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氷上のプリズム

●ひとしずく
「……暑い」
 ブリーフィングルームに集められたリベリスタの中の誰かが呟く。
 暦の上で立春を迎えたとはいえ、季節はまだまだ真冬。春の足音は当分聞えそうにない。
 にも拘らず、ルーム内には汗ばむほどの熱気が充満していた。
「仕方ないでしょ、これだけ寒いんだから」
 やや口を尖らせながら、真白イヴはリモコン操作で室内空調の温度をさらに上げる。
 エアコンは轟々と唸りを上げながらフル稼働し、床に設置された数々の暖房器具と共に室内の温度を更に上昇させた。
「この部屋の電気ヒーターだけで、本部のブレーカーが吹っ飛びそうだぜ」
 そんな遠回しの抗議を無視しながら、イヴは“仕事”の説明を始める。
「今回みんなには、これの排除をお願いしたい」
 モニターに映し出されたのは、雪と氷に覆われる銀世界となった湖畔の風景と、その中心に据えられたように浮遊している球状の物体だった。
 無機質な印象の球体は、しかしそれがどのような物質で出来ているのか見当がつかなかった。何かの鉱石のようだが、透き通る質感はガラスのようでもあり、そして周囲に冷気を纏う巨大な氷のようでもある。いずれにせよ、重力に逆らう居ずまいのこの物質が何らかの『異形』であることは間違いない。
「これはとある希少な鉱石。ただし、ディメンション・ホールを通ってこの階層に落ちてきた、上位階層の鉱物よ」
 この世界と上位階層の異世界とを繋ぐ虫食い穴、または世界の歪み。岩盤の僅かな隙間から地下水が滴り落ちるように、この宝石もまたD・ホールから零れてこの世界に落ちてきたというわけだ。
「虫食いが出現して鉱石がこの世界に来るのは数日後。あなたたちには、被害が拡大する前に対応、その影響を取り除いてもらうわ」
「それで、この鉱物は一体どういった特性ものなんですか?」
 異世界からもたらされた『異物』は、その良し悪しに関わらずこの世界に何らかの影響を与える。そしてそれは、それ自身の持つ『神秘』としか言いようのない特徴に起因する。
「それなら見ての通りよ。この鉱石はとんでもない冷気の塊で、周囲の大気から熱を奪う。それがこの湖を凍らせて、辺りに雪を降らせているの。この効果は半永久的で、このまま放っておいたらこの地域一帯が氷漬けになってしまうわ」
 降雪、積雪に慣れた極寒の雪国でも、文字通り永遠に雪が降ればひとたまりもない。ましてこの湖は年に一度雪が降るか否かという地域だ。豪雪に対する備えは無く、数日で機能がマヒするのは明らかだった。
「鉱石自体はあまり頑丈でないハズだから壊すのは簡単。ただ――」
 モニターの映像が、鉱石の拡大写真に切り替わる。そこに映っていたのは、吹雪が画面の殆どを覆い尽くす中で、鉱石の周囲を飛び回る白い生物のようなものだった。
 人型のシルエットに、蝙蝠のそれによく似た両翼。手足の先には鋭い爪が生えており、その姿は抽象的な悪魔のモチーフを彷彿とさせる。
「宝石には精霊が宿る、なんてどこかで聞いたことがあるけど、これは言わばこの鉱石の守護霊みたいなモノかしら」
 魔物のような外見に守護霊という呼び名が相応しいかどうかはともかく、これが鉱石破壊の障害になるのは間違いないだろう。
 あるいは意思疎通の可能な相手ならば、戦いを避け穏便に元の世界に帰ってもらうことも可能かもしれないが、この守護霊にそのような意思、人格のようなものがあるのかは分からない。対話が成立する可能性もゼロではないが、映像での確認は不可能だ。
「とにかく、少し厳しい環境下での戦いになると思う。みんな、くれぐれも気を付けて」


■シナリオの詳細■
■ストーリーテラー:遊人  
■難易度:NORMAL ■ ノーマルシナリオ 通常タイプ
■参加人数制限: 8人 ■サポーター参加人数制限: 0人 ■シナリオ終了日時
 2014年03月08日(土)22:33
こんにちは、STの遊人と申します。


吹雪の中ということで、足場や視野の悪い中での戦闘になります。
足回りや視界に関するスキル、装備等で対応可能です。
対応策が無い場合は、回避や命中率に申し訳程度の補正が加わります。


「守護霊」との戦闘後、鉱石を破壊するか元の世界に送り返すかはお任せします。
ただし持ち帰り等はできません。この世界の技術では壊すのがやっとです。
参加NPC
 


■メイン参加者 8人■
ヴァンパイアデュランダル
東雲 未明(BNE000340)
ノワールオルールスターサジタリー
天城・櫻霞(BNE000469)
メタルイヴクロスイージス
大御堂 彩花(BNE000609)
アークエンジェインヤンマスター
★MVP
ユーヌ・結城・プロメース(BNE001086)
ギガントフレームプロアデプト
鳩目・ラプラース・あばた(BNE004018)
ジーニアスマグメイガス
六城 雛乃(BNE004267)
ハイフュリエミステラン
ファウナ・エイフェル(BNE004332)
フライエンジェインヤンマスター
エイプリル・バリントン(BNE004611)

●凍てつく世界
 湖はすべてを白銀に覆われていた。
 周囲の低い山々の間の平地に当たるこの地域は、普段は雪など滅多に降らない場所だった。大陸からの季節風は背後にそびえる大連峰を超える際に乾いた風となって吹き降ろす。そのため空気は乾燥しがちで、降雪は数年に一度観測されるかどうか、というほどだった。
 秋を過ぎると観光客は減り、紅葉を終えた木々は春に向けて芽吹きの準備を始める。あたりに暮らす人々も、花々の色彩が湖畔を彩る季節を待ちながら日々を送る。ここはそんな、寂しくも静かでのどかな山間の土地だった。
 しかし今リベリスタ達の眼前に広がる光景は、そんな湖の風景とは全く違うものだった。
 見渡す限りの曇天。猛吹雪が空を覆い、湖は凍り、降り積もる雪がすべてを隠した。
 原因は分かっている。湖の中心、そこに浮遊する「モノ」がそうだ。
 いくつもの切片を持つ球状の鉱物。ガラス細工のように透き通ったその物体の吸い込まれるような透明度と輝きは、まるで研磨され加工された宝石のように美しかった。鉱石を取り囲む銀世界も相まって神聖にすら見えるが、それは同時に物体の異質さを物語る。神秘的、どころかこれは神秘そのものなのだ。
 出現は突然であり、偶然であり、しかし必然であったかもしれない。それは例えるなら、岩の隙間から漏れ出す地下水が徐々に徐々に蓄積し、鉄砲水のように溢れだすように、上位階層の世界から零れ落ちてきたのかもしれない。
 自然現象的に現れた鉱石だが、それが異世界の物質である以上この世界へ与える影響は無視できようもない。何もせずとも、善であろうと悪であろうと、或いはどちらでもなかろうと、ただそこにあるだけで周囲を変えてしまう。神秘とはそれだけの力を有した存在だ。
 湖畔の地域は今、史上経験したことの無い豪雪に見舞われ、通信、交通、運輸その他のライフラインに甚大な被害が出ようとしている。このままでは、周囲の街まで湖同様氷漬けにされてしまうかもしれない。
 時折吹き付ける強風と吹雪が数メートル先の景色さえ隠してしまう中、リベリスタ達は湖の中心、異界の宝石を目指して進む。

それは、リベリスタ達の目の前に唐突に姿を現した。
 と言っても、目標物である鉱石は湖の中央に鎮座したまま動いていないので、正確には突然視界が開けて目の前の物体を視認できるようになったということだ。
 およそ円の形をした湖の中央部は、他の場所と比べてやや風が弱く、雪によって阻まれていた視界が心なしか良くなっていた。まるでその場所が聖域であるかのように。
 一行が領域に足を踏み入れると、白い人型が音も無く舞い降りる。待ち構えていたかのように現れたそれは、映像に映っていた「宝石の精霊」そのものだった。
 間近で目にしたその姿は、しかしモニター越しに見たそれと大して変わらぬ印象だった。人間に近いシルエットがぼんやりと把握できるだけで、何となく全容が掴めない。風で編んだような曖昧な輪郭の中、頭部に目と口らしきものが確認できるが、その表情までは読み取れない。リベリスタに対する視線が敵意なのかそうでないのか判断が出来ない。
「此処にいっしゃいましたか」
「ごめん、話だけでも聞いてくれないかしら」
 対象を刺激しないよう慎重に接近しながら、『風読み』ファウナ・エイフェル(BNE004332)、『薄明』東雲未明(BNE000340)の二人は「守護霊」に向かって語りかける。
 異界の神秘相手に言語が通じるかどうかは分からない。まずは様子見だ。
「あたし達、あなたに敵意があるわけじゃないの」
 『魅惑の絶対領域』六城雛乃(BNE004267)も説得に参加する。仲間たちが精霊と対話する様子を、『普通の少女』ユーヌ・プロメース(BNE001086)とエイプリル・バリントン(BNE004611)は注意深く観察していた。万一精霊の方から攻撃を仕掛けてくる場合も考慮して、いつでも戦闘に移れるよう体制を整えている。
「此処は貴方の在った世界ではありません。『穴』から此処へ落ちたのです」
 ファウナがコミュニケーションを試みる間も、精霊は表情らしき表情を見せなかった。こちらの話に耳を傾けているのか、それとも単に様子を窺っているのか。相手を試すようなその視線はじっとリベリスタ達を見据えていた。
 どうやらこの「守護霊」は自動防衛システムのような存在ではなく、少なくとも思念を持った存在のようだ。
「私たちはあなたを害したいわけじゃない、ただ元の世界に帰ってほしいだけなの」
 『ライトニング・フェミニーヌ』大御堂彩花(BNE000609)も呼びかける。今回の仕事はあくまで鉱石の「除去」であり、それは必ずしも「破壊」ではない。戦わずに済むならそれに越したことは無い。この場のリベリスタ達の多くはそう考えている。彼女たちは何とかそれを伝えようとする。
「『穴』の場所は分かっています。貴方を、貴方の世界へ送り届けさせてください」
 不意に精霊の様子が変化する。表情がにわかに険しくなり、精霊をとりまく風が徐々に強くなる。臨戦態勢なのは誰の目から見ても明らかだった。
 一陣の風がリベリスタ達に迫る。危険を感じて身をかわすと、湖面に積もっていた雪が裂け、湖を覆う分厚い氷に切れ目が入っていた。
 「守護霊」が咆哮する。戦闘開始の合図だった。

●氷の刃
 精霊の雄叫びからは常軌を逸した気迫が感じられた。
 ひょっとしたら精霊は冷静さを失っているのかもしれない。望まず訪れた異世界で防衛本能が異常に働き、その結果として近づく者を攻撃しているのではないか。
 どちらにせよ、鉱石をどうにかするためには戦って一度鎮静化する必要がある。
「さて、遊ぼうか」
精霊の先制攻撃に怯むことなく応戦を始めるユーヌ。手元で呪符を操作し、精霊の周囲に呪印を発生させる。更に、『クオンタム・カーネル』鳩目・ラプラース・あばた(BNE004018)は気糸の罠で精霊の動きを封じに掛かる。動きの止まった隙、その一瞬を駆け抜け敵との距離を一気に詰め、未明は剣の一撃を叩き込む。
身体から湯気を発するほどに限界を超えた力、超絶の破壊力を備えた剣撃が精霊を吹き飛ばす。クリーンヒットの手ごたえを感じたが、この程度では大人しくなってくれないだろう。
「さて、どう来るか。少しは楽しめるといいがね」
『アウィスラパクス』天城櫻霞(BNE000469)が不敵に笑う、そのモノクルの向こうで再び強い風が巻き起こる。精霊は自身を拘束する呪印と気糸を風の刃で振り解き、そのまま風を操り収束させる。精霊の掌で形成されたのは、超小型の台風のような風の塊だった。
精霊が台風を放り投げる。圧縮された風は弾け、猛烈な竜巻に姿を変えながらリベリスタ達を襲う。幸い重傷を負った者はいなかったが、吹雪に加え竜巻が雪を舞い上がらせ、濃い霧のようにリベリスタ達の視界をさらに悪くする。
 しかし、彼女たちは精霊を見失ってはいなかった。
「見つけた! そこ!」
 詠唱を終えた雛乃の手元から黒鎖が放たれる。鎖は白瀑の中を一直線に飛び、宙を漂う精霊を捉えた。
「分かりやすいな。所詮は異物、違和感だけなら一級品」
 鎖の濁流の中をなんとか泳いで脱しようとする精霊を、ユーヌの呪印が再び拘束する。精霊は強風にあおられた凧の様に、フラフラと地上付近まで高度を下げてくる。
 何とか術を振り解いて体制を立て直した精霊は異変に気付く。さっきまでホワイトアウト寸前だった視界がいつの間にか晴れかかっている。
「見えようが見えなかろうがやることは変わらない。邪魔をするなら排除する、それだけの話だ」
 櫻霞が一人ごちる。その周囲には、炎で形成された矢を無数に従えていた。燃え盛る火炎は冷気を打ち消し、空気中を舞い散る吹雪を溶かしていた。
 引き金と共に放たれた矢が精霊めがけて飛ぶ。一本一本が灼熱の熱量を持つ矢が雨のように降り注ぐ。
 無数の熱線をもろに受けた精霊は怯み、その場に膝をつく。畳み掛けるチャンスだ、とリベリスタ達は決め手を繰り出す構えを取る。
 が、それより早く、精霊は天高く飛翔する。相当のダメージを受けて追い詰められた精霊は、大技で逆転を狙う賭けに出るつもりのようだった。
 大気が音を立てて動き出す。炎の矢によって出来た寒暖差から生じる風も巻き込み、唸りを上げながら空中で一つになる。収束する神秘の力が光りを放つ。雪を含んだ疾風が輝きを増しながら吹き荒れる。
 残る力を注ぎこんだ、精霊の全力の攻撃。極限まで圧縮された風の力が天空で爆ぜ、内包されていた氷の刃がリベリスタ達をめがけて一斉に降り注ぐ。
 しかし、リベリスタ達は倒れなかった。雪塵、氷塵が立ち込める中、各々が懸命に氷剣を防ぎ、受け止め、いなし、弾き、砕き、躱す。
 氷の雨が止み、しかし倒れた者は誰一人いなかった。精霊が再び構える。ダメ押しの追撃。再び風が起こったが、精霊は不自然に動きを硬直させる。
 全身を縛る気糸。あばたの仕掛けた罠が精霊の動きを止めていた。
 先程の攻撃で足場となる湖の氷にも負担が掛かっている。次で決着をつけなければならない。リベリスタ達は身構える。
 エイプリルの放つ閃光が精霊を怯ませる。続けざまに発動する影、光球、四色の光。
 連続で射撃される銃弾、弾丸。
 精霊は咆哮しながら力ずくで拘束を解こうと狂ったようにもがき暴れる。まだまだ動きが止まる気配は無い。
飛び出す二つの影。片や蒸気を発しながら得物を振り上げる。限界を超えた全力中の全力、その力で振り下ろす。
片や、手にした武器を発光させながら精霊に迫る。その手に神気の輝きを集め、彩花は邪を払う光の刃を十字に斬る。
浄化の光は柱となって精霊を包む。断末魔のような絶叫を上げながら、精霊は雪の上に倒れた。

●覆水盆に
 湖畔には相変わらず猛烈な吹雪が降り注いでいた。
 銀世界の中、氷上の輝石は相変わらず湖の中心に鎮座していた。しかし、その守り手である『守護霊』は、先程と違い穏やかな様子でその傍に控えていた。
 リベリスタ達との戦闘で正気を取り戻したのだろう、平常状態に戻ったようだった。
 やはり、偶発的にこの世界に落下してきたことで混乱し、暴走するままに過剰防衛を行っていたのだろうか。或いは、ただそこにいるだけで害扱いされる、ただそこに在る事すら許されない理不尽に対する怒りだったのかもしれない。
 言語による交渉が困難な以上、精霊の真意は推してのみしか知ることが出来ない。しかし同時に、そんなものは知る必要が無いのかもしれない。何をどう知ったところで、鉱石の除去以外に問題解決の手段がないことに変わりは無い。結局最初からやることは決まっていたのだ。相容れないものは相容れない。受け入れられないものは受け入れられない。この世界にこの宝石を飾っておけるような場所は無い。
 だからこそせめて、元の世界へ返してあげたい。そう願う者が多かったからこそ、鉱石を砕くことだけは避けることにした。
「どうあれ悪影響にしかならないような代物は壊すしかない。そう思っていたんだがな」
 櫻霞はその場で一服しながら呟く。
「別にどちらでも良いが、砕けた破片が害になっても困る。綺麗さっぱり返して処理だ」
 彩花のサポートを受けながらユーヌが術式を展開し、数体の影人を召喚して鉱石を運ばせる。鉱石はその守護者と共に、次元の虫食い穴から元の世界へ帰っていく。
 Dホールを塞ぐと、徐々に吹雪が弱まってきた。やがて雲に切れ目が入り、間から陽光が漏れ出す。気温も先程よりは高くなりつつある。降り積もった雪や湖の氷もじきに溶けるだろう。湖面を歩けるうちに帰らなければならない。ここは湖の真上なのだ。
「さーて任務かんりょー。帰って晩酌だビールが旨い」
「まったくもって、厚着からの解放感がすばらしい」
「しかし、やっぱり寒いのは嫌いだわ」
「流石に吹雪の中での戦闘は冷える。体調を崩す前にさっさと帰って休みたいものだ」
 湖畔の地を後にしながら、それぞれ思い思いを口にする。
『ただそこに在るだけで害をもたらす存在』。それは何も異界のモノに限った話ではなく、神秘の力を有するリベリスタ達もそれと紙一重の差異しかないのかもしれない。
 しかし、彼女たちは運命を勝ち取り、この世界に生きることを許された。そしてその力を正しく使い、この世界を守るために日夜戦っている。
 リベリスタ達もまたそれぞれの世界へ帰っていく。かけがえのないそれぞれの日常へ。

■シナリオ結果■
成功
■あとがき■
雪景色をもっと綺麗に書きたかったんですが如何せん描写力が……


皆さんの尽力で鉱石の被害は取り除かれ、
さらに「破壊せず送還する」こともできました。
この事後処理には影人の活躍が大きかったため、
ユーヌさんをMVPとさせていただきました。


皆さん寒い中お疲れ様でした。