●トーストにバター塗るだけでいきなり美味しくなるのはなんでなんだぜ? コンクリートジャングルの真ん中で、オッサンがひとり髪をなびかせていた。 なびかせるつっても頭頂部を誤魔化すために維持していた必死のバーコード状態をフルオープンさせただけであり、そうするべき長さがあるうえ軽いという理由でやたら綺麗になびいていた。 そんなキラキラした光景でありながらオッサンはやけに貧相な顔をして、『オレ オマエ リストラ』と書かれた封書を手にビルの屋上(しかもフチ)でひとりタイタニック状態にあるという、かなりヤバげな状態だった。 「もう俺はおしまいだ。死ぬしかない……でもせめて、死ぬ前に美味しいバター料理が食べたかったなあ。死んだおふくろは、バター作りが本当にうまかった……」 『オオット、そいつは聞き捨てならねえぜ?』 親指を立て、ニヒルな笑顔と共にすっと横からスライドインしてくるエリューション・バターさん。 巨大な角バターに手足が生えるという冗談みたいなバケモンである。 なので、反応はだいたいこうだ。 「お、おばけええええええええ!」 オッサンは心から震え上がり。屋上からひと思いにダイブ……しようとしたけど恐くなって縁につかまった。 「た、たすけてええええええ!」 『すまないな兄弟、俺は体型的に身体を屈められないんだ』 「そんなあああああああああ!」 ●ゆでたてパスタにバターからめただけでいきなり美味しく食べられるのもなんでだぜ? 「石油ショックの影響だかでバターが高騰して、ご家庭の食卓には大抵マーガリンが置いてあったのが当たり前な時代ってあったじゃないですか。当時はトランス脂肪酸がバターよりヘルシーだよみたいな売り文句が通ってましたけど、今じゃ『プラスチック喰ってるようなもん』って言われて売れなくなっちゃったんだそうで。でもこれで一番喜ぶのってバター産業だけで、むしろバター派による裏工作なんじゃねーのってツイッターで呟いたら一斉に『お前馬鹿なの死ぬの?』って帰ってきて枕を濡らしたんだけどよく考えたらこれ私のアクントじゃなかった」 一体どういうことなの……と呟くアイワ ナビ子(nBNE000228)の説明によると、バターがエリューションゴーレムになっちゃったからやっつけちゃってという話だった。 しかし気になるのはバターさんの弱点である。 一体バターの弱点ってなんだろう。 本当に分からない……。 今日は部屋に西日がさしてきて溶けそうなくらい暑くて、ほんとわからない。 きっととてつもなくつよーいきょうてきなんだとおもいます。 「しかもこれ私の携帯じゃなかった……」 ほんとどういうことなの……と呟くナビ子を前に、リベリスタたちは唸るのだった。 |
■シナリオの詳細■ | ||||
■ストーリーテラー:八重紅友禅 | ||||
■難易度:EASY | ■ ノーマルシナリオ 通常タイプ | |||
■参加人数制限: 10人 | ■サポーター参加人数制限: 0人 |
■シナリオ終了日時 2013年07月22日(月)22:19 |
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■メイン参加者 10人■ | |||||
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●正直バターひとつでここまで遊べる人たちは玄人すぎると思う 『すまないな兄弟、俺は体型的に身体を屈められないんだ』 「そんなあああああああああ!」 ――という、オープニングのカオスな状況に救世主が。 「とっぷすぴぃぃぃぃぃどっ」 えいやーとか言いながら『つぶつぶ』津布理 瞑(BNE003104)さんが高速カニ歩きで割り込んできた。それも屋上の縁。Eバターとおっさんの間を遮るように登場した。 頬を染めて目をそらすEバター。 『やめろよ兄弟、照れるじゃねえか……だが後ろの兄弟、落ちそうだぜ』 「……あ」 ふと気づいて振り向くつぶつぶつさん。 なんと! おっさんは恐怖と猛暑によってたまった汗で指を滑らせて屋上のフチから落下してしまったのだった! 「きゃあああああああああ!」 「おじさあああああああん!」 髪を振り乱して叫ぶつぶつぶつぶつさん。 画面右上の空でキラッてやる『荊棘鋼鉄』三島・五月(BNE002662)。 (※なお、五月さんのプレイングが大変なことになっていたので描写上の出番はここまでとなります) 乾いた風をからませフライアウェイするオッサン。 しかし、この世に神はいた。 というか、『落とし子』我妻 湊(BNE004567)。がいた。 「大丈夫だおっさん、目を開けろ」 「え……?」 少女漫画の目で覆っていた顔をあげると、おっさんは空を飛んでいた。 「わたし……飛んでる……」 そうして徐々に屋上のフチまで戻っていく……が。 「でもキツイ、この体勢やっぱキツい……オレっちアレ、アレだから!」 今現在、おっさんを肩車した湊きゅんが翼を必死でばっさばっさしてる状態だった。 夏場でかなり汗がたまりやすい股部分が密着し、そのうえ恐怖でちょっと失禁したかもしれないおっさんの加齢臭混じりのアレがアレしていて、湊きゅんは早くも帰りたい気持ちになっていた。 「おっさんはやく屋上登って! 生きてたらいいことあるから早く!」 『そうです。フチをつかんで上へ登るのです』 「はっ、この声は!?」 『マーガリンの精です』 「なんで今!?」 実際にはビルの窓を拭くときに使うゴンドラからこちらをガン見している『アンデファインド』街野・イド(BNE003880)のハイテレパスなのだがおっさんにそんなの分かるわけはない。 首をふるおっさん(なびくバーコード)。 「いや、そんな筈は無い。マーガリンの精なんて非科学的なものがいるわけが!」 『マーガリンは水素付加により沸点を上昇させ通常液体の油脂を固体へと変える食品でありいわば人造バターと呼ばれています。現在は風味も改善されクッキーやアイスクリームなど様々な分野で人類に貢献しているのです。しかしトランス脂肪酸の健康的影響が示唆されて以来一般家庭での使用は減りその側面には国内産業の保護を目的とした――』 「あっこれ本物かもしれない」 よっこいしょーいちとか言いながら屋上へよじのぼるおっさん。 すると柵の上に腰掛ける『男一匹』貴志 正太郎(BNE004285)と目が合った。 「バターの味って、セレブだよな」 「えっ」 ばしーんと地面にバターの箱を叩き付ける正太郎。 「ああ言わなくていい。これが本物のコクと旨みさ。だがオレは……オレはマーガリンを裏切れねえ! プラスチックだと!? ふざけんじゃねえ!」 『その通りです。マーガリンは人体が摂取して問題の無い物質だけで作られておりトランス脂肪酸の健康被害も“コーラを飲んだら骨が溶ける”くらいの極論であり――』 「だいたいパンに塗るならマーガリンなんだよ! 冷蔵庫から出したばかりのバターじゃ固くてぬれねえんだよ! 角がパンにめり込むんだよ!」 「すみません、耳と脳へ同時に訴えかけるのやめてもらえませんか」 「なら、視覚に訴えかけるってのはどうだい?」 いつからそこに居たのかは知らんが、屋上の室外機に片足を乗っけた『きょうけん』コヨーテ・バッドフェロー(BNE004561)がギザギザ笑いで振り向いた。 ついでにビシッとバターに指を突きつける。 「おいバター、おっさんをどうする気だ。返答次第じゃ見逃し……あっクソ暑ぃ、もういいやぶち殺そう!」 「おい待て落ち着け」 熱々のフライパンを手に殴りかかろうとするコヨーテを羽交い締めにする『癒し系ナイトクリーク』アーサー・レオンハート(BNE004077)。 「相手はバターだ、突っ込んでいっても女性向けアダルト雑誌のようなめに合うだけに決まっている」 「クッ……」 歯を食いしばって目をそらすコヨーテ。 「考えてみろ、バターだぞ。ソースにしても生地に練り込んでもそのまま塗ってもよくサラダ油の変わりに使えばそれだけで風味が付くあのバターさんにどんな弱点がある……!?」 「クッ……」 歯を食いしばって逆方向に目をそらすコヨーテ。 「ちなみにスナック菓子にあるサラダ味とバター味はサラダ油かバターのどちらで揚げたかの違いだと考えていいぞ」 「おいあれ野菜って意味じゃなかったのか!? じゃなくてアーサー暑っ! さっきから汗が背中に塗りつけられてんだよ! 誰が喜ぶんだよこんな要素!」 「アークにはあると思いますよ、少なからず」 それまで出待ちしていた水無瀬・佳恋(BNE003740)が汗ばんだワイシャツ姿でスッと出てきた。 「でもおとーさんは『男は帰れ』って言ってましたよ」 同じく出待ちしていたキンバレイ・ハルゼー(BNE004455)がビニールマット片手にスッと出てきた。あと白スク水だった。 「ところで私はほぼ犬なんだがこのバター依頼ではつまりバターけ――イヤやめとこう」 同じくダンボール片手にスッと出てくる『リング・ア・ベル』ベルカ・ヤーコヴレヴナ・パブロヴァ(BNE003829)。 「あ、あなたたちは……?」 まだ少女漫画の目をしたまま彼らを見回すおっさん。 佳恋は穏やかに笑うと、髪をふぁさっとかきあげた。 「見て、わかりませんか?」 「いいえ全く」 ●幼い頃貧しかった人ほどバターのありがたみを知っている 「はーっはっはっは、ひっかかったなバター! 先程までのは貴様を油断させるための演技! うちらは労働戦士アーク・エージェント! ショタでもロリでもお給料貰えるこんな世の中でなにしてんのおにーちゃんたちー!」 しゃがみからの下段小キックを連打するつぶつぶつぶつぶつのもりさん。 ひたすら足の小指にキックを入れるという卑怯きわまりないうえに割と一方的な攻撃だが、デメリットももちろんあった。 そう。 「お、おいやめろ! 滝のようにしたたったバター汁が飛ぶんだよ! 跳ねてこっちにかかるんだよ!」 煙草を咥えたままクッキーの生地を練っていたアーサーが眉間に皺を寄せて振りかえった。 「大丈夫です、もうたくさんかかってます」 ビニールマットの上で仰向けに寝転んだキンバレイが、手のひらに溜めたバター汁を高く掲げ、自らの胸へと注ぎ落とした。 そしてゆったりと足から半寝返りする。 「『女はバターまみれでFA』っておとーさん言ってました。だから大丈夫です」 胸元を開いて谷間からバター汁を注ぎ込むキンバレイ。 ゆっくりと起き上がり、膝を開いた乙女座りに移行すると、両手にためたバター汁をあえて顎の高さまでかかげて舌で舐め始めた。 「きんばれいのこと……たべて」 「なあおい、今からバター料理を作ってあれこれしようぜってパートなんだからよ、それから入るとマズくねーか?」 搾り取ったバターをフライパンにひいてくーるくーるしていたコヨーテが顔をうちわで仰ぎながら言った。 「affirmative。しかし料理には時間がかかります。それまでエリューションを引きつけることととしましょう」 「その通りだ同志イド。今回ばかりは肉弾戦を任せて貰うぞ! 一応これは戦闘する依頼だからな!」 うおーくらえーと言いながらEバターに殴りかかるベルカ。 だがこの炎天下。滝のように流れるバターが殴るたびに激しく飛び散った。 「うおお気持ち悪い! だがこんなこともあろうかと秘密兵器を用意してきたのだ」 ベルカの後ろでチーンと鳴る電子レンジ。 イドが鍋掴みをして扉をひらき、大皿に乗った沢山のジャガイモを取り出した。 「よし、投げてくれ!」 「了解」 一個ずつ手にとってぽいぽい投げ始めるイド。 ベルカはそれをキャッチすると、おもむろにバターを殴り始めた。 「必殺! どんなときも、男爵いも!」 「ミスター・タツオのネタって今の若い子全く分かんないんだろうな」 「知らんな! 殴りつけるたびにまとわりつくバター! そのたびにほくほくのふかし芋がじゃがバターとなる! つまりこういう計算だ!」 カッと目を光らせるベルカの頭上にもやもやが浮かんだ。っていうか式が浮かんだ。 『バター殴る→ジャガイモからむ→じゃがバターになる→んほおおおおおバターおいしいでひゅううううう!』 「なあこの式出す必要あったのか?」 「知らんがな」 ぶつくさ言いながらも着々とバター料理を作り続けるコヨーテとアーサー。 湊が頭の後ろで手を組んでいった。 「俺っちがが言うのもナンだけど、たぶんこれって男女逆になるのが普通じゃないのか? まあいいか。所であんたらどうやってフライパン温めてんの?」 「「……日射?」」 同時に首を傾げる二人。 湊の頭上を流れる風。 「そもそも!」 どこからともなく出てくるガスコンロと鍋。 「屋上で!」 カチッとつく火。 「バターを」 豚バラ肉を適度な大きさに切ります。 「美味しく料理するなんて!」 よく油をひいた鍋で肉の赤色が消えるまで炒め続けます。 「できるかぁ!」 さいごに醤油と塩こしょうをかけてできあがりです。 「あ、スパイスかけとこーぜ」 ブラックペッパーを缶から出してぱらぱらかけるコヨーテ。 「あっ、やだ、お肉のうまみがバターに絡んですっごくおいしい!」 鍋から割り箸でつまんだおっさんが頬に手を当ててときめいていた。 ……その一方。 「くっ、大量に用意したジャガイモが既に無いだと!?」 「一発殴るたびに一個消費してたんじゃねえ」 「今日のご飯ができてうれしいです」 お皿へ大量に盛られたじゃがバターをいくつかタッパーにつめながら顔をほくほくさせるキンバレイ。 それを大量に生産していたベルカはうつ伏せに燃え尽きていた。っていうかジャガ尽きていた。 かような様子を見かねて佳恋がしゃきーんと剣を抜いた。 「二人とも下がってください。時間稼ぎの専門家こと五月さんが空に浮かんで見切れたままな以上、私があとの時間を稼いで見せま――ひゃん!」 ちょっと前に正太郎が地面に叩き付けたバターの箱に、佳恋はつまづいた。 ケチって中身をレンガにしたのが痛かったのか、思ったよりつんのめってしまい、何度か片足でけんけんした後、バターさんの下の辺りに顔を突っ込んだ。 「あ、ふ……いやです、口に入って……」 膝立ちになった佳恋がバターさんの股間(他意のない表現)から頭を抜き、口の端から零れたバター汁を落とさぬようにと手を翳した。 口と目を閉じ、ちょっぴり顎を上げる。 コクンと喉がなり、佳恋は熱い吐息を吐いた。 「もったいないです、ものね」 そう言って手のひらについた汁を舌先で舐めとる。 が、ぴたりとその動きが止まった。 「あ、なんだかこのバター、ところどころに動物の毛がついていませんか?」 「すまない同志水無瀬。私の毛だ。それは責任をとって自ら舐めとる!」 「ちょ、ちょっと待ってください! 確かに捨てるにもったいないですけどそこまでしなくても!」 「ほう、キマシ?」 それまでずっと下段小足していたつぶつぶおれんじさんが目を光らせて振り向いた。 同じく振り向くイド。 「ご安心ください。敵の柔軟性を奪う目的で冷水をいれた水鉄砲を用意してあります。これを浴びせかけることで身体の冷却と洗浄を同時に行なうことができるでしょう」 手押しポンプ式の竹製水鉄砲を持ったイドが、佳恋に向かってばしゃばしゃと水をぶっかけた。 ぶっかけた。 二度言いたかったので言った。 大量の水を浴びてうっすらと透け始めるワイシャツ。そこへ馬乗りになるベルカ。そっとビニールマットを差し出すキンバレイ。まだ下段小足してるつぶつぶかじつさん。手持ちぶさたでバターを(バターナイフでおでこに)塗りつけられて『やめてください』をエンドレスコールするイド。 そんな彼女らを完全に無視してバター料理に舌鼓をうつアーサー、コヨーテおよび湊きゅん。あと見切れてる五月。 もうこれ何の依頼だっけと一同が思い始めたその時……! 「俺は! マーガリンの誇りに賭けて戦う!」 マーガリンの王様ことラーマを手に瞳を光らせる正太郎。 今再び依頼の路線が戻ったのである。 「マーガリンはバターの偽物じゃねえ! オレが、オレたちがマーガリンだ! てめぇを倒して本物になってみせる!」 『ククク、乳製品ですらない貴様に何ができる?』 「何がだって? 今見せてやるぜ、唸れ俺のコーン油、ほとばしれ紅花油あああああああ!」 正太郎の拳がバターの角を吹き飛ばす。 だがカウンターに繰り出されたバターの拳が正太郎を吹き飛ばした。 屋上の柵に背中から叩き付けられる正太郎。 彼は口元を流れるバターを拳でぬぐった。 「……やるじゃねえか。見えるぜ北海道の大地がよ。やっぱ、超えるべき壁はデカくなきゃよ……デカいから、俺は、俺は……!」 手の中でマーガリンが香ばしさを放ち、熱く燃えるように天へ昇りはじめた。 ばしんと両手を合わせる正太郎。 「唸れ、小倉マーガリン!」 『なに、合わせ技だと!?』 「轟け、メープルマーガリン!」 正太郎の拳がバターの腹を貫く。 そして。 『こ……こっぺぱぱあああああああああん!』 Eバターは爆発四散した。 後日談とかそういうのはない。 「ただ、オマエに認めて欲しかったのかも名。うまかったぜ……バター」 自らの拳を見下ろして苦笑する正太郎。 「濃厚なバターをたっぷり練り込んだクッキー、ホワイトソース、焼きもろこしにメープルシロップとのコンビネーション。更にバターライスとオムレツの組み合わせ。バターは素材の風味を引き立てる最高の材料なんだ」 屋上にめっちゃ広げた料理の数々を前に頷くアーサー。 「オレのお勧めは揚げバターだぜ。まるとご上げて砂糖とハチミツでいただくアメリカンな食いモンよ。まあオレ甘いのだめだからオッサン、食えよ」 「えっじぶんは油ものとりすぎると頭髪がもががががが」 揚げたバターをおっさんの口に無理矢理ねじ込むコヨーテ。 『人のために生まれたものを人が迫害するなんてひどいと思いませんか。そうマーガリンです。マーガリンを食すのです。マーガリンを――』 思い出したようにマーガリンの精になるイド。 それまでサービスシーン(ピンナップ化によって世界平和が訪れる可能性のあるもの)をひたすら垂れ流していた女性陣もまた、そろそろ終わる空気なのかなと集まってきた。 こっくりと頷く湊。 「さ、みんな! おっさんの未来を願って胴上げしてやろうぜ!」 「なぜそんな流れに?」 「気にするな、相談でそういう流れになったんだよ!」 「それワーッショーイ!」 ビルの屋上でぐーっと持ち上げられるおっさん。 大きくなびくバーコードへアー。 バターで滑る手。 斜め方向に飛ぶおっさん。 「「……あ」」 「ああああああああああああああああああああああああああああああああ!!」 その後、おっさんはひたすらマーガリンを推してくるうざいライン工として若干有名になったのだった。 |
■シナリオ結果■ | |||
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■あとがき■ | |||
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