●RPGとかで一番最初に出てくるよわっちい敵 ▼ (´・ω・`)のむれがあらわれた。 |
■シナリオの詳細■ | ||||
■ストーリーテラー:ちょころっぷ | ||||
■難易度:VERY EASY | ■ イベントシナリオ | |||
■参加人数制限: なし | ■サポーター参加人数制限: 0人 |
■シナリオ終了日時 2013年09月29日(日)03:56 |
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●(´・ω・`) ロールプレイングゲームでは定番となっている丸みを帯び、ぷにぷにした最弱の生き物。 この世界では(´・ω・`)がそのポジションである。 唯一つ違うのは最弱でありながらもディメンションホールと呼ばれる異世界と接続してしまった次元の虫食いの穴からぼとぼとと産み落とされ、(´・ω・`)自身も分裂を繰り返しとにかく数を増やす事である。 「今回は新米リベリスタの皆さんを中心とした訓練を目的としている為、役割分担さえ上手く出来ているならばスムーズに攻略できるです。」 ATSの説明を終えた和泉はバーチャル世界へと転送される289名のリベリスタ達を笑顔で見送った。 ●東:住宅街 ―しまった。一人じゃないか― 思わずそう呟いたのは智尋だった。仲間を回復する為に参加したものの一人では回復のしようがない。犬のビーストハーフらしく匂いをかぎつけ、そのすぐ近くで単身戦っていた優花を探しだしおもむろに回復を行っていく。 智尋に気付いた優花は舞うように行っていたダンシングリッパーによる攻撃を味方を巻き込まぬよう切り替えた。 「嗚呼……コイツら。今日の夢に出そうだぜ、ちくしょう。」 そこに同じく単独行動をしていた京、菜々美、軍司、成果、そして千里眼でDホールを探索していた神楽が合流する。 「さあ、皆様、行ってらっしゃいませ」 そういうと軍司は皆に強固な防御力を与える。 実家に強制送還されていた京はとりあえず、目に付いた(´・ω・`)は片っ端から突っついていこうかな、そんな事を考えながら(´・ω・`)へ攻撃を仕掛け、そして成果はその拳を硬く握り(´・ω・`)を一匹ずつ駆逐していく。その後ろでは神楽が陰陽の力で(´・ω・`)に向けて氷雨を降らせていた。 「厚き守りをここにっ」 菜々美もすぐにバリアを張り、前衛の仲間へのフォローを忘れない。 そこにいる全員が自身に力が漲っている事を感じていた。 「ふぁあ…!な、なんですかこれ可愛いですっ(´・ω・`)可愛いですよう…!」 その頃小町は(´・ω・`)の可愛さに心奪われていた。 孫にお小遣いをやりたいのでな、そういって熱心に(´・ω・`)を刈るトメの傍にはよすかと遊菜に空太、そして義光がいた。 「ふぅ・・・意識を集中して」 「じゅるり……可愛いとは、思わないけど、おいしそう……。」 「すごい数ですね……。」 「なに!Dホールさえ閉じれば。いつか終わりはくるッ!」 はじけんばかりの若さと勢いを武器に義光が(´・ω・`)を突っ込む。 「ジャンジャン作るニャ、ジャンジャン」 そしてそれをサポートするように遊菜の影人が脇を固め、後方からは空太がインドラの矢を放つ。よすかは天使の歌での仲間の回復の準備も怠らない。 4人ともトメにとっては半世紀以上も年の差があり仲間というよりは孫のような存在だ。だがその孫のような存在は決して護るだけの存在ではなく、共に戦うとても頼れる仲間だった。 「儂も頑張らんとのう…墓場に入るにはまだ早いじゃろ」 トメはこの戦いの中にえも知れぬ心地よさを感じていた。 最初は単独行動を行っていた彼らも仲間と合流し一丸となり、それぞれの役割を果たす事で内に秘めたポテンシャルを十二分に引き出す事が出来きているのだろう。 その頃単独で奮闘する者たちもいた。 「サーチ&デストロイ!さぁ、私の演奏を聴きなさい!!」 その威力の代償に桜の演奏には時間が掛かる。その隙を付かれようとしたその時、空から矢と炎が降り注いだ。 「大丈夫ですか?」 桜を救ったのはアストリアとエルフリーデ。どちらも上空から戦場を見渡していた所でたまたま遭遇し、まさに救いの矢と炎を降らせたのだった。 また別の場所では真咲が孤軍奮闘していた。単独行動だからこそ戦いやすい情況や場所がある。そう考えての行動し、そしてもしも数が多ければ無理せず撤退し、近くのチームで戦う皆に伝達する事も考えた上だった。 「持って帰っちゃだめですか、ちゃんとお世話するです…!」 その頃小町は(´・ω・`)のまだ可愛さに心奪われていた。 「いやぁ~標的が弱っちいってのはいい事だな!あっしのマスドラでハンティングツアーとしゃれ込みましょうかねぇ! ブッヒヒヒヒィ! お前ら、気合入れていっちょ殺ってこうや!」 チーム【豚車】を率いるオークはそれはもう楽しそうにメンバーへそう言った。 一部からはいい人として慕われているこの豚、もといリベリスタはワルである。「あく」ではなく「ワル」。 今回は自前の4WDで参戦したようだが、さすがにもう車は貸してもらえなかったのか。抜群の運転テクニックを披露しながらもB-SSで(´・ω・`)を狙い撃ちしている。 「ギャギャギャ、ギャー」 相変わらずリザードマンは何を言っているのか定かではない。だがメンバーとは何故か意思疎通が出来ているようだ。車の側面にへばり付くとチェーンソーを振り回し(´・ω・`)を手当たり次第だ。メリュジーヌも負けてはいない愛銃ディグニティコアで(´・ω・`)を次々と狙撃していく。 そしてメンバーへの攻撃の指示を行っているのは、えへへへと笑いながら車に同乗するマリス。イーグルアイ、戦闘指揮、ディフェンサードクトリン、あらゆる支援を総動員し二人へ的確な指示を行っている。 「ギャー ギャーギャギャ(耳がダメなら全部食べてもいいですか)」 「ダメだ。残しておくんだ。」 「ギャー……」 一部(´・ω・`)を止めを刺さない程度に残していっているのはオークなりの新人教育。 「キャラクターグッズとかないですか…!」 その頃小町は(略 「イズルの実力、これから共に戦う皆さんに披露するです!」 「(´・ω・`)可愛いですね…ハッ、油断せず頑張らなくちゃっ!」 「モテないので、訓練する」 「カワイイ女の子が居るかと思ったらなんだコレ、変な生き物だなァ!」 イズルが、アストリアが、直樹が、雪緒が、それぞれ考えで(´・ω・`)と対峙する。 それぞれがベストを尽くし戦っているが、本人達も思った以上に容易に事は進んでいる。 そう、豚車のメンバーが通った後の(´・ω・`)は弱っていた。きっと難なく退治することができ各々が自信をつけていくことであろう。 ……あの豚、侮りがたし。 「さてと、あとはこのDホールを閉じれば終わりね。」 【ぶらり旅】のメンバーはDホールの前にいた。 そこまでの道のりは順調で遥香がハニーコムを打ち込み、シオンがフレアバーストで焼き、文月、アガーテが歌とリブートで回復をする。 (´・ω・`)と距離を上手くとり、広範囲への攻撃で(´・ω・`)を一掃すると言う作戦だった。 「ちょっと可愛いかもしれなかったです、ね……」 「できれば倒したくありませんでしたが……」 少々残念そうな文月、アガーテを横目に初めての体験をしたシオンがほっと胸をなでおろす。 「それじゃ閉じちゃおっか。」 遥香のブレイクゲートで無事東側のDホールは消滅した。 ●西:墓地 リクから、ソラから、(´・ω・`)一掃の為にここ西の墓場でもリベリスタ達の奮闘は続いていた。 「恥ずかしくて誰にも声を掛けられない訳じゃない…僕は1人の方が…気楽なだけで…」 誰に言うわけでなく呟きながら上空からDホールを探すミカエルだった。 討伐対象である(´・ω・`)の姿に若干の動揺を隠し切れずにいるようだが上空からの炎の攻撃は確実に(´・ω・`)の数を減らしていっている。 同じく上空からピンポイントに狙い打つのはウルザ。その眼光は幼さが残る中にも鋭さを漂わせている。 単体ではたいした脅威ではない(´・ω・`)も積み重ねれば脅威にもなりえる。それを考慮した上での(´・ω・`)の高さを解消する作戦だ。 「墓地、好きよ。」 そう言って一人剣を振るうは思乃。叩く、捻る、刺す、あらゆる方法で(´・ω・`)への効果的な攻撃を探っている。いや楽しんでいるだけなのかもしれないが。 同じく一人で(´・ω・`)を掴んでは放り投げ、新しく覚えた技の練習台にしているのは紗夜だった。 「まぁ、数だけは大量にあるんだ、文字通り、叩いて砕いて押し潰していこうじゃないか」 紗夜の長い修練は始まったばかりだ。 【墓守】のメンバーは修練の場所としてのこの場を最大限に活用していた。 パーティを組んで戦う際自分がどう動けばいいのか、それを確かめるかの様に。 「よっし、墓場ライブ いってみよかー!」 幸蓮がメンバーにオフェンサードクトリンで強化を行うと同時にリコールが銃撃を開始。更にそこに爆砕戦気で自己強化した妹がギガクラッシュで飛び込み、珠緒も神気閃光で攻撃をサポートする。 珠緒の軽快なリズムに合わせて皆が躍動し、攻撃は一つの大きな流れとなる。 「歌よ、みんなへ、とどけ!」 余談ではあるがこの後、一緒に行動できそうな仲間をきょろきょろしながら探していたヘルガが合流し回復を担うことになるが幸蓮、妹の二人と共に延々と(´・ω・`)を吸血し続ける事になる。オツカレサマデス。 七海は一人で墓地を歩いていた。あの色々な所から這い出てくるあの格好をして。 これではその風貌に恐怖した他のリベリスタに出会い頭に攻撃されかねない、大丈夫なのか。 討伐される対象にならないことを祈る。 「どうも、主人公男です」 誰に挨拶したのかわからないが公男は墓地が好きだ。だって落ち着くじゃないですか、と公男は言う。 要するに最初のレベル上げですよね、とも言う。はい、そうです。頑張りましょう。 「やっぱどの国も変わらず辛気臭ェところだな」 そんな事を言いながらジルベルドは(´・ω・`)を探していた。またこいつか、そう思いながらも(´・ω・`)を退治していく。 「最近体がなまってるんでな。俺様の体力が尽きるまで、的になってもらおうか」 シヅキとマーガレット達4人はグループで行動していた。 雑魚退治は得意よ、と得意げに言うシヅキにマーガレットもあわせる。もっともマーガレットにとっては今回の依頼は自身の為というよりは同行するメンバーの為といったところだ。自身は前衛としての役目を担いつつ、他のメンバーも活躍できるように上手く動いていた。 「きゃっ…た…たすけてぇぇえええ!?」 調子よく燃やしていたシヅナだったがEP残量を考慮していなかったようだ。 ガス欠になりすっかり(´・ω・`)に埋もれてしまっていた。 「……やれやれ」 「まさか親子で訓練に参加するなんて……何年ぶりかしら、こういうの。幼稚園の遠足以来?」 由利子は和やかに語りかけるが、円の表情は硬い。まだまだ実践力に欠けることは実感している。母を支えたい、それを実践するには自分には力が足りない。それを実感しているからだろう。 「いたわ、円、行くわよっ。」 そんな円を気にかけつつも、由利子は攻撃を開始する。親子の連携、その繋がりはやはり強い。由利子がメインで攻撃し、的確にサポートする形で円の攻撃が重なる。見事に息のあった連携だった。 ―父さん、見ててね…私が母さんを支えていくから― 「……円?」 いつしか円の表情からは硬さは消え、その表情は由利子が幾度と無く見てきたリベリスタ達と同じ精悍な表情だった。 リリス、エルル、アルトゥル、イメンティ、たまたま出くわした4人は大量の(´・ω・`)に囲まれていた。 「この丸っこいのに埋もれて寝たら、とっても気持ち良さそうだけどぉ…あ、やっぱり危険なのぉ?」 「由緒正しきルーヴェンドルフ家の娘として、負けたりなんてできないのです!」 「数だけでやれるかよ! チェインライトニング!」 「通るでーす。通るでーす。」 各々が自然と居合わせた仲間に背を預ける。周りを囲まれたピンチの最中、4人の顔に迷いは無い。 そして漆黒の闇の中、二重に降り注ぐ紅蓮の炎が、荒れ狂う雷が、暗黒の瘴気が、(´・ω・`)を次々となぎ倒していく。ここでもまた経験浅きリベリスタの資質が花開こうとしていた。 「あ、あ、そこの人たち、な、なかまにいれてくださあい」 そこへ爆発音を聞きつけたブリギッテがやってきた。貴重な回復手だ。 即席ではあるものの十分な火力と回復を備えたパーティが今、誕生した。 搭宮兄妹は正反対の性格だ。 妹の伊識は猪突猛進、正に後先考えず前進あるのみ。戦い方もこれに順ずる実に男?らしい戦い方である。一方の兄、景識は石橋を叩いて渡る、いやそもそも叩いたからといってどうして渡れる保証になるのかを考えてしまうような超慎重派だった。 「妹が久々に電話をかけてきたと思ったら……やれやれ」 兄がその後、気絶する直前に見た光景は踊るように(´・ω・`)を巻き込みながら自分に突進してくる妹の姿だった。 「あ、これそうかな…おーい見つけたよ」 存人がDホールを見つけ声をかけ、オリヱ達もそこに集まる。 「ブレイクゲート誰かに頼まないとね。」 3人は幾多の戦闘で疲弊した顔を見合わせて軽く微笑むとDホール発見を他のリベリスタに伝えた。 西の対処はこれで終わりだ。さぁみんな帰ろう。 その頃別の場所では 「ゾンビドリンくんが出てきたりしないかな?」 Dホール消滅後もスケキヨは辺りを探していたという。 ●南:ジャングル バーチャル世界で作られたとはいえリアルに再現されたジャングルはとても湿度が高く暑い。 「ジャングルと言っても仮想でしょうとか、ごめんなさいなめてました……」 夢乃のはぐったりしながらアークの技術力の凄さを実感する。 同じく桃華も「ちょーあっつーい」と愚痴りながらバーチャル世界のジャングルを進んでいく。 「今日は家族でおでかけです、ワーイヽ(`▽´)/」 暑さなど子供にとっては関係なく、元気にはしゃぐ輪は家族でピクニック気分で楽しんでいる。 【鋼家】の面々は一家の大黒柱である剛毅を中心に……といいたい所だが結局はタクティクスアイで視界を確保し的確な指示を出す妻の女帝皇に任せることにした。 そんな親子を節は支援で支える。 【鋼家】同様、家族で参加しているのは蘇芳家の二人。どうみても父の方が年下……というより弟にみえるのだが革醒したリベリスタには良くある光景である。 「ぼくの息子に指一本触れさせない! ……痛い! どりん痛い!」 息子の縁に攻撃が当たらないようにどりんの攻撃から息子を庇ったのだが結局息子の縁に助けられる父、菊之助であった。 森の中ではエイプリルが空を飛び仲間の援護に励む。一方ではゲーム感覚でシーヴが(´・ω・`)を撃ち殺していく。 「なにこのぽよぽよした物体。延々とこれを叩けばいいのね? ああ分裂するのね。鬱陶しいわね…(ため息)」 狭霧は分裂する(´・ω・`)にうんざりしながらも「仕事だから」と1$シュートで確実に数を減らしていく。 茂みに隠れながら集中し(´・ω・`)が来るたびに打ち落とすミラ。 「また無駄に増えてるのね、アレ…可愛いから嫌いじゃないけど」 クールに呟く櫂はジャングルの形状を上手く利用し(´・ω・`)の集団を範囲効果の高い攻撃で次々と撃ち落す。 こうして道中の(´・ω・`)達はリベリスタの手によって手際良く殲滅されていった。 更に奥へ進んだ先ではコンレオンは高い木の上に登り(´・ω・`)の流れを予測して、ディメンションホールのありかを探す。 「ドリンくんがやってきた方向は……? そう、ありがとうー」 木々から情報を得ながらティオは(´・ω・`)がやってくる方向を導き出し、 「このくらいで、こんな顔のへんてこなの見なかったかな?」 留吉もまた動物同士の愛らしい会話で情報を得る。 非戦の力も上手く使いこなした彼、彼女らの推理によると、どうやらこの先に(´・ω・`)を生み出しているディメンションホールがあるようだ。 情報を元にリベリスタ達は道すがら(´・ω・`)を叩きながら進んでいくとそこには(´・ω・`)を生み出す穴と大量の(´・ω・`)がうごめいていた。 湊は空から駆けつけたが産み落とされ積みあがった(´・ω・`)に行く手を阻まれスターライトシュートで蹴散らす。 目の前に群がる(´・ω・`)にシュシェやサタナチアはエル・フリーズで凍りつかせることにより無駄に増えるのをしっかり防ぐ事ができた。 ディメンションホール付近は戦うリベリスタとありえない数の(´・ω・`)でけが人もでていた。 傷ついた仲間は護やカシス、楓が癒し、殲滅にEPを使い果たした者達へはアルシェイラやラーファらのフュリエの支援が戦場をしっかり支えている。 範囲攻撃を持つイリアスや、前にでて(´・ω・`)をブロックしディメンションホールまでの道を作るきっかけを作ったよもぎの活躍により、最後は山葵とペアを組んだ迷子が隙をつき、ダンシングリッパーでディメンションホールまでの道を完全に切り開いた。 迷子が作った道を山葵はすかさず通り抜け最後はブレイクゲートで破壊完了。 鬱蒼と茂るジャングルにて取りこぼした(´・ω・`)を探すのは困難である。 【世界樹】のメンバーを中心としたリベリスタはそれぞれの役割分担にて(´・ω・`)を最後まで駆逐する。 芙蓉の攻防二種のドクトリンの支援を。雫による透視、イーグルアイの情報を元に銀次のフレアバーストで多くの(´・ω・`)を殲滅、日鍼はマスターファイブで(´・ω・`)の匂いで見つけ出す。 「(くんくん)あ……新たな発見をした気分や……!」 後衛からは真希による1$シュートで。【世界樹】メンバーを中心としたリベリスタ達の活躍により南エリアの(´・ω・`)はすべて殲滅が完了した。 ●北:氷の世界 「寒いのは嫌いですわ」 「な、な、なんて寒いところなんでしょうか」 恨めしそうに南を見る絹に羽毛たっぷりのフライエンジェ鳥田。 そんな絹の手と尾も羽毛なのだが。 バーチャルといえどしっかり温度まで再現されている氷の世界では寒さを凌ぐように(´・ω・`)達がおしくら饅頭のごとくうごめきあっている。 「これぞ修行というものですわね!」 寒さも修行の一環として気合を入れる撫那。イドも寒冷仕様による訓練だと張り切っている。 寒さもあるが足元の悪さについても氷の厄介な所である。 綾香やイュミアはハイバランサーだけなく面接着を用いる慎重さ。 スキルを持たない仲間の為に利助や楽は翼の加護を付与していく。 加護を受けた仲間やフライエンジェの面々は低空飛行を心がけるものも多くペナルティ対策はばっちりな様だ。 寒さを堪えながらストリッドは訓練に集中し後方の皆が進みやすいようにソードエアリアルを繰り出すストリッド。 開いた道を進むのは実戦は今回のシミュレーションが初めてばかりが集まった【箱庭】のメンバー。唯一実戦経験のある永遠が初陣の仲間をサポートする。 薔薇や花は(´・ω・`)をつっつきまわしたくなるのを我慢してトラップネスト、ピンポイントを繰り出す。 ライアは纏まった(´・ω・`)にフレアバーストを。 「永遠、今回は誘ってくれてありがとう。 花もいっしょに戦えて楽しかったよ。また機会があったら行こう。」 初戦を楽しんでもらえたと永遠は皆に微笑みかける。 沢山の(´・ω・`)に囲まれて。 「ドリンさん……可愛いから 何だかすごく悪い事しちゃってる気がしちゃうわ…… 取り返しのつかない事、してるみたいな、ドキドキが……」 柔らかく微笑む彼女は華麗に舞って四方の(´・ω・`)を殲滅していく。 ディメンションホールへ真っ直ぐ向かう【氷上のリベリスタ】のメンバー達を見送ってカインとラシャは取りこぼしの(´・ω・`)を殲滅していく。 寒いからとラシャに潜り込んでいても仕事は続行。 「気合だー気合だー!」 「(´・ω・`)を殴って運動して暖めるんだー。」 二人で(´・ω・`)を殲滅する為に動けば自然と身体も温まる。 周囲の(´・ω・`)が全て片付いた事を確認したカインは改めてラシャのコートに潜り込み北エリアが攻略完了するまで互いに暖をとりあった。 何もない氷ばかりの世界であったが何もないが故に他のエリアよりディメンションホールが見つけやすいエリアでもあった。 真っ直ぐディメンションホールへ向かって進んで来た多くのリベリスタが最後の掃除をすべく戦闘を繰り広げていた。 「さあ(´・ω・`)!アリアのお相手願おう!」 彼女は天才だ。ゆえに一番多く集まった(´・ω・`)の真ん中へ立ち入って(´・ω・`)を穴へ追い返そうと天才的な計画を実行しようとしたのだが……(´・ω・`)を引っつかんだ所で見事滑って転んで(´・ω・`)をお尻で押し潰す。 続いて遥もバウンティショットをばら撒いて数を減らしていく。気合を入れすぎて滑ってしまうのはご愛嬌。 「私。正直思っていたの。腕が鈍ってきている、と。だからこういう機会があるのは、うれしいわ」 低空飛行をしながらシュプリメは多くの(´・ω・`)に鉛玉をぶち込んでいく。 乱戦の中「ヒャッハーッ!」という声が響く。声の主は恐らく大輔だろう。 【氷上のリベリスタ】の七瀬は守護結界を展開し、傷つく仲間を優しい歌で包んでいく。 ルシュディーも仲間の底上げの為に動き、牡丹は翼の加護を皆に与えて足元の悪さを軽減させ、邪魔になる(´・ω・`)達をギャロッププレイで殲滅。 同時に総一郎がイーグルアイで動きを見ながら仲間が進みやすいように誘導するとシューティングスターで力を増幅させた弓弦がスターライトシュートで一掃する。 「竜胆の様に違えず、己を律し…… 堂前弓弦、この名に恥じぬ様に明朗な弦音を戦場に響き渡らせましょう!」 仲間を確実にディメンションホールへ導く為、邪魔になる(´・ω・`)を撃ち抜いていく。 ナユタもそれに続いてエル・フリーズを、アメリアはB-SSで確実に進路を作っていく。 連携の甲斐があって最後に桜花がブレイクゲートで穴を塞いで(´・ω・`)の供給源をしっかりと閉ざした。 ディメンションホールも閉ざされ、数が減ってくると(´・ω・`)も見つけ辛くなる。 氷の反射を利用して見つからないように…… 「っは……はっk……ッ!」 寒さでくしゃみを必死で抑えながら日響はこのあたりの残った(´・ω・`)を綺麗に片付けた。 一方その頃。 皆と逸れた聖は誰とも遭遇することなくまだ氷の世界を彷徨っていた。 数時間後彼はその後派遣された捜索隊により発見されることになる。 |
■シナリオ結果■ | |||
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■あとがき■ | |||
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