った事ではないけれど可能な限り彼らを巻き込まないようにするよ」 溜め息を零しながらエイプリル・バリントン(BNE004611)がそう言うと、同意するように『停滞 者』桜庭 劫(BNE004636)が頷き、問答無用でバンデットに切り掛かった。切っ先のない奇妙な形状の剣がバンデットの首筋へと叩きつけられる。 「速攻で事を終わらせてもらおう」 劫の剣に切っ先がないのは必要ないからだ。突き刺すという用途には使用しない、首を切り落とす専用の処刑剣。ナイフで剣を受け止め、バンデットは逆の手を伸ばす。 真っ黒い、針金みたいな指が劫の手に触れた。瞬間、劫の手に走る静電気のようなバチっとした感覚。一瞬だが、目の前が真っ暗になった。 と、思った次の瞬間。 劫の首筋目がけ、先ほどまで自分の持っていた処刑剣が振り降ろされた。 「なっ……!?」 回避は間に合わない。何が起こったのかも理解できない。劫の剣術と同じ型を、劫の剣で使う。盗まれた、と理解するまでに僅かな時間がかかった。 「厄介な能力は多々あるようだが……気にせずぶっ飛ばす。それで終わりだぜ」 劫の剣を、アズマ・C・ウィンドリスタ(BNE004944)の刀がそれを受け止めた。火花が飛び散って、甲高い音が響く。飛び散る鉄片は、両の刃が欠けたものだ。 アズマが剣を受け止めた隙に、バンデットの真下へと駆け込む影が1つ。『ノットサポーター』テテロ ミスト(BNE004973)だ。 「テテロ一族はサポートだけじゃない、ってねっ」 魔力剣による斬撃が、バンデットの身体を切り裂いた。血の代わりに噴き出したのは、黒い霧のようなもの。バンデットの赤い目が、テテロを捉える。ポロリ、とバンデットの手から処刑剣が零れ落ちた。黒い指先がテテロの手に触れる。 バチ、っという感覚。酩酊感。直後、テテロの手から手品みたいに魔力剣が消えていた。 振り下ろされた魔力剣を『オカルトハンター』清水 あかり(BNE005013)が重火器でもって受け止めた。重たい剣の感触が、重火器越しにあかりの手に伝わる。 「このずっしりとした重さは紛れもなく本物、ひえぇ~。思ったより不思議って言うのは現実的なのね」 頬を引きつらせたあかりがぼやく。実戦に出た経験のなかったあかりは、初めて直面した戦場の空気にその身を強張らせていた。心臓の鼓動が速い。あかりの重火器を見て、バンデットはその身を強張らせる。大きく後ろに飛び退いて、塀の影から庭の真ん中へと移動した。紫月の放った矢を回避し、バンデットは剣を構える。 それを追って、猛も庭へと飛び出した。 『おい! 誰だお前ら! そこを動くな!』 そして、当然の結果ながらバンデットとリベリスタ達は見張りをしていた組織の者に見つかってしまった。 ナイフや拳銃を手に、組織の男達が駆け寄ってくる。不法侵入者相手に遠慮する気はないようだ。男達を見て、バンデットの顔色が変わる。全身から放たれる気配に明らかな怒気が混じる。 バンデットの視線が、男達へと向いた。赤い瞳に射すくめられて、男達の動きが止まる。ここに来てようやく理解したらしい。目の前の侵入者が、異形の存在であるということに。 バンデットの腕が、男たちの方へと伸ばされる。その手には、テテロから奪った剣が握られていた。 バンデットの手が、男達に届く直前、横合いから飛び出して来た魔弾がその手を撃ち抜く。魔弾を放ったのは『狐のお姉さん』月草・文佳(BNE005014)だった。 「そこまでして奪いたいものって、何なの?」 魔方陣を展開し、文佳は問う。答えは返ってこないが、男達が逃げる時間くらいは稼げただろう。銃やナイフを取り落とし、男達は下がる。大声で怒鳴っているが、何を言っているのかよく分からない。恐らく、増援を呼んでいるのだろう。 「……俺もちょっと最近物分りよくなり過ぎて来たかね」 猛は叫んでいる男達に近づき、腹を殴って気絶させる。これ以上人を呼ばれると、護りきれなくなる可能性もあるからだ。玄関のドアの前に植木や庭に置かれていたオブジェクトを積み重ねて、これ以上外に人が出て来られないようにした。 そんな猛の背後に、バンデットが迫る。振り下ろされた剣が、猛の背中を切り裂いた。 「離れなさい」 猛の背かた血が飛んだ。紫月の放った矢が、バンデットの肩に突き刺さる。バンデットは素早く猛から距離をとって、肩に刺さった矢を引き抜いた。 「逃げよう、などとは考えない事です。そう簡単に逃がす気もありませんけれど」 紫月の矢は止まらない。バンデットを追って、次々に放たれる矢を、しかし剣で薙ぎ払う。 バンデットが、庭の真ん中まで後退した時、そこには先回りしていたエイプリルの姿があった。 「まぁ、相棒を奪われたままにするのもあれだしね……。返してやってよ」 鉄扇を振りあげ、バンデットの手にあった剣を払い飛ばす。空中をくるくると飛んでいく剣を、テテロがキャッチし、地面に着地した。バンデットの手がエイプリルへと伸びる。今度はエイプリルの鉄扇を奪い取ろうとしているようだ。 「まったくもって厄介な能力だね」 翼を広げ、エイプリルはその場を離れる。空中へと逃げていくエイプリルを追ってバンデットが手を伸ばした。その手目がけて、処刑剣が叩きつけられる。 「略奪者、バンデット。法は生憎ともうお前を裁けないからな……だから、俺がその首を叩き落としてやる」 劫は言う。彼の握った剣が、幾重にも重なって見えた。月明りを反射させながら、きらきらと。斬撃の嵐が、バンデットを襲う。伸ばした片腕はズタズタに切り裂かれ、半ばほどで切断、地面に落ちて霞と化した。 「厄介なのは略奪だが……コイツはオレたちアークリベリオンが極めたスキルだぜ。奪えるモンなら奪ってみろよ!」 全力疾走で一気に距離を詰め、大上段から刀による斬撃。気合い一閃、アズマの刀がバンデットを襲う。バンデットの赤い目が、アズマの刀の軌道を見据え、残った片手でその一撃を受け止めた。バチ、っという衝撃と視界の暗転。アズマの手から刀を奪うと、そのままバンデットは走りだす。 弾丸のような、と言うべき速さだ。擦れ違い様にアズマの腹を切りつけて、そのまま向かう先は地面に着地していたエイプリルの元だ。 「本当に出るのかな……のわっ、でたっ! こ、これが神秘……!」 「技量が低いあたしでも、目障りでいることはできる、筈」 あかりの放った砲弾と、文佳の魔弾がバンデットの進路を塞ぐ。地面が抉れ、土砂が飛び散り、火の粉が舞った。しかしバンデットは止まらない。素早い動作で弾丸を回避し、刀を振りあげエイプリルへと飛びかかった。 「しつこいね……」 鉄扇を振りあげるエイプリル。だが、間に合わない。バンデットの刀の方が速い。 バンデットの刀を防いだのはテテロだった。 「「逃がしはしないよっ!!ボクのこの技で……押し戻すっ!」 下段から、遠心力を利用して振り上げられる剣の一撃。刀とぶつかり、弾き返す。バランスを崩し、倒れ込むテテロへ向けて、バンデットの剣が振り降ろされた。 テテロの身体を引っ張って、無理矢理剣を回避させたのはエイプリルだ。薙ぎ払うように、バンデットの足元を鉄扇で叩く。一瞬、バンデットが怯んで動きが止まったその隙に、文佳の魔弾がバンデットの身体を撃ち抜いた。 背後を振り返るバンデット。自分を狙うあかりの銃口や、紫月の矢を見てその場を離れて物影へと滑り込んだ。バンデットを追って、リベリスタ達が動く。 刀を奪われたままのアズマも、拳を振りあげてまっすぐバンデットの元へと駆けていった。 その時だ。 『暴れてるって野郎どもは、どこだ!!』 正門が開き、十数名の男達が、庭へとなだれ込んできたのは。 猛はちらとビルへ視線を向けた。入口の前には猛の作ったバリケードが顕在だ。つまり、今し方正面から飛び込んできた増援は、ビルの外に居た組員たちということだろう。 ちっ、と舌打ちが零れる。せっかくバンデットを追い詰めていたのに、とんだ邪魔が入ってしまった。猛は拳を握りしめ、どちらを先に対処すべきか考える。 けれど……。 「「増援はボクがひきつけますっ!! 皆さんはターゲットを!」 正門付近に固まっている増援の最中へ、テテロが駆け込む。テテロだけではない。ゆっくりと、しかし冷たい頬笑みを浮かべて文佳もそちらへ歩み寄る。 「撃たれても生きてるこの化け物と戦うの? それともあたし達と殴り合う? 貴方達にとって、何もしないで見てるか、奥に一旦引っ込むのが一番、利益あると思うけど」 どう? なんて問いかけも、しかし男達には逆効果だった。警戒心を抱かれたのか、男達は懐から銃やナイフ、果ては短刀なんてものを引っ張り出して構え始めた。 否。仕方ないのだ。なにせテテロは剣を持っている。文佳の手にした杖も、男達からしてみれば見慣れないものだろう。 「おっと、お前達に干渉されるわけにはいかないんでな。少し遊んでもらおうか!」 刀は頼むぜ、と仲間に告げてアズマも増援の対処に向かった。 手近に居た男を殴り倒すアズマ。それをきっかけに、男達が動き始める。怒号と共に、アズマ、テテロ、文佳めがけて襲いかかって来た。 重傷を負わせないように手加減しながら、男達をあしらう3人。 その隙に、バンデットを討伐すべく、残る5名のリベリスタ達は、バンデットの逃げこんだ物影へと向かうのだった。 ●略奪者の末路 猛を先頭に、物影へと駆け込むリベリスタ達。ビルと塀の隙間、本来なら人が立ち入る用事などないような狭い空間だ。一歩踏み込むと同時、猛は威圧感を感じて防御の姿勢をとった。 月を反射し、煌めく刃が猛に迫る。物影に潜み待ち構え、こちらの姿が見えると同時に全力疾走からの斬撃を放ったのだ。バンデットの防御さえ弾くような力づくの突撃は、猛の身体を軽々と背後へ弾き飛ばした。 最後尾に控えていた紫月を巻き込み、倒れる猛。 「まったくもって厄介な能力だね」 距離をとるべく後退するバンデットを追って、エイプリルが前に出る。塀を足場に、劫が跳んだ。前後からバンデットを挟む陣形。これ以上、好き勝手に暴れさせるわけにはいかない。 バンデットの持つ刀は、仲間であるアズマの愛刀だ。返してもらう必要がある。 「ほらほら、トラウマを思い出せーい」 重火器を構え、エイプリルの後ろから身を覗かせるのはあかりである。戦闘に不慣れな為に、こうして人の背後からの威嚇となっているのだが、しかしノーフェイスとなる前に銃に撃たれた経験のあるバンデットとしては、銃器の類は脅威として認識されているらしい。 恐怖しているのか、それとも習性のようなものか。バンデットは刀を正眼に構え、前後に視線を走らせる。 その構えには、見覚えがあった。刀の持ち主であるアズマのものだ。 「この剣は只首を切り落とす為に特化した処刑の剣、その切れ味……しっかり味わって行くんだな」 背後から、劫が斬りかかる。一閃、二閃と鋭い斬撃がバンデットを襲う。見るものを魅了する技の冴え。受けるだけでも、片腕のバンデットは精一杯だ。あかりによる援護射撃も相まって、防戦一方だった。 そして、その時は訪れる。劫の剣が、バンデットの胸に突き刺さったのだ。それと同時、あかりの放った弾丸が、塀を一部を打ち砕いた。 「やばっ……」 そう呟いたのはあかりだった。 崩れ落ちる瓦礫が、濛々と砂煙を巻き上げる。 「劫さん!」 砂煙と瓦礫に埋もれた劫の名を、エイプリルが呼んだ。じっと目を凝らす。ゆらり、と砂煙の中で何かが動いた。人影だ。手にしているのは剣だろうか。その形状から、劫の持っていた処刑剣だと分かる。 仲間の無事に安堵の溜め息を零すエイプリル。だが、しかし。 「避けてっ!」 背後から飛んできた紫月の声に、はっと我に返る。エイプリルは咄嗟に鉄扇を振りあげた。処刑剣と鉄扇がぶつかる甲高い音。エイプリルの身体が淡く光っているのはあかりの展開したエル・バリアの効果だろう。 「油断は禁物ですね、確実に事を進めて行きましょう」 紫月によって撃ち込まれた光球が、砂煙を払う。瓦礫の下で這い出ようともがく劫と、劫の剣を持ったバンデットの姿がそこにはあった。 「さあ、泥棒さんよ。そろそろ観念して貰うぜ、地獄への片道切符はちゃんと用意してやる」 剣を振りあげ、駆け出そうとしたバンデットの身体が、ふわりと宙に浮き上がる。 猛の弐式鉄山だ。猛の行う空を掴み、持ち上げる動作に合わせてバンデットの身体が浮き上がる。ブン、と猛が腕を振り下ろす。それに合わせて、バンデットの身体が地面に叩きつけられた。 すでに限界だったのだろう。起き上がろうともがくバンデットだが、体がまともに動かないようだった。ゆっくりと、猛がバンデットの元へと近づいていく。 「責任を取って貰うぜ、藤波藤吾」 猛が拳を振り下ろす。バンデットの頭を、猛の拳が打ち抜いた。ビクリと一度、バンデットは体を震わせ、そして動かなくなる。霧と化して霧散するバンデット。 遠くから、パトカーのサイレンが鳴り響く。 劫を瓦礫の下から助け出す頃には、増援の対処に当たっていた仲間達も合流してきた。これ以上長居の必要はない。 あかりの開けた塀の穴から、リベリスタ達は逃げ出した。 |
■シナリオ結果■ | |||
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■あとがき■ | |||
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