●祇園精舎の遊郭 客の男は布団に入ってから花魁がやってくるのを待っていた。 部屋の中は薄暗くてよく見えない。行燈の灯がわずかに畳と床の間を照らしている。 鏡の向こうで花魁が化粧直しをしているのが見えた。 あいにく背中だけで顔は見えない。 花魁は艶やかな着物と金色の簪をひとつひとつ外していく。断続的に聞こえてくる衣擦れの音が男の期待感を徐々に高まらせていく。 祇園の花街に来るのはこれが初めてだった。 何でも大層美しい花魁がいるという評判を聞きつけた。 何人もの男が彼女の虜になって身を滅ぼしたという。そこまでの女とはいったいどういうものか。男は大手の会社社長だった。若い時にはこれでも派手に遊んだものである。 だが、四十を過ぎて本物の女に会う機会はめっきり少なくなった。 河原町辺りのキャバクラやホステスではもう満足できなくなっていた。 友人に連れられてやってきた遊郭。古い伝統のある花街に男はすっかり魅了された。 花魁は評判通り美しかった。白塗りの化粧に赤い口紅。だが、灯の加減で顔のほとんどが陰に隠れてよく見えない。それでも想像できる瓜実顔は大変美しそうだ。 茶道や、和歌、箏、三味線や囲碁など、どれも一級品で見事だった。 こんなに上品で知性のある女性は現代には他にはいない。 男はそう思っていた。 「用意できました」 サラサラと着物の袖を畳に引きずって寄ってくる。あまりのしなやかさに男はつい興奮して我慢できなくなった。 花魁の身体を無理やり引き寄せようとしたときだった。 「うわああああああ――」 花魁の首がにゅるにゅると天井に向かって伸びて行く。 ろくろ首だった。 「た、たすけてくれええ!」 男が叫んだときにはすでに遅かった。 「逃がしはしまへんでえ」 男の身体は瞬く間に女の長い首に巻きつかれた。すぐに身体をきつく締めつけられる。 次第に苦しくなってついに失禁してしまった。 「これであんたはうちのものやでえ。永遠にうちの玩具やでえ」 男はろくろ首に唇を奪われると、昏倒してそれっきり動かなくなった。 ●首を長くして 「最近、京都の祇園の遊郭にろくろ首の花魁が出る。彼女は客の男をその長く伸びる首で絞め殺す。心底惚れた男がいたらしく心中しようとしたが、駆け落ち寸前で男の方が逃げてしまった。彼女は首を長くして来ない男をずっと待っていた。まあ、こういうのは昔から怪談とかでよくある話だよな。それで花魁は悲しみのあまり、身を加茂川に投げて自殺したんだが、未練だけがこの世に残ってしまったようだ。誰も使われていない部屋に現れて、その似た男を探している」 『駆ける黒猫』将門伸暁(nBNE000006)が、ブリーフィングルームに集まったリベリスタたちを前にして言った。 話を聞いていたリベリスタたちも祇園で起きた女の怨念の怖さに身を凍らせた。万が一自分がその身になったと考えると恐ろしいものがある。 「花魁は、夜になるとひと通りの多い花街に現れてターゲットになる男を探す。ちなみにろくろ首の花魁は赤い蛇の目傘を持っている。顔と首を見せないように白い襟巻で隠しているのですぐ奴だと分かるだろう」 だが、そこでは人が多いため、戦闘の際はやはり遊郭の彼女の部屋にそのまま客としてつれられていくのが一番いいという。ただ、遊郭は狭いからくれぐれも戦闘のさいには注意しなければならない。下手に騒いだりすると他の遊女や客にも被害がおよぶほか、遊郭自体が古いため攻撃が外れると建物が潰れる恐れがある。 また、花魁は警戒心が強いため、途中でちょっとでも怪しまれるとすぐに逃げて消えてしまうという。事前の丁寧な作戦が要求される。 「花魁の部屋には付喪神がいて花魁に使役されて戦う。そいつらも決して弱くはないから十分注意して倒してきてくれ。あ、それと最後に言い忘れてたが、その花魁はかなりの面食いらしい。駆け落ちしようとしたその男も優顔のイケメンだった。ほんとうならこの俺が行くべきところだが……代わりにお前たちが行ってきてくれ。顔に自信のある我こそはというやつ、とくによろしく頼むぜ」 |
■シナリオの詳細■ | ||||
■ストーリーテラー:凸一 | ||||
■難易度:NORMAL | ■ ノーマルシナリオ 通常タイプ | |||
■参加人数制限: 8人 | ■サポーター参加人数制限: 0人 |
■シナリオ終了日時 2013年04月04日(木)22:55 |
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■メイン参加者 8人■ | |||||
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●身を花と散らす 祇園の花街には今宵も大勢の人が歩いていた。客引きをする遊女や酔っぱらって同僚に肩を持たれているサラリーマン。まだ夜は始まったばかりであるが、すでに花街独特の活気を見せている。そんな享楽に楽しむ人たちに紛れるようにリベリスタの一行が、花魁が現れるのを密かに待っていた。特に女子陣は花街にあった艶やかな着物姿である。 「遊郭……って何するところなんだろうね? すごく綺麗な女の人がいっぱいいるよねっ。なんだか、へんな雰囲気の場所だねー?」 『アメジスト・ワーク』エフェメラ・ノイン(BNE004345)が物珍しい光景を目にして無邪気に問いかけた。初めて訪れる場所にいつも以上に興奮している。 「大人の遊び場っていうやつね。イメージできないけど、お母さんとかもこういうところ来るのかなぁ? 大人はこういう場所に子供がいると怒るから見つからないようにしなきゃ」 エフェメラよりさらに年若い『◆』×『★』ヘーベル・バックハウス(BNE004424)の返答にリベリスタたちは一瞬、ビクっとなる。まだ子供のはずなのにどこでその知識を手に入れたのだろうか。この子はあなどれないと誰もが思う。 「祇園の花街、俺には縁も何も無い土地だが。まさかアークの仕事で来る羽目になるとはな。しかも客として紛れ込めと来た、まあ不本意ではあるが引き受けるとしよう。エリューションを倒せるなら使えるモノは何だろうと使うさ」 やれやれ、といった感じで『アウィスラパクス』天城・櫻霞(BNE000469)が溜め息をついた。これからの作戦を考えるとなかなか荷が重い気持ちだった。 「今回のお仕事は本当によくある話です。何が問題かと言えば……駆け落ちという約束をしたのに土壇場で逃げ出す意気地無しを好いてしまった事と、彼女に殿方を見る目が無かった事かしら」 『フリアエ』二階堂 櫻子(BNE000438)はそう言いながら、微笑む。側にいる櫻霞を見上げて彼にだけ分かるよう意味ありげに。 「女衒と客の恋の果ての足抜けというのは古典ですね。不実な男に裏切られたというのは、悲しい事ですが、巻き込まれるのは無関係な人間。哀れとは思いますが、此処でその身を花と散らす方が、誰にとっても幸せでしょう」 『祈りに応じるもの』アラストール・ロード・ナイトオブライエン(BNE000024)は見事に男装が決まっていた。黒を基調とした和服姿である。背丈はないが、生まれ持った凛とした美しさに、側にいた『重金属姫』雲野 杏(BNE000582)が、「アラストール君、すごく似合ってるわあ~」と、エフェメラとは別の意味で興奮していた。 「オレも一応着て見たんだけど……」 『金雀枝』ヘンリエッタ・マリア(BNE004330)は、アラストールとは反対にスーツ姿だった。もともと男に憧れていたため、その男装姿は様になっていた。普段から男物を着こなしているヘンリエッタにとって男装はお手のものである。 「あの子は本当に男性を愛していたんだね。彼女の男性に対する想いは私にはまだ分からないけれど、それでも誰かを傷つける理由にはならないよね? だから止めるよ、全力で」 最後に『月奏』ルナ・グランツ(BNE004339)がまとめて言った。今回は事前準備や侵入に特に気を使う作戦だ。花魁に怪しまれたら元も子もない。ルナはお姉ちゃんの立場から特に普段仲良しのフェリエの子たちに気を引き締めるよう促した。 赤い蛇の目傘に首元と顔を隠した花魁がほどなくして現れる。いち早くそれを発見した櫻霞がステルスとダブルキャストを使用して花魁に近づいていった。 ●いわくつきの部屋 「そこのお兄さん、ちょっとうちで遊んでいけへん? 珍しいええもんがあるさかいにちょっと見て行きんさいな」 花魁が櫻霞に向かって声をかけた。どうやら櫻霞は花魁の好みに見事ハマったらしかった。一目見て尋常ならぬ食いつきをみせる。 「……今晩は、俺に何か用でしょうか?」 優男になった櫻霞が朴訥な感じで答える。 「うちとええことせえへんって、言うてん」 「冴えない物書きですよ、京都にはつい先日着いたばかりでして。良ければ貴方の話も聞かせて頂けませんか? 場所は、貴方のお好きなように」 櫻霞の言葉に花魁がにんまりと嗤った。 「ほな、うちが部屋に案内したげるからついてき」 そう言うと足早に櫻霞を連れて歩き出す。先ほどとは打って変わって辺りを警戒するように顔をきょろきょろさせ始めた。おそらく怪しい者がいないか、辺りを伺っているのだろう。言葉とは裏腹に櫻霞を完全に信用したわけではなかった。 だが、このときすでに櫻子が影潜みを使用して櫻霞の影に潜り込んでいた。花魁はそんな足元の櫻子には気が付かず、キョロキョロ目を忙しなく動かしている。 気づかれないように、気配遮断をしたヘンリエッタがそこから少し離れたところから二人を慎重に追っていた。今のところ気づかれていないが、花魁の警戒レベルを考えると油断してはならないと気を引き締める。 ヘンリエッタからさらに離れたところに、超幻影を使用したへーベルとルナとエフェメラが続いていた。見失わないようヘンリエッタと連絡を取りながら進む。 ほどなくして花魁と櫻霞が一緒にある遊郭に入って行った。しばらく時間おいて裏口を探したヘンリエッタが入ろうとする。 「そこのおまえ、みかけない顔だな。新顔か?」 番頭に見咎められたヘンリエッタは内心汗を掻いた。しかし、咄嗟に機転を利かして堂々と立ち振舞う。 「厠を借りて戻るところだ。それより聞いたぞ。いわつくつきの部屋があるようだな。そんな怪談話がやはりこの古い遊郭にもあるとは」 「おや、旦那も聞いたんですかい。まあ最近の話なんだが……」 番頭はすっかりヘンリエッタを馴染みの客だと信用した。なかなか話が終わらずやきもきしたがそれでも件の部屋を教えてもらうことに成功する。 一方、アラストールと杏も入り口であやうく見咎められそうになった。 「いやあん、アラートール君、はやくいいことしましょ?」 「す、すみません、こういう所は、その、初めてで」 まだ田舎から出てきたばかりの素人を装ったアラストールに、これでもかと杏はその小さな体をさするように密着させる。 「ちょっと、あんたたち、こっちみてばかりいないで仕事しなさいよ」 杏のあまりに堂々とした振舞いにてっきりここの遊女だと思った番頭たちが二人を中に通してしまった。まんまと侵入に成功する。 へーベルたちもようやく遊郭に辿りつく。先ほどからヘンリエッタからの連絡が途切れてしまっている。もしかしたら誰かに捕まってやり過ごしているのかもしれなかった。とりあえず細心の注意を払って、できるだけ人がいない隙を狙って裏口から侵入した。 ●花魁の玩具 「なるほど、だからその人に似た男の人を探しているのですね」 「ええ、そやけど、なかなかみつかりはしまへん。だから今宵はお兄さんがうちをなぐさめてくださいまし」 部屋に通された櫻霞は身の上話を花魁から延々と聞かされた。もうそろそろ味方が到着してもいいはずだった。 だが、味方の到着が遅れていた、おそらく部屋の外で待機している櫻子も心配して場所を教えに仲間を呼びに行ったに違いない。 花魁はするすると櫻霞に寄ってきた。着物をはだけさせている。近づいてきた花魁はそのまま櫻霞の着物についに手をかけた。 「ほな、さっそく頂くとしましょう」 そのとき、花魁の纏っていた襟巻が落ちた。にゅるにゅると天井に長い首が伸びて行く。 「もうお兄さんはうちのもんやで。逃がしはしまへん」 咄嗟に櫻霞は逃げようとしたが、すんでのところでその長い首に巻きつかれてしまった。 「くうううううっ!」 「この姿を見た者で生きて帰ったものはおれへんで。ふふふふ」 花魁は舌なめずりをして櫻霞をぐるぐる巻きにし始める。圧迫されてもがき苦しむ櫻霞をみてますます花魁は楽しそうに身を捩らせていく。 絶体絶命のピンチだった。このままでは窒息して死んでしまう。 「櫻霞様を傷つける者はたとえ誰であっても容赦しません!」 その時だった。櫻子が決死の目で叫んだ。 障子の戸が一斉に開け放たれて仲間のリベリスタたちが現れた。 「遅くなってごめん。陣地作成にちょっと手間取っちゃった」 杏が息を切らせながらやってきた。慣れないスキルにまだどうやって使用するのか勝手がつかなかったため少し手間取ったという。 「大丈夫? お勤めご苦労様、櫻霞ちゃん。それじゃ、最後の仕上げを始めようか! 悪い子を止めるのはお姉ちゃんの役目。もう誰も貴女の玩具にはさせないよ」 ルナがハイバリアを施して攻撃準備に入った。 すると、花魁の前を立ちはだかるように、付喪神であるキセル、大釜、蛇の目傘、糸たちが周りを取り囲むように配置した。 その途端、キセルが火炎放射してリベリスタたちに襲い掛かる。 「杏さんは、オレが守る!」 ヘンリエッタが杏をブロックして攻撃を受けて立つ。だが、あまりの攻撃の激しさに後退を余儀なくされた。 「ヘンリエッタちゃんをイジメたらお姉ちゃんが許さないから!」 ルナが怒ってバーストブレイクを放つ。キセルは自身よりも強い炎に巻かれて倒された。他にも炎の巻き添えを食らった付喪神たちが慌てて辺りを逃げ惑う。ようやく攻撃が治まったところを今度は蛇の目傘が銃撃してくる。 「櫻霞様を痛めつけた罪は償ってもらいます」 銃撃を避けながら、隙をついて櫻子がアーリースナイプで攻撃する。見事に命中した蛇の目傘はその場に突っ伏した。 三味線の糸が側にいたエフェメラに巻きついてくる。動きを封じられて攻撃が出来ない。一瞬の隙をつかれたエフェメラが助けを呼んだ。 「がんばって、マイヒーロー!」 へーベルが懸命になって糸を剥がそうとする。びくともしないことを悟ると、すぐにピンポイントで他の敵が来ないように威嚇攻撃した。 時間を稼いだ隙にようやくエフェメラが糸の呪縛から逃れられる。 「いたたたっ。でも負けてられないよっ。集中して狙いをつけて撃つっ!」 エフェメラが糸に向かって射撃すると防御力のない糸はたちまち粉砕された。 「今度はそこか!」 アラストールが天井から落ちてくる大釜を先に見つけた。巨大化して猛スピードで迫ってくる敵にリーガルブレードを叩きこむ。 大きな衝撃音を出して大釜は叩き割られてしまった。 「残ったのはあんただけね。覚悟しなさい」 それまで守られていた杏がチェインライトニングで花魁の身体を狙う。逃げることのできなかった花魁はまともにダメージを食らってもがき苦しんだ。 「げほげほおお。ようやく免れたか……。流石にもたんな、力を借りるぞ」 「お怪我はありませんか? 私の力は櫻霞様の物、存分にお使い下さい」 放り出された櫻霞にインスタントチャージを施す。めったに使用することのないスキルだがこの場合だけは特別だ。櫻子の献身的な振舞いにようやく櫻霞も元気を取り戻すことに成功した。 「貴様ら、よくも私の邪魔をしてくれたな。まとめて切り裂いてくれるわ」 本性を現した花魁が刃のついた扇子で辺りを切り裂く。だが、先に攻撃を免れたへーベルが花魁にピンポイント攻撃する。 隙が出来た花魁にさらにエフェメラとヘンリエッタが同時に精密援護射撃を食らわした。 「ぎゃあああああああああ」 花魁が首を捩らせてもがき苦しむ。 「俺はエリューションが大嫌いでね、見つけたからには何であろうと叩き潰す」 櫻霞がガトリングで花魁を容赦なく撃ち抜いた。怒りを込めた弾丸は身体を見事に貫いた。花魁はその場に倒れてついに動かなくなった。 ●厄介な一仕事 古い遊郭は戦闘によって潰れることはなかった。あらかじめ陣地作成などをしておいたおかけで一般人にも被害はでることはなく無事だった。 「マイヒーロー! かっこよかったよ」 へーベルが同じ仲間たちにむかって最大限の賛辞を贈った。彼女なりの愛情表現に他のリベリスタの誰もがほほ笑む。 「それしても、ほんとぉにアラストール君かっこいいわぁ。もう食べちゃいくらいたいよ。いっそのこと、ここでお泊りして行かない?」 杏が冗談とも本気ともつかない言葉でアラストールに迫った。 「もう花魁は倒したのだから演技をする必要はないのでは?」 アラストールが冷静に杏を制して言った。まあ、ほら帰るまでが遠足っていうじゃない、と杏がまだぶつぶつと呟いている。 「それにしても、改めて見るとみんな可愛いわね。なんかカメラでも持ってこればよかったわね。そしたらお姉ちゃん、ばしばし撮ったのに残念」 ルナの言うとおり、エフェメラもへーベルも、それに櫻子や杏も皆それぞれが花街に似合った艶やかな着物姿だった。もしかしたら別の意味で目立っていたかもしれない。そういえばここに来る途中、通りすがりの人がルナたちを振り返って見ていたことに気づいていた。もちろん、櫻霞や男装のヘンリエッタにアラストールもかなり似合っていたと思う。ルナは思い返して微笑ましかった。 「花街はもうこりごりだ、動き難いことこの上ない」 櫻霞は煙草を咥えて一服しながら櫻子を見た。 ずっと首で絞められっぱなしで大したこともできずに終わってしまった。その上大切な人にこれ以上やきもちを焼かれたら身が持たない。 「仕事とは言え、無駄な心配も掛けたくないしな」 誰に言うでもなくそっと呟く。 櫻霞の視線に気がついた櫻子がそっと近づいてきた。 「うー此処は嫌いです~……早くお家に戻りたいですぅぅ~……」 急に櫻子は袖をつかんで甘えてくる。やれやれ、どうやらこれから帰ったらまた厄介な一仕事が待っていそうだ。 櫻霞はそっと櫻子の手を取ると、指をからめて強く握った。 |
■シナリオ結果■ | |||
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■あとがき■ | |||
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