● お片付けなんて、だ~いきらい! ● 辺りが宵闇に呑まれた真夜中零時の公園にて。 つい先日八歳になったばかりの少年は、周りがやけに騒々しいことに気付き、目を覚ます。 「……あれ、ここは?」 けれどそこは、少年がいつも寝ていたであろう『お部屋』ではない。 ――そう、八歳の誕生日に、やっともらえた自分の『お部屋』では、ないのである。 「あれ? ……うごかないよぉっ!」 目を凝らして見てみると、どうやら少年は四肢を公園に設置された時計台に磔にされているようだった。 しかし少年は酷い驚きと恐怖心が邪魔をしてか、そのことに全く気付かない……。 「どど、どうなって、どうなってるのぉ……?」 暗闇に未だ慣れない幼子の瞳であっても瞬時に理解できるほど、ここは様子が他と比べて完全に乖離していた。数年先の彼ならきっと、今現在感じたこの感覚を「霊感じみたもの」とでも表現できたかもしれないが……しかし残念なことに、今の少年ではこの感覚を言葉として表現するには、いくらか幼すぎた。 「ひっ!?」 少年の両の目に仄かに映る無数の光源。 それが何であるかを、次第に慣れていく瞳と共に徐々に徐々にと理解し始める。 「……兵隊さんのお人形……? ギョレンジャー人形まで! ずっと、失くしてたと思ったのに……」 端的に言うならそれは『こどものおもちゃ』。 少年が長年に渡り遊んでいたのであろう使い古された数々のおもちゃが今、少年の前にまるで生きているかのように浮遊している。 幼い頃、誰もが一度は夢に見た『おもちゃが動けばいいのになぁ』。 ――その願いが目の前で実現しているのにもかかわらず、少年はほんの少しも感動、もとい、“うれしさ”という感情を抱けない。 「!? そ、そそそれ! おかあさんが、ひとにむけちゃダメだって……!」 赤青黄色緑ピンクの五色のヘルメットを付けることで超人的なパワーを得られるという、子供たちに人気“だった”昔の特撮番組。その主役とも言えるべき六人を象った『お人形』たちの手に握られていたのは、ナイフや包丁の数々。 彼らだけではない。少年の周りをまるで取り囲むかのように浮かぶ幾体もの『お人形』たちは皆それぞれ、例えば台所周りにあるような、例えば日曜大工で用いるような、そんな大小様々の凶器を手にし――。 「う、うわぁあああぁあ……ぁ――ァ」 無垢(あどけな)さを残す少年の未熟な肢体に群がった。 蠢(うごめ)くおもちゃの駆動音。何故だかそれが、とても哀しい声に聞こえてならないのは、どうしてだろう? ● 「――以上がこれから起こる、悲劇の一部始終」 と言って、『リンク・カレイド』真白イヴ(nBNE000001)は目を伏せる。 真夜中零時、何かに取り憑かれたかのように動き出すおもちゃの大群に少年はお部屋から連れ去られるらしい。 「“モノ”の恨みも大概恐ろしいものね……。ひとまず皆は零時前には公園にて待機、敵が現れたら少年を守りつつエリューションらを討滅。……幼き命を、どうか救ってあげて」 |
■シナリオの詳細■ | ||||
■ストーリーテラー:坂譬海雲 | ||||
■難易度:NORMAL | ■ ノーマルシナリオ 通常タイプ | |||
■参加人数制限: 8人 | ■サポーター参加人数制限: 0人 |
■シナリオ終了日時 2013年09月25日(水)23:48 |
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■メイン参加者 8人■ | |||||
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●玩具の輪舞 月光が大地を照らし、星々が雲一つ無い夜空で輝く――そんな人々がすやすやと眠る頃。 音も無く空を浮遊する十数の物体と人影を、リベリスタ達は捉えた。 時を告げる長短針が丁度真上を指したところで、急に公園内が鈍い喧騒に包まれる。……玩具らが刃物を地面に叩きつけ始めたのだ。 それはまるでこれから始まる報復の惨たらしさを表すかのように、彼らは時計台に磔にされた少年を大地から見上げながらただひたすらに凶器を振り回し、狂気を振り撒いた。 ――そんな惨憺(さんたん)たる光景が眼下で起こっていることなど露知らず、少年は“まだ”、無垢さを体現しているかのようなあどけない寝顔で、健やかな寝息を立てている。 されど、これから起こるのは―― 「三郎太、参りますっ」 ――ヒーロー達の、救出劇? ●救出劇? 「あれ、ここは……?」 どことなく漂う違和感のあまり目を覚ました少年は、凛と響き渡る声とともに創り上げられていく不可思議な結界を夢心地のような心境で見聞きした。 そして、公園を覆い隠すように包み込んでいったそれと、その作成者である少年・離宮院 三郎太(BNE003381)が、一瞬にして玩具たちの意識を根こそぎ奪い取っていく。 その隙を見計らい、四方八方より飛び出すは七人のヒーロー達。 『……ッ!?』 怯んだのも束の間、玩具らは一斉にそれぞれの方向へと散り、磔にされている少年を取り囲むようにして八人に憎悪に塗れた敵意を向ける。 が、しかし。 「片付けをしないのは確かに褒められた事じゃないし、忘れられちゃったってのは本当に可哀相だけど……さ」 ――瞬く間に三体たいもの玩具、黒鎖に飲み込まれていく。 「その代償が“これ”ってのはちょっとあまりにあんまりだね。絶対に助けてあげないと、ね?」 後方より波打つ黒き鎖と化した己の血を放ったのは、『メイガス』ウェスティア・ウォルカニス(BNE000360)。 見惚れる隙も無いほどに素早く彼らを縛り付けた手際に、この事態を予想だにしていなかった玩具たちは戸惑いを隠せない。 『…………!』 五人組の戦隊フィギュアのうち、赤衣を身に纏うリーダー格がすぐさま声ではない“声”で動きを制限されていない残りの玩具らに対応を命じる。 彼らはその命に従ってか、黒鎖を叩き割ろうと各々の凶器を振りかざす! 「ちょーと、待ったーッ!」 真っ暗闇が狂気を打ち払うがごとく、『骸』黄桜 魅零(BNE003845)が振るう刃が放つ際限無き悪意の塊が、鎖に群がりかかろうとする敵を薙ぎ払った。 「ありがとな魅零! 残りの奴らは――」 時計台に向かって駆けて来る『薔薇の花弁を射止めし者』浅葱 琥珀(BNE004276)を止めようとゴレンジャーが陣を組む。しかしそれを待っていたと言わんばかりに琥珀は薄く笑って見せた。 と、同時に。 閃光が彼らの眼を灼(や)いた。 そう思わずにはいられないほどに強烈な光が、ゴレンジャーを包み込んだのである。 「道は開いた! 頼んだぜークリムゾンレッド!」 「……クリムゾ――ッ!? くっ、任された!」 開かれた活路に単身飛び込んだのは、まるで一昔前のゲームに出てくる格闘家を意識したかのような赤い拳法着に身を包んだ『紅蓮の意思』焔 優希(BNE002561)だった。 ひとっ飛びで時計台に縛り付けられていた少年の元へと到達すると、優希は紐を容易に断ち切りそのまま宙に投げ出されそうになった少年を抱きかかえる。 「お、お兄さんは……?」 「俺はク、クリムゾンレッドだ……。怖いのであればじっとしていろ。助けてやる」 「え、えっと……?」 「話は後だ、来るぞ――」 均衡は長く保てるものでもない。ウェスティアの黒鎖に縛られていた三体の玩具らはやっとの思いでそれを解き、魅零によって吹き飛ばされていた残りも戦線へと復帰を始め、少年と優希を取り囲んだ。 そう。 少年をある種の安全地帯であった場所から戦場と化した地上に下ろしたことにより、ヒーロー達はさらに繊細な戦い方を強いられることになる。 「こういった場面では、プリティーでキュアキュアな美少女戦士さんに任せてほしいものです」 「空に目があると、不良品の配置が良く分かって楽でいい……それにしても、磔とは良い趣味ですね? 玩具ならパッケージに詰めた方がらしいと言うのに」 優希と少年に向けて銃を構えた鉛の兵隊が一体、死神の弾丸によって跡形も無く消し飛ぶ。と同時に一斉掃射とばかりに撃ち込まれた銃弾を、今度は正体不明の影が受け止めた。 『デストロイド・メイド』モニカ・アウステルハム・大御堂(BNE001150)から放たれた必中必殺を誇る十三番目の弾丸が切り開いた一筋の道からは琥珀が。 『落ち零れ』赤禰 諭(BNE004571)の式神がその身を挺して作り上げた弾幕の隙からは少年を抱えた焔が。 それぞれの真の役目をこなすがために疾走し、交錯する。 「浅葱、その少年は守りきれ。さもなくばお前を潰す」 「ちょっ、クリムゾンレッドって呼んだこと怒ってる!? ……けどまあ、任された!」 優希から託された少年を大事に抱え、浅葱は後方へと移動する。 「貴様達の相手はこの俺だ。来るがいい!」 「できるなら破壊なんて方法は嫌なの……だから、行くよ?」 その道を阻もうとするフランス人形の前に立ちはだかるのは、格闘家に扮した優希と、決意の瞳を携えた魅零。 「お掃除お片付けなら私にお任せください、正義のメイドさんの出番ですよね?」 「子供の玩具らしく頑丈そうですね。まあ射的の的には丁度良いでしょう。綺麗に吹き飛んでくださいよ? ……半端に残ると、面倒ですから」 その道を塞ごうとする鉛の兵隊たちの行く手を遮るのは、自称・美少女戦士モニカの弾丸と、諭が使役する影人“たち”。 『…………』 そして、宙に佇むゴレンジャーたちの背後に忍び寄る影は――。 「男の子のお家、やっと突き止めたのね……遅いったらありゃしない」 『……――!?』 「……それにしても、子供を磔にしてるだなんていい趣味してるわよね、ほんと。一応子供に愛される存在だったんでしょう? それが恨みが積もっているとはいえ、こんな行動に出るなんてね……拗ねるならもうちょっと可愛くしないと」 少女の足元に展開されていく複数の魔方陣にゴレンジャーが気付いたときにはもう遅い。少女は微笑みを浮かべると、爆発的に上昇した魔力と自らの血液を鎖に変えて、一気に放つ! 「EPの心配はしなくてもいいのよね?」 その問いに、少年は精一杯声を張り上げて、答えた。 「ええ! 心配要りませんっ! ボクがEPを回復しますので、皆さんは攻撃に集中をっ」 「それはとても頼もしいね、私も思いっきり戦える!」 地上三メートルから戦場を見下ろすウェスティアも出し惜しみすることなく、鎖に絡め取られたゴレンジャーたちに己の魔力を叩きつける。 その圧倒的な魔力を前にして、彼らは断末魔を上げることすら許されない。そうして、正義をその身に体現する五人の戦士は消えていく。最後まで己が正義と疑わず、誇らしく、気高く、“人"のように散っていく――。 ● 「此処まで来れば、大丈夫かな……」 琥珀は抱えていた少年を茂みの傍で下ろし、隠れるように指示をする。 「ねえお兄ちゃん、あれ僕がなくしちゃったおもちゃだ……」 「そっか……。きっと、あのおもちゃたちは、お片付けをして貰えなかったことを悲しんでお化けになっちゃったみたいだ。俺達が“魔法”の力で何とかするから、ここでいい子にして待っててくれるかな?」 「……僕、謝らなきゃ」 「あとで俺達と一緒に謝ろうか?」 「うん!」 「……それじゃ、お守りの代わりにこれ、持っていてくれるかな?」 そう言って琥珀は少年に袋を手渡した。 「なにがはいってるの、これ?」 「ヒミツ。まだ、開けちゃダメだぞ? 俺たちが君のおもちゃを救ってくるから、そしたら開けてくれ」 「うん……みんなは、ヒーローなの?」 少年は無垢な瞳でそう問うた。 「俺たちはヒーローじゃないよ――ただの魔法使いってやつさ」 魔法使いは無邪気な笑顔でそう決めた。 ● 人はどうして新しいオモチャを望むのか。 ココロがちょっとオトナになって、使用者の嗜好から少しずつずれていってしまうからだろうか? オモチャというのは元より不朽、ではない。 乱雑に扱えば容易に壊れてしまうし、放っておけばいつかは駄目になってしまう。 だけど。 「それにしても、私が“こうする”まで、あまり破損してる様子は見られませんでした……。まあ、仮にも動きだすぐらいですからね。彼らに積っていたものは、けして恨み辛みだけではなかったと思いますよ……?」 モニカは目の前に無残にも転がる、蜂の巣状態の玩具だったものを一瞥して誰かに告げるわけでもなくそう呟いた。 「一応これでもモノを作る側の人間なので。そういう心構えは、大事にしてほしいもんです……それでは――お疲れ様でした」 そして。 “有”は“無”に帰した。 一定の間隔で配置された影人たちが撃ち出す圧倒的火力を前に、単発ずつでしか弾を放つことのできない兵隊は為す術も無い。 「これが玩具の怨みというのですか。馬鹿ですか? 馬鹿ですね? 恨み辛みを溜め込んでも、所詮は暴れることしかできない不良品ですか……。少年に躾したいならもう少しましな化け方が必要です。殺したいというのなら、逆に凝り過ぎですね」 玩具は跡形も無く消え去り、小規模な焦土と化した場所で。 諭はどうしてもそう言わずにはいられなかった。 「――それでもまぁ、少年には良い教訓になったかもしれませんね。良かったじゃないですか、あなた達の行いは無駄だった……とは言えなさそうですよ?」 何の意味も無く。諭は空に向かって砲を放つ。 「どうか心を鎮めて欲しい。君たちは子供の笑顔を作るための存在じゃないの。こんな解決方法誰も幸せにならない……君たちは悔しかった、寂しかった、悲しかったんだよね?」 得物である大業物を腕からぶら下げて、魅零は一体のフランス人形と対峙していた。 目的は、説得。 『…………!』 フランス人形は手に持った凶器を振り上げ、魅霊に叩き付けようとし――それを、魅霊は避けようとはしなかった。 「……ッ。でもね、解ってあげて? 彼はまだ、幼かったの。小さな子供はね、まだ未熟なの……そんな彼に正義の大切さとか、かっこよさとか、教える役目を担っているのは、君たちじゃない。彼には私達がきちんと言い聞かせるわ。だからそんな物騒なもの仕舞なさい、それは一番貴方たちに似合わない“凶器(もの)"よ。――きっと、心優しい付喪神だって信じているから」 『…………?』 敵でありながら敵意を見せない魅零の振る舞いに、首を傾げたフランス人形は、小さな手で握っていた身に余るモノを地面に落とす。 『……』 そして魅零の前でぐるりと一回転した後、ただ、浮遊し続けた。 「そう、そうだよね……」 大業物を両手で掲げ、一心不乱に振り下ろす。 「あとは私たちに、任せてね」 拳と鉄具のぶつけ合い。剣戟の交差の如く飛び交う火花。 そんな中、優希はどこか笑みを浮かべているようでさえあった。 人形の振り下ろした凶器を己の拳で跳ね返し、お互い数歩分の距離を取る。 「どうした玩具、こんなものか」 次で終わらせるために、優希は拳を握り締め、構えた。 「これで最期なんだ、少年でなくて悪いが、代わりに俺が貴様で遊んでやろう」 宙を滑るように突撃してくる人形の攻撃を紙一重でかわし、がら空きとなった人形のボディに拳を叩きつけ、地面諸共砕いてみせた。 間合いの概念すら超越する、人智を凌駕した者が辿りついた境地。相手が玩具だろうと何だろうと全力を惜しまない武人の在り方。 「…………さらばだ」 拳を合わせ、優希は目を閉じる。 ● 「ごめんなさいおもちゃさん……僕、今度からはちゃんと、みんなを大切にするから……ごめんなさい!」 魅零が両断した人形を前にして、少年は謝罪の言葉を口にする。 幼き頃もしかしたら誰もが犯していたかもしれない過ちと、こうして向き合うことができる人間などそうはいない。 果たして少年にとって、自分自身の罪と向き合えたことは幸運であったのか、はたまた不運だったのか。 それはきっと、今の少年には判断できないことだろう。 ましてや、少年以外の誰であろうと、それを容易に判断することなど許されない。 「おもちゃ箱はね、おもちゃたちのお家なの。お家に帰れないと、キミだって嫌でしょ?」 少年の隣にしゃがみ込む魅霊が優しく諭す。少年はそれに「うん……」と酷く哀しげに頷いた。 「物は大切に。玩具は遊んだら元の場所に戻すように。そしたらもう失くさないはずだよ、そのとき初めて、大切な友達になれるんじゃないのかな」 「まったく片付けが出来ないと将来苦労しますよ。物がどんどん消えてって、今日のごとく化けて出て……次は綺麗に周りのゴミの仲間入り、かもしれませんね?」 「……っ。気を付けます……」 「赤禰さんっ、あんまり脅かしてあげないでくださいよ……でも、私もあんまり綺麗にする方じゃないし……気をつけるようにしないと。一緒に頑張ろうね?」 「うん! つばさのお姉ちゃんよりも上手にお片づけしてみせるよ!」 ――と、そこで全員の視線がウェスティアの背中へと注がれる。 「あー……えっと、これはね~……」 シュスタイナが言葉を濁す。 そう、どうやって誤魔化すのか今になって考え始めたのだ。 「そ、そうです! ボクたちは通りすがりの魔法使いなんですよ!」 「私は通りすがりのプリティーでキュアキュアな美少女戦士です」 三郎太の見るからに苦し紛れな言い訳に、モニカが乗ってみせた。 「そうそう。魔法のことは俺達だけの内緒だぞ? 誰かに話すと、俺達は魔法が使えなくなってしまうんだ」 「へー……うん、分かった! 絶対にみんなのことは話さないよ!」 少年の純粋さに救われながら、リベリ――魔法使いたちは少年をおぶりながら家へと運び、気付けば眠ってしまっていた少年をベッドに横たわらせ、去っていく。 「……ところで、琥珀様が少年に渡したあの袋、何が入っていたのですか? いえ、おおよそ察しは付きますが」 「誕生日でしたもんね、きっと袋にはプレゼントが入ってるんだとボクは思います」 「まあ、そんなところかな。少年が彼らのことを忘れないように、ロボットたちと楽しくお片づけをするって絵本を描いてみたんだ」 「へぇ、浅葱さんは絵の才能もあるのね……」 「いいんじゃないかな、きっとあの子も喜んでくれると思うな~」 「それには同感ですね。あの年頃の子供は絵本の類も大好きですし。クリムゾンレッドさんもそう思いません?」 「くっ、諭……ッ! はぁ……まあ、右に同じく、といった感じだな?」 そうして夜が更けていき、少年は少し大人になった。 |
■シナリオ結果■ | |||
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■あとがき■ | |||
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