●這い出るもの 深夜の平原を支配する声は、誰聞き紛うことのない少女のそれであった。 くつくつと笑う声に混じって漏れ出る祝詞は、この世界にとっての異物を生み出そうとしている……バグホールを。 年の頃は(外見通りなら)中学生程度。手首からぶら下げた金のブレスレットが音を立てて弾かれ、その行為の補助となっていることが分かるだろう。 やがて、少女の半身程度に開いたそこから現れたのは。 ぴょん。 ぴょんぴょん。 ぴょんぴょんぴょんぴょんぴょんぴょんぴょんぴょん…… 数えるのも億劫になるほど膨大な数の、兎のような生物だった。 「うふふ、お友達いっぱぁい……!」 夢見がちな声が中空に響く。 数十分ののちに、近くの市街地を飲み込むであろう圧倒的な軍勢の産声だった。 ●地平埋めて 「自己紹介は省きます。まあ、名前だけ覚えて帰っていただければ先輩方が教えてくれるでしょう、僕がどんななのかは」 慇懃に、しかし冗談めかして口にした包帯の男は、『無貌の予見士』月ヶ瀬 夜倉(nBNE000202)と名乗った。 背後のモニターには、圧倒的な数の兎のような――ような、とは原型が異なるということである―――していた。その中央で恍惚とする少女が存在していた。 「バグホール……まあ、いうなれば世界の歪みです。そこから現れるのはこの世とは違う世界の存在、『アザーバイド』。皆さんはここまではご存知でしょう。 今回は、バグホールの除去と出現したアザーバイドの駆除、ついでにこの少女、赤崎 久恒(あかさき くつね)の捕縛が任務となります」 「ちょ、ちょっと待ってくれ、いきなり3つも同時進行しろと言われても、俺達には……」 「ああ、それは問題ないです」と夜倉は遮る。ドヤ顔だ。 「バグホールを塞がない限り、ペースこそ遅いですがこの生物は吐き出されます。だからバグホールを潰す。 その過程で、これらを駆除しながら前進する。 で、彼女だって折角呼び出した相手がむざむざやられるのは見ていないでしょうから、ついでに捕縛する。あ、撃破はアウトですよ」 こともなげにってくれる、と一人がぼやく。殺すなときたか。 「赤崎はマグメイガスです。中級相当の一部スキルや暗視などを保有するフィクサードですが、バグホールを開く際に使ったアーティファクトの効果で生命力をやや失っています。正攻法ならそう敗北の憂き目には合わないでしょう。……というわけで」 『できるだけ面制圧でいきましょう』と宣った夜倉の顔は、誰よりも悪どく見えたかもしれない。 |
■シナリオの詳細■ | ||||
■ストーリーテラー:風見鶏 | ||||
■難易度:NORMAL | ■ ノーマルシナリオ 通常タイプ | |||
■参加人数制限: 8人 | ■サポーター参加人数制限: 0人 |
■シナリオ終了日時 2013年10月07日(月)22:49 |
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■メイン参加者 8人■ | |||||
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● 「よく旦那がブレイクゲートして来たとか言うけど、こういう事なのね」 家族間の会話は大事だが、神秘がよくよく交じる家族会話とかそれなんて神秘組織? 奇しくも、『鏡花水月フルメタルクィーン』鋼・女帝皇(BNE004530)の家族はその全員がアークに属しているため、よくよく考えれば特段驚くことではない。と思う。ただ、そのスタートラインが違うため、各々神秘に対して異なる認識をしていても不思議ではない。むしろ、しているのだろうな、ということか。家族が濃い個性を持っていたら特に。その辺りは、受け止める側にも拠るのだが。 彼女の視線の先には、その存在感を強く示すバグホール。規模こそ小さいながら、かなりの低速とはいえ拡大傾向にあることは、十分な脅威として認識できた。そこから現れるモノも、それを為す者も、リベリスタに取っては明確な敵である。 「あら、あらあらあら? どちら様かしらぁ?」 その声が聞こえたわけではあるまいが、バグホールからあふれる兎の群れの奥に隠れるようにして少女――赤崎 久恒が顔を出す。 甘ったるく幼い声音。動作一つ一つに外見に違わない少女としての嗜みを感じる姿は、確かに実年齢相応なのだろうと思わせる。だが、それが必ずしも正しくはないのも神秘の世界の常である。 「ま、お仕置きしないといけないのは変わんないしね」 オートマチックの感触を確かめ、『ロンゴミアント』リタ・ハミルトン(BNE004711)は眼前の少女に視線を向けた。神秘世界に於ける年齢を細々と考えても、今更である。結局は倒す対象。年齢相応か否かはどうしても知りたい情報というわけでもない。周囲を駆けまわる兎を残らず倒さなければ、のがした先で何があるか分かったものではない。 街の平和の為にも、ここで止めなければならないのだ。 「はーい、大人しくするなら手荒なことしませんけどっ」 「大人しくだなんて面白く無いわ。全力で面白く無いとおともだちが居る意味なんて無いですもの」 「あ、無理ですか?」 「無理よぅ」 「なら、モフモフを賭けていざ尋常に勝負っ!」 ごくごく当たり前の流れであるように会話を成立させたシーヴ・ビルト(BNE004713)だったが、相手とてただ突っ立っている案山子ではなく、意思あるフィクサードだ。自らの遊戯を邪魔されて大人しくしろ、という要求は余裕で突っぱねるのもある意味当然と言えた。 何処と無く拗ねたような口調の彼女に合わせ、特異な外見のアザーバイド……『刃兎』が集まってくる。何体居るのか認識が難しいほどに群れ集まったそれは、存在だけで大きく威圧感を与えてくる。 「なんか知り合いは任務で煎餅が溢れてどうとか言ってるけど、こっちではウサギが溢れてるわけ?」 異世界からの流入は、割とよくあることである。加えて、こちら側の人間の意向とか感傷を一切無視してくるのもよくある話。煎餅だろうと兎だろうと、溢れるものは溢れるのである。 セレスティア・ナウシズ(BNE004651)の呆れたような視線は目下、溢れ続ける兎に注がれている。これ以上際限なく出現されたら、そりゃ討伐も大変そうだ。 「うさぎ……もふもふ……かわいいなぁ……」 なんだろう。夢でも見ているのだろうかこの情景。聞こえてくる声は鈴を鳴らしたような少女らしい声音なのに、目の前に姿を表したのは筋骨隆々のマッチョマンである。……否、有沢 柚那(BNE004688)の外見を覆うそれなのだが、彼女の神秘適性とは別にマシンガンを持ちだされても何ら驚くことが出来なさそうなのが、恐ろしいところである。 これでも彼女は至って真面目で、魔術師らしい立場にあるのだが、外見要素で九割ほど意に沿わない結果になっているのは当然と言えなくもない。 「やることいっぱいでも行動は単純明快! バグホールを潰す! 邪魔するものは全部! 全部! 全部! 破壊です!」 「……あら、怖い」 大艦巨砲主義の全力の弊害を見てしまった気がする。『soliloquy』イズル・Z・シュタイフ(BNE004727)の結論は単純だった。兎に角全部叩き潰して前身。 邪魔されたら撃破。そりゃ止まりようもなければ強力無比な思考である。脳筋といえばそれまでだが、それを押し通すには多大な労がいるのである。 「この子達皆、あなたの友達、なの?」 「そうよ、みんなみんなお友達。私のための、私だけのお友達なのよ。あなた達も『そう』なってくれるんでしょう?」 確信と言うよりは確定。相手のすべてを自分の中で確立させてしまった硬い言葉に、『生き残ってしまった』栗花落 愛歌(BNE004740)は小さく息を呑んだ。 彼女にとって初めての戦いは、先ず己の奥底から沸き上がる得体のしれない感情……恐怖と綯い交ぜになった何かに抗うことが始まりだった。 戦いたくはないが、戦わなければ守ることも出来ない。目の前の相手の主張に否と答えられないのであれば、その入口に立たせてもらう事すら出来ない。 口には出さない。ただ、確固たる意思でソレが違うと、心のなかで告げていた。 「悪党成敗! ……悪い子なのかな?」 言い切ったけど、それが正しいのかは解らない。何しろ、リベリスタとしてまだ入り口にいるからだ。周囲の大仰な頷きに安心したように、愛羽 恵麻(BNE004742)は胸を撫で下ろす。撫で下ろす胸が、なんでもない。 カワイイし倒すのは可哀想。しかし、それをやらなければ誰かが不幸になるのであり、それを防ぐのがリベリスタ、なのである。 比較的経験の浅いリベリスタを集めたとは言え、彼らとて相応の覚悟はできている。目の前の相手に対し、一定以上の戦意を向けている。 経験不足を補うのは、いつだって個人の意思の熱量と団結力だ。その身には明らかに不釣合いな大剣を構え、恵麻は息を吐き出す。 各々が装備を構え、眼前の大群へと、己の為すように戦いを挑む。 「さ、暴れさせてもらうよっ!」 「私の世界の邪魔をしないで頂戴――!」 リタの高らかな声に、久恒の絶叫が覆い被さる。 周囲一帯を巻き込まんとする魔力と意思が、漣から勢いを増して、ぶつかり合おうとしていた。 ● 「一箇所に集まるのも相手の思う壺だし、囲まれたら不利ね。複数に別れて各個撃破かしら」 「出来るだけ正面を狙います。前進する方は退路などにお気をつけて!」 戦場に視線を走らせた女帝皇が、守りを固めつつ前進すべく指示を飛ばす。適度に自己判断をさせつつ、確実にこなすべきは確りと指揮を飛ばす姿には、相応の使命感が見て取れる。 その言葉を追うように魔力を練り上げた柚那が、宣言通り魔力の炎を前面へと放り込む。面制圧に近い形で続々と襲い来る刃兎はわりと恐ろしげではあったものの、直進してくる分、範囲攻撃系統にはすこぶる弱い。戦力分散や位置取りなど、動物程度のアザーバイドでは避けることすら考えずに消えていっただろう。 「そこはもう脆そうね。私が止めを差しましょうか」 僅かに喜色を滲ませつつ、セレスティアが魔力を練り上げ、叩きつける。柚那とは真逆の系統の術の行使。環境の爆発的な変化にも近いその一連の術式は、範囲内に飛び込んだアザーバイドを残すこと無く消し飛ばす。 その場所を敢えて避けるようにして動き出したのは恵麻。大きく振り上げた刃を振り下ろし、兎の一体をこともなげに切り裂いていく。 一撃目の感触は悪くなかった。効率度外視の全力攻撃を向けずとも、この相手は倒せると確信したならば、もっと早く鋭く正確に、それを繰り返せばいいだけだ。 「駄目……駄目、駄目なんだからァっ!」 だが、それを指を咥えて見ているほど久恒も無思慮ではない。大きく振り上げた魔力の大鎌を、女帝皇へと振り下ろす。 火力で彼女に勝る相手は多いだろう。戦闘に於いて、後方支援に特化した以上はさして脅威は大きくはない。だが、彼女がリーダーに近いだろうと認識した以上、細かい能力など知らない久恒が狙うには十分な理由付けがある。 幸いにして、然程精度が高くなかった為かクリーンヒットは免れたが、まともに受けて平気でいられる一撃ではないことも確か。守りを固める布陣を、と支持している手前、それを上回れるのは問題外だ。 「兎さんと言えど、デンジャラス……街に辿り着くのだけは絶対に阻止、する……絶対に」 「うぅ~、もふもふが飛びかかってきて……かわいいっ」 おんなのこはかわいいものがすきだからなぁ(棒読み)。 隙あらばもふれればいいなとおもうのは何時の世も変わらぬもので。オートマチックに添えた指が怪しい動きを見せたことは、シーヴだけの秘密である。尤も、その数瞬後にはその指が引き金を正確に引き絞り、他の個体に隠れるようにして不意打ちを向けた黒目を弾き飛ばしはしたが。 愛歌はといえば、最初の一発に選択したのは癒やしではなく、攻めだった。彼女から発された光が次々と刃兎を仕留め、殺しはしないものの動きを極端に制限させる。 自分らしさを定義する上で、重要なのは『どうやるか』ではなく『何故やるか』という理由付け。 そういう意味では、回復に偏重して安定した勝利を求めるシステマチックな戦いよりも、自らの意思を尊重し戦いに転化した彼女のあり方は尊重され得るものなのかもしれなかった。 「兎跳ねるです?」 「跳ねるわね。ついでに言うと兎の視線がそっちに行ってるわよ」 イズルが小首をかしげながら暗視ゴーグル越しの視界を闇に向ける。視野こそやや狭くなれど、十分認識できるレベルだ。そして、セレスティアの言葉があながち間違いではないことも認識した。前進したことを恨めしく思われているのだろうか。全部を一発で駆除することは出来ないが、その中で危険の優先順位を整理することは出来る……! 「突出するから倒されるのですよ」 自らに言い聞かせるように前進にブレーキを掛け、後ろに重心を預けガトリングの引き金を引く。 黒目の個体を視界の中心に据え、頭部への精密射撃を一瞬にして成し遂げたその目は、軽口を述べた時とは異なり、冷徹さが覗く。 精密射撃とはいっても、狙った位置から肉体全てをまとめて吹き飛ばす火力だったのはまあ、いたし方無いことだろう。 「そこは、アタシが切り拓くよっ!」 シーヴの進行方向へ向けて、リタのオートマチックが連続して弾丸を吐き出していく。十分に集中を交えた一撃が、精度を落とす筈が無い。その射界に入った刃兎は、尽くその身を散らして消えていく。バグホールにほど近い位置に居た個体は、そのままバグホールの向こう側……本来の世界へと消えていくのが見て取れた。 「う……うぅっ」 夜闇に、少女の呻きが漏れる。おそらくは久恒のものだろう。悔しさから来るものではない。怒りからでもない。……これは、苦痛か。 久恒の動きを止めるべく、兎達の動きを目で追い、周辺視を十分行っていた女帝皇なら理解できる。アーティファクト効果、彼女の命をすり減らすそれが確実に機能し、弱らせているという事実。 彼女の身勝手だけならまだしも、『戦闘』を行わせたら極めて面倒なことになる可能性が高いであろうということ。 本当に児戯めいていてややこしい。同時に、確信を持ったことがひとつだけある。 ……あれは、実年齢こそわかりはしないが。精神年齢は間違いなく少女のそれであると。子を育んだ身として、苛立たしいほど理解できる手合いなのだ。 だから、次に行うであろう行動は、やはり。 「許さない……って、言ったじゃないの!」 あらゆることを度外視した、魔力と怒りの奔流。 ● 対象を定めず、勢い良く吐出された魔力の奔流がリベリスタ達へ放たれる。それは愛歌へも例外ではなかったが、それを未然に防いだ影があった。……セレスティアである。 「あ、ありが……」 「……別に心配なんかしてない!」 礼を聞き届けるか否かで、その声を断ち切った。心配ではないのだ、貴重な癒し手が倒れるのだけは止めたかっただけで、うむ。 (……還せるならそうしたいですよ) 「貴女だって分かっているくせに、分かっていてそうするくせにっ!」 魔力の鎖がクロースを掠めていくのを視線で追い、イズルは攻撃の主に鋭い視線を向ける。 『読まれた』。自らの葛藤も意思も願いも過去も全部全部、見透かされた。自分の原点である憎しみよりまだ深いそれを、久恒に……人の思いに土足で踏み込む愚かな少女に真っ直ぐ向ける。今に、その顔に拳を打ち込んでやろう、と。 「ねぇ? あなたの言う、友達をわたし達は駆除してるの……悲しい?」 十分に熱された感情に冷水をぶちまけるように、愛歌が静かに久恒へ声をかけた。 言い聞かせるように、彼女の声からすれば幾分か芯の強いそれで。 「友達ってね、こんな簡単に量産するものじゃないと思う。本当の友達ってきっとこういう時、止めてくれるものだと思う……」 「……貴女には解らないわ」 「分からないよ」 吐き捨てるような少女の声を、愛歌は切って捨てた。気持ちは解らないでもない、などとキレイ事は言わない。解らないのだから。 それは駄目なことだ。いけないことだ。夢見がちなだけの妄言だ。それを理解しているからこその、厳しい言葉だ。 「痛いかもしれないけど……ごめんなさい」 柚那の雷撃が、久恒の周囲の刃兎を打ち据える。彼女に届かなかったのは、『届けなかった』だけのこと。既に自分たちとの交戦に耐えうる体力ではないこと、戦闘でのダメージを含め、これ以上は不味いことを重々認識した上である。 「う~、もふもふがちょっと勿体ないですけど」 「その辺一帯の足を止めるわ、離れて」 口惜しげにバグホールを見やり、素早い動作で一撃を見舞う。先ほどまでスローペースに刃兎を吐き出していたそれは、驚くほど呆気無く消滅していく。 閃光弾を振りかぶった女帝皇が僅かに眉根を寄せる。ブレイクゲートが殊の外単純に終わったからだ。 というか。 『勇壮なBGMが流れ出し、所持している武器が眩く輝き大上段から振り下ろしてダイナミックに決める』らしい、ブレイクゲートって。 ……時間があったらやろうな! それ多分スキル併用してるわ! 蛇口が締まれば、あとは流れでた水を拭えばいいように。 アザーバイド達も、順当にその数を減らしていく。 久恒はといえば、先の一撃が決定的に体力を削ってしまったからか、そこから身を動かすこともかなわない。指一本さえも動かさず、茫洋と空を見上げる姿は痛々しく見えなくもないか。 大股で踏み込んでいったイズルが、目の前の少女へと手を伸ばす。 本来ならガトリングを振り下ろしていたろうが、代わりにその頬をつねり上げ、耳元に口を添え。 「お前はお友達失格です! 歓迎されない環境に呼び込んで、あの子達に待つのは破滅じゃないですか! 可愛いとか好きとか、生き物相手に感情だけでわがまま言うんじゃないです!」 きいん、と耳鳴りがしそうな大声で怒りを顕にした。まあ、それは心優しい部類のりベリスタなら概ね考えうる言葉であろうが、それを形にして伝えることはげに難しきことなのである。 そして、それの解決策を与えることもまた、なかなか出来ることではなかったりする。 「ダメなことは、ちゃんと、ダメって。夢見がち、なら早く夢から、覚めて?」 愛歌が静かに声をかけ。 「お友達が欲しいなら、できたお友達悲しませない為にも、こんな腕輪に頼らず健康に長生きするです、『ツネちゃん』」 その手首のアーティファクトに触れ、イズルが優しく、それを引き抜いた。 声もなく、呻きが漏れる。 音もなく、夜が過ぎていく。 アーティファクトはアークに回収され、解析されるだろう。 命からがらに生き延びた少女がどのような処遇を受けるのかは、今はまだわからない。 ただ。 「もふもふ……できなかったのは、残念です」 ごめんな柚那、重傷者はこう、な。 |
■シナリオ結果■ | |||
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■あとがき■ | |||
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