●手錠コネクト がちゃり。 第一の犠牲者ふたりは、お互いを繋ぐ手錠を茫然と見つめる他なかった。 ここは作戦指令本部、第三会議室。 フォーチュナー『悪狐』九品寺 佐幽 (nBNE000247)の依頼で貴方たちは召集されている。 で、いきなり手錠をガッチリ。 「それは破界器『やっぱりお前と離れたくない』略して『やおい』です」 みな回れ右。ガシャン! そして毎度のごとくシャッターが閉じる。 女狐は涼しい顔して「おかえりなさい」と歓迎する。 「今回の依頼は、この破界器の無力化です。個数は計四つ、ちょうど八名分あります」 そう述べると、流れるように自然な仕草で第二の犠牲者たちに手錠を掛ける。 「異性、同性を問わず、このように手錠は“二名”の手首を拘束することで、両者はお互いに離れることができなくなります。とてつもなく頑丈で、不正な破壊や開錠は通じません。24時間が経過すれば手錠は効力を失い、ただの道具に戻ります。それまでがんばってください。 ――質問は?」 さらりと告げる佐幽だが、それはつまり、とてつもなく問題アリなシチュエーションではないか。 男女ならば、手錠されたまま一日を過ごすことがどれほどトラブルを巻き起こすことか。 男と男、女と女ならば、なおさらに大問題やもしれない。 しかも二組は佐幽の悪魔の罠によって、“意志に反して”不幸にも勝手に組み合わせを決められてしまったではないか。 ほうっておくと残りも勝手にカップリングされかねない! 貴方たちは自ら進んで“どう組み合わせるか”を申し出ることで一難を逃れることになった。 「ああ、言い忘れてました」 びくっ。 思わせぶりな佐幽の一言に、場が凍りつく。 「その手錠、時どき勝手にどこそこ皆さんを連れまわすので、どうぞデートを楽しんでください」 所詮は他人ごとです、とばかりに女狐はさらりと告げた。 ●破界器 佐幽曰く、手錠ごとに“なんとなく”行きそうな場所(全て三高平)が決まっているらしい。 手錠は四つ、四種類それぞれ意匠や能力が異なり、傾向も異なるらしい。 なお、どれが佐幽に強制的に繋がれたのかは不確定。 ※「強制」か「自主」かは、動機づけのバリエーション用。 相談で決定すべき要素は『二人の組み合わせ』×『手錠の色』×『強制or自主』の3点。 決めきれない人、またランダムを希望する人については佐幽の独断によって決めます。 また動機づけについては「強制」4組や「自主」4組でもOKです OPとの矛盾いん細! ・赤い手錠『貴方といっしょにエターナル』略して『貴ナル』 ・青い手錠『やっぱりお前と離れたくない』略して『やおい』 ・白い手錠『死んでも貴様を逮捕してやる』略して『死タイ』 ・黒い手錠『オレサマオマエマルカジリ』 略して『オマル』 個別データ ・赤い手錠『貴方といっしょにエターナル』略して『貴ナル』 依頼に乗じてラブラブしたい人向け。組み合わせ次第では地獄を見る。 元がいやーんな用途の手錠につき、いやーんな場所に連れていかれるかも? ・青い手錠『やっぱりお前と離れたくない』略して『やおい』 他意は無い。きっと他意はない。赤い手錠と同じくアレな用途に用いられていた。 なぜか男子トイレや男子更衣室などに連れていかれる。女子が繋がれても強制連行。 ・白い手錠『死んでも貴様を逮捕してやる』略して『死タイ』 フィクサード犯罪者を追っていて死亡した刑事の怨念、無念が篭っている。 なにか事件の予感? 何も無いかも? なぜか菓子パンやかつ丼が食べたくなる。 ・黒い手錠『オレサマオマエマルカジリ』 略して『オマル』 アザーバイドを飼い繋いでいた手錠。動物用だが、ぴったりハマる。行き先は不明。 種族を問わず、一時的に動物化する。細かい効果(知能、容姿など)は個人次第。 |
■シナリオの詳細■ | ||||
■ストーリーテラー:カモメのジョナサン | ||||
■難易度:EASY | ■ ノーマルシナリオ 通常タイプ | |||
■参加人数制限: 8人 | ■サポーター参加人数制限: 0人 |
■シナリオ終了日時 2013年04月26日(金)22:53 |
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■メイン参加者 8人■ | |||||
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■シナリオ結果■ | |||
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■あとがき■ | |||
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