● つちのこ 未確認生物、と一口に言ってもその数、種類は数えきれないほどに多い。 そもそも存在すら怪しいもののオンパレードなのだ。なにしろ奴らは未確認生物。その存在が確認されてしまっては、未確認生物とは呼べなくなってしまう。 そんな未確認生物の中でも、この日本という国においては最も有名であろう生物がいる。つちのこ、と呼ばれるそれだ。懸賞金さえかかっている。 鎚に似た体型。胴が太く、短い蛇のような外見で、非常に素早く、そして高く跳ねるという。それゆえに捕獲は困難とされてきた。 その歴史は古く、縄文時代の出土品の中にはつちのこに類似して形状の土器が確認されたりもしている。 日本全国で目撃例が相次ぐものの、捕獲例はない。 そんな奇々怪々な生物の噂も、最近になってはまったく耳にしなくなってしまった。時折目撃例は上がるが、かつての賑わいにはほど遠い。 ところが、だ。 ある山村の、ある青年が、そのつちのこを見たという。それも複数だ。 山に囲まれた小さな村である。村おこしを考えていたこともあり、もしつちのこを捕獲できれば、一気に目玉として売り出せる。 そう考え、村の若者や近くの村や町民の公募を募り、早速つちのこの捕獲に乗り出した。 そのつちのこが、常成らざる存在であることなど、知る由もない。 冬眠中の蛇がE化したものであるなど、一般人には知り得ないことだ。 エリューションの危険性など知るはずもなく、総勢20人の若者が、その日一斉に、山狩りへと繰り出した。 ● 未確認生物捕獲作戦 「つちのこ狩りとか、埋蔵金とか、UFOとか、人はロマンには抗えないのね」 困ったわ、と『リンク・カレイド』真白イヴ(nBNE000001)はため息を零す。 モニターに映るものといえば、降り積もった落ち葉と雪のみ。つちのこの姿は確認できない。 早々簡単には見つからないから、彼らは未確認生物と呼ばれるのだろう。 だが……。 「つちのこは、いる。少なくとも、現在、この山においては確実に」 そして困ったことに、その数は1体や2体ではないのである。おまけに、E化して神秘の力を手に入れた蛇だ。一筋縄で捕獲できる相手ではない。 「その数実に15体ほど。大きさも30センチから2メートルほどまでと幅広い。山自体はさほど大きいものではないけど、隠れるのは上手いし、逃げるのも得意。今回は戦闘よりも、捜索、追走が主な任務になりそう」 異常なほどのジャンプ力と隠密性を備えたつちのこの群れ。更には、つちのこの捜索に出ている若者たちの存在も邪魔である。 「合計15体。居場所もサイズもばらばらなつちのこたちを、全て捕獲、あるいは殲滅してきて。山にいる若者たちに被害が出ないのが理想的ね」 説得して、危険を訴えることもかのうだろう。 しかし、一攫千金に目が眩んだ若者たちが、そうそう簡単に引いてくれるとは思えない。 「つちのこは毒を持っているみたい。十分注意してね」 そういってイヴは、仲間たちを送り出す。 冬の気配の色濃く残った山の中、未確認生物たちは、今も息を潜めてそこにいる。 |
■シナリオの詳細■ | ||||
■ストーリーテラー:病み月 | ||||
■難易度:NORMAL | ■ ノーマルシナリオ 通常タイプ | |||
■参加人数制限: 8人 | ■サポーター参加人数制限: 0人 |
■シナリオ終了日時 2014年02月20日(木)22:07 |
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■メイン参加者 6人■ | |||||
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●大山騒動 ある山村を囲む小さな山には、つちのこが住んでいるらしい。都市伝説でしかなかったそれが発見され、そして今日、近隣の若者や村の住人を集めた大規模なつちのこ狩りが決行されたのである。 その中に数名、他者とは目的の異なる者達、リベリスタ達が混ざっていることに、彼らは気付かない。 村人達の目的はつちのこの捕獲。リベリスタ達の目的は、つちのこの秘密裏な殲滅だ。 「えー、皆さん。それではそろそろ時間になります。つちのこ捜索、現時刻より開始いたします!!」 今回のリーダーを務める若者が、拡声器を使ってそう告げた。 それを合図に、数十名の人間が一斉につちのこ狩りへと乗り出した。 ●未確認生物、つちのこ 「猛獣狩りにいこうよ! 鉄砲だってもってるし! 鈍器だってもってるよ!!」 黒いコートを翻し、喜々として山へ踏み込んで行く『終極粉砕機構』富永・喜平(BNE000939)。周囲にはまだ一般人が居る為仕舞っているが、彼の装備は巨大な銃火器である。 「つちのこ! ロマンですね! でも今回はエリューション化した蛇ですか……」 残念です、と『勇者を目指す少女』真雁 光(BNE002532)が肩を落とす。索敵に有効な能力は持っていないが、それでも必死に視線を巡らせ、つちのこを探す。 「確かに、人はロマンには抗えない。仕事であるとはいえ、オレもこうして二度目のUMAハントに来たわけだしな」 光に同意し『Killer Rabbit』クリス・キャンベル(BNE004747)は何度も頷く。目をカッと見開き、千里眼でつちのこを探すクリスである。相手は千里眼から逃れる術を持っているようだが、しかし1匹も見つからない、ということはないだろう。 「何体か居るな……。近くにも……?」 つちのこは全部で15匹。千里眼では、果たして何匹、捉えられるだろうか。 クリスの告げるつちのこの居場所を『致死性シンデレラ』更科・鎖々女(BNE004865) が記憶する。ある程度潜伏場所を覚えておけば、万が一千里眼から隠れられても探しやすくなるだろう。 「それが神秘存在であるなら駆除するまでの事。村人と衝突してしまう前に急ぎましょう」 一番近い潜伏場所へ向け、鎖々女は進路を変えた。周囲を捜索している一般人から隠すようにして、彼女の手にはスローイングダガーが握られている。 先行した仲間達から僅かに遅れて、レディ ヘル(BNE004562)と『落ち零れ』赤禰 諭(BNE004571)が後を追う。道中諭は、ふと気になってレディへ向けて言葉を投げつけた。 「のっぺりとした仮面は蛇のようですね。もっとも蛇よりも可愛げはありますが」 そう言って、クスクスと笑う。それに対してレディは、ハイテレパスを用いて返答を送った。 『望むなら与えよう。ただ、声を失うことになる。それと“私”の毒は全てを殺す』 「それは怖い」 肩を揺らして楽しげに笑う諭を、レディはじっと眺めていた。そんな諭の肩に一羽の小鳥が舞い降りる。小鳥が諭の耳元で何か囀る。それを聞いて、諭は「へぇ」と声を漏らした。 懐から一枚、式符を取り出す諭。それを放ると、瞬間的に周囲の空気が変わった。結界を展開したのだ。これで、用の無い者はこの近くには近づけない。 それから諭は、近くの茂みを指さした。それを受け、レディは低空飛行で茂みに接近する。 レディの影が茂みに差しかかった、その瞬間だ。 茂みを大きく揺らし、2つの影が高く高く、飛び上がったのは。 『!?』 咄嗟に戦斧を振り回すレディ。飛び上がった影のうち、片方が地面に落ちた。胴を裂かれ、血と臓物を垂れ流すつちのこの遺体である。残ったもう1匹のつちのこは、素早く飛び跳ね木を登って行った。 それを追ってレディが飛ぶ。 「つちのこですか。懐かしいものですね」 式符を放って、影人を増やす赤禰。重火器を構え、つちのこに狙いを定める。 しかし影人が重火器の引き金を引くより速く、レディがつちのこの目の前にまで追いついた。戦斧を振りあげるレディを、つちのこが睨む。睨みつけられた者を石化か毒状態にする魔眼だろう。しかし、レディは毒に耐性を持っている。 ダメージも気にせず斧を振り下ろした。首を切り落とされ、つちのこが地に落ちる。 山に潜むつちのこ、残り13体。 現場に到着したクリス達は、早速千里眼を頼りにつちのこの潜んでいる岩影へと歩を進めた。 後方では諭が結界を、レディが魔弾を展開して警戒している。 「囲んで逃げられないようにしないといけませんね」 光の言葉を合図に、喜平、光、クリス、鎖々女の4人は散開。喜平が代表して、岩影を覗きこんだ。 「あ! ツチノコ!!」 喜平が叫ぶ。と、同時に巨大な鉄塊染みた銃をAFから取り出した。喜平の声に弾かれるようにして、2体のつちのこが岩影から飛び出した。1匹はまっすぐ上へ、もう1匹は横に跳ぶ。 「……ヒャッハァ往生しろよぉぉ!!」 テンションは高く、しかし囁くような声音で喜平は言う。 銃口はまっすぐ、横へ跳んだつちのこへ向けられた。躊躇なく引き金が引かれる。轟音。空気が震え、弾丸が地面に大穴をあける。 その音に驚いたのか、或いは偶然の産物か。近くの茂みから更に3体のつちのこが飛び上がった。どうやらつちのこ達は、非常に臆病な性格らしい。発見されることや、轟音、閃光などに驚き飛び出す習性があるようだ。 「数は……残り4体。位置はバラバラ。逃がさないように」 素早く現状を確認した光は、剣を構えてつちのこ達の元へと駆ける。殲滅よりは、逃走を阻むのがその目的だろうか。 しかしここで、予想外の反撃にあう。つちのこのうち1体が、大きく跳んで光の腹に突き刺さる。ごぷ、と奇妙な音をたてて光の口端から血が流れた。つちのこの動きは止まらない。更に数度、素早く柔軟に光の周囲を飛び回り、彼女の全身を連続して強く打つ。 跳ねる度に速度が上がっているようだ。視認するのもやっとといった具合である。 「う、ぐ……」 つちのこの猛攻撃を浴びながら、光は剣を上段に構える。 つちのこは気付いていないのだろう。光の剣に、膨大な量のオーラが集まっていることに……。 「1匹ずつ確実に仕留めていこう」 そう呟いたのはクリスであった。まっすぐ逃亡を計った2体のつちのこへ向け、光球を投げつける。光球は弾け、辺りに閃光が飛び散った。 強烈な光に怯んだつちのこの動きが一瞬鈍る。その隙を見逃さず、鎖々女がダガーを投擲した。風を切り、ダガーはまっすぐつちのこの頭部を刺し貫いた。それでもなおつちのこは逃げようとしたが、力尽きてその場に倒れる。 「それにしても、つちのこって久々に聞きましたね」 「だけど今、すごくワクワクしてるよ、オレ」 残った1体もクリスの銃弾が撃ち抜き、仕留める。至近距離では捉える事も困難な素早い動きも、遠距離から、しかも閃光で動きを止めてしまえば比較的容易に捉える事ができるようだった。 逃げようとした2体のつちのこを、クリスと鎖々女が仕留めた直後、光もまた襲いかかってきた1体を一刀の元に斬り捨てた。 残るは1体。上方へ逃げたつちのこだけだ。 地面を蹴って宙へ跳ね、木を足場に加速、高度を上げる巨大なつちのこがいた。その大きさは1メートルを超えるだろうか。他の個体よりも大きいように思う。 逃走を阻むべく前へ出たレディの腹に向け、そのつちのこはまっすぐに跳び込んだ。弾丸のような速度でレディの腹を打つ。 バランスを崩したレディを足場に、そのつちのこは茂みの中へと飛び込んだ。 つちのこ、残り9体。うち、逃走中が1体である。 レディの取り逃がしたつちのこを追うのは、諭の召喚した影人達だ。その後ろからリベリスタも追跡する。 逃げながら、つちのこが鳴く。声にならない擦れた鳴き声だ。恐らく、他の個体に危険を知らせているのだろう。 「くそっ、見えなくなった」 舌打ちを零すのはクリスである。千里眼でつちのこを捉えることができなくなったようだ。それならば、目視できている目の前の1体を確実に仕留める。そう決めて、両手に構えた銃の引き金を引いた。 放たれた弾丸は、ぶれることなくつちのこに命中。しかしつちのこは動きを止めない。 血を撒き散らしながら、なおも逃げる。そんなつちのこにトドメを差したのは、諭の放った弾丸だった。 地面に大きなクレーターを作り、つちのこを消し飛ばす。 「山が荒れるのは、まあ放っておきましょう。怪事件として売り出せば話題程度になるでしょう」 そう呟いて重火器を降ろす。 少し騒ぎ過ぎただろうか。遠くから、集団が迫る足音が聞こえる。轟音に気付き様子を見に来た一般人達だ。リベリスタ達は慌てて装備を隠し、その場を離れる。 ただ1人、諭だけが懐から数枚の式符を取り出した。 「邪魔なら影人に抱えさせて下山させますよ? 乗り心地は保証しませんが」 新たな影人を呼び出そうとした諭を止めて、光とクリスが茂みから外へ出ていった。轟音に気付いて近づいてきた一般人の元へと駆けていく。 地面に出来たクレーターから、一般人達を遠ざけるように誘導しているのが見て取れた。 「そんなに慌ててどうしたんだ? あっちの方につちのこが居たらしいぞ」 「うーん。本当のツチノコさん……存在するのですかね?」 クリスと光に誘導されて、近くに居た一般人達は別方向へ誘導されていく。怪しまれないように、クリスと光もそれに付いていく。 一団の姿が見えなくなった、その時だ。 『“おなえ”なら容易いはずだ』 諭の肩を叩き、頭上の木の枝を指さすレディ。諭、喜平、鎖々女の視線が一斉に上を向く。 そこには、今にも跳び出そうと身体を縮める2体のつちのこの姿があった。 つちのこの姿を確認した瞬間、喜平が銃を取り出し掲げる。それと同時に、つちのこが跳んだ。逃げ出すものとばかり思っていたが、予想に反して2匹はまっすぐ、こちらへ向かって弾丸のように跳んでくる。 『……』 戦斧を掲げ、レディは飛んだ。空中でつちのこの攻撃を受け止める。弾かれたつちのこが空中を舞う。空中で、つちのこの目が真っ赤に光るのが見えた。魔眼の発動の合図だ。レディは素早く魔眼の効果範囲にその身を滑り込ませる。 毒や石化の状態異常は彼女には効かない。 だが、誤算もあった。 『つ、つちのこがでたぞー!!』 山の上から数名の若者が駆けおりて来る。彼らに追いかけられているのは、4体のつちのこだった。更に、その大声に反応し別の場所でも2匹のつちのこが姿を現した。 新たに現れた2匹が跳び上がる。地面や木を蹴って、高速で跳ねまわる。当たるを幸いに、と行われる体当たりのラッシュがリベリスタを襲う。 背後からの不意打ちを受け、レディが空中でバランスを崩す。大きくよろけたレディの顔面を、つちのこが打った。打ちどころが悪かったのか、或いは蓄積されたダメージが臨界点を超えたのだろう。意識を失ったレディはそのまま地面に落下し、倒れる。 「TPOを弁えられるのも素敵紳士ハンターの条件なのだよ!!」 喜平が銃を掲げる。銃から放たれる無数の弾丸。蜂にも似た一斉掃射が、つちのこを襲う。敵の数が多いので、一気に片付けた方が有効と判断したようだ。 素早く跳びまわっていたつちのこのうち、3体が地面に落ちて動かなくなる。つちのこは残り5体だ。 喜平の掃射が終わる。周囲に漂う血と硝煙の臭いが風に吹かれて消えていく。 命の危険を察したつちのこが、逃走の姿勢を取った。真っ先に反応したのは、鎖々女である。スローインダガーを両手に構え、そのうち1体に狙いを付けて、後を追う。 「逃がしませんよ。退路の遮断を優先です」 つちのこに追いつき、その進路に向けダガーを放つ。その度に進路変更を余儀なくされるつちのこの移動速度が低下していく。進路を塞がれ、岩影に跳び込もうとしたつちのこの頭部を、ダガーが貫く。飛び散った鮮血が、岩を赤く濡らした。 影人が展開する。重火器を構え、つちのこの進路へ。諭の指示の元、影人達は素早く、そして規律のとれた陣形を組む。つちのこの魔眼によってうち何体かは倒されてしまうが、それでもまだ数が多い。ここまで地道に召喚を続けた成果と言えるだろう。 撃ち出された砲弾が、つちのこを1匹消し飛ばす。残るは3体。土煙りに紛れ、その3体は地面を素早く這って、逃げ出していった。 しかし途中で、逃げようとした1匹が動きを止めて、その場に倒れる。それを見て、諭は酷薄な笑みを浮かべる。 「やれやれ不味いですね。そこらの蛇でも吸った方がマシですね」 エナジースティール。他者のエネルギーを奪うスキルだ。残りは2匹。見失ってしまった。影人に、捜索と討伐の指示を出そうとした諭の眼前に戦斧が振り下ろされたのは、その時だ。 ザン、と重たい音をたて刃が地面に突き刺さる。そこには、真っ二つに切断されたつちのこの遺体も転がっていた。 『………』 荒い息を吐くレディがそこには居た。フェイト復活。斧を引き抜き、諭に視線を移す。 それを見て諭は「仕方ないですね」というように、小さく笑った。 ●最後に残ったつちのこは 「残るは1匹みたいですね」 AFによる連絡を受け、光は言う。一般人の誘導を終えて、仲間の所に戻る道中だ。 探してみるよ、と答えてクリスは千里眼で山中の様子を窺っている。先ほどの轟音騒ぎや、一般人につちのこが数体発見されてしまったこともあり、現在山のあちこちでは小さな騒ぎが起きている。 「この近く、人が居ないな。こっちに逃げて来るんじゃないか?」 今まで見て来たつちのこは、皆臆病だった。最後に残った個体も同様だとすれば、人が居ない方向へ逃げて来る、或いは潜伏することが予想できる。 足音と気配を殺して、2人は慎重につちのこを探す。 そんな2人の背後で、ガサリと茂みが音を立てた。振り返るとそこには、体から血を流すつちのこの姿。すでに手負いなのは、先ほどの喜平の攻撃を受けているからだろう。 発見と同時に光が飛び出す。下段に構えた剣で地面を削りながら、つちのことの距離を詰める。逃げるだけの元気は残っていないのか、つちのこは光を迎撃すべく跳んだ。目にも止まらぬ速度で飛び回るつちのこだが、同時に鮮血も飛び散っている。 「不意打ちが効かない以上正面から挑むしかないだろう。気は進まないがな」 つちのこの動きを予想しながら、クリスは援護射撃を繰り返す。万が一にもここでつちのこに逃亡されるわけにはいかない。 つちのこの攻撃を受けながらも、光は攻撃の体勢を解かない。 跳びまわっていたつちのこに、クリスの弾丸が命中した。空中で動きの止まったつちのこ目がけ、光が剣を振りあげた。 一刀両断。真っ二つに切り裂かれ、つちのこは息絶えた。 この瞬間、この山に居たつちのこ達は全て殲滅されたことになる。 ミッションはこれで完了だ。 余談ではあるが、今後もこの山ではつちのこの目撃例が相次ぐことになる。それをキッカケに村おこしは成功するのだが、それはまた別の話。 「いやいや、本物のツチノコはいます! 絶対にいます! UMAはロマンなんです!」 村からの帰り道、光は熱くこう語ったと言う……。 |
■シナリオ結果■ | |||
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■あとがき■ | |||
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