●人斬りヨアヒム 『親衛隊』のヨアヒム・キルマイヤー少尉はまたの名を『人斬りヨアヒム』という異名で恐れられていた。左頬に大きな鉄十字の傷が付いている。 目つきの鋭い赤髪碧眼の優男だった。数々の暗殺事件に関わって来て、身体中には無数の傷跡が残っていた。頬の傷も潜ってきた修羅場の多さを物語っている。 戦場では極めて有能な仕事の早い男だった。頭脳明晰でもっとも効率的な作戦を編み出して敵のもっとも嫌な急所や弱点をつくのを得意としている。 「キルマイヤー少尉、部隊編成が整いましたのでご報告にあがりました」 まだ若い金髪の女性士官のビアンカ・シュバルツ曹長が上司に報告する。彼女も独逸騎士団の末裔で子供のころから厳しい訓練に堪えてきた兵だった。 ビアンカは威勢がよくて戦場を先頭に立って縦横無尽に駆け回って敵を次々に倒して行くスタイルを持っている。ヨアヒムは反対に一撃必殺を得意とする暗殺者だった。 一見して二人は性格や攻撃スタイルが正反対だったが、意外にコンビを組んでみるとぴったりとした呼吸で連係プレイができた。 いつしか二人は『親衛隊』の中でも暗殺に長けた特攻部隊として、重宝されてこれまでの作戦で幾つか手柄を立ててきた。 「ビアンカ、御苦労。これでいつ我々に出動命令が下されても十分に動けるだろう。はやく動きたくて堪らない。この手がもう血を求めてこんなにも疼いている」 ●誇り高き独逸騎士団の誉れ 「あなた達には『親衛隊』の本拠地であると思われる大田重工埼玉工場に対する襲撃作戦に参加してもらう。今回の作戦は非常に重要。心してかかって来てちょうだい」 『リンク・カレイド』真白イヴ(nBNE000001)は、ブリーフィングルームに集まったリベリスタたちに向かって真剣なまなざしを向けて言った。 もはや『親衛隊』のこれ以上の横暴を許すわけにはいかなかった。三ツ池公園を手に入れた彼らは神秘的特異点である「穴」を利用して次々に神秘兵器の開発を進めている。このまま何もしなければ時間の経過とともにアークが不利になる一方だった。 『親衛隊』はアークがエースに頼りきりになっているという弱点をついてきた。だから今回アークが立案したのは作戦の意趣返しだった。簡単には言えば、公園の奪還の大作戦を陽動にしてその間に手薄になった敵の本拠を制圧することが狙いだ。 守るべき場所が二箇所になった彼らは以前にもまして守る荷物を増やしているということができる。公園の奪還作戦に敵の戦力を費やさせて、その裏で敵の本拠であると思われる大田重工埼玉工場への攻撃を同時に進行させるのが目的だった 「今回の相手はキルマイヤー少尉が率いる小隊よ。彼らは皆誇り高き独逸騎士団の家系に生まれて小さい頃から騎士道精神を身に付けている。とてもバランスがよくて規律が取れているわ。意気で負けないように全力を尽くして戦ってきてほしい。とくに今回は三ツ池公園に陽動作戦に出ているリベリスタたちが大勢いるわ。彼らの努力を犠牲にしないためにも必ず勝って来て」 |
■シナリオの詳細■ | ||||
■ストーリーテラー:凸一 | ||||
■難易度:NORMAL | ■ ノーマルシナリオ 通常タイプ | |||
■参加人数制限: 8人 | ■サポーター参加人数制限: 0人 |
■シナリオ終了日時 2013年08月06日(火)23:23 |
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■メイン参加者 8人■ | |||||
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●成すべきことをただ成すために 社員駐車場は静まり返っていた。辺りは暗く視界は見づらい。おまけに周りは無数の自家用車が駐車されていた。わずかに鼓動と足音が合間から聞こえてくる。 「隊を重んじなければ足並みは揃わない。それでも私は隊を重視などしないのです。笑いたければどうぞ笑えばいい。私が選んだ成すべき事を成す、それこそが私の望みだから。さぁ、参りましょう。やれるだけやるだけですわ」 『ODD EYE LOVERS』二階堂 櫻子(BNE000438)は敵の足音を敏感に聞きとっていた。緊張で二又の尻尾の毛が逆立っている。 「騎士道精神とはまたご大層な。この現代にそんな古臭い理想を掲げるような連中が居るとはね。口ではどうとでも言えるだろうが、結局貴様らは戦いが好きなだけの狂人だ。さっさと始めようか親衛隊、精々蜂の巣にならないようにしろよ?」 『アウィスラパクス』天城・櫻霞(BNE000469)が勇ましく宣言した。傍らにいる櫻子の緊張を解くように力強い視線を投げかける。櫻子も目で頷いた。 「これが戦争って奴か。いいねえ、燃えるねえ。戦いが俺を呼んでるぜ。正義の刃で亡霊を倒せってな! さあ、やりあおうぜ親衛隊! 勝つのは俺達だぜ!」 『スーパーマグメイガス』ラヴィアン・リファール(BNE002787)は拳を握りしめて何度も手のひらで叩いた。戦闘前の静けさに次第に気分が高まってくる。 「これが噂のカチコミってやつですね。やられたらやり返すのがアーク流、裏でチョロチョロ動いている鼠に思い知らせてあげましょう」 シャルロッテ・プリングスハイム(BNE004341)は特攻服を纏っていた。喧嘩で負けるつもりはない。バールを手にしてすでに殴り込む準備はできている。 「ボクは親衛隊が嫌いだ。大戦の頃、友軍だったころからずっとだ。アーリア人が優等種だというのを誇りに思うのはいい。だがそれを理由に負けるはずがない等と思うのは愚の骨頂だ。ボクはやつらのそういう傲りが大嫌いだ」 『Hrozvitnir』アンナ・ハイドリヒ(BNE004551)は宿敵ともいえる親衛隊を倒すことを心に堅く決めていた。 「騎士道精神を身に着けておいて、得意な事は暗殺って少しアンバランスだね? まぁ、私自身あんまり詳しくないから何とも言えないけど。兎に角、私達の戦いの一つ一つに皆の安否が掛かってるんだよね? だったら、誰が相手でも絶対に負けてなんかあげないよっ!」 『月奏』ルナ・グランツ(BNE004339)はすでに敵の動きを警戒していた。奇襲攻撃をされないように十分に辺りを観察する。 「むずかしいタタカイですが、ミンナできょうりょくしたたかいぬきましょう。うしろはきにせずにぜんりょくでたたかってもらえるように、ボクもがんばります。ここではないばしょでたたかっているミンナのためにも、かならずかちましょう」 『不倒の人』ルシュディー サハル アースィム(BNE004550)は公園で戦っている人たちや他の工場内で戦う味方のためにも勝つことを誓った。 「そろそろ時間ですね。それでは気を引き締めて参りましょうか」 『スウィートデス』鳳 黎子(BNE003921)が辺りを警戒しながら言った。千里眼を使用しながら相手の動きをチェックする。すでにリベリスタ側が侵入してきたことに気が付いて慌てているようだ。今が攻撃のチャンスだった。 ●後悔させてあげる 「ちょっと申し訳ないけれど、全力で行くよ? 炎の雨よ、降り注げっ!」 ルナが重心を低くしてバーストブレイクを放つ。炎に捲かれた車があっという間に向こう側に押し流された。その間からヨアヒム達が躍り出てくる。 「元第三帝国特務部隊裏円卓所属、アンナ・ハイドリヒ少尉だ。名乗れよ騎士の末裔ども、戦の作法くらいは心得があるだろう?」 アンナが勇ましく前へと躍り出る。 「俺達のアジトへようこそ。俺も同じくヨアヒム・キルマイヤー少尉だ。歓迎するぜ。もっとも裏切り者は生きては帰れないがな」 ヨアヒムは剣を巧みに操って真っ直ぐ突っ込んできた。敵の動きを見ながら心の中を見透かして作戦を読もうとしてくる。 「此方の手の内は読ませませんわ……」 櫻子がジャミングを発動させてリーディングを妨害する。ヨアヒムは顔をしかめて仕方なく普通の斬り合いに出た。 「……私が遊んであげますよう。かかってきなさいな」 黎子がヨアヒムの前に立ちはだかる。カジノロワイヤルを使用して自身の魔力を最大限に高めた。襲い掛かってくるヨアヒムの前に立ちはだかる。 「ふん、こざかしい。こうしてくれるわ!」 双剣を黎子に向かって突きつけると渾身の力で薙ぎ下ろした。 「ぐふうううっ!」 黎子は破壊力ある攻撃を真正面から受け止めた。激しいヨアヒムの剣撃に耐えつつづけながらなんとか踏ん張り続ける。 「めった切りにしてやる! 渾身の一撃を食らわしてやるぜ!」 だが、黎子もさすがに押され気味になっていた。 ヨアヒムの力強さに足の踏ん張りが利かずについに押し込まれる。車に激突した黎子はうめき声をあげた。すぐにルシュディーが回復にあたる。 「しっかりしてください。だいじょうぶです、すぐにいやしますから」 ルシュディーに支えられて黎子もすぐ起き上がる。予想より破壊力があって持ちこたえられなかったが次はやられるわけにはいかない。 「キルマイヤー少尉、やりますねえ。それじゃあ私もいこうかしら」 ビアンカが影潜みで潜り込む。一瞬にしてビアンカの姿が消えた。どこから襲ってくるかわからない。それでもシャルロッテが熱感知で相手の場所を探った。 「気を付けて、その車の背後から襲ってきます!」 シャルロッテの言葉にいち早く反応したのはアンナだった。先回りしてビアンカが姿を現わしたところをソニックエッジで返り討ちにした。 「きゃあああっ!」 ビアンカは悲鳴をあげて地面に膝を突く。 「ビアンカ! なにやってるんだ!!」 ヨアヒムの叫びにようやくビアンカは起き上がった。 「どうやらアンタたちのことを甘く見ていたようね。いいわ、私が今攻撃したことを後悔させてあげるわ。かかってきなさい!」 ビアンカの目付きが急に鋭くなった。剣を構えてアンナに突きつけると、渾身のリーガルブレードを叩きこんだ。アンナは堪らず苦しみに表情を険しくした。 絶対に後ろに行かせるわけにはいかなかった。少しでもビアンカを足止めして時間をかせぐ。ここで自分が倒されるわけにはいかない。 ヨアヒムとビアンカが飛び出して戦っている一方で、他の親衛隊たちもそれぞれの敵に襲い掛かってきた。 「まずは邪魔な加護から破壊させてもらう。加護破壊と回復手狙いは定石、勝つためなら手段なんぞ選ばん!!」 櫻霞が狙いを定めて突っ込んできたデュランダルたちにピアッシングシュートを放つ。敵は正面から攻撃を受けて加護が破壊された。 「攻撃は最大の防御ってな! 行くぜ! ブラックチェインストリーム!」 ラヴィアンも櫻霞に続いて反応した。加護をブレイクされて弱った敵のデュランダルたちに手を向けた。指先から放たれる血の黒鎖が濁流のように敵を呑む。 敵はうめき声をあげながら地面に倒れた。 「こざかしい。舐めるなよ」 それまで戦況を見守っていたアルバートが堪らず攻撃に参加する。ファントムレイザーで辺りに居る全ての者を斬りはらった。 「ぐあぁっ!!」 攻撃に巻き込まれたルシュディーやシャルロッテが地面に倒れ込む。ルナも膝を突いて苦しがった。すぐに櫻子が傷ついた味方に回復を施す。 「さぁ、痛みを癒し……その枷を外しましょう……」 櫻子の回復によってなんとかルナ達は立ち上がることに成功した。敵の自分の味方をも巻き込んだ捨て身の攻撃にリベリスタ側も苦戦した。 ●誰も死なせはしない 相手も大分消耗していた。敵も同じようにホリメが味方を回復してなんとか体勢を立て直そうとする。その隙を狙ってラヴィアンが突っ込んだ。 再び濁流の血鎖をお見舞いする。今度はさっきとは違って横からの変則的な動きからの葬操曲に敵は反応することができない。 「きゃあああ――――」 ホリメが倒された。相手のソードミラージュが多重残影剣で斬りかかる。リベリスタ達は一か所に固まらないように分散して攻撃を回避した。 「ディアナ、セレネ。皆を守る為の力を、私に貸してっ! 目の前で貴方達の好き勝手なんて、絶対にさせてあげないんだからっ!」 ルナはフィアキィに呼びかけて反撃に転じた。 相手が背中を向けたところを狙って渾身のバーストブレレイクを放つ。 炎の海に捲かれてソードミラージュ達は悲鳴をあげて屈した。 「このままでは形勢が不利だな。仕方がないあれを出すか」 ヨアヒムがアイアンスピリットを発動させて分身を作りだす。分身が増えて瞬く間に辺りに居たリベリスタ達を取り囲んだ。 「そうはさせません! さっきのお返しです!」 すぐさま黎子が対応した。バッドムーンフォークロアで分身した敵に攻撃をしかける。すばやく黎子が先制したことによって敵は動けない。 「手加減は無しだ、何人居ようが諸共打ち抜く!」 ヨアヒムが動揺した隙に、すかさず櫻霞が後ろからハニーコムガトリングを乱射した。櫻子もアーリースナイプで打ち抜く。 「櫻霞様! 支援は任せてください!」 「ぐはああああああっ!!」 立て続けに攻撃を受けてヨアヒムが倒れ込む。 分身が動きを止めたところを黎子がダンシングリッパーで切り裂いた。容赦なく切り裂かれた分身たちは一斉に姿を消してしまう。 「おやおやご自慢の分身が消えてしまったようですねえ。どうします? もう一度試してみましょうか?」 倒れ込んだヨアヒムが黎子を睨みつけた。 「よくもやってくれたな! 分身など必要ない! 切り裂いてくれるわ」 「ここから先には行かせない、ってやつですよ」 黎子は再びヨアヒムを抑えつけた。苦戦しているヨアヒムにビアンカが堪らず支援に行こうとする。そうはさせまいとラヴィアンが挑発した。 「おいおい、親衛隊ってのはこの程度か? 期待して損したぜ。その程度でドイツを取り戻す? 笑わせるぜ、負け犬!」 「よくも私たちを虚仮にしてくれましたね。皆殺しにしてくれるわ」 ビアンカが挑発に乗ってラヴィアンにリーガルブレードを再び叩きつける。怒りのこもった一撃に今度はラヴィアンも悲鳴をあげた。 すぐにルシュディーが回復を施しにいく。 横から敵のソードミラージュ達が襲ってくる。斬られながらも仲間を必死に助けるためにルシュディーは自身の痛みをこらえながら叫んだ。 「くっ……! だれもしなせません……!」 何とかルシュディーがラヴィアンの回復に成功する。 ラヴィアンがビアンカを引き付けたお陰でヨアヒムは窮地に立っていた。仕方なくもう一度分身を作りだすが、今度はシャルロッテが見破った。 「本体は一番右側です。はやくトドメを――!」 シャルロッテがそう言うが否やルナがバーストブレイクで再びヨアヒム本体を狙った。堪らず後退したところを櫻霞が詰めていた。 「死に損ないが、これで落ちろ!」 「ぎゃああああああ――――」 ヨアヒムが櫻霞の針穴通しを食らってついに倒れた。 ●気まぐれな勝利の女神 「さて次の犠牲者は誰かな?」 櫻霞は次にアルバートを睨みつけた。指揮官が倒されて残った幹部のアルバートとビアンカも闘志をむき出しにした。 残ったレイザータクト達も一斉にフラッシュバンで攻撃してくる。これにはリベリスタ達もさすがに舌を巻いた。ヨアヒムがやられて士気が落ちると思っていた。 だが、親衛隊は今までの劣勢を取り返そうと必死になって戦ってくる。 それでも櫻霞がエナジースティールを使って相手から精神力を奪った。そこへ櫻子が即座にインスタントチャージで櫻霞を回復させる。 「お前はそっちの敵をやれ! 俺はアルバートにいく」 櫻霞の要請に応えてアーリースナイプでレイザータクトを狙った。リベリスタ達の猛攻に次第に敵も消耗を激しくした。ホリメが不在でこれ以上戦えない。 「もうそろそろ種切れのようですね。これで終わりにしてあげます!」 黎子はルージュエノアールで敵を攻撃した。これには敵も堪らず敗走した。 「ビアンカ、お前は先に行け! ここは俺が受け持つ!」 アルバートが叫んでビアンカは逃走した。追いかけようとしてラヴィアンが必死に食らいついていく。だが、ビアンカも反転してリーガルブレードを叩きこむ。 ラヴィアンも粘りに粘ったがお互いに消耗が激しすぎた。 「お前なかなかやるわね。ここで勝負を付ける?」 「あんたもな。さっきの負け犬撤回するぜ、ビアンカ」 こう着状態がお互いに続いてアルバートが追い駆けてきた。これにはさすがのラヴィアンも避けざるを得ない。 残ったソードミラージュとデュランダルが盾になって二人の逃走を助けた。櫻霞はアルバートの代わりに残った敵をハニーコムガトリングで掃除した。 「喧嘩上等! あの世に夜露死苦!」 シャルロッテも盾になったレイザータクトに斬風脚をお見舞いする。続けてバールで横に居る敵の頭を殴り飛ばすとついに全ての敵は動かなくなった。 「さすがに、アルバートとビアンカは追えないね――」 ルナが息を切らせながら逃げた二人の方角に目を凝らす。すでに社員駐車場は車が滅茶苦茶に破壊されて倒れた敵の死体がごろごろ転がっていた。 「これいじょうのふかおいはきけんでしょう」 自身も深手を負ったルシュディーがルナの言葉に頷いた。 「できればビアンカは倒したかったけどな。あそこでアルバートが出てこさえしなければやれた自身があったんだけど」 「ラヴィアンさんは深手を負っているからあれ以上は危険でしたね。相討ちで共倒れも有りえたことも考えれば上出来です。それにお陰で雑魚は掃除できました」 傷を抑えながら悔しそうにラヴィアンは言った。それに対して黎子が労いの言葉をかけた。少なくとも社員駐車場から親衛隊はいなくなったのだ。 無事に自分たちの任務は終わった。あとのことは他の仲間に任せる。 「どうかしまたしたか? 櫻霞様」 「いや、なんでもない」 櫻霞は傍らに居る櫻子を見つめた。お互い無事にこうしていられることに強い安心感があった。少なくとも今はその充実感で胸がいっぱいだった。 櫻子は不思議そうに耳をぺたんとさせる。 あどけない彼女の表情を見て櫻霞もようやく口元が緩んだ。 「どうにかなったのは幸いか。気まぐれな勝利の女神はどちらに微笑むのやら――」 |
■シナリオ結果■ | |||
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■あとがき■ | |||
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