●ガンダーラ インド最大のリベリスタ組織『ガンダーラ』。そこはヒンドゥー教をベースとした革醒者組織である。 同じ宗教母体の革醒者組織である『ヴァチカン』の例に漏れずその規模は大きく、そしてネットワークも広い。そして長い歴史をもつ組織ゆえに、数多くの秘儀や神秘を有しているとも噂されている。真偽はともかく、神秘世界において無視できない組織である。 同様に欠点も、宗教そのものに依存するのであった。 ●インドの地で 「始めまして、アークの皆様。長旅で疲れたでしょう。説明はこちらで」 空港でアークを待っていたのは、スーツ姿の男性だった。彼は自己紹介を交えながら、空港の一室にリベリスタたちを案内する」 「『ガンダーラ』のインドラ・アハラーワトといいます。この度はわれわれの要請を受けていただきありがとうございます」 肌の色と言語のわずかなイントネーションのずれがなければ、日本にいるビジネスマンと変わりない応対である。エスニックな雰囲気を想像していたリベリスタは面食らう。器用に端末を扱いながら、アハラーワトは説明を続けた。 「今回皆様に退治してもらいたい対象はこちらです」 画面に映し出されたのは、三体の牛型Eビーストだった。それぞれが炎、氷、雷を纏い、山村を暴れまわっている。 「フェーズはそれぞれ2。個体としては侮れないですが、連携を取るでもないためあなたたちなら苦戦はしないでしょう」 「……なら、何で海外から俺達を呼んだんだ? 『ガネーシャ』に『ハヌマーン』に『カーリー』……『ガンダーラ』にも戦闘力の高いリベリスタはいるんだろう?」 リベリスタが名前をあげると、アハラーワトは頭を下げながら答える。 「我が宗派は牛を神聖なものとして扱っていまして……」 ああ、と何人かのリベリスタが頷いた。そんな話を聞いたことがある。 「皆様方を呼んだのは、名高きアークと交友を結びたいという思いがあるのは事実です。ですが同様に……その、こちらの価値観からすれば穢れ仕事を押し付ける形になるのも事実なのです」 巨大な組織内にも色々あるらしい。『キース・ソロモンを撃退した組織と交友を』『いやいや外国の血を混ぜるわけには』『穢れ仕事をやらせるには一番だ』……こんなところか。 信頼は勝ち取るものである。お互い、その一歩を踏み出したところなのだ。そう思えば穢れ仕事を押し付けられたという事実こそあれど、気は楽になる。 なによりもエリューションは討たなければならない。それは革醒者の使命なのだ。 そこまで思い至り、ふと疑問に思ったことを聞いてみる。 「そういえば、いままでは牛のエリューションが出たときはどうしてたんだ?」 「……どこの組織にも、表と裏はあるものです」 「巨大な組織ってのも大変なんだな」 |
■シナリオの詳細■ | ||||
■ストーリーテラー:どくどく | ||||
■難易度:NORMAL | ■ ノーマルシナリオ 通常タイプ | |||
■参加人数制限: 8人 | ■サポーター参加人数制限: 0人 |
■シナリオ終了日時 2013年10月23日(水)23:49 |
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■メイン参加者 8人■ | |||||
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● インドという国は広く、また地域によって文化や習慣なども異なる。空港から車に乗ってしばらくすれば近代的な建物は途絶える。スーツ姿だったアハラーワトも、少し姿をけした後にオレンジ色の法衣に着替えていた。 「アーク、世界にデビュー! インドも初めて来ましたし、とてもわくわくしますねっ」 手のひらを握って気合を入れるのは『エンジェルナイト』セラフィーナ・ハーシェル(BNE003738)。始めて来たインドの風景に見入っていた。あれはなんですかこれはなんですかと、色々質問を繰り返している。 「一緒にこれなかったお姉様にインド土産を買って行きましょう」 セラフィーナの隣に座る『鏡操り人形』リンシード・フラックス(BNE002684)は風景よりも土産に興味があった。世界に目を向けるように言ってくれた『お姉様』のことを思いながら、揺れるシートの上で何を買って帰るか思案している。 「インドの地でエリューション退治か。アークも活動範囲が広がってきたのだな」 持ってきた水筒で喉を潤しながら『T-34』ウラジミール・ヴォロシロフ(BNE000680)が呟いた。異国とはいえ同じ世界を護るためだ。任務を断る理由は無い。体調の確認をするように手を閉じ開く。 異国に発生したエリューション。勿論現地のリベリスタ組織はあるのだが、わざわざアークが呼ばれたわけを考えると100%の善意で戦えるものでもない。 「教義で牛を殺せないとか、あーやだやだ。たかだか宗教で守るべき者を守れないなんてバカバカしい」 『ヴァルプルギスナハト』海依音・レヒニッツ・神裂(BNE004230)の声が車内に響く。このシスターは過去に色々あり、信仰心を失っている。その経緯もあってかガンダーラがアークに依頼を持ってきた流れには思うところがあるようだ。 ヒンドゥー教において牛は聖なる獣。生活に役立ち、神話ではシヴァの乗り物になったりと神聖化されていて、牛のエリューションは教義上攻撃できないのだ。 「信徒さん達には神聖な彼らも私らにはただの哺乳類。ま、実際適材適所です」 『夜翔け鳩』犬束・うさぎ(BNE000189)が息をつきながら海依音の言葉に応じる。この価値観があったからこそのオファーなのだ。これから友好を結ぶのならむしろラッキーと思おう。ともあれ、今の仕事をこなさなければ。 「なんつーか、宗教観ってのも面倒ですね。あまりそういうのを気にしない俺達が稀なんでしょうけど」 破界器の手入れをしながら『群体筆頭』阿野 弐升(BNE001158)が口を開く。宗教が原因で戦争が起こる場所さえある。そういう意味で団結が宗教に因らない組織は稀といえよう。まぁ、日本の七派フィクサードみたいに悪事で寄り添う連中もいるが。 「巨大組織というのも大変なんですなあ。まあ依頼を受けた以上、お仕事はちゃんとしませんとな」 仮面にフードと奇抜な格好の『怪人Q』百舌鳥 九十九(BNE001407)は、アハラーワトと最初出会った時に奇異な目で見られていた。もっとも、少し話せば悪い人ではないことが分かったため、今では普通に対応されている。 「どんな都合や場所であれ俺は俺の正しいと思うことを貫くのみだ」 ストイックに呟く 『誠の双剣』新城・拓真(BNE000644)。背後事情や政治的なやり取りはさておき、そこに困った人がいるなら剣を振るう。これが自分の道だと心に決めていた。迷うこともあるが、今は目の前の道を貫こう。 「皆さんつきました。私は村のほうに行きますので」 アハラーワトが車を止め、扉を開ける。遠くにみえる土煙と獣が走る足音。遠目に見れば確かに炎と氷と稲妻が迫ってくる。 村を見ればアハラワートと同じ法衣を着た人たちが村人達を避難させている。誘導に手間取っている様子はなく、順調のようだ。 ならばこちらはこちらの役目を果たそう。リベリスタたちは破界器を取り出し、走ってくるEビーストに向き直る。 日本から遠く離れた異国の空気。それを肺一杯に吸い込んで、吐き出す。その勢いのまま、エリューションに刃を向けた。 ● 先手を取ったのはリンシードだった。白と水色のドレスを翻し、炎の牛に向かって駆ける。速度のギアを上げながら手にした剣の刀身に低温を纏わせる。炎の牛の真正面に立ち、回転するように剣を振るう。 「炎に水的なモノをぶつければコウカバツグンってお姉様が言ってた気がします。ゲームの話でしたが」 BNEもゲーm……げふんげふん。氷剣の一閃は炎の牛を凍らせ、その動きを封じる。鋭い斬激がその肌を裂き血が流れた。足元から凍りつくエリューションがその痛みと興奮で激しく暴れだす。 「……激しく、暴れてます。おそらく……『万華鏡』で予知されなかった。能力かと」 「ああ、『出血』系ですね。了解です」 うさぎが全員に指示を出し、鋭い刃物系の攻撃を避けるように告げる。皆もそれを了解し、その系統の攻撃を選択肢から外した。 「アークのリベリスタ、セラフィーナ! 参ります!」 白い羽根を広げ、セラフィーナが戦場を飛ぶ。『霊刀東雲』を抜き放ち、雷牛にその刃を向ける。『万華鏡』で予知された攻撃は二種類。だが他にもあるかもしれないと警戒しつつ、その速度を殺すことなく刃を突き立てる。その軌跡に七色の光が走る。 「敵を倒して村を救って、アークの強さをビシッとインドに宣伝です!」 初めてのインドで浮かれているように見えるセラフィーナだが、その芯にはしっかりとリベリスタの心が備わっている。エリューションを倒し、人を護る。その心を刀に乗せて、エンジェルナイトは異国の地で舞う。 「確実にしとめていくぞ」 拓真は黄金の剣と、ガンブレードを手にする。意識を深く沈め、しかし戦意を激しく増幅させる。両手に持つ破界器の存在を強く意識し、瞑目する。己の身に降ろすは自らが信じた『強者』。それは彼が目標とする祖父の姿か。 「『誠の双剣』、推して参る!」 瞳を開ける。眼前には稲妻をまとった牛のエリューション。全身の筋肉を弓の弦のように引き絞り、二つの破界器を十字に構える。相手の真正面に立ち、全力を叩き込む。二つの刃が雷牛の顔に深い傷を刻んだ。 「任務を開始する」 残った氷牛の前にウラジミールが立ちふさがる。コンバットナイフとハンドグローブを手に、エリューションを牽制するように立ち塞がった。堅陣の構えを取り、牛の角を受け流しながらナイフに雷撃を纏わせる。 「自分が健在の間は勝手を許すと思わぬことだ」 コンバットナイフが二度翻る。紫電がその軌跡に走り、エリューションに絡みつく。同時にウラジミールの防御よりの戦闘法が氷牛の攻撃を上手く捌いていた。凍えそうなほどの冷気も、祖国の冬に比べれば耐えられる。 「何と言うか二体から香ばしい匂いがしてきそうな感じがしますけど」 稲妻と炎を纏ったエリューションを見ながら九十九が呟く。実際はそんなことは無いのだが。狩猟の女神から教えてもらったといわれる射撃フォームを九十九は取る。古くから受け継がれ洗礼された構え。神代の時代から現代に受け継がれた射撃が、今放たれる。 「女神の加護を受けし私の銃弾は、何を纏っていようと撃ち貫きますぞ」 手にした銃を空に向け、矢次に弾丸を撃ち放つ。神秘の加護を得た弾丸は一定の高さまで撃ちあがると、まるで意志があるかのようにエリューションに向かって突き進む。それは黒鉄の蜂。落下エネルギーを破壊エネルギーに変え、エリューションを穿っていく。 「はいはーい、汚れ仕事ならお任せあれ。っと」 『11人の鬼』とよばれる破界器を手にうさぎが雷牛のほうに向かう。相手の間合直前で五体に分身し、五つの刃でエリューションを切り刻む。足を止めれば分身は消え――ることなく、更なる追撃を放つ。 「……む、効きませんか」 その手ごたえから雷牛は稲妻系の不調は効果が無いことを理解するうさぎ。強化された様子はない。それを全員に通達し、頭の中で整理する。おそらくは、と呟いてうさぎはエリューションの能力を推測する。 「自分の持つ属性は無効化し、三匹とも出血すると強化されるみたいですね」 「やんやん。じゃあこの牛さんたち、赤くてひらひらするものには反応するのかしら?」 海依音は赤いシスター服をわざとひらひらさせる。反応されても仲間達がしっかりブロックしているため、突撃されることは無いのだが。体内のマナをコントロールしながら、息を吸い込んだ。インドの空気が肺を満たす。 「ということは、これは大丈夫ということよね」 体内に循環するマナを手のひらに集める海依音。その魔力の方向性は破壊。世界を滅びに向かわせる獣に放つ天罰。この破壊の力はいつか海依音の『世界』を壊した神に届くのだろうか。純粋な破壊の力が、三体のEビーストに叩きつけられた。 「群体筆頭出撃しまーっす」 犬歯をむき出しにするような笑みを浮かべ、弐升が破界器を構える。元々ギロチンであったものを無理やり武器にしたという凶悪な得物。それを大上段に構え、力を篭めた。刃に集う神秘の力。その力を鍛え上げた筋力で破界器を振るい、打ち出す。 「とっとと倒しましょう。あまり長引かせて、あちらさんの精神衛生上よろしくない光景をさらし続けるってのも面白くない」 弐升は村で避難活動をしているガンダーラたちのことを思い浮かべる。エリューションとはいえ彼らの価値観からすれば神聖なる動物だ。手早く倒すに越したことは無い。全力全開。持ちうるすべての火力で、稲妻を纏った牛を打ち据える。 氷柱を砕いて炎牛が動き出す。地面を蹴り、リベリスタたちを睨んだ。痛みに怯えている様子はまるでない。フェーズ2の格は伊達ではないということか。 無論、アークのリベリスタは同ランクのエリューションを数多く葬ってきている。 ● 敵の能力が把握できれば、後は敵に有利にならないように戦えばいい。 強いてリベリスタに不利な点を上げるとすれば、パーティに回復をする者がいないことだが、それは逆に言えば火力が満載であるといえる。 「これが双剣の武。疾く逝くがいい」 リベリスタの火力は雷牛に集中していた。動きを鈍らせる稲妻の角を恐れてのことだ。数名がその稲妻を受けて足がとまるが、 「油断するな。少しずつ、確実にだ」 ウラジミールが氷牛の角にナイフを重ねて押さえながら、活を入れる言葉を放つ。言葉は稲妻の痺れを吹き飛ばし、リベリスタを奮起させる。 「私だって人前で見栄を張りたい時も有るのですよ」 時折飛んでくる氷の息に身を凍え、九十九が運命を燃やした。燃やした運命をエネルギーにするように九十九の銃は止むことなく黒鉄の雨を降らし続ける。 「こいつでトドメですね。俺はこのまま後ろから攻撃しますぜ」 弐升のエネルギー弾が雷牛を地に伏す。疲れたばかりに手を振って、離れた場所にいる氷牛のほうに刃を向けた。無理に前に出る必要は無い。 「牛さんお怒りの様子。逃げるそぶりはありませんね」 戦闘しながらエリューションの動向を見ていた海依音が呟く。ならばとばかりに天罰の光を放つ。全力で攻撃してエネルギー切れが近いが、戦いの趨勢は既に見えている。 「私は私の仕事をきっちりこなしましょう。難しいことは偉い人の仕事です」 雷牛が倒れれば、リベリスタの矛先は氷牛に向く。五人に分身したうさぎの攻撃が、エリューションの動脈を断ち斬る。氷牛は自らの死を理解できないほど鮮やかさな攻撃に、数歩進んで倒れ伏した。 「大丈夫だった? リンシードちゃん?」 「ええ……大丈夫、です」 残った炎牛と交戦しているリンシードの元にセラフィーナが飛んでくる。持ち前の回避力と剣戟で攻撃をしのいできたリンシード。ところどころに戦闘の傷が見えるが、大事には至っていないようだ。 「じゃあ一気に行くよ! ダブル・シャンパーニュ!」 「アルシャン……です」 セラフィーナとリンシードの剣が高速で舞う。七色の光の弧月を生み出すセラフィーナの刀の乱舞と、透き通る光の直線を立て続けに繰り出すリンシードの直剣。時に交互に、時に同時に。息を合わせて繰り出される光の剣舞。 その光が消えるころには、エリューションが纏っていた炎は命の灯火と共に消え去っていた。 ● 『苦戦はしないとは思っていましたが、まさかもう倒してしまうとは』 戦闘が終わったことをアハラワートに携帯で連絡をしたところ、驚きの声が返ってきた。負けることは無いだろうが、もう少し時間がかかると思っていたようだ。携帯電話を片手に村のほうから走ってくるアハラワート。 「お疲れ様です。そしてありがとうございます。おかげで助かりました」 「いえいえ。これからもアークをよろしくお願いしますね」 ビジネス的な笑みを浮かべて海依音が答える。背後関係はともかく、これで依頼は完了。お金が支払われるのだ。それを思えば気分も軽くなる。笑顔の一つでも出よう物だ。 「『万華鏡』がないのは結構不便ですね……海外ではこれまでの私達の経験が更に重要になる、かもしれませんね」 今回の戦いを振り返り、リンシードがむぅと唸る。精度の高い予知の重要性を再確認すると同時に、次に海外で戦うときにどうすればいいかを想像する。ただ闇雲に剣を振るって勝てる相手ばかりとは限らないのだ。 そして残ったEビーストの死体を前に、リベリスタたちが苦悩していた。 「そういや、残った死体どうするんだろうね? Eビーストだけども神聖な生き物って事だし、ねぇ」 「こっちのやり方で弔ってあげたいな」 弐升とセラフィーナの提案に他のリベリスタも賛同する。 「地域様々なのですが」 そんな前置きと共にアハラワートが埋葬法を説明する。インドは基本的に水葬で、遺体を火葬した後に川に流すか、あるいはそのまま川に流すやり方だ。曰く、ガンジス川に流して魂を清めることで現世の罪を洗い流し、輪廻転生の輪に乗ることができるとか。 「……ガンジス川まで結構ありますよ?」 「? ここからだと50キロぐらいですよ?」 インドの広大さを知った瞬間であった。 「食事でもしながら話でもどうかね?」 「取り合えず皆で、カレーでも食べませんかな。宗教上で問題になりそうな物はちゃんと抜いてありますので御安心を」 一段楽したところで、ウラジミールと九十九が友好を深めるべく食事会を提案する。アハラワートを初めとした何人かの『ガンダーラ』のリベリスタがそれに賛同し、卓に着く。 「カレールーは肉エキスたっぷりなのですが、大丈夫なのですか?」 「ふっふっふ。日本にもインドカレー用のスパイスは売っているのですよ」 うさぎの問いに九十九が問題ありません、とばかりに応じた。事前調査はばっちりのようだ。 「任務をこなせた様で何よりだ。この先、『ガンダーラ』とは良き関係を築き上げていきたいな」 「ええ、こちらこそアークの助力に感謝します。これからもお願いしたいものです」 拓真がアハラワートを初めとした『ガンダーラ』の人たちに握手を求める。差し出された手を握り、友好を示す。 「例え、違う土地に住む者でも流れる血の尊さに変わりは無いと俺は思う。互いに頑張ろう」 かくしてインド遠征は幕が下りる。 日本の空港に着き、リベリスタたちは始めて触れた異国のことを思い出す。 距離にして約6000キロ。時差にすれば三時間半の異国の地。 そこには祖国と同じく革醒者が存在し、力無き人を護ろうとするリベリスタは存在するのだ。その在りようは違えど、世界を護るために奮闘する人たちは確かにいるのだ。 ここに繋がった小さな関係。強いとはいえないが、確かに日本とインドのリベリスタに縁が繋がった。 この縁がどうなるか。それは『万華鏡』を持ってもしても、まだ見通せぬ未来―― |
■シナリオ結果■ | |||
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■あとがき■ | |||
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