●魅惑のもっこり 「きゃああああああっ――だれか、だれかたすけてぇっ―――っ!!」 真夏の小学校のプールで女の子の悲鳴が上がった。 「スクール水着といえば旧スクだよね。なのにみんなどうして履かないんだっ。俺はすごく悲しい。こんなにフィットして締めつけて気持ちいい水着は他にないというのに」 現れたのはスクール水着を着用した鴨志田幹男(34)だった。 白いキャップに黒のゴーグルを身につけている。 一見普通の格好に見えるが、幹男が着用している水着は女子小学生用の旧型スクール水着と呼ばれるものだった。異様なヘンタイ男の登場に誰もが逃げ惑う。 「――将太くん、君もそう思うだろ? 俺は決意したんだ。この旧スクを再び全国の小学校に採用してもらうために。まず俺自身が旧スクの素晴らしさをアピールする必要があると考えたんだ。人に勧めるためにはまず自分からためしてみなくちゃね」 幹男は傍で固まっている遠藤将太に力説した。 将太はあまりの恐怖でその場に固まってしまっていた。 幹男のごつい身体にはち切れんばかりにスクール水着が伸びきっている。 女子小学生用の旧型スクール水着は成人男性が履くととんでもない形状を作りだす。 将太はそれを見て真っ青になった。 「なにをそんなに怖がっているんだい? 遠慮しなくていいんだよ。大きいお兄さんだってサイズが小さいけどこの通りさ。えっ、もっこりしてるって? そんな些細なこと気にするなよ。しょうがないなあ、お兄さんが着せるの一緒に手伝ってあげる。大丈夫だって、一度はいたら絶対に病み付きになるから――一緒にスク水履こうよ?」 ●はやくスクって 「わたしがスクール水着を履いたら似合うかしら」 『リンク・カレイド』真白イヴ(nBNE000001)は、唐突にリベリスタたちにそう問いかけた。誰もが突然の質問に口を大きく開けて動揺する。 「小学校のプールにノーフェイスのヘンタイが現れたわ。鴨志田は今まさにいたいけな小学男子の遠藤将太くんにスクール水着を履かせようとしている。このままでは女子用の旧スクを履かせられて将太くんはヘンタイの仲間入り。一生の心の傷を負わせてしまうわ。そうなるまでになんとかスクってきてほしい」 イヴが普段通りに事件の状況を説明した。何事もなかったように話を進めていくイヴにようやくリベリスタ達も我に返った。一刻も争う状況に唾を飲み込む。 幹男はもともと熱心なただの旧スク愛好家だった。千枚を超える旧スクを所持していたが、やはり旧スクを着用している姿をナマで見たくなったという。 将太が狙われた通り相手は別に男子でも女子でも構わなかった。幹男は世の中の小学校の全てに対して旧スクを採用するように迫るつもりでいた。 「幹男は同じスク水を履く人には好意的であるみたい。もし幹男がこれ以上暴れないように説得するのであればスク水姿で接するのが好ましいわ。また、同じく旧スクについて熱き思いをぶつけると戦闘そっちのけで喋ってくる。現場にはE・ゴーレムになった旧スクやE・アンデッドもいるから十分に注意して戦ってきてね。くれぐれもお大事に――」 |
■シナリオの詳細■ | ||||
■ストーリーテラー:凸一 | ||||
■難易度:NORMAL | ■ ノーマルシナリオ 通常タイプ | |||
■参加人数制限: 8人 | ■サポーター参加人数制限: 0人 |
■シナリオ終了日時 2013年08月11日(日)22:48 |
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■メイン参加者 8人■ | |||||
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●スク水に対する冒涜 小学校のプールは大混乱に陥った。色とりどりのスクール水着が飛び回って小学生たちを襲っている。顔面に張り付かれて今にも溺れようとしている子供もいた。 「――スク水に対する冒涜、許しがたい。とか誰かが言ってた気がするわ」 『箱舟まぐみら水着部隊!』ソラ・ヴァイスハイト(BNE000329)は現場の惨状に溜め息を呟いた。なぜかこの場にいない忍者を代弁せずにはいられない。 もっともソラは白衣の下にいつものスク水を着こんでいる。普段着過ぎて誰も28歳教師のスク水姿に違和感を覚えてないところが逆にいたいたしかった。 「葉月綾乃! 20歳! もう大学生な歳だけどスク水着ちゃいます!」 『BBA』葉月・綾乃(BNE003850)は笑顔で胸を張る。今日のためにネットでいろいろ検索して注文したスク水を着けてきた。実は無理をしてサイズの小さいのを注文したがかなりお腹周りが苦しい。 「もうすぐ30歳の誕生日よね、盛大にパーティーしましょ? 20代のうちで良かったわねー、スク水着るの」 『魔性の腐女子』セレア・アレイン(BNE003170)が葉月に突っ込んだ。 「三十路とか言うんじゃないですよ、この腐れアラサーが!」 「お腹が苦しそうね、BBA」 葉月とセレアが互いにいがみ合う。お互いに自分の方が、スク水姿が似合っていると言い張って譲らない。 「あんたたち、醜い争いは止めなさい。まったく小学生の前でみっともないわよ」 同じくアラサーのソラが仲裁して入った。まるで自分とびっちの争いを見ているようで我慢できなかった。これ以上ライバルが増えるのはめんどくさい。 だが、本当にみっともないのはアラサーにしてスク水姿だということに三人ともまったく気が付いていなかった。 「暑いもんね……。プールで遊びたくなるし気が狂いそうになるし、おかしくなっても不思議無いけど、また変態さん相手なの?」 『アークのお荷物』メイ・リィ・ルゥ(BNE003539)は嘆息する。さすが現役のJSだけあってスク水の着こなしはこの中で群を抜く。 先ほどのアラサー三人衆の無理あるスク水姿とはわけが違う。 「たかが水着にそこまでこだわるんだろう? 全くわけがわからないよ……」 エイプリル・バリントン(BNE004611)は聞こえないようにそっと呟いた。黒のサングラスを身につけている。金髪に端正な顔立ちはまるでどこかのセレブの令嬢だ。その履いている水着がスク水でなければの話だが……。 「早熟なボクの身体だと、ボディライン的に違和感はあるよね……で、着るなら白がいいって知り合いに言われたから白のスク水……わざわざ「めぐたん」なんてゼッケンも用意されて……ちょっと頭痛がするね……だけど、ねぇ、これって透けない? 大丈夫なのかな?」 『薔薇の吸血姫』マーガレット・カミラ・ウェルズ(BNE002553)はすでに顔を真っ赤にさせて恥じらっていた。メグの言う通り濡れると透けてしまう。まだ彼女はその重要な点に気づいていなかった。 「旧スクを普及させるのが目的の変態か……着せるほうじゃないだけまだマシ……かな?」 『虚実之車輪(おっぱいてんし)』シルフィア・イアリティッケ・カレード(BNE001082)もその豊満な身体にスク水がはち切れんばかりに伸びている。 身長と胸のサイズが合ってないため、胸元に生地が引っ張られて全体的に少々食い込み気味になっていた。 「そういえば、あの『娘』はどうしたのかしら?」 シルフィアが1人足りないことに気がついて周りをきょろきょろする。だが、遠藤将太の悲鳴が聞こえてきた。早くしないと一生のトラウマだ。 リベリスタ達は急いで幹男達がいる方へ向かった。 ●スク水仮面参上! 「将太くんさっそくスク水を履いて貰いましょうか……!」 「きゃああああ、だ、だれか、助けてええええ―――――――っ!」 幹男が将太の海パンに手をかけた。リベリスタが懸命に走るが間に合いそうにもない。一足遅かったか――だれもがそう思った時だった。 「スク水仮面参上! こらそこのヘンタイ! その子から手をはなせ」 『落とし子』我妻 湊(BNE004567)が幹男の前に躍り出た。顔面には白の水泳帽をすっぽりと覆いかぶしている。まるでストッキングを頭から被ったようだ。 スクール水着を装着した「男の娘」の登場に幹男が唖然となった。 「お前は――ヘンタイ?」 幹男は思わず真顔になって問い返す。 ヘンタイにヘンタイ呼ばわりされてスク水仮面は動揺した。内心ショックを受けてどうしようもなくなったところでようやくスク水部隊が現れた。 「お前たちはこいつの仲間か……?」 幹男は突然現れたスク水リベリスタ達に向かって問いかけた。みんな幹男が好みの旧スクを履いている。一瞬手が止まって凝視した。 「無理やり着せなくても、こっちにスク水着た人はいっぱいいるよ」 (やるけどさ……いやだなぁ……あまり見られたくないなぁ……) メグが内心嫌がりながらもじもじする。幹男は現れたスタイル抜群のメグの白スクを視線で舐め回した。薄ら透ける水着に幹男は興奮して近づいてきた。 「そういえばスク水プレイってしたこと無いのよねぇ。オーダーメイドにしておけばよかったかしら?丈は合ってるけど、胸がキツイわ……」 さらにシルフィアも大胆に胸元を引っ張って挑発を仕掛ける。これには幹男も視線が釘付けになった。知らぬ間に足がそちらに吸い寄せられてしまう。 「あなたにスク水の素晴らしさを説かれて納得すると思う?」 「なんだ、どういうわけだ?」 ソラに言われて幹男は急に足を止めた。相手はなぜか白衣の下にスク水というへんな出で立ちをしているが容姿は小学生だ。幹男は困惑しながら返事する。 「いくらあなたに、熱い思いがあったとしても、貴方のやり方ではトラウマを作ってスク水離れさせるだけよ。スク水かわいい、スク水カッコイいと思わせる方向で自然に着用させる様に導くのがベストよ。こっちにも無理して着てる感、ハンパないのいるけども!」 おもに自分を含むアラサーのことだったが意に介さない。それでも相手はスク水の愛好家だった。それくらいは目を瞑ってくれるとソラは強引に説得した。 スク水仮面とソラたちが頑張っている隙にエイプリルが将太を助けに入った。怯えてかたまっている将太に向かって優しく手をのべる。 「私たちはキミたちを助けに来た。彼らとは全く全然皆目関係ない、安心してほしい。さあ一緒に逃げよう」 エイプリルは必死に将太にヘンタイの仲間ではないことをアピールした。将太は恐怖ですでに固まってしまっていた。外見はどう見てもヘンタイの仲間としか思えない。それでも幹男やスク水仮面に比べたらマシだった。 「みんな待ってて! ボクが助けるから」 メイが同じ小学生が襲われているのを見て助けに入った。子供達を襲おうと飛び回るスク水に聖なる光を放つ。スク水に貼りつかれている小学生を救助してメイはすぐにプールサイドへと引き上げた。すぐに手当てをしてやる。 エイプリルも将太を安全な場所にやると翼の加護で皆を援助した。つづいてメイを援助してフラッシュバンでスク水ゴーレムを薙ぎ払う。 「空飛ぶスク水ってシュールね……」 シルフィアはチェインライトニングで飛んでくるスク水を狙った。雷に引き裂かれたスク水は焦げて地面に墜落してくる。 「変な人が居ますから、今すぐ逃げてください! 深いことは考えなくていいです、むしろ考えちゃ駄目ですよ!」 葉月も必死になって小学生を助ける。オフェンサーとディフェンサードクトリンを使って後方から支援しながら自身は危機に陥る小学生を庇う。張り付いたスク水に穴を開けて呼吸できるようにした。メイたちと協力して避難救助する。 ●引き継ぐ意思 「ほら、あのスク水仮面をみなさい。正義のヒーロー的な感じが……しなくもないでしょ。子供の心を掴むの適任よね、ヒーローってだけど”ヒーロー”が活躍するには”悪役”が必要よね。ヒーローに倒される悪役が……あとは言われなくても分かるわよね?」 ソラに言われて幹男は顔をしかめた。あれがどうしても正義のヒーローには思えない。むしろ悪であるこちら側なのではとツッコむ。 「そこの教師はキミの同士なんだろう? 旧スク水着をきていないようだけどいいのかい?」 エイプリルが傍にいたE・アンデッドに声をかけた。 「鴨志田さん、スクール水着がやられています!」 体育教師の参田和彦が慌てて幹男に報告にやってくる。筋肉ムチムチの黒のブーメランビキニパンツの登場に思わずシルフィアが唾を呑みこんだ。 「あら、あなた……生きてたら結構いい感じだったのかしらね? ブーメランパンツ似合ってるわ……」 シルフィアの視線に気づいた和彦が思わず身震いする。それでも意を取り直して自分が先に攻撃する構えを見せた。水鉄砲でリベリスタ達を攻撃する。 狙われたシルフィアと湊がダメージを受けて後退する。ようやく我に返った湊は怒りを幹男達にぶつけて言った。 「そこのオッサン、とりあえず言っておかないといけない事がある。旧スクール水着を再び採用させたいという心意気は俺っち否定しない。でも、女子用のそれをいい歳したおっさんが着て暴れまわってたら逆効果だろうがー! これは男が着ていいものじゃないんだー!」 スク水仮面はそういうが否や旧スクを脱ぎ始めた。実は下に男子用の海パンを履いてきていたのだ。いつまでもこんなヘンタイな格好をしているわけにはいかない。 だが、女子用のスク水は脱ぐのにとても手間が掛ることを計算していなかった。 「おまえ馬鹿か! 隙だらけだぞ」 幹男がスク水仮面に容赦なくゴーグル光線を浴びせた。 「ぎゃああああ―――」 スク水仮面が水着を半分脱ぎかけたところで倒されてしまう。 「卑怯だぞ! 正義の味方が変身している時に攻撃するなんて……」 「お前はそもそも正義の味方じゃない。ただのヘンタイだ!」 続けて和彦に銃撃を食らってスク水仮面はあえなく伸びてしまう。それを見た味方のリベリスタ達はようやく反撃に出た。 「旧スク限定なんて世迷い言もいいとこね。似合う衣装を着てこそ女は引き立つし、衣装も輝くのよ。つまり……あなたなんてまだ二流もいいとこ。体格はおろか性別まで気にせず、誰にでも着せればいいなんて、本当にその衣装を愛している人が言うことじゃないわ!」 セレアは血の黒鎖で濁流を作り上げると、和彦と幹男を巻き込んだ。さらにシルフィアも続いて同じ攻撃で二人を一気にたたみかける。 激しい攻撃に幹男と和彦は息を突く暇もなかった。ようやく攻撃が治まったのと同時にこれは堪らないと幹男は逃亡しかけた。 「逃げなかったらじっくりボクのスク水みせてあげようかな~」 メイが幹男の前に立ちはだかった。思わず足を止めそうになるが、すんでの所で横にいた和彦に注意される。仕方なくゴーグル光線を放とうした。 「ボク達を攻撃するってことは、大事な大事なスク水がボロキレになるかも知れないって事だけど、ソレでいいの?」 メイが首を傾げて唇に手を当てた。あまりの矛盾を含む哲学的な問いかけに幹男が頭を抱えてへたり込む。 「俺は……俺は……どうすればいんだっ! スク水には攻撃できない」 「しっかりしてください。こうなったら私が!」 幹男の代わりに和彦が水鉄砲をぶっ放す。その場にいたメグが攻撃をあげて悲鳴を上げた。びしょぬれになって白スクの中身が透けてしまう。 メグの放漫な身体がぴっちりとしたスク水に張り付いていた。長い手足から伸びる魅惑の姿に思わず幹男も和彦もスク水仮面さえも見惚れる。 「スク水のために命を賭けなさい! あなたのスク水に対する思いが本物ならそのくらいできるでしょ!」 ソラがハイスピードアタックで幹男の足を狙う。攻撃されてその場に崩れた幹男はもうなすすべがない。頼みの和彦もやってきた葉月に抑えられた。 「あんたたち……精神的な意味でも、物理的な意味でも正直キモイ! もういいからお願い死んで!」 メグは左手で身体を隠しながら渾身のダンシングリッパーで幹男と和彦を一緒に切り裂いた。和彦のブーメランパンツと幹男のスク水がびりびりになって引き裂かれてしまった。そしてトドメにハイアンドロウで残った布を吹き飛ばす。 「ぎゃあああああああああ―――――」 「きゃあああああああああ―――――」 幹男たちとメグが同時に悲鳴を上げる。 幹男と和彦は哀れな姿でついに動かなくなっていた。その視覚的惨劇を目の当たりにしたメグは顔を抑えて真っ先に現場から逃亡した。 「あなたはちょっと間違っちゃったのよ。私も男の子の女子用スク水もアリだと思うわ。貴方の意思は私が引き継ぐ……安心してお逝きなさい」 ソラが哀れなヘンタイたちに最期の黙とうを捧げた。 ●スクール水着のままで 戦闘が終わって真っ先にエイプリルは怯える将太たちの元へ行った。怪我をした子供に対してはメイやソラが優しく回復を施した。 年や容姿が似ているからすぐに子供達は打ち解けた。それでもスク水仮面こと、湊に関しては誰もが怯えて近づかない。仕方なくエイプリルが弁明した。 「彼は任務に対してひたむきであった為暴走している様に見えるんだ。たぶんきっとめいびー」 子供達はそれで強引にエイプリルに言い含められた。そのあとも決して湊の方に近寄ろうとはしなかったが。 「俺っちはかわいい女の子や綺麗なおねーさんがスク水を着ているところを合法的に見られると聞いてやって来たのに……」 湊はいじけていた。それでもメグを含めてイイものが見れたのでよかったと思う。その肝心のメグはまだ長い足を絡ませてもじもじしていた。 「所詮時代の流れで淘汰されたモノだしね。いまさらそれに拘る理由がさっぱりわからない。ボクだって仕事じゃなきゃ、こんなの着ないよ? もぉ……」 凝視してくるヘンタイスク水仮面に平手打ちを食らわす。ぷんぷん、と怒りながら今度こそ更衣室の方へと帰って行った。 「あ~、暑いからこのプールで涼んでいっちゃだめかな?」 メイはすでに小学生たちと遊ぶ気満々でいた。すでにソラ先生はビート板でプールの中をバタ足で泳いでいる。あまりに小学生たちと溶け込んでいる姿を見てメイは嘆息した。急いで自分もプールにダイブする。 「というか。いや、その、恥ずかしいんですけど! 顔真っ赤になってそうです! これで戦闘とか勘弁してください! できれば顔にモザイクかかりませんか! せめて目のあたりに黒い線だけでも……。そういう魔法ってないんでしょうか!」 「遅いわよ、あんた。早く気が付きなさい! それしてもすごい格好ね。白馬の王子様もこれ見たら裸足できっと逃げ出すわよ」 セレアは葉月の姿を見て嘆息した。もちろん自分にも素敵な男性はいない。どうしてアークのアラサーはこうも揃ってモテないのだろうか。 「今度のあんたの誕生日9月24日だったわね。なにかお祝いしてあげるわよ。ソラ先生にびっちも呼んでみんなで三十路パーティね。あたしからは赤いちゃんちゃんこをプレゼントしてあげるから」 「ちょっと年下だからって生意気です。まだピチピチの二十歳だもん!」 セレアと葉月はいつまでも口げんかしていた。二人は言い争いに夢中で気がつかず、スクール水着姿のままで仲良く帰って行った。 |
■シナリオ結果■ | |||
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■あとがき■ | |||
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