● 妖怪、というものはこの世に存在するらしい。九尾の狐や河童、などというメジャーな妖怪たちもものもちゃんと目撃情報が確認されている。 しかし、その妖怪が大量にいた場合、人々はどう反応するだろうか。 「なに、あれ……」 今風な格好をした、女が呟いた。驚きのあまり、つぶやいてしまった。 なぜならば。彼女の前には、化け物の群れが通っていたからだ。化け物というか、妖怪というべきものか――とにかくその女の前には常識では理解することができない生き物が大量にいたのだ。 そして、その群れの先頭には、特徴的な禿げ頭で、着物を着た老人のようなものがいた。腰には刀が刺してある。しかし、老人というには何か違う。人間ではない、何かがある。 それは化け物たちの先頭に立っているからなのか、それとも他の何かなのか――女にはわからなかった。 「あ、ああ……」 女はその場から動けなかった。恐怖で足が震えているのだ。そして、そのまま。 化け物たちの列に飲み込まれてしまったのだった。 ● 「大変です、妖怪の群れ……百鬼夜行が出現しました。ブリーフィングを始めますので、各自よく聞いてください」 『運命オペレーター』天原 和泉(nBNE000024)が言う。 「現在の状況を説明します。とある小さな町の中心部にて妖怪の群れが確認されています……その妖怪は部類で言うとE・ビーストになります。皆さんにはその群れの中心を叩いてもらうことになります」 和泉は続ける。 「任務の詳細をお伝えします。今回はE・ビーストの討伐が目的となります。そして最優先討伐目標は、敵の群れのリーダーと思われるE・ビースト『ぬらりひょん』です」 「待ってくれ。ぬらりひょんが妖怪の大将っていうのは後から付いたおとぎ話みたいなモンなんだろう?」 リベリスタが言った。 「ええ。ですが、妖怪とは人の畏れの象徴です。人が思えば、妖怪の姿かたちは変質する……妖怪も、時代に合わせて生きている、ということなのでしょう」 「なるほどね……」 「それでは詳細の伝達を続けます。しかし、最優先目標の手前にも当然ながら、妖怪がいます。今回の任務ではその妖怪の群れを突破し、『ぬらりひょん』を撃破、これにより事態の収拾を図ります」 彼女は資料を読みながら、 「現在確認されている妖怪は『赤鬼』『青鬼』、それと『犬神』がそれぞれ三体ずつ『ぬらりひょん』の前に確認されています。『ぬらりひょん』の全長は人間の身長と同じほど、『赤鬼』『青鬼』『犬神』は身長の二倍ほどであるようです」 そして、彼女は資料を置きながら言う。 「このままでは町を飛び出し、大きな都市部に向かってしまう可能性があります。これ以上被害を増やさないためにも、みなさんには迅速な対応をお願いします」 和泉はいつものように言う。 「それでは最終確認をします。今回の任務の目的はE・ビースト『ぬらりひょん』の優先的な撃破、およびその周りにいる『赤鬼』『青鬼』『犬神』の撃破です。『ぬらりひょん』のフェーズは2、その他はフェーズ1となります……みなさんの無事を祈っています」 |
■シナリオの詳細■ | ||||
■ストーリーテラー:河道 秒 | ||||
■難易度:NORMAL | ■ ノーマルシナリオ 通常タイプ | |||
■参加人数制限: 8人 | ■サポーター参加人数制限: 0人 |
■シナリオ終了日時 2014年01月10日(金)23:54 |
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■メイン参加者 8人■ | |||||
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● 丑三つ時。草木も静まる時刻に、リベリスタたちは立っていた。その中の一人、『落ち零れ』赤禰 諭(BNE004571)が言った。 「百鬼夜行ですか……ああ、まったく大した騒音発生装置ですね。そこらの珍走団よりタチが悪い」 「でもまあ面白いじゃないの。百鬼夜行の大行進? 妖どもの進行はここで止めてやるよ! この黒き風車でね!」 『黒き風車と共に在りし告死天使』フランシスカ・バーナード・ヘリックス(BNE003537)が意気揚々といった様子で言った。黒き風車――アヴァラブレイカーを携え、戦う準備は万端なようだ。 「百鬼夜行とか物語の中の出来事かと思ってたけど、神秘の世界にありえないということはないんだね」 『ロストワン』常盤・青(BNE004763)が優しい口調で言った。 「団体さんいらっしゃーいです? にんげんさんの営み壊すいくないとです」 『永遠を旅する人』イメンティ・ローズ(BNE004622)が笑いながら言った。 「人は何か良く分からないモノ、お化けだとかを怖れるけれどじゃあお化けは何を怖れるのかな~?犀クンは分かるゥ~?僕はわからねェ~」 『八面』夜行 鵺(BNE004163)が弟である『神獣』夜行 犀(BNE004164)の頭をペチペチと叩きながら言った。犀はうんうんと頷きながら、 「うんうん、そうだなァ…お化けってのは俺みたいな天才的な悪霊祓い師を恐れてるんじゃねェのかなァ!ハハッ! ッて…人の肩に乗って何言ってんだ! どっか行け!」 「お化けはネー、人に忘れられることを恐れるんだヨー」 『死体』夜行 彊屍(BNE004165)が若干訛りのある口調で言った。 「しかし発祥は別として……現代のぬらりひょんには『知将』のイメージがつきまといますね……厄介そうだ」 『ホリゾン・ブルーの光』綿谷 光介(BNE003658)が真面目そうな口調で、眼鏡に手をかけながら言った。 「それじゃあ準備しますね」 諭がそう言うと、強結界を周囲に展開した。これで当面、一般人がこの付近に近づくことはないだろう。 「それでは皆さん参りましょう……百鬼夜行をここで止めるために」 光介がそう言うと、リベリスタたちは目つきを変えた。戦いを始めるために。 ● 「さて、連中はどこにいるんですかね……」 光介は千里眼を発動し、町全体を見渡す。目標であるぬらりひょんを発見するためだ。こうでもしないと、雑魚に時間を取られてしまうからだ。 「見つけました。東の方向……やっぱりフェーズ1に囲まれてます」 「妖怪を祓うのは俺達のオシゴト!任せやがれってんだッ!」 犀の元気な掛け声とともに、リベリスタは光介が指定した場所へと向かっていった。そこにはおぞましい数の化物と――ぬらりひょんがいた。やはりぬらりひょんだけ何かが違う。 リベリスタたちは肌でそれを感じた。 「ホイサー! さあ皆ガンバロー」 彊屍は印を結び、瞬時に防御結界を展開し、その後道力を纏わせた剣を周囲に浮遊させ、刀儀陣も展開した。これで味方の能力が高まった。 「それじゃあ手筈通りに行こう」 青がそう言うと、リベリスタは各々の仕事を始めた。まず鵺が全身から気糸を放ち、犬神の動きを封じた。軽々と犬神の動きを止めていく。 「でっかいわんわだなァ~リードしないで放し飼いなんてのんのん♪」 そこに犀が飛び込み、 「ウッハハ! もらいィ!」 彼は全身の膂力を爆発させ、そのエネルギーをそのまま犬神に向かって叩きつけた。犬神が犀のほうに牙を向けるが、鵺が気糸でしっかりと動きを固めているので、反撃することができない。 そしてそこに彊屍が飛び込み、犬神の首元に吸血を仕掛けた。華麗なコンビネーションだ。心が通じ合っている三人だからこそできることだろう。 「わたしも負けてられないねー!」 フランシスカは自分の獲物を振り回しながら、全身から漆黒の闇を生み出した。それは無数、そして無形の武器となって彼女の身に纏った。 「木っ端が! まとめて吹き飛ばしてやるよ!」 向かってくる赤鬼と青鬼に向かって漆黒のオーラに染まった一撃を放った。その一撃は夜の畏怖のごとく、赤鬼と青鬼を貫いた。そして連続でその漆黒の一撃は放たれ、青鬼と赤鬼を苦しめる。 止まらぬ攻撃。暴力の嵐、という言葉がしっくりくる光景だった。 「まったく、この妖怪どもは……見かけだけは立派ですね」 諭は符術で式神『影人』を作り出した。数はどんどん増えていく。見かけはただの紙だ。しかしその式神は、近代的な兵器を持っていた。銃火器である。 彼は指示を出し、夜行たちが狩っている敵に向かって式神を歩かせた。そして、犬神が式神に気づく。だが、気づいたときにはもう遅い。 「華やかな女性の姿ならばこんなモノを相手にするよりはやる気も出たのですがね?」 引き金が引かれると、圧倒的な破壊力が犬神を襲った。殺戮の弾の嵐は犬神が倒れるまで続いた。 赤鬼と青鬼が青に向かって突撃していた。 「見た目と強さはイコールじゃないんだ」 彼は全身から気糸を放ち、青鬼と赤鬼を締め上げた。それは鵺の気糸よりも強靭なもので、二体を締め上げても余裕な様子だった。そして彼はそのまま、縛られている二体に向かって軽やかにステップを踏んだ。 それは死の舞踏だ。青の大鎌が次々と敵を斬りつけている。その次々と繰り出される斬撃は踊るように、そして淡々としている。 「あてんしょんぷりーず?」 イメンティがそう言うと、舞い踊る氷精と化したフィアキィが出現した。その妖精は周辺の冷気を集め、犬神を凍りつかせる。犬神は当然身動きがとれなくなる。 そしてそこに青が飛び込み、破滅的な黒いオーラを叩き込んでいった。 「ふぅ……」 青が力を抜いたその瞬間、赤鬼の一体が――誰かが取り逃がしたやつだ――が前線メンバーを通り越し、光介のもとへ飛びかかっていった。諭の式神が銃を撃つが、当たらない。 誰もが間に合わないと思ったとき。 「しーゆー」 イメンティが弓を放ったのだ。雨のように降り注ぐ火炎弾は激しく炸裂し、光介に向かって飛びかかっていった赤鬼を叩きのめした。それに耐えることはできなかったのか、赤鬼はその場に倒れ、ただ焼かれるだけになってしまった。 「ありがとうございます、イメンティさん。助かりました」 「どんとうぉーりー。どういたしましてなのです」 「ここにいる雑魚はあらかた片付きましたか……」 光介が千里眼で周囲を見る。 「民家の影にももういませんね……あとはぬらりひょんだけです。位置は特定しました。行きましょう」 光介はそう言い、ぬらりひょんのもとへと向かっていった。 ● ぬらりひょんだけが妙に違うことは、リベリスタたちが肌で感じていた。こいつだけは異常だ、と。しかしフランシスカはその不安を断ち切るように獲物を回しながら、 「百鬼夜行という割には大した数じゃないのねぇ。総大将の名が泣くわよ?」 ぬらりひょんが彼女たちの方へと目線を向ける。 「君たちは時代に取り残されるゴミだ。古臭いゴミの行き場など、ゴミ捨て場以外の何処にもないと知りなさい」 諭はそう言い、式神を展開した。その式神たちが銃の引き金を引き、ぬらりひょんに向かって斉射する。しかし、ぬらりひょんは軽々と弾幕をかわし、諭のもとへと駆ける。諭の弾幕をさばきながら、確実に近づいていく。 「それ以上は行かせないよ」 青が黒いオーラをぬらりひょんに放つ。そしてついにぬらりひょんが刀を抜いた。抜いた刀で青の攻撃に応戦する。そして青は大鎌の射程距離まで近づき、鎌を振り下ろした。金属と金属が擦れ合い、火花が散る。 そしてぬらりひょんが鎌を伝い、懐に入った。これでは鎌が使えない。しかし、青はあえて鎌から手を離し、黒いオーラをぬらりひょんにぶつけることによって距離を離した。 「行きナ、夜辺の長兄姉~♪」 彊屍がそう言いながら、背中に乗っている犀と鵺をぬらりひょんに向かわせた。 「さあ、夜を行こう」 鵺はそう言いつつ、全身から気糸を放ち、ぬらりひょんの動きを止めようとする。しかし、その糸はぬらりひょんの刀によって簡単に切断されてしまった。鵺に近づこうとするぬらりひょんだが、 「行かせねぇ! ねじ伏せてやんよ!」 ウッハハ、と笑いながら巨大な鉄扇子でぬらりひょんを叩く。神聖なる力を秘めた攻撃だ。しかしその攻撃もぬらりひょんの刀によって受け止められてしまう。ぬらりひょんは鉄扇子ごと犀を蹴り飛ばした。 「あいつ強ぇなぁ……」 「妖怪の総大将、ぬらりひょん! さぁ、タイマンよ。そしてその首頂戴よ!」 フランシスカの武器――黒き風車が赤く染まった。それはまるで血を啜る赤い魔具だ。その武器でぬらりひょんに向かっていく。ぬらりひょんが攻撃を受け止めるが、じりじりとフランシスカが押していく。力では彼女のほうが勝っているようだった。 刹那、ぬらりひょんの身体がぼん、と膨れ上がった。フランシスカの脳内でここは一旦引いたほうがいいという警告が発せられた。 「なにヨアレ……」 彊屍が不安そうに言う。 「おそらく自分の肉体を活性化させたんでしょう……情報にもあったはずです。だがこれは……予想以上に厄介そうだ」 「でもきっと大丈夫だとです」 イメンティが矢を取り出しながら言った。 「そうだね、ここで負けるわけにはいかない」 鵺が目の前にいるぬらりひょんを見据えながら言う。 そして次の瞬間、リベリスタたちの頭上から残骸が落下してきた。各々回避をしつつ、反撃の機会を窺う。一番早く動いたのはイメンティだった。 彼女は連続で矢を放った。正確な射撃が次々とぬらりひょんに向かっていく。ぬらりひょんは回避せざるを得ない。そして当然、攻撃には隙が生まれる。その隙をリベリスタが見逃すはずもない。 「今度こそ!」 犀が敵に向かって飛びかかっていく。神聖な力を秘めた一撃を大上段から繰り出した。それはぬらりひょんに見事にヒットした。しかし相手もやられっぱなしというわけではなかった。ぬらりひょんが信じられない速さで刀を振ったのだ。 彼はその攻撃を防ぐことだけで精一杯だった。通常ならば見ることさえもできない攻撃を防御できたのは、彼の尋常ではない反射神経があってこそだろう。 「がっ……!」 パワーをさばけず、そのまま壁に激突する。 「アイヤー……にーちゅあン、大丈夫? 今治すヨー」 「はは……悪い」 彊屍が癒しの符で犀の傷を癒していく。 「ここは通さないよ」 青が鎌を振りかざす。ぬらりひょんもそれに反応し、刀をぶつけた。そう、それが青の狙いだった。日本刀でもせめぎ合いに意識を集中しているならば、青のもう片方の手には意識はいかない。 彼は少し笑いながら黒いオーラをぬらりひょんの頭部めがけて射出した。それは見事に炸裂し、それを確認した青はすぐにぬらりひょんから離れた。 「光る頭がいい的ですね。すごぶる音が良さそうだ……スカスカの瓢箪のようですね」 諭はそう言いながら再び式神による斉射を開始した。ぬらりひょんはそれを回避し、民家の上に降り立った。そしてぬらりひょんは頭の上で、手を逆さにして手を叩いた。 その瞬間、諭の身体が硬直した。 「くっ……不味いですね……」 ぬらりひょんがもう一回、二回と手を打つたびにリベリスタたちの体が硬直していった。しかし、そこに未だ動ける者がいた。 「ボクは、ボクのできることをするんだ……止まるわけには行かないんだ。いつだって、この戦場でできることを!」 光介が動いていた。 「術式、迷える羊の博愛!」 光介が術式を展開し、邪気を寄せ付けぬ神の光を放った。その光は味方全体を包み込み、彼らを苛むものを討ち滅ぼした。 「これで動けるわ。よくもやってくれたわね! 後悔させてやる!」 もっとも早く動いたのはフランシスカだ。黒き風車を赤く染まらせながら、彼女は飛び上がる。そこから一気に剣をぬらりひょんに向かって振り下ろす。その破壊的な威力は、ぬらりひょんの刀を折るまでに至った。 そこからは彼女の独壇場だった。斬って斬って斬りまくる。ぬらりひょんの身体のいたるところを斬っていく彼女の姿は、はまさに『告死天使』だ。 「さて……」 鵺が一人、考え始める。思考を、ぬらりひょんのモノに切り替えていく。 「ボクなら……いや『儂』ならどうする……そうだ、ここは無論、逃げる。これ以上のダメージは望まない」 「ならもらいだぜっ!」 犀が鵺の考えを理解し、駆ける。鵺の予想通り、ぬらりひょんはリベリスタに背を向けて逃走を図った。しかし、その先には既に犀が控えていた。彼はぬらりひょんに飛びかかり、上段から神聖な力を秘めた双鉄扇を放つ。 それは弱りつつあるぬらりひょんに直撃し、大きなダメージを与えた。 「出直しておいでヨ!」 彊屍がぬらりひょんのもとへ、式神の鴉を作り出し射出した。射出された鴉は次々とぬらりひょんの身体を傷つけていく。そしてついに、ぬらりひょんが片膝をつく。その隙を彊屍が見逃すはずもない。 瞬時にぬらりひょんの元へ駆け寄り、腕に噛み付いた。彼女の鋭い牙はぬらりひょんの皮を突き破る。そして出てきた血液を彊屍が吸い上げていく。 「おんしらは最初から負けちょる。おんしらを畏れん者と対峙した時点で、妖怪としてのあいでんててーは崩壊しちょる」 鵺のその言葉に、ぬらりよんが少し、反応らしきものを見せたが、 「逃がさぬです」 イメンティが矢を放ち、ぬらりひょんの身体に次々と矢が刺さっていく。 「逃げるなんて。総大将がそれじゃあ駄目じゃない。さぁ。もっと遊びましょう?」 フランシスカが笑う。そして、赤く光る黒き風車がぬらりひょんを一刀両断した。文字通り一刀両断したのだ。身体が二つになって、地面にぼとりと落ちた。 ● 「ようやく終わったようですね……今、都市部のほうまで見渡してみましたが、とくに異常はありません、騒ぎが外に漏れることはなかったようです」 「アイエー、疲れたヨー。ふぁあ……お仕事終わったらすごく眠くなってきタヨ。にーちゅあんあとはよろしく~」 彊屍が棺桶の中に入って眠ってしまった。犀はその棺桶を叩きながら、 「彊ちゃん寝るな!歩いて帰れよォ!棺から出てこい!オイ!!」 「とても楽しそうだね、ボクはたまに君たちが少しだけ羨ましくなってしまうよ」 青が微笑みながらそう言った。 「まあ、雑な妖怪ごときにやられる気はないですね」 諭が涼しげな表情で言った。 「妖怪にもいろいろあるのでしょう。妖怪たちが出てこないのに越したことはありませんが……まぁ、畏れの全くない世の中なんて、それはそれで怖いですけどね」 光介がそう言うと、日が昇ってきた。さぁ、夜が明ける。リベリスタたちは眩しい光を見ながら、笑い合っていた。 |
■シナリオ結果■ | |||
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■あとがき■ | |||
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