●第3回 「俺だ!焔藤だ!いるぞっ!俺はここにいるぞーーーーーっ!!!! ……何?説明をしろだって? ふむふむ……武道館のトーナメントももう3回目なのか……っ やっぱりこういう純粋な力比べは燃えるよなっ! ええと……何々?今回は第1回と同じく完全ランダムチームだそうだっ! ただし今回は後衛同士の組み合わせは出来るだけできない様に考慮されるらしいぞっ!まぁそれでもなっちまった場合はソレも運だ! さぁて今回はどんな戦いが繰り広げられるのか……楽しみだっ!!」 ⇒チーム&対戦表の抽選結果はこちら! |
■シナリオの詳細■ | ||||
■ストーリーテラー:ちょころっぷ | ||||
■難易度:VERY EASY | ■ イベントシナリオ | |||
■参加人数制限: なし | ■サポーター参加人数制限: 0人 |
■シナリオ終了日時 2014年01月28日(火)23:00 |
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●第一カテゴリー 未だ熟さぬ故に無限の可能性を持ち、これより『虎にも竜にもなる』戦士達にも始まりの時はある。 この試合が大いなる一歩目なのか、その歩みの一つに過ぎないのか……答えは未だ無いが、今それを語るのも無粋になろう。 真剣勝負の火蓋はまさに今切って落とされようとしているのだから! □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ 1回戦第1試合 ○亜汐 柚利 (BNE004709) 前衛 ○六城 雛乃(BNE004267) 後衛 ×大神 がぶり(BNE004825) 前衛 ×毒島・桃次郎(BNE004394) 後衛 大神 がぶり、戦法設定なしの為不戦敗 1回戦第2試合 ○桜 望(BNE000713) 前衛 ○八文字・スケキヨ(BNE001515) 後衛 ×老神・綾香(BNE000022) 前衛 ×鎹・枢(BNE003508) 後衛 ⇒勝負の詳細はこちら 1回戦第3試合 ×緒形 腥(BNE004852) 前衛 ×依子・アルジフ・ルッチェラント(BNE000816) 後衛 ○朝町 美伊奈(BNE003548) 前衛 ○柊暮・日鍼(BNE004000) 後衛 ⇒勝負の詳細はこちら 1回戦第4試合 ×翔 小雷(BNE004728) 前衛 ×イシュフェーン・ハーウィン(BNE004392) 後衛 ○翡翠 夜鷹(BNE003316) 前衛 ○鈍石 夕奈(BNE004746) 後衛 ⇒勝負の詳細はこちら 1回戦第5試合 ○閑古鳥 黒羽(BNE004518) 前衛 ○澄芳 真理亜(BNE002863) 後衛 ×四十谷 義光(BNE004449) 前衛 ×小崎・史(BNE004227) 後衛 ⇒勝負の詳細はこちら 1回戦第6試合 ×佐藤 遥(BNE004487) 前衛 ×アミリス・フェネール(BNE004347) 後衛 ○四辻 迷子(BNE003063) 前衛 ○首藤・存人(BNE003547) 後衛 ⇒勝負の詳細はこちら □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ 2回戦第1試合 ×-風芽丘 L 真(BNE003580) 前衛 ×-ターシャ・メルジーネ・ヴィルデフラウ(BNE003860) 後衛 ○-ジュリー・モーガン(BNE004849) 前衛 ○-御厨・幸蓮(BNE003916) 後衛 ⇒勝負の詳細はこちら 2回戦第2試合 ○○亜汐 柚利 (BNE004709) 前衛 ○○六城 雛乃(BNE004267) 後衛 ×-リイフィア・ヴェール(BNE004409) 後衛 ×-更科・鎖々女(BNE004865) 後衛 ⇒勝負の詳細はこちら 規定により後衛チームは前衛へ 2回戦第3試合 ×-鎖蓮・黒(BNE000651) 前衛 ×-ナターリャ・ヴェジェルニコフ(BNE003972) 後衛 ○○桜 望(BNE000713) 前衛 ○○八文字・スケキヨ(BNE001515) 後衛 ⇒勝負の詳細はこちら 2回戦第4試合 ×○朝町 美伊奈(BNE003548) 前衛 ×○柊暮・日鍼(BNE004000) 後衛 ○-エイプリル・バリントン(BNE004611) 前衛 ○-杜若・瑠桐恵(BNE004127) 後衛 ⇒勝負の詳細はこちら 2回戦第5試合 ○-イセリア・イシュター(BNE002683) 前衛 ○-ケイティー・アルバーディーナ(BNE004388) 後衛 ×○翡翠 夜鷹(BNE003316) 前衛 ×○鈍石 夕奈(BNE004746) 後衛 ⇒勝負の詳細はこちら 相打ち引き分け ⇒勝負の詳細はこちら 2回戦第6試合 ○○閑古鳥 黒羽(BNE004518) 前衛 ○○澄芳 真理亜(BNE002863) 後衛 ×-ユーグ・マクシム・グザヴィエ(BNE004796) 前衛 ×-三芳・琥珀(BNE003280) 後衛 ⇒勝負の詳細はこちら 2回戦第7試合 ×-阿倍・零児(BNE003332) 前衛 ×-字代 菊理(BNE004445) 後衛 ○○四辻 迷子(BNE003063) 前衛 ○○首藤・存人(BNE003547) 後衛 ⇒勝負の詳細はこちら 2回戦第8試合 ○-霧島・神那(BNE000009) 前衛 ○-街野・イド(BNE003880) 後衛 ×-ティオ・アンス(BNE004725) 後衛 ×-ドッペルたいじゅのてぃおっち(BNE004725) 後衛 ⇒勝負の詳細はこちら 規定により後衛チームは前衛へ □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ 準々決勝第1試合 ×○-ジュリー・モーガン(BNE004849) 前衛 ×○-御厨・幸蓮(BNE003916) 後衛 ○○○亜汐 柚利 (BNE004709) 前衛 ○○○六城 雛乃(BNE004267) 後衛 ⇒勝負の詳細はこちら 準々決勝第2試合 ○○○桜 望(BNE000713) 前衛 ○○○八文字・スケキヨ(BNE001515) 後衛 ×○-エイプリル・バリントン(BNE004611) 前衛 ×○-杜若・瑠桐恵(BNE004127) 後衛 ⇒勝負の詳細はこちら 引き分け ⇒勝負の詳細はこちら 準々決勝第3試合 ×○-イセリア・イシュター(BNE002683) 前衛 ×○-ケイティー・アルバーディーナ(BNE004388) 後衛 ○○○閑古鳥 黒羽(BNE004518) 前衛 ○○○澄芳 真理亜(BNE002863) 後衛 ⇒勝負の詳細はこちら 準々決勝第4試合 ○○○四辻 迷子(BNE003063) 前衛 ○○○首藤・存人(BNE003547) 後衛 ×○-霧島・神那(BNE000009) 前衛 ×○-街野・イド(BNE003880) 後衛 ⇒勝負の詳細はこちら □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ 準決勝第1試合 ○○○○亜汐 柚利 (BNE004709) 前衛 ○○○○六城 雛乃(BNE004267) 後衛 ×○○○桜 望(BNE000713) 前衛 ×○○○八文字・スケキヨ(BNE001515) 後衛 ⇒勝負の詳細はこちら 準決勝第2試合 ×○○○閑古鳥 黒羽(BNE004518) 前衛 ×○○○澄芳 真理亜(BNE002863) 後衛 ○○○○四辻 迷子(BNE003063) 前衛 ○○○○首藤・存人(BNE003547) 後衛 ⇒勝負の詳細はこちら □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ ●三位決定戦 「にははっ、よろしくおねがいしまっす!」 桜 望(BNE000713)の一人にゃんぷしーろーるが炸裂し、一見ぷにぷにのねこぱんちが閑古鳥 黒羽(BNE004518)へ殺到した。 全て顔面を狙ったはずだが、黒羽は鳥の羽根の如くそれを回避。眼帯のついた片目をおさえ、世にも黒い笑みを浮かべた。 「フ、私は暇では無いのだ。さっさと終わらせてやろう。鎧をよこせマリアくん!」 「ファーストネームで呼ぶなこの厨二カラス!」 どなりつけながらもちゃっかりオーラの鎧は付与してくれる澄芳 真理亜(BNE002863)である。二十一歳男性である。 「名前など記号。きにするなマリアくん」 黒羽は高く飛翔。できるだけ大胆なポーズをとると体内から複数のワイヤーアンカーを発射した。それらは望の腹や胸に次々と突き刺さる。 「んにゃ!?」 巻き取りと同時に突っ込んでくる黒羽。望はあえて逆らわずに急速接近からのラリアットを繰り出した。のけぞって交わされる。構わない。コマのように回転して黒羽を一気に巻き取り、自らのそばに固定してやった。即座にワイヤーを切って離脱する黒羽。 さあ追撃だと思ったその時、黒羽のすぐ脇を一本の矢が通過した。 狙いは黒羽? ではない。その後ろで回復に専念しようとしていた真理亜である。 「うおっと、俺かよ!?」 「よそ見はだめだよ、狙ってるからね?」 望の更に向こう。仮面の下でにやりと笑う八文字・スケキヨ(BNE001515)の姿があった。 肩に突き刺さった矢を引き抜く真理亜。 「おいカラス、こっちのフォローも――」 「悪いがしのいでくれ。こっちは……忙しい」 忙しい。それもそのはずだ。黒羽は望の高速スウェーから繰り出す連続ねこぱんちをかわすので精一杯だったのだ。 「畜生マジかよ……!」 真理亜はとるものもとりあえず横っ飛びに転がりまくる。そのたびに足下に矢が刺さり、ついには彼の足や腰へと刺さるに至った。 このまま回復担当を潰されてはまずい。黒羽は思い切って飛び上がると、全身から一斉にワイヤーアンカーを発射した。 望はこれまで黒羽の攻撃をモロに受け続けていた。避けられまい。そう思った矢先に――。 「チャーンスッ!」 望は見たことも無い動きでワイヤーを全て回避。更にその隙間を縫ってスケキヨの矢が真理亜の首筋にストンと刺さったのだった。 「くそ、しくった……」 仰向けにぶっ倒れる真理亜。 「マリアくん!」 「おいしまいにゃ焼き鳥にすんぞ!」 倒れた仲間をチラ見する黒羽。その隙に望のパンチが鋭く唸り、彼女の頬をばっくりと切った。 咄嗟にワイヤーを大量射出。望も暗黒瘴気をばらまきそれを全て迎撃した。 相殺? いや違う。にんまりと笑ったスケキヨが間隙をつくように矢を打ち込んでくるのだ。その様、まさに糸の上の蜘蛛である。 「あっ、ちょ、やめ……おのれえ負けるかあ!!」 あまりのピンチに若干素が出た黒羽。だがその甲斐あってか無遠慮にぶっ放したワイヤーで望をキュッとしめ、スケキヨへとワイヤーを飛ばした。 目をぐるぐるにして昏倒する望。 それを背に高速接近する黒羽。 「最後は正面からの撃ち合いというわけかい? いいよ、やろう」 黒羽、スケキヨ、両者全力射撃。 大量の矢とワイヤーが交差し、その全てがお互いに突き刺さった。 そして。 「闇の炎に、抱かれて消えろ!」 黒羽が大量のワイヤーをスケキヨにまき付け、すれ違いざまに思い切り引き抜く。 噴水の如く血が吹き上がり、スケキヨは満足げに笑って倒れた。 「ふう……ふう……危なかった。ラストショットが決まらなければ、最悪負けていた」 黒羽は自らの肩を抱きつつ、ゆらりと立った。 それは、一晩鏡の前で練習したかのようにキマりにキマっていた。 3位決定戦 ××○○○桜 望(BNE000713) 前衛 ××○○○八文字・スケキヨ(BNE001515) 後衛 ○×○○○閑古鳥 黒羽(BNE004518) 前衛 ○×○○○澄芳 真理亜(BNE002863) 後衛 ⇒勝負の詳細はこちら □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ ●決勝戦 四辻 迷子(BNE003063)。自称『土俵合わせ』。 彼女の滑り出しはハッキリ言ってボコボコだった。 とりあえずに繰り出した斬風二連はなぜか柚利と雛乃にバラけていったし。亜汐 柚利 (BNE004709)の方はといえば蹴りの一発で真空刃を霧散させ、六城 雛乃(BNE004267)は避けられこそしなかったものの、モロにカウンターの魔法をぶっぱなしていた。その際『agJdXN』と発音していたが、仕組みを知らぬ者には分からぬ言語である。 してその間に首藤・存人(BNE003547)といえば、うつむいて眼球のオブジェに向かって『よく見えるようになあれ』と呟いているきりで……まあつまり、迷子さんは魔法の雨をぶっぱされるわ鋭い足技で滅多蹴りにされるわとひどいフルボッコ状態だった。 そんな中でふと顔をあげる存人。 「すみません、こっちを見ないでもらえないですか」 「ん?」 小首を傾げる雛乃。その途端、存人の全身から吹き出した血液がぎょろぎょろとした目玉の群れへと変わり、一瞬にして雛乃を取り囲んでしまった。恨みや嫉み、様々な視線が一斉に集まる。 何が起こったのか認識する暇も無く意識がブツンと千切れる雛乃。 ……が、そこは熟練の実況主。心ない目で見られることには慣れている。のか? わからないが。 「あ、危なかった! 初見殺しで死ぬところだった!」 とにかく気合いで踏みとどまった。その様子に胸をなで下ろした顔をして、柚利はおっとりと微笑んだ。 「大丈夫、おちついて。まずはこちらから行きましょ?」 柚利は安定した立ち振る舞いで迷子に連撃を浴びせ続け、雛乃も気持ちを取り直して魔法のぶっぱを再開した。 再開したが。 「うん、うん、なるほど……お主はそういう戦い方か」 迷子はそうとだけ言うと、それまでの無抵抗さが嘘のように、悠々と大地に立って見せた。 「存人、すまんが暫く回復を頼めるかえ。彼女の土俵に立たねばならん」 「……どうぞ」 存人はずっと後ろで目を伏せたまま、目玉だらけの本を撫でていた。彼が『いたいのとんでけ』と呟いた途端、目に見えない暖かな何かが迷子を覗き込み、彼女の傷だけを取り除いていった。 こきりと首を鳴らし、持っていた大煙管を放り投げる迷子。 「さて、遊ぼうか」 「……?」 彼女は何を言い出したのか。さっぱり分からぬ柚利はまるで機械のように正確な二段蹴りを繰り出した。 一発目は今まで通りにクリーンヒット。そして二発目が、顔の横でぱしりと掴まれた。 「こうじゃな?」 迷子に打ち込んだのと全く同じ側頭部に、凄まじく鋭い蹴りを叩き込む迷子。 柚利の脳がゆさぶられる。 「あ、え? なんで!? 底力……じゃないよねコレ?」 綾乃は圧縮した詠唱で存人や迷子に葬操曲・黒をぶっぱしつづけるも、存人はうつむいたままぶつぶつ回復しっぱなしで相手にされず、迷子に至っては片手ではじき飛ばしてしまった。 「お主のはこうじゃ。遠くから適当に、かつ手早く――」 真空の刃をおもむろにぶっぱする迷子。それは体力ギリギリで踏みとどまっていた雛乃に直撃し、そのまま意識を刈り取ってしまった。 柚利は迷子の手から自らの足をふりほどくと、再び攻撃態勢に入った。 途端に周囲を覆う存人の目。 突き刺さる視線の群れ。 迷子は腕を組み、ちょんと膝を上げて見せた。 「さあ、いたぶり合おう。お主の得意な我慢比べじゃ」 「――」 声は出ない。感情もわかない。 しかし柚利は直感した。 大量に叩き込まれる痛みと、その向こう側に感じる自らの心。心の支え。存在意義。 そして実に数十秒にわたる連打の末、柚利はようやく膝をついたのだった。 腕を組み、首をならす迷子。 「何かのために生きて戦う。強いのう……我が道を貫き障害を爆破して進む……強かじゃのう。楽しかった。実に楽しかった。そして存人、お主もたいしたものじゃ」 「いえ……」 存人は眼球のイミテーションを手の中で転がしつつ、呟いた。 「たまたまです」 決勝戦 ×○○○○亜汐 柚利 (BNE004709) 前衛 ×○○○○六城 雛乃(BNE004267) 後衛 ○○○○○四辻 迷子(BNE003063) 前衛 ○○○○○首藤・存人(BNE003547) 後衛 ⇒勝負の詳細はこちら 優勝!! 四辻 迷子(BNE003063)、首藤・存人(BNE003547)ペア!! ⇒トーナメント表結果はこちら! |
■シナリオ結果■ | |||
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■あとがき■ | |||
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